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dmadmin(1)

名前

dmadmin-BEA Tuxedo Domains 管理プログラムのコマンド・インタプリタ

形式

dmadmin [ -c ]

機能説明

dmadmin は対話式のコマンド・インタプリタで、特定の BEA Tuxedo アプリケーション用に定義されたドメイン・ゲートウェイ・グループを管理するために使用します。ここでは、TDomain ゲートウェイおよび BEA Tuxedo システムの TOP END Domain Gateway (TEDG) 機能で dmadmin を使用する方法について説明します。dmadmin には管理モードとコンフィギュレーション・モードの 2 つのモードがあります。

dmadmin をパラメータなしで呼び出すと管理モードになります。これがデフォルトの設定です。このコードでは、dmadmin をアクティブなアプリケーション内のアクティブなノード (ワークステーションを除く) 上で実行できます。アプリケーション管理者は、このモードを使用して、アクティブなドメイン・ゲートウェイ・グループのパラメータを取得または変更できます。また、アプリケーション管理者は、このモードを使用して、特定のローカル・ドメイン用の DMTLOG を作成、破壊、または再初期化できます。このケースでは、そのローカル・ドメインに関連付けられたドメイン・ゲートウェイ・グループをアクティブにしてはなりません。また、dmadmin は対応するゲートウェイ・グループに割り当てられたマシン上で実行する必要があります。

dmadmin は、-c オプション付きで呼び出されるか、config サブコマンドが呼び出されたときにコンフィギュレーション・モードになります。アプリケーション管理者は、このモードを使用して、バイナリ形式のドメイン・コンフィギュレーション・ファイル (BDMCONFIG) のコンフィギュレーション情報を更新したり、新しいコンフィギュレーション情報を追加できます。

dmadmin では、Domains 管理サーバ (DMADM) を使用して BDMCONFIG ファイルの管理を行い、ゲートウェイ管理サーバ (GWADM) を使用してアクティブな DOMAIN ゲートウェイ・グループ (1 つのゲートウェイ・グループにつき 1 つの GWADM があります) の再構成を行う必要があります。

管理モード・コマンド

dmadmin が起動されると、プロンプト (">") に次の形式でコマンドを入力できます。

コマンド [引数]

共通して出現するいくつかの引数には、default コマンドを使用してデフォルト値が与えられます。default コマンドによって設定したパラメータを得たコマンドは、値が設定されたかどうかを確認するために default をチェックします。値が設定されていなければ、エラー・メッセージが返されます。

設定は一度されるとほかの default コマンドで変更を行わない限り、デフォルト値の効果はセッションが終了するまで有効です。デフォルト値は、コマンド行で明示的に値を入力して上書きするか、値 "*" を入力して設定解除します。値を上書きした場合、その効果は、コマンドの単一のインスタンスの間継続します。

dmadmin コマンドからの出力は、使用中のページ別表示コマンドに従って、ページ別表示されます (後述の paginate サブコマンドを参照してください)。

コマンドの形式は、完全な名前でも省略形でも (かっこ内に示す) 入力することができ、該当する引数はコマンドの後に付きます。角かっこ [ ] で囲まれている引数は省略可能です。中かっこ { } で囲まれている引数は相互に排他的な選択肢を示します。多数のコマンドにとって、local_domain_name は必須の引数ですが、default コマンドでも設定できることに注意してください。

次のコマンドが管理モードで使用できます。

advertise (adv) -d local_domain_name [{ | service}]

指定のローカル・ドメインが提供するすべてのリモート・サービスまたは指定のリモート・サービスを宣言します。

audit (audit) -d local_domain_name [{off | on}]

指定のローカル・ドメインについて監査追跡をアクティブ (on) にまたはアクティブ解除 (off) します。オプションを何も指定しない場合は、現在の設定が値 onoff でトグルされ、新しい設定が表示されます。初期設定は off です。

BEA Tuxedo 8.0 以降のソフトウェアでマルチ・ドメイン・トランザクションを作成した場合は、ドメイン・トランザクションの監査機能によって自動的に、リモート (親) ドメインからローカル (従属) ドメインの監査ログに、ローカル GTRID に加えてグローバル・トランザクション ID (GTRID) が書き込まれます。

監査レコードには、プロセス ID、ローカル・ドメイン名、リモート・ドメイン名、サービス名、ローカル GTRID (トランザクション・モードの場合のみ)、親 GTRID (トランザクション・モードの場合のみ)、監査レコードの型 (文字列)、および現在のタイムスタンプの順に、コロンで区切った文字列フィールドが並びます。

chbktime (chbt) -d local_domain_name -t bktime

特定のローカル・ドメインのブロッキング・タイムアウトを変更します。

config (config)

