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Oracle Rdb for OpenVMS Oracle RMUリファレンス・マニュアル
リリース7.2
E06177-01
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1.62.4 RMU Show Locksコマンド

ノードにあるOpenVMSロック・データベースの現在の情報を表示します。すべてのアクティブ・データベースについてロック・アクティビティと競合に関する情報を提供します。

形式



説明

クラスタ環境では、RMU Show Locksコマンドは、現在のノードの詳しいロック情報を表示します。認識しているリモート・ロックの情報を表示することもあります。

RMU Show Locksコマンドは、特定のノードにあるすべてのアクティブなデータベースに関するプロセス・ロックの情報を表示します。ロックをリクエストしているプロセスの状態は、owning(所有)、blocking(ブロック)またはwaiting(待機)の3つのいずれかです。プロセスの状態がowing(所有)とみなされるのは、ロック・リクエストが許可されたときです。プロセスの状態がblocking(ブロック)とみなされるのは、ロック・リクエストが許可されているが、そのモードが他の待機ロックと互換性がないときです。プロセスの状態がwaiting(待機)とみなされるのは、プロセスがリクエストしたモードと互換性のないモードのロックが他に許可されて存在するために、ロックの許可が妨げられているときです。

複数のデータベースが開いているシステムでは、出力の容量のため、および特定のロックが参照するデータベースの判別が難しいために、RMU/SHOW LOCKSコマンドの使用が困難な場合があります。RMU/SHOW LOCKSコマンドに、ルート・ファイル指定を付けると、ロックの表示をフィルタ処理して特定のデータベースに限定することができます。場合によっては、RMU/SHOW LOCKSコマンドが表示の前にロックをフィルタ処理できないことがあるので注意してください。データベースのLOCK PARTITIONING IS ENABLED機能を使用するときは、ルート・ファイル指定付きのRMU/SHOW LOCKSコマンドで、領域、ページおよびレコードのロックを指定のデータベースに関連付けることができません。データベース・ロックはこれらのロック・タイプのロック・ツリー・ルートではないためです。

Mode修飾子の値のBlockingとWaitingを、ProcessおよびLock修飾子と組み合せて、次のどのタイプの情報を表示するかを指定します。

修飾子を単独または組合せで使用して、必要な出力を表示します。指定できる修飾子の組合せと生成される出力のタイプは、「表1-16」を参照してください。修飾子を指定しないと、すべてのロックのリストが表示されます。このレポートの情報量は非常に多くなることがあります。このため、出力をSYS$OUTPUTに表示するのではなく、Output修飾子を使用してファイルに出力するように指定します。各出力に含まれる見出しには、その出力の生成に使用された修飾子(指定した場合)が示されます。

