用途
lsdaemonコマンドは、ホスト上で実行されているOracle Secure Backupデーモンをリストする場合に使用します。
前提条件
lsdaemonコマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。
構文
lsdaemon::=
lsda•emon [ --long/-l | --short/-s ] [ --all/-a ] [ --noheader/-H ] [ --host/-h hostname[,hostname]... ] [ daemon-id ]...
意味
長い形式でデータがリストされます。このコマンドでは、各デーモンの属性がラベル付きで表示されます(たとえば、Listen port: 43983)。lsdaemonは、デフォルトでは、このデータを表形式で表示します。
デーモンの名前のみがリストされます。
表形式である点を除いて--longと同じデータがリストされます。すなわち、ラベルではなく列ヘッダー付きです。このオプションはデフォルトで有効です。
データが--allの形式でリストされますが、列名が表示されません。
デーモンを実行している指定ホストのデーモンのデータがリストされます。省略した場合は、ローカル・ホストが想定されます。
プロセスID(PID)またはサービス名のいずれかとしてOracle Secure Backupデーモンを指定します。可能なサービス名は、observiced、obscheduled、obrobotdおよびobixdです。省略した場合は、すべてのデーモンが表示されます。
出力
表2-7に、lsdaemonコマンドの出力を示します。
表2-7 lsdaemonの出力
| ラベル | 意味 |
|---|---|
|
Process ID |
デーモンを実行するプロセスを識別する番号。オペレーティング・システムによって割り当てられます。 |
|
Daemon/Service |
デーモンの名前。Oracle Secure Backupによって割り当てられます。 |
|
State |
デーモンの状態。設定は |
|
Listen port |
デーモンまたはサービスが接続をリスニングしているTCPポート。 |
|
Qualifier |
Daemon/Serviceの名前を増補するテキスト文字列。 |
例
例2-52では、すべてのデーモンの名前をリストしています。
例2-53では、長い形式でデーモンをリストしています。
例2-53 長い形式でのデーモンのリスト
ob> lsdaemon --long
Process ID: 9418
Daemon/Service: observiced
State: debug
Listen port: 400
Qualifier: (none)
Process ID: 12652
Daemon/Service: obixd
State: normal
Listen port: 43983
Qualifier: brhost2
Process ID: 9436
Daemon/Service: obscheduled
State: normal
Listen port: 42130
Qualifier: (none)
例2-54では、デフォルトの表形式でデーモン情報をリストしています。