コンフィギュレーション・モードに入ります。このモードで発行されたコマンドは、この後で説明する「コンフィギュレーション・モード・コマンド」で定義された規則に従います。

connect (co) -d local_domain_name [-R remote_domain_name]

ローカル・ドメイン・ゲートウェイをリモート・ゲートウェイに接続します。接続が失敗した場合でも、ローカル・ドメイン・ゲートウェイに接続の再試行が設定されていると、自動接続再試行プロセスによって接続試行が繰り返されます。-R が指定されていない場合、このローカル・ゲートウェイに設定されているすべてのリモート・ドメインに対してコマンドが適用されます。

crdmlog (crdlog)[-d local_domain_name]

現在のマシン (dmadmin が動作しているマシン) 上の指定のローカル・ドメインの DOMAIN トランザクション・ログを作成します。このコマンドは、DMCONFIG ファイルで指定したパラメータを使用します。指定のローカル・ドメインが現在のマシン上でアクティブであるか、ログが既に存在する場合は、このコマンドは失敗します。

default (d) [-d local_domain_name]

デフォルトのローカル・ドメインにするための、対応する引数を設定します。デフォルトの設定は、引数として "*" を指定すると設定を解除できます。default コマンドを引数なしで入力した場合は、現在のデフォルトの値が表示されます。

disconnect (dco) -d local_domain_name [-R remote_domain_name]

ローカル・ドメイン・ゲートウェイとリモート・ゲートウェイ間の接続を切断します。接続再試行プロセスは開始されません。アクティブな接続がない場合でも、自動接続再試行プロセスが有効になっていると自動再試行プロセスは停止されます。-R が指定されていない場合、このローカル・ゲートウェイに設定されているすべてのリモート・ドメインに対してコマンドが適用されます。

dsdmlog (dsdlg) -d local_domain_name [ -y ]

現在のマシン (つまり、dmadmin が動作しているマシン) 上の指定のローカル・ドメインの DOMAIN トランザクション・ログを破壊します。このローカル・ドメインのために DMTLOG が定義されていないか、ローカル・ドメインがアクティブであるか、あるいは未終了のトランザクション・レコードがログ内に存在している場合は、エラーが返されます。未終了のトランザクションとは、グローバル・トランザクションがコミットされたが、まだトランザクションの終わりが書き込まれていないという意味です。このコマンドは、-y オプションを指定していない場合に確認のためのプロンプトを表示します。

echo (e) [{off | on}]

on に設定すると、入力コマンド行をエコーします。どちらのオプションも指定しなかった場合は、現在の設定がトグルされ、新しい設定が表示されます。初期設定は off です。

forgettrans (ft) -d local_domain_name [ -t tran_id]

指定のローカル・ドメインのための 1 つまたはすべてのヒューリスティック・ログを破棄します。トランザクション識別子 tran_id が指定されると、そのトランザクションのヒューリスティック・ログ・レコードだけが破棄されます。トランザクション識別子 tran_id は、printtrans コマンドか、ULOG ファイルから取得できます。

help (h) [command]

ヘルプ・メッセージを表示します。command を指定すると、そのコマンドについて、省略形、引数、および説明が表示されます。引数をすべて省略すると、すべてのコマンドの形式が表示されます。

indmlog (indlg) -d local_domain_name [ -y ]

現在のマシン (つまり、dmadmin が動作しているマシン) 上の指定のローカル・ドメインのドメイン・トランザクション・ログを初期化します。このローカル・ドメインのために DMTLOG が定義されていないか、ローカル・ドメインがアクティブであるか、あるいは未終了のトランザクション・レコードがログ内に存在している場合は、エラーが返されます。未終了のトランザクションとは、グローバル・トランザクションがコミットされたが、まだトランザクションの終わりが書き込まれていないという意味です。このコマンドは、-y オプションを指定していない場合に確認のためのプロンプトを表示します。

paginate (page) [{off | on}]

出力をページ別に表示します。オプションを何も指定しない場合は、現在の設定がトグルされ、新しい設定が表示されます。標準入力または標準出力のどちらかが非端末デバイスでない限り、初期設定は on です。ページ別表示機能は、標準入力と標準出力のどちらも端末デバイスである場合のみ、on になります。シェル環境変数 PAGER を使用すると、ページ別表示出力に使用されるデフォルトのコマンドを無効化することができます。デフォルトのページ別表示コマンドは、ネイティブのオペレーティング・システム環境に固有のページャになります。たとえば、コマンド pg は、UNIX システムのオペレーティング環境におけるデフォルトのコマンドです。