表1-16 ロックの修飾子の組合せ
オブジェクト Modeの引数 Optionsの引数 出力
プロセス     指定したプロセスのロック
プロセス Blocking   指定したプロセスをブロックしているプロセス
プロセス Waiting   指定したプロセスを待機しているプロセス
プロセス   All 指定したプロセスのプロセス・ロック
プロセス   Full 指定したプロセスの特別なプロセス・ロック
プロセス Blocking, Waiting   指定したプロセスをブロックしているプロセスと待機しているプロセス
プロセス Blocking Full 指定したプロセスをブロックしている特別なプロセス・ロック
プロセス Waiting Full 指定したプロセスを待機している特別なプロセス・ロック
プロセス Blocking, Waiting Full 指定したプロセスをブロックしている特別なプロセス・ロックと待機している特別なプロセス・ロック
プロセス   All, Full 指定したプロセスのプロセスと特別なプロセス・ロック
ロック     指定したロックのロック
ロック Blocking   指定したロックをブロックしているプロセス
ロック Waiting   指定したロックを待機しているプロセス
ロック   Full 指定したロックの特別なプロセス・ロック
ロック Blocking Full 指定したロックをブロックしている特別なプロセス・ロック
ロック Waiting Full 指定したロックを待機している特別なプロセス・ロック
ロック Blocking, Waiting   指定したロックをブロックしているプロセスと待機しているプロセス
ロック Blocking, Waiting Full 指定したロックをブロックしている特別なプロセス・ロックと待機している特別なプロセス・ロック
  Blocking   ブロックされているロック・リクエスト
  Waiting   待機しているロック・リクエスト
  Blocking, Waiting   ブロックしているロック・リクエストと待機しているロック・リクエスト
プロセス
ロック
    指定したプロセスとロックのロック
プロセス
ロック
Blocking   指定したプロセスとロックをブロックしているプロセス
プロセス
ロック
Waiting   指定したプロセスとロックを待機しているプロセス
プロセス
ロック
Blocking, Waiting   指定したプロセスとロックをブロックしているプロセスと待機しているプロセス
プロセス
ロック
Blocking Full 指定したプロセスとロックをブロックしている特別なプロセス・ロック
プロセス
ロック
Waiting Full 指定したプロセスとロックを待機している特別なプロセス・ロック
プロセス
ロック
  All 指定したプロセスとロックのプロセス・ロック
プロセス
ロック
  Full 指定したプロセスとロックの特別なプロセス・ロック
プロセス
ロック
Blocking Full 指定したプロセスとロックをブロックしている特別なプロセス・ロック
プロセス
ロック
  All, Full 指定したプロセスとロックの、プロセスと特別なプロセス・ロック

表示できるのは、アクセスする権限のあるプロセスのみです。また、特別なデータベース・プロセスの中には、すべてのプロセスを表示するように特に指定しないかぎり表示されないものがあります。レポートの見出しに、出力の生成に使用された修飾子が示されます。


コマンドのパラメータ

root-file-spec

ロックの表示をフィルタ処理するデータベースのルート・ファイル指定。オプションのパラメータです。

コマンドの修飾子

Lock=lock-list

指定した各ロックの情報を表示します。Lock修飾子をMode=Blocking修飾子と組み合せると、指定したロックをブロックしているロックを保持するプロセスの情報が表示されます。Lock修飾子をMode=Waiting修飾子と組み合せると、指定したロックを待機しているロック・リクエストを保持するプロセスの情報が表示されます。

1つ以上のロックを指定できます。複数のロックを指定する場合は、カンマで区切ってカッコで囲む必要があります。ロック識別子は8桁の16進数です。これは、RMU Show Locksコマンドを発行するノードに対してローカルであることが必要です。プロセスが待機しているロック識別子を確認するには、次のいずれかを実行します。

Mode=(mode-list)

表示するロック・モードを指定します。mode-listに複数のオプションを指定する場合は、オプションをカンマで区切り、mode-listをカッコで囲む必要があります。次のロック・モード・オプションを指定できます。

Options=(option-list)

出力に含める情報のタイプと詳細レベルを指定します。Options修飾子を指定しないと、デフォルトの出力が表示されます。Options修飾子に複数のタイプの出力を指定する場合は、オプションをカンマで区切り、オプション・リストをカッコで囲む必要があります。次のオプションを指定できます。

Output[=file-name]

出力の送信先ファイル名を指定します。デフォルトはSYS$OUTPUTです。ファイル名のみを指定した場合、デフォルトの出力ファイル拡張子は.lisになります。

Process=process-list

単独で使用すると、指定したプロセスで保持またはリクエストされる各ロックの情報を表示します。Process修飾子をMode=Blocking修飾子と組み合せると、指定した待機プロセスによってリクエストされたロックをブロックするロックを保持しているプロセスの情報が表示されます。

注意

Process修飾子を指定したときにOptions修飾子の値を指定しないと、プロセスのすべてのロック(owning、blockingおよびwaiting)が表示されます。

