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Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド
リリース7.0
E05167-03
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TimesTen Serverデーモンの起動

TimesTen Serverデーモンとは、TimesTenデーモンのサブデーモンのことです。マシンにTimesTen Serverをインストールすると、TimesTen Serverデーモンは、TimesTenデーモンが起動されるたびに自動的に起動され、TimesTenデーモンが停止されるたびに自動的に停止されます。

TimesTen Serverデーモンは、TimesTen Client ODBCドライバとリンクされたアプリケーションからのリクエストを処理します。

デフォルトでは、32ビット・バージョンのTimesTen Serverデーモンは、TCPポート番号17002でリスニングし、64ビット・バージョンは17003でリスニングします。競合を回避するため、またはセキュリティ上の理由から、システム管理者はインストール時にポート番号を変更できます。ポートの範囲は1から65535です。TimesTen Serverデーモンに接続するには、クライアントDSNで、論理サーバー名の定義の一部としてポート番号を指定するか、または接続文字列にポート番号を指定する必要があります。

Windowsの場合、TimesTen ServerデーモンはSYSTEMユーザーとして実行されます。UNIXの場合、TimesTen Serverデーモンはインスタンス管理者(root以外のユーザーでインスタンスをインストールしていないかぎりrootユーザー)として実行されます。

TimesTen Serverデーモンのオプションの変更方法については、このマニュアルの「TimesTen Serverデーモンのオプションの変更」を参照してください。

サーバー情報メッセージ

TimesTen Serverは、接続、切断、様々な警告、エラーおよび情報エントリをログ・ファイルに記録します。

Windowsの場合、これらのアプリケーション・メッセージはイベント・ビューアで表示できます。

UNIXの場合、TimesTen Serverはファイルまたはsyslog機能にメッセージを記録します。

syslogを使用するように指定するには、ttendaemon.optionsファイル内で-userlogまたは-supportlogオプションをsyslogに設定します。syslogで使用される機能は、ttendaemon.optionsファイルに-facilityオプションを設定することによって定義できます。この定義を行わない場合は、-userlogまたは-supportlogオプションに設定されている値が、それぞれユーザー・メッセージまたはサポート・メッセージに使用されるファイルの名前となります。「情報メッセージの変更」を参照してください。

syslog機能を使用すると、1つ以上のファイルにメッセージを記録するなどの様々な方法でメッセージをルーティングできます。メッセージの配置は、/etc/syslog.conf構成ファイルで制御されます。このファイルの構成方法については、syslog.confまたはsyslogdに関するオペレーティング・システムのドキュメントを参照してください。メッセージ・ファイルは、残しておくと非常に大量の領域を使用するようになる場合があります。定期的に削除して、ディスク領域を節約してください。