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Oracle TimesTen In-Memory Database APIリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05170-03
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ttCkptConfig

説明

バックグラウンド・チェックポイント処理の構成を動的に変更したり、構成パラメータの現在アクティブな設定を返します。ttCkptConfigを使用して加えられた変更は、ただちに有効になります。したがって、ckptRateの変更は現在処理中のチェックポイントに影響します。

ttCkptConfigを使用してバックグラウンド・チェックポイント処理に加えられた変更は永続的です。DSNまたは接続文字列でCkptFrequencyおよびCkptLogVolume接続属性が指定されないかぎり、その後のデータ・ストアのロードでは、変更された設定が使用されます(属性の指定があった場合は、その値が使用されます)。

アクセス制御

アクセス制御がTimesTenのインスタンスに対して有効である場合、このプロシージャには、現在の値を問い合せるための権限は必要ありません。現在の値を変更するには、ADMIN権限が必要です。

構文

ttCkptConfig (ckptFrequency, ckptLogVolume, ckptRate)

パラメータ

ttCkptConfigには、次のパラメータがあります。

パラメータ
データ型
説明
ckptFrequency
TT_INTEGER
チェックポイント頻度(秒)。0からMAXINTの値を指定できます。0の値は、チェックポイントのスケジュール時にチェックポイント頻度が考慮されないことを意味します。
ckptLogVolume
TT_INTEGER
チェックポイント間のログ・ボリューム(MB)。0からMAXINTの値を指定できます。0の値は、チェックポイントのスケジュール時にチェックポイント・ログ・ボリュームが考慮されないことを意味します。
ckptRate
TT_INTEGER
チェックポイントをディスクに書き込む速度(MB/秒)を指定します。0(ゼロ)は、速度を制限しないことを意味します。NULLは、速度を変更せずそのままにしておくことを意味します。このパラメータを変更すると、現在実行中のチェックポイント処理にも影響します。

結果セット

ttCkptConfigは次の結果を返します。

データ型
説明
ckptFrequency
TT_INTEGER NOT NULL
チェックポイント頻度の現在アクティブな設定(秒)。
ckptLogVolume
TT_INTEGER NOT NULL
チェックポイント間のログ・ボリュームの現在アクティブな設定(MB)。
ckptRate
TT_INTEGER NOT NULL
チェックポイントがディスクに書き込まれる現在の速度。

バックグラウンド・チェックポイント構成パラメータの現在の設定を表示するには、次のように実行します。

CALL ttCkptConfig;

< 600, 32 >

ログが制限に到達しないかぎり、チェックポイントの開始からバックグラウンド・チェックポイント処理を停止するには、次のように実行します。

CALL ttCkptConfig(0);

< 0, 32 >

チェックポイントの開始からバックグラウンド・チェックポイント処理を停止するには、次のように実行します。

CALL ttCkptConfig(NULL, 0);

< 0, 0 >

600秒ごとにチェックポイントを実行するか、ログが32MBに到達したときにチェックポイントを実行する(先に実行される方)ようにバックグラウンド・チェックポイント構成を設定するには、次のように実行します。

CALL ttCkptConfig(600, 32);

< 600, 32 >

注意

デフォルトで、TimesTenはバックグラウンド・チェックポイントを一定間隔で実行します。

バックアップの実行中にアプリケーションがチェックポイント処理を実行しようとした場合、実行中のバックアップは、チェックポイント処理が終了するまで待機します。チェックポイント処理が、バックグラウンド・チェックポイント、またはアプリケーションで要求されたチェックポイントのどちらの場合でも、次のように処理されます。

バックグラウンド・チェックポイントを無効にするには、CkptFrequency=0およびCkptLogVolume=0を設定します。

関連項目

CkptFrequency
CkptLogVolume
ttCkpt
ttCkptHistory