ディスクへのロギングが有効になっている場合に、非ブロッキング・チェックポイントを実行します。ロギングがオフの場合は、ブロッキング・チェックポイントを実行します。ブロッキング・チェックポイントについては、「ttCkptBlocking」で説明されています。詳細は、「ttCkptBlocking」を参照してください。チェックポイント処理は、データ・ストアの現在の状態をディスクに保存し、ログ・ファイルを削除するために行われます。非ブロッキング・チェックポイントでは、データ・ストアに対するロックは必要ありません。
アプリケーションでは、データ・ストアに対して定期的にチェックポイントを実行する必要があります。それには、バックグラウンド・チェックポイント属性(CkptFrequencyおよびCkptLogVolume)を設定するか、このプロシージャを明示的に呼び出します。
デフォルトで、TimesTenはバックグラウンド・チェックポイントを一定間隔で実行します。
バックアップの実行中にアプリケーションがチェックポイント処理を実行しようとした場合、実行中のバックアップは、チェックポイント処理が終了するまで待機します。チェックポイント処理が、バックグラウンド・チェックポイント、またはアプリケーションで要求されたチェックポイントのどちらの場合でも、次のように処理されます。
バックグラウンド・チェックポイントを無効にするには、CkptFrequency=0およびCkptLogVolume=0を設定します。
このプロシージャは、データ・ストアで実行されている他のどのアプリケーションに対しても、非同期で呼び出すことができます。
データ・ストアに障害が発生したとき、ディスク上のチェックポイントが非ブロッキング・チェックポイントだった場合、TimesTenはログ・ファイルを使用してリカバリを行います。このため、ディスクへのロギングがオフの場合は非ブロッキング・チェックポイントを使用できません。
このプロシージャは非ブロッキングであるため、タイムアウトおよび再試行パラメータは、ディスクへのロギングを行わないアプリケーションでのみ使用されます。この場合、このプロシージャはブロッキング・チェックポイントを実行します。使用方法は、「ttCkptBlocking」を参照してください。
アクセス制御がTimesTenのインスタンスに対して有効である場合、このプロシージャにはADMIN権限が必要です。
ttCkpt (timeout, retries)
ttCkptには、次のオプションのパラメータがあります。
ttCkptは結果を返しません。
CALL ttCkpt();
CALL ttCkpt(1,10);
チェックポイントの詳細は、TimesTenの開発者ガイドのトランザクション管理およびリカバリに関する説明を参照してください。