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Domains のトランザクション・タイムアウトとブロッキング・タイムアウトを定義する

BEA Tuxedo システムには、トランザクション・タイムアウトとブロッキング・タイムアウトという 2 種類のタイムアウト・メカニズムが組み込まれています。トランザクション・タイムアウトは、サービス要求を処理するトランザクションの期間を定義するために使用します。このタイムアウト値は、tpbegin(3c) を呼び出して、トランザクションを開始するときに定義されます。一方、ブロッキング・タイムアウトは、個々のサービス要求の期間、つまり、1 つのサービス要求に対する応答をアプリケーションが待つ時間を定義するために使用します。

BEA Tuxedo のトランザクション・メカニズムは、Domains のフレームワークにもそのまま適用されます。ドメイン・ゲートウェイは TMS 機能をインプリメントしているため、BBL で生成される TMS_TIMEOUT メッセージの処理を要求されます。したがって、BEA Tuxedo と Domains で使用されるトランザクション・タイムアウトのメカニズムが同じであることが必要となります。

ただし、ドメイン・ゲートウェイでは、BEA Tuxedo のブロッキング・タイムアウトのメカニズムは使用できません。ブロッキング・タイムアウトのメカニズムでは、各クライアントまたは各サーバに割り当てられたレジストリ・スロット内の情報が使用されます。つまり、レジストリ・スロット内の情報がローカルの BBL で使用され、BLOCKTIME で指定された期間を過ぎてもブロックされたままになっている要求元が検出されます。一方、ドメイン・ゲートウェイは、複数のサービス要求を同時に処理できるマルチタスク・サーバであり、レジストリ・スロットのメカニズムを使用できません。したがって、ブロッキング・タイムアウトが発生すると、エラーまたは障害を通知する応答メッセージがドメイン・ゲートウェイから要求元に送信され、サービス要求に関連するあらゆるコンテキストをクリーンアップします。

 

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