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Domains コンフィギュレーション・ファイルとは

ドメインに関するすべてのコンフィギュレーション情報は、BDMCONFIG というバイナリ形式のファイルに格納されています。このファイルのテキスト版である DMCONFIG は、任意のテキスト・エディタで作成および編集できます。Domains の使用中に、dmadmin(1) コマンドを実行すると、システムの稼働中にコンパイル済みの BDMCONFIG ファイルを更新することができます。マルチ・ドメイン・アプリケーションでは、参加しているドメインごとに別々の BDMCONFIG ファイルを作成する必要があります。

BDMCONFIG ファイルへのアクセスは、Domains の管理サーバ DMADM(5) にアクセスすることによって実現できます。ゲートウェイ・グループが起動すると、ゲートウェイ管理サーバ GWADM(5) が、そのグループに必要なコンフィギュレーション・ファイルのコピーを DMADM サーバに要求します。GWADM サーバおよび DMADM サーバは、コンフィギュレーションに対する実行時の変更が、対応するドメイン・ゲートウェイ・グループに反映されるようにします。

DMCONFIG ファイルのセクションの記述

次の表は、DMCONFIG ファイルの各セクションの説明です。

DMCONFIG ファイルのセクション

セクション

目的

DM_LOCAL_DOMAINS

特定のドメイン・ゲートウェイ・グループの環境を記述します。このセクションでは、論理アプリケーション名の LDOM を、リモート・ドメインからアクセスできるローカル・サービスの部分集合に割り当てます。このセクションにある複数のエントリを使用すると、1 つの BEA Tuxedo アプリケーションに複数のゲートウェイ・グループを定義できます。各ゲートウェイ・グループでは、異なるドメインに対するアクセスを実現できます。

DM_REMOTE_DOMAINS

この Domains アプリケーションのクライアントとサーバがアクセスできるリモート・ドメインを指定します。

DM_LOCAL_SERVICES

DM_LOCAL_DOMAINS セクションのローカル・ドメイン (LDOM) によって提供されるローカル・サービスを記述します。サービスの指定内容により、リモート・ドメインからローカル・サービスに対するアクセスを制限することもできます。つまり、リモート・ドメインは、指定されたサービスだけにアクセスできます。

DM_REMOTE_SERVICES

リモート・ドメインによって提供されるサービスを記述します。また、 (LDOM パラメータを使用して、リモート・サービスへのアクセスを実現するローカル・ゲートウェイ・グループを命名します。

DM_ROUTING

データ依存型ルーティングの基準を指定します。ゲートウェイは、この基準を使用して、サービス要求を特定のリモート・ドメインに転送します。

DM_ACCESS_CONTROL

アクセス制御リストを指定します。このリストには、ローカル・サービスの要求を許可されたリモート・ドメイン (RDOM) が一覧表示されています。DM_LOCAL_SERVICES セクションの ACL パラメータを使用するには、ACL=name_of_list を設定して、特定のローカル・サービスに対するアクセス許可を、アクセス制御リストに登録されたリモート・ドメインだけに制限します。

DM_dmtype

特定の Domains コンフィギュレーションに必要なパラメータを定義します。現在、dmtype に指定できる値は、OSITPSNAXTOPEND、または TDOMAIN です。ここでは、TDOMAIN のみを扱います。OSITP および SNAX については、BEA eLink for Mainframeのマニュアルを参照してください。TOPEND については、『Using the BEA Tuxedo TOP END Domain Gateway』を参照してください。各ドメイン・タイプは、別々のセクションで指定する必要があります。

DM_TDOMAIN のセクションには、リモート・ドメインに関連するエントリを異なるネットワーク・アドレスを使って複数指定し、「ミラーリングした」ゲートウェイをインプリメントできます。詳細および「ミラーリングした」ゲートウェイの例については、DMCONFIG(5) を参照してください。

Domains 関連の新しい用語

BEA Tuxedo のリリース 7.1 以降では、Domains 用の MIB でローカル・ドメインとリモート・ドメインとの相互作用を記述するため、クラスと属性の用語が改善されています。改善された用語は、DM_MIB のクラス、リファレンス・ページ、エラー・メッセージ、DMCONFIG ファイルの構文、および各種の DMCONFIG エラー・メッセージに適用されました。

旧バージョンとの互換性のため、BEA Tuxedo リリース 7.1 より前に使用された DMCONFIG 用語と、改善された Domains 用の MIB 用語との間にエイリアスが提供されています。BEA Tuxedo リリース 7.1 以降の DMCONFIG では、両方のバージョンの用語を使用できます。詳細については、DM_MIB(5) リファレンス・ページの「Domains 関連の新しい用語」を参照してください。

関連項目

 

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