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ドメイン・ゲートウェイを使用したアプリケーションの例

次の図は、リモート・ドメインに対してサービス (クレジット・カードの認可) を要求する BEA Tuxedo アプリケーションを示します。

高いレベルから見た 2 つのドメイン間での通信


 

アプリケーションは、リモート・ドメインからのサービス要求 (残高の照会など) も受け付けます。ゲートウェイ・プロセスでは、双方向のトランザクション制御を実現でき、ほかのドメインと相互運用できるようローカル・ドメインをコンフィギュレーションするための管理ツールを提供します。BDMCONFIG (マルチ・ドメイン・アプリケーション用のコンフィギュレーション・ファイル) では、エクスポートされたサービス、インポートされたサービス、アドレス指定、および使用されるアクセス制御リストを指定します。次の図では、Domains 環境の例をさらに詳しく示します。

Domains 環境の例


 

この例には、BEA Tuxedo システムの制御下で動作するクレジット・カードの認可センターがあり、認可センターには、bankgw1 (TCP/IP プロトコルを使用) と bankgw2 (OSI TP プロトコルを使用) という 2 つのゲートウェイ・グループがあります。bankgw1 は、2 つの BEA Tuxedo のリモート・ドメイン (ABC 銀行と CBA 銀行) へのアクセスを提供します。bankgw2 は、OSI TP プロトコルを使用して、1 つのリモート・ドメイン (XYZ 銀行) へのアクセスを提供します。

この例では、別のドメインである ABC 銀行が、クレジット・カード認可システムに対するサービス要求を生成しています。サービス要求は、bankgw1 グループ内で動作するゲートウェイによって受信されます。このゲートウェイは、ローカル・サーバが提供するクレジット・カード認可サービスに対し、リモート・ドメインの代わりにサービス要求を発行します。サーバは、要求を処理してから、応答をゲートウェイに送信します。ゲートウェイは、応答を ABC 銀行に転送します。

クレジット・カード認可センターからサービス要求を発行することもできます。たとえば、認可センターは、XYZ 銀行に残高照会を要求できます。これは、ドメインの機能、つまり、ローカル・サーバとして動作するゲートウェイを使用することにより実現できます。このゲートウェイは、ほかのドメインのサービスを、ローカル・サービスとして宣言します。

Domains には、受信した要求を制御する「ローカル・ドメイン」という概念があります。また、ドメインには、アプリケーション用の一般的なアドレス指定のフレームワークが用意されています。ローカル・ドメインは、アプリケーションの一部すなわちローカル・サービスの部分集合を、リモート・ドメインで使用できるようにします。各ローカル・ドメインは、常に 1 つのゲートウェイ・サーバ・グループによって表現されます。

 

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