passwd (passwd) [ -r ] local_domain_name remote_domain_name

指定したローカルおよびリモート・ドメインの新しいパスワードの入力を管理者に求めます。-r オプションは、既存のパスワードと新しいパスワードをシステムが生成した新しいキーを使用して符号化することを指定します。パスワードは最大で 8 文字までに切り捨てられます。passwd は、TOP END Domain Gatewayではサポートされていません。

printdomain (pd) -d local_domain_name

指定のローカル・ドメインに関する情報を表示します。接続されたリモート・ドメイン、ゲートウェイ・プロセスによって共有されているグローバル情報、およびドメイン・タイプのインスタンスによって変化する追加情報などが表示されます。

printstats (pstats) -d local_domain_name

指定のローカル・ドメインによって集められた統計情報および性能情報を表示します。表示される情報は、ドメイン・ゲートウェイのタイプによって変わります。

printtrans (pt) -d local_domain_name

指定されたローカル・ドメインのトランザクション情報を表示します。各トランザクション・レコードの出力には、次のようにコロンで区切った文字列フィールドが並びます。

process ID:local domain name:remote domain name:service
name:local GTRID:remote GTRID:record type:timestamp

トランザクションがドメインに対してローカルに実行される場合、「remote GTRID」のフィールドは空になります。

quit (q)

セッションを終了します。

resume (res) -d local_domain_name [{ -all | service}]

指定のサービスの処理または指定のローカル・ドメインによって処理されるすべてのリモート・サービスの処理を再開します。

stats (stats) -d local_domain_name [{ off | on | reset }]

指定のローカル・ドメインについて統計収集をアクティブ (on)、アクティブ解除 (off)、または再設定 (reset) します。オプションを何も指定しない場合は、現在の設定が値 onoff でトグルされ、新しい設定が表示されます。初期設定は off です。

suspend (susp) -d local_domain_name [{ -all | service}]

指定のローカル・ドメインの 1 つまたはすべてのリモート・サービスを保留します。

topendpasswd (tepasswd) [-r] local_domain_name

管理者に対して、指定したローカル・ドメインの新しいパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。-r オプションを指定すると、システムが生成した新しいキーを使用して、既存のパスワードと新しいパスワードを暗号化することができます。パスワードは 12 文字以内で入力します。

新しいパスワードは、セキュリティ機能が有効になっている BEA TOP END システムに RTQ メッセージを送信するときに使用されます。ユーザ ID として渡されるのは、ローカル・ドメインの DOMAINID です。topendpasswd は、TOP END Domain Gateway でのみサポートされます。

unadvertise (unadv) -d local_domain_name [{ -all | service}]

指定のローカル・ドメインの 1 つまたはすべてのリモート・サービスを宣言解除します。

verbose (v) [{off | on}]

冗長モードで出力を行います。オプションを何も指定しない場合は、現在の設定がトグルされ、新しい設定が表示されます。初期設定は off です。

! shellcommand

シェルにエスケープし、shellcommand を実行します。

!!

直前のシェル・コマンドを再実行します。

# [text]

"#" で始まる行はコメント行で、無視されます。

<CR>

最後のコマンドを繰り返します。

コンフィギュレーション・モードのコマンド

dmadmin コマンドは、-c オプション付きで実行するか、config サブコマンドを使用したときにコンフィギュレーション・モードになります。このモードで dmadmin を使用すると、BDMCONFIG ファイルの実行時の更新が可能になります。dmadmin は、追加あるいは取り出す入力フィールド値を含むバッファを管理し、各操作が完了した後で出力フィールド値およびステータスを表示します。ユーザは、利用可能なテキスト・エディタを使用して入力バッファを更新できます。

dmadmin はまず希望のセクションを求めるプロンプトを表示し、次に希望の操作を求めるプロンプトを表示します。

セクションを求めるプロンプトは次のとおりです。

Section:
1) RESOURCES 2) LOCAL_DOMAINS
3) REMOTE_DOMAINS 4) LOCAL_SERVICES
5) REMOTE_SERVICES 6) ROUTING
7) ACCESS_CONTROL 8) PASSWORDS
9) TDOMAINS 10) OSITPS
11) SNADOMS 12) LOCAL_REMOTE_USER
13) REMOTE_USERS 14) SNACRMS
15) SNASTACKS 16) SNALINKS
18) TOPEND 19) OSITPX
q) QUIT
Enter Section [1]:

デフォルト・セクションの番号は、プロンプトの終わりに角かっこ内に表示されます。デフォルトの値を受け入れるときは、RETURN または ENTER を押します。別のセクションを選択するときは、その番号を入力して RETURN または ENTER を押します。

次に dmadmin は、希望の操作を求めるプロンプトを表示します。

Operations:
1) FIRST 2) NEXT
3) RETRIEVE 4) ADD
5) UPDATE 6) DELETE
7) NEW_SECTION 8) QUIT
Enter Operation [1]:

