用途
lsssel
コマンドは、Oracleデータベース・バックアップ記憶域セレクタを表示する場合に使用します。
前提条件
lsssel
コマンドを使用するには、管理ドメインの構成の表示(display administrative domain's configuration)権を備えている必要があります。
構文
lsssel::=
lsss•el [ --long/-l | --short/-s ] [ --dbname/-d { * | dbname[,dbname]... } ] [ --dbid/-i { * | dbid[,dbid]... } ] [ --host/-h { * | hostname[,hostname]... } ] [ --content/-c { * | content[,content]... } ] [--copynum/-n { 1 | 2 | 3 | 4 } ] sselname...
意味
すべての記憶域セレクタのすべての属性が表示されます。
選択された記憶域セレクタの名前のみが表示されます。
指定されたデータベース名に適用可能な記憶域セレクタがリストされます。
指定されたデータベースIDに適用可能な記憶域セレクタがリストされます。
指定されたホスト名に適用可能な記憶域セレクタがリストされます。
指定されたコンテンツ・タイプに適用可能な記憶域セレクタがリストされます。contentプレースホルダの詳細は、「content」を参照してください。
指定されたコピー番号に適用可能な記憶域セレクタがリストされます。
表示する記憶域セレクタの名前を1つ以上指定します。このリストは、他の選択基準(存在する場合)によってフィルタ処理されます。
出力
表2-19で、lsssel
コマンドの出力について説明します。
表2-19 lssselの出力
ラベル | 意味 |
---|---|
Content |
記憶域セレクタが適用されるバックアップのコンテンツ・タイプ(「content」を参照) |
Databases |
記憶域セレクタが適用されるデータベースの名前 |
Database ID |
記憶域セレクタが適用されるデータベースのDBID |
Host |
記憶域セレクタが適用されるデータベース・ホスト |
Restrictions |
この記憶域セレクタによって制御されるバックアップの制限先となるデバイスの名前 |
Copy number |
記憶域セレクタが適用されるコピー番号 |
Media family |
この記憶域セレクタ・オブジェクトの制御下でバックアップに使用するメディア・ファミリの名前 |
Resource wait time |
この記憶域セレクタの制御下のバックアップで必要となるリソースが使用可能になるまでの待機時間 |
UUID |
この記憶域セレクタのユニバーサルID |
例
例2-75では、記憶域セレクタを作成し、その情報を表示しています。
例2-75 データベース・バックアップ記憶域セレクタの表示
ob> mkssel --dbid 1557615826 --host brhost2 --content full --family f1 ssel_full ob> lsssel --long ssel_full: Content: full Databases: [all] Database ID: 1557615826 Host: brhost2 Restrictions: [none] Copy number: [any] Media family: f1 Resource wait time: 1 hour UUID: b5774d9e-92d2-1027-bc96-000cf1d9be50