1つ以上のプロセスを指定できます。複数のプロセスを指定する場合は、カンマで区切ってカッコで囲む必要があります。プロセス識別子は8桁の16進数です。これは、RMU Show Locksコマンドを発行するノードに対してローカルであることが必要です。プロセスIDには8文字すべてを指定する必要があります。プロセスIDのノード識別子部分を除外することはできません。詳細を確認するには、Options=All修飾子を使用して、プロセスのロックを使用するすべてのユーザーを表示します。

Resource_type=resource-type-list

指定したリース・タイプ別に保持またはリクエストされる各ロックの情報を表示します。特定のリソース・タイプのみが表示されます。たとえば、PAGEまたはRECORDロック・タイプのみを選択できます。

1つ以上のリソース・タイプを指定できます。複数のタイプを指定する場合は、カンマで区切ってカッコで囲む必要があります。

Resource_type修飾子には次のキーワードを指定できます。

表1-17 RESOURCE_TYPEのキーワード
内部ロック・タイプ名 キーワード
ACCESS ACCESS
ACTIVE ACTIVE
AIJDB AIJDB
AIJFB AIJFB
AIJHWM AIJHWM、AIJ_HIGH_WATER_MARK
AIJLOGMSG AIJ_LOG_MESSAGE
AIJLOGSHIP AIJ_LOG_SHIPPING
AIJOPEN AIJ_OPEN
AIJSWITCH AIJ_SWITCH
AIJ AIJ
AIPQHD AIP
ALS ALS_ACTIVATION
BCKAIJ AIJ_BACKUP、BCKAIJ
BCKAIJ_SPD AIJ_BACKUP_SUSPEND
BUGCHK BUGCHECK
CHAN CHAN、FILE_CHANNEL
CLIENT CLIENT
CLOSE CLOSE
CLTSEQ CLTSEQ
CPT CORRUPT_PAGE_TABLE、CPT
DASHBOARD DASHBOARD_NOTIFY
DBK_SCOPE DBKEY_SCOPE
DBR DBR_SERIALIZATION
DB DATABASE
FIB FAST_INCREMENTAL_BACKUP、FIB
FILID FILID
FRZ FREEZE
GBL_CKPT GLOBAL_CHECKPOINT
GBPT_SLOT GLOBAL_BPT_SLOT
KROOT KROOT
LAREA LAREA、LOGICAL_AREA
LOGFIL LOGFIL
MEMBIT MEMBIT
MONID MONID、MONITOR_ID
MONITOR MONITOR
NOWAIT NOWAIT
PLN DBKEY、RECORD、PLN
PNO PAGE、PNO
QUIET QUIET
RCACHE RCACHE
RCSREQUEST RCS_REQUEST
RCSWAITRQST RCS_WAIT_REQUEST
REL_AREAS RELEASE_AREAS
REL_GRIC_REQST RELEASE_GRIC_REQUEST
RMUCLIENT RMU_CLIENT
ROOT_AREA DUMMY_ROOT_AREA
RO_L1 L1_SNAP_TRUNCATION
RTUPB RTUPB
RUJBLK RUJBLK
RW_L2 L2_SNAP_TRUNCATION
SAC SNAP_AREA_CURSOR
SEQBLK SEQBLK
STAREA STORAGE_AREA、PAREA
STATRQST STATISTICS_REQUEST
TRM TERMINATION
TSNBLK TSNBLK
UTILITY UTILITY

RESOURCE_TYPE修飾子は、MODE、LIMIT、LOCKおよびPROCESS修飾子と互換性がありません。


使用上の注意


ロック・モードのヒント
NL---Nullロック
CR---同時読取り
CW---同時書込み
PR---保護読取り
PW---保護書込み
EX---排他ロック
○---互換性あり
×---互換性なし

  • requestedとgrantedのロック・モードが異なる場合、現在、リクエストされたロックは待機キューまたは変換キューでブロックされます。モードが同じ場合はロックが許可されています。

