TimesTen ClientおよびTimesTen Serverの構成
TimesTen ClientおよびTimesTen Serverを構成する前に、「TimesTenデータ・ストアの作成」の「TimesTenのODBCおよびJDBCドライバ」および「データソース名」の項を参照してください。TimesTen ClientおよびTimesTen Serverを使用して、TimesTenアプリケーションをTimesTenデータ・ストアに接続するには、次の手順を実行します。
同一リリースのTimesTen ClientおよびTimesTen Serverの構成方法
TimesTen ClientとTimesTen Serverが同一リリースの場合にTimesTenを構成するには、次の手順を実行します。
- TimesTenデータ・ストアが存在するマシンにTimesTen Serverをインストールします。このマシンは「サーバー・マシン」と呼ばれます。TimesTen Serverのインストール方法については、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』を参照してください。インストール時に、TimesTen Serverが自動的に起動するように設定してください。
- クライアント・アプリケーションが存在するマシンに、TimesTen Clientをインストールします。このマシンは「クライアント・マシン」と呼ばれます。TimesTen Clientのインストール方法については、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseインストレーション・ガイド』を参照してください。
- JDBCの場合は、Javaアプリケーションが稼働して環境変数(CLASSPATHおよびLIBRARY PATH)を設定するクライアント・マシンにJava Development Kit(JDK)をインストールします。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database Java開発者およびリファレンス・ガイド』のJava環境変数の設定に関する説明を参照してください。
- サーバー・マシン上で、TimesTenデータ・ストアに対応するサーバーDSNの作成および構成を行います。詳細は、「サーバーDSNの定義」を参照してください。
- TimesTen Client接続属性を設定します。詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database APIリファレンス・ガイド』のデータ・ストア属性に関する説明を参照してください。
- Cクライアント・アプリケーションの場合は、『Oracle TimesTen In-Memory Database C開発者およびリファレンス・ガイド』のオプションのリンクに関する説明に従ってリンクします。
リリースが異なるTimesTen ClientおよびTimesTen Serverの構成
TimesTen 6.0クライアントからは、すべてのパッチ・レベルの6.0 TimesTen Serverに接続できます。TimesTen 7.0以上のインスタンス用の-insecure-backwards-compat
オプションがttendaemon.options
ファイル内に設定されている場合、TimesTen 6.0クライアントからは特定の条件下でTimesTen 7.0以上のサーバーに、TimesTen 7.0以上のクライアントからは特定の条件下でTimesTen 6.0以上のサーバーに接続できます。
- サーバーがインストールされているマシンにTimesTen Data Managerをインストールする必要があります。
- TimesTen Serverのバージョンと完全に同一のバージョンのサーバー・マシン上でTimesTenデーモンが実行されている必要があります。
- TimesTen Data Managerのバージョンと完全に同一のバージョンのサーバー・マシン上でTimesTenデーモンが実行されている必要があります。
- サーバーDSN内にData Managerのドライバが指定されている必要があります。
- Data Managerのドライバのビット・レベルが、サーバーのビット・レベル(32または64)と同一である必要があります。
- Data Managerのドライバのバージョンが、データ・ストアのバージョンと完全に一致している必要があります。