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Oracle Secure Backupリファレンス
リリース10.1
B28441-02
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obtar -z

用途

obtar -zは、バックアップ・イメージのボリューム・ラベルを表示する場合に使用します。また、-zオプションは、obtar -tおよびobtar -gとともに使用してボリューム・ラベルを表示することや、obtar -cとともに使用してボリューム・ラベルを作成することができます。

構文

obtar -z::=

obtar -z [ -f device ] [ -F file-number ]

意味

obtar -zには多くのオプションを指定できます。この項では、使用する可能性が最も高いオプションについて説明します。obtar -zのその他のオプションについては、「obtarのオプション」を参照してください。

-f device

バックアップ・イメージのファイルまたはデバイスの名前を指定します。-fを省略すると、TAPE環境変数に設定されたデバイス(設定されている場合)からデータが読み取られます。

-F file-number

バックアップ・イメージのファイル番号を指定します。このバックアップ・イメージ番号を省略すると、ボリュームの現行位置にあるバックアップ・イメージが読み取られます。

例4-29では、デバイスtape1にロードされたボリューム上にある4番目のバックアップ・イメージのボリューム・ラベルを表示しています。

例4-29 ボリューム・ラベルの表示

# obtar -z -f tape1 -F 4

Volume label:
   Volume ID:          VOL000105
   Volume sequence:    1
   Volume set owner:   jane
   Volume set created: Tue Mar 2 10:13:14 2002
Backup image label:
   File number:        4
   File section:       1
   Owner:              jane
   Client host:        chicago
   Backup level:       0
   S/w compression:    no
   Archive created:    Tue Mar 2 10:13:14 2002

obtar -zを使用すると、バックアップ・イメージが読み取られます。バックアップ・イメージが読み取られると、ボリューム位置は常に、読み取られたばかりのバックアップ・イメージの後ろから次のバックアップ・イメージのラベルの前までの間に設定されます。たとえば、例4-29に示したobtar -zコマンドの後で、例4-30に示すように別のobtar -zコマンドを入力すると、バックアップ・イメージ5(存在する場合)のラベルが表示されます。

例4-30 ボリューム・ラベルの表示

# obtar -zf tape0

Volume label:
   Volume ID:          VOL000003
   Volume sequence:    1
   Volume set owner:   gms
   Volume set created: Wed May 01 14:08:23 2000
Backup image label:
   File number:        5
   File section:       1
   Owner:              gms
   Client host:        campy
   Backup level:       0
   S/w compression:    no
   Archive created:    Wed May 01 14:08:23 2000