  • OpenVMS分散ロック・マネージャは、requestedロック・モードを常に更新するとはかぎりません。つまり、矛盾した情報がRMU Show Locksユーティリティによって表示される可能性があります。

  • requestedロック・モードが更新されるのは次の状況のみです。

  • 次のRMU Show Locks出力について説明します。


    
    ---------------------------------------------------------------------
    Resource Name: page 533
    Granted Lock Count: 1,  Parent Lock ID: 01000B6C,   Lock Access Mode:
    Executive,
    Resource Type:
          Global,  Lock Value Block: 03000000 00000000 00000000 00000002
    
      -Master Node Info-  --Lock Mode Information--     -Remote Node Info-
    ProcessID Lock ID  SystemID Requested Granted Queue  Lock ID SystemID
    2040021E  0400136A  00010002  EX      CR      GRANT  0400136A 00010002
    ------------------------------------------------------------------------
    


    この例について、ロック・モードがどうしてこのような組合せになったかを説明するのは通常は困難です。CR(同時読取り)モードがConversion(変換)キューではなくGrant(許可)キューにあることに注意してください。
    このシステムに1つのノードしかないことを認識するには、オペレーティング環境の知識が必要です。2つのロック・リクエストが実際には見た目と反対の順序で行われて、この出力を生成したことがわかります。
    最初のロック・リクエストはEX(排他)であり、すぐに許可されています。このため、RequestedモードとGrantedモードは4番目の状況に従って更新されました。次に、ロックがEXからCRモードに降格され、これもすぐに許可されました。ただし、Requestedフィールドは、前述の4つのルールがどれも当てはまらないため更新されません。このため、Requestedモードは、CRロック・リクエストを反映するように更新されていません。

  • コマンド出力のその他のフィールド定義を次に示します。


    例1

    次の例は、Process=44A047C9修飾子を付けたRMU Show Locksコマンドによって生成された出力の一部を示します。実際のレポートは、プロセスID 44A047C9によって保持されているすべてのロックが表示されるため、長さが数ページに及びます。レポートのテキストによって、ロックが保持されているリソース、ID情報およびロック・ステータス(RequestedまたはGranted)が表示されます。


    $ RMU/SHOW LOCKS/PROCESS=44A047C9
    


    ============================================================================
    SHOW LOCKS/PROCESS Information
    ============================================================================
       .
       .
       .
    ----------------------------------------------------------------------------
    Resource: page 352
    
              ProcessID Process Name        Lock ID   System ID Requested Granted
              --------- ---------------     --------- --------- --------- -------
    Owner:    44A047C9  USER1..........     7CC80BC8  00020025  PR        PR
    
    -----------------------------------------------------------------------------
    Resource: cluster membership
    
              ProcessID Process Name        Lock ID   System ID Requested Granted
              --------- ---------------     --------- --------- --------- -------
    Owner:    44A047C9  USER1..........     16180C1A  00020025  PR        PR
    
       .
       .
       .
    -----------------------------------------------------------------------------
    Resource: logical area 39
    
              ProcessID Process Name        Lock ID   System ID Requested Granted
              --------- ---------------     --------- --------- --------- -------
    Owner:    44A047C9  USER1..........     45983EC0  00020025  EX        EX
    
       .
       .
       .
    -----------------------------------------------------------------------------
    Resource: logical area 33
    
              ProcessID Process Name        Lock ID   System ID Requested Granted
              --------- ---------------     --------- --------- --------- -------
    Owner:    44A047C9  USER1..........     0480973C  00020025  CR        NL
    -----------------------------------------------------------------------------
    Resource: logical area 53
    
              ProcessID Process Name        Lock ID   System ID Requested Granted
              --------- ---------------     --------- --------- --------- -------
    Owner:    44A047C9  USER1..........     56009774  00020025  EX        EX
    
       .
       .
       .
    

