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Domains の接続方法を指定する
ユーザは、以下のいずれかの接続方針を選択して、ローカル・ドメイン・ゲートウェイからリモート・ドメインへの接続条件を指定できます。
Dynamic Status 機能を使用してリモート・サービスの可用性を判定する
ゲートウェイ・プロセス (GWTDOMAIN) は、1 つ以上のリモート・ドメインからインポートされたサービスを掲示板で宣言します。通常、これらのサービスは、リモート・サービスが有効かどうかにかかわらず、宣言されたままの状態になります。
BEA Tuxedo ドメイン・ゲートウェイの Dynamic Status 機能では、BEA Tuxedo システムによって判定される、リモート・サービスのステータスをレポートします。
Dynamic Status が実行されると、ローカル・ゲートウェイとリモート・ゲートウェイ間のネットワーク接続のステータスによって、リモート・サービスのステータスが決定されます。リモート・サービスが存在するドメインへの接続が可能な場合、リモート・サービスは利用可能であると見なされます。一方、リモート・ドメインへのネットワーク接続が不可能な場合、そのドメインのサービスは利用不可能であると見なされます。この方針が呼び出されるのは、接続方針が ON_STARTUP (ローカル・ドメイン・ゲートウェイが起動時にリモート・ドメインへの接続を試みるとき) または INCOMING_ONLY (ローカル・ドメイン・ゲートウェイが起動時にリモート・ドメインへの接続を試みないとき) の場合です。
ゲートウェイは、各サービスに対して、サービスのインポート元であるリモート・ドメインを監視するほか、どのリモート・ドメインがアクセス可能であるかも監視します。この方法により、ゲートウェイは、リモート・ドメインに対する要求のロード・バランシングを実行します。サービスのインポート元であるすべてのリモート・ドメインがアクセス不可能になると、そのサービスは、掲示板で中断されます。
たとえば、コンフィギュレーション・ファイルの DM_REMOTE_SERVICES セクションを以下のように指定することにより、RSVC というサービスを 2 つのリモート・ドメインからインポートするとします。
RSVC RDOM=R1
RSVC RDOM=R2
R1 および R2 への接続が可能な場合、ゲートウェイは、RSVC サービスに対する要求のロード・バランシングを実行します。R1 への接続が不可能になると、ゲートウェイは、RSVC サービスへのすべての要求を R2 に送信します。R1 および R2 への接続が両方とも不可能になると、ゲートウェイは、掲示板の RSVC を中断します。RSVC に対する以降の要求は、ローカル・サービスか別のゲートウェイにルーティングされるか、または失敗して TPENOENT が返されます。
注記 接続方針が ON_DEMAND の場合は、クライアントがリモート・サービスを要求したとき、または管理コマンド connect が実行されたとき、のいずれかの場合に接続が試行されます。
接続方針と Dynamic Status 機能の関係
Dynamic Status 機能は、すべての Domains コンフィギュレーションで使用できるわけではありません。使用できるかどうかは、ドメイン間の接続方針によって決まります。次の表では、それぞれの接続方針と Dynamic Status 機能の関係について説明します。
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