    例2

    次の例は、Process=44A047C9およびMode=Waiting修飾子を付けたRMU Show Locksコマンドによって生成された出力を示します。このレポートは、指定したプロセス(44A047C9)が論理領域39に対して保持する排他(EX)ロックのリリースをプロセスID 44A045D1が待機していることを示します。


    $ RMU/SHOW LOCKS/PROCESS=44A047C9/MODE=WAITING
    =============================================================================
    SHOW LOCKS/PROCESS/WAITING Information
    =============================================================================
    
    -----------------------------------------------------------------------------
    Resource: logical area 39
    
              ProcessID Process Name        Lock ID   System ID Requested Granted
              --------- ---------------     --------- --------- --------- -------
    Blocker:  44A047C9  USER1..........     45983EC0  00020025  EX        EX
    Waiting:  44A045D1  _RTA11:........     3B5467DA  00020025  CR        NL
    

    このコマンドで待機プロセスが識別されます。待機プロセスであるプロセスのIDを指定すると、Oracle RMUによって次のメッセージが返されます。


    no locks on this node with the specified qualifiers.
    

    例3

    次の例は、Process=44A045D1およびMode=Blocking修飾子を付けたRMU Show Locksコマンドによって生成された出力を示します。このレポートは、プロセスID 44A047C9が、排他(EX)ロックを論理領域39に対して保持しており、指定したプロセス(44A045D1)をブロックしていることを示します。


    $ RMU/SHOW LOCKS/PROCESS=44A045D1/MODE=BLOCKING
    =============================================================================
    SHOW LOCKS/BLOCKING Information
    =============================================================================
    
    -----------------------------------------------------------------------------
    Resource: logical area 39
    
              ProcessID Process Name        Lock ID   System ID Requested Granted
              --------- ---------------     --------- --------- --------- -------
    Waiting:  44A045D1  _RTA11:........     3B5467DA  00020025  CR        NL
    Blocker:  44A047C9  USER1..........     45983EC0  00020025  EX        EX
    

    このコマンドではブロック・プロセスが識別されます。ブロック・プロセスであるプロセスのIDを指定すると、Oracle RMUによって次のメッセージが返されます。


    no locks on this node with the specified qualifiers.
    

    例4

    次の例は、Lock=45983EC0およびMode=Waiting修飾子を付けたRMU Show Locksコマンドによって生成された出力を示します。このレポートは、例2の表示と同じになります。プロセスID 44A047C9は1つのロックしか取得していないためです。プロセスID 44A047C9が複数のロックを保持している場合、例2ではすべてのロックが表示されることになりますが、この例ではロックID 45983EC0のロック情報のみが表示されます。


    $ RMU/SHOW LOCKS/LOCK=45983EC0/MODE=WAITING MF_PERSONNEL
    =============================================================================
    SHOW LOCKS/LOCK/WAITING Information
    =============================================================================
    
    -----------------------------------------------------------------------------
    Resource: logical area 39
    
              ProcessID Process Name        Lock ID   System ID Requested Granted
              --------- ---------------     --------- --------- --------- -------
    Blocker:  44A047C9  USER1..........     45983EC0  00020025            EX
    Waiting:  44A045D1  _RTA11:........     3B5467DA  00020025  CR        NL
    

    例5

    次に、Process=44A047C9およびOptions=All修飾子を付けたRMU Show Locksコマンドによって生成された出力の一部を示します。実際のレポートは、プロセスID 44A047C9が保持するロックがあるすべてのリソースと、他のプロセスが同じリソースに保持するすべてのロックが表示されるため、長さは数ページに及びます。このレポートと例1のレポートを比較してください。


    $ RMU/SHOW LOCKS/PROCESS=44A047C9/OPTIONS=ALL
    =============================================================================
    SHOW LOCKS/PROCESS Information
    =============================================================================
       .
       .
       .
    -----------------------------------------------------------------------------
    Resource: page 352
    
              ProcessID Process Name        Lock ID   System ID Requested Granted
              --------- ---------------     --------- --------- --------- -------
    Owner:    44A047C9  USER1..........     7CC80BC8  00020025  PR        PR
    Owner:    44A045D1  _RTA11:........     134C0979  00020025  PR        CR
    
    -----------------------------------------------------------------------------
    Resource: cluster membership
    
              ProcessID Process Name        Lock ID   System ID Requested Granted
              --------- ---------------     --------- --------- --------- -------
    Owner:    44A047C9  USER1..........     16180C1A  00020025  PR        PR
    Owner:    44A045D1  _RTA11:........     333C95ED  00020025  PR        PR
    
       .
       .
       .
    -----------------------------------------------------------------------------
    Resource: logical area 39
    
              ProcessID Process Name        Lock ID   System ID Requested Granted
              --------- ---------------     --------- --------- --------- -------
    Owner:    44A047C9  USER1..........     45983EC0  00020025  EX        EX
    Waiting:  44A045D1  _RTA11:........     3B5467DA  00020025  CR        NL
    
       .
       .
       .
    -----------------------------------------------------------------------------
    Resource: logical area 33
    
              ProcessID Process Name        Lock ID   System ID Requested Granted
              --------- ---------------     --------- --------- --------- -------
    Owner:    44A047C9  USER1..........     0480973C  00020025  CR        NL
    Owner:    44A045D1  _RTA11:........     31900BAE  00020025  CR        CR
    
    -----------------------------------------------------------------------------
    Resource: logical area 53
    
              ProcessID Process Name        Lock ID   System ID Requested Granted
              --------- ---------------     --------- --------- --------- -------
    Owner:    44A047C9  USER1..........     56009774  00020025  EX        EX
    
       .
       .
       .
    

    例6

    次の例は、Mode=(Waiting,Blocking)およびProcess=(44A045D1,44A047C9)修飾子を付けたRMU Show Locksコマンドによって生成された出力を示します。このコマンドでは、例3および4の出力が1つのレポートにまとめられます。


    $ RMU/SHOW LOCKS/MODE=(WAITING,BLOCKING)/PROCESS=(44A045D1,44A047C9)
    =============================================================================
    SHOW LOCKS/PROCESS/BLOCKING Information
    =============================================================================
    
    -----------------------------------------------------------------------------
    Resource: logical area 39
    
              ProcessID Process Name        Lock ID   System ID Requested Granted
              --------- ---------------     --------- --------- --------- -------
    Waiting:  44A045D1  _RTA11:........     3B5467DA  00020025  CR        NL
    Blocker:  44A047C9  USER1..........     45983EC0  00020025  EX        EX
    
    =============================================================================
    SHOW LOCKS/PROCESS/WAITING Information
    =============================================================================
    
    -----------------------------------------------------------------------------
    Resource: logical area 39
    
              ProcessID Process Name        Lock ID   System ID Requested Granted
              --------- ---------------     --------- --------- --------- -------
    Blocker:  44A047C9  USER1..........     45983EC0  00020025  EX        EX
    Waiting:  44A045D1  _RTA11:........     3B5467DA  00020025  CR        NL
    

    例7

    可能な場合には、RMU Show Locksコマンドによって、ページ・ロックの領域番号が書式設定されます。ページ・ロックについて領域ロックが判別できるときは、次のように領域番号が出力に含まれます。


    Resource Name: page 566 (area 1)
    Granted Lock Count: 4, Parent Lock ID: 7E00FAFC, Lock Access Mode: Executive,
    Resource Type: Global, Lock Value Block: 00000000 00000000 00000000 03000000
    
              -Master Node Info- --Lock Mode Information-- -Remote Node Info-
    ProcessID Lock ID   SystemID Requested Granted   Queue Lock ID  SystemID
    2504D32C  6400199C  00010028 CR        PR        GRANT 6400199C 00010028
    2504D32C  58002984  00010028 CR        PR        GRANT 58002984 00010028