デフォルトの操作番号がプロンプトの終わりの角かっこ内に表示されます。RETURN または ENTER を押してこのオプションを選択します。別の操作を選択するときは、その番号を入力して RETURN または ENTER を押します。

現在サポートされている操作は次のとおりです。

  1. FIRST-指定したセクションの先頭レコードを取り出します。キー・フィールド は必要ありません (入力バッファ内にある場合、キー・フィールドは無視されま す)。

  2. NEXT -入力バッファ内のキー・フィールドに基づいて、指定したセクションか ら次のレコードを取り出します。

  3. RETRIEVE-キー・フィールドで指定したセクションから、指定したレコードを 取り出します。以下のフィールドの説明を参照してください。

  4. ADD-指定したセクションに、指定したレコードを追加します。フィールドが指 定されていない場合 (必要とされていない場合に限り)、DMCONFIG(5) 内で指定 されたとおりにデフォルトの値を取ります。すべてのフィールドの現在の値は、 出力バッファ内に返されます。この操作は、BEA Tuxedo 管理者だけが行えます。

  5. UPDATE-指定したセクションの入力バッファ内にある、指定したレコードを更 新します。入力バッファ内で指定されていないフィールドは変更されません。す べてのフィールドの現在の値は、入力バッファ内に返されます。この操作は、 BEA Tuxedo 管理者だけが行えます。

  6. DELETE-入力バッファで指定したレコードを選択したセクションから削除しま す。この操作は、BEA Tuxedo 管理者しか実行できません。

  7. NEW SECTION-入力バッファをクリアします。すべてのフィールドが削除されま す。この操作の後、dmadmin は即座にセクションの入力を再度求めます。

  8. QUIT -プログラムを正常に終了します。dmadmin は終了します。プロンプトで 値 q を入力してもプログラムを終了できます。

コンフィギュレーション操作を行う場合は、有効なユーザ識別子は、このプログラムが実行されるマシンの BEA Tuxedo 管理者ユーザ識別子 (UID) と一致している必要があります。レコードが更新または追加されると、dmloadcf(1) によって使用されるすべてのデフォルト値および検証が強制されます。

dmadmin は次に、入力バッファを編集するかどうかをたずねるプロンプトを表示します。

Enter editor to add/modify fields [n]?

ここで、y を入力すると、入力バッファは一時ファイルにコピーされ、テキスト・エディタが起動されます。環境変数 EDITOR によって、使用するエディタが決定されます。デフォルト設定は "ed" です。入力フォーマットは、フィールド名/フィールド値ペアで、以下の「構成入力フォーマット」セクションで記述しています。各 DMCONFIG セクションに関連するフィールド名は、以下のサブセクションの表にリストします。フィールドおよび関連する範囲、デフォルト値、制限などの指定方法については、GWTOPEND(5) の DMCONFIGDMCONFIG(5) で説明しています。ほとんどのケースでは、フィールド名は DMCONFIG ファイル内の KEYWORD と同じです (接頭辞として "TA_" が付いています)。ユーザが入力バッファを編集を終えると、dmadmin がそれを読み込みます。ある特定のフィールド名が複数行に現れる場合、最初のものだけが使用され、残りは無視されます。エラーが発生した場合は、構文エラーが表示され、dmadmin は問題を訂正するかどうかをたずねます。

Enter editor to correct?

問題を訂正しない場合 (応答 n) は、入力バッファにフィールドは含まれません。問題を訂正する場合は、エディタが再度実行されます。

最後に、dmadmin は操作を行うかどうかをたずねてきます。

Perform operation [y]?

操作が完了すると、dmadmin は戻り値を Return value TAOK 内に表示し、その後に出力バッファ・フィールドが続きます。次に、プロセスが再開され、セクションを求めるプロンプトが表示されます。すべての出力バッファ・フィールドは、バッファがクリアされない限り、入力バッファ内で利用できます。

いつでもブレークを入力して、セクションを求めるプロンプトでの対話を再開できます。

"QUIT" を選択すると、構成のテキスト バージョンのバックアップを作成する許可を求めるプロンプトが表示されます。

Unload BDMCONFIG file into ASCII backup [y]?

バックアップを選択した場合、ファイル名を求める dmadmin プロンプトが表示されます。

Backup filename [DMCONFIG]

成功時にはバックアップが作成されたことが示され、失敗時にはエラーが表示されます。dmadmin

構成入力フォーマット

入力パケットは、次のようにフォーマットされた行で構成されます。

fldname fldval

フィールド名は、1 つまたは複数のタブ (または空白) によってフィールド値と区別されます。

長いフィールド値は、1 つまたは複数のタブ (dmadmin に再度読み込まれたときに破棄されます) で始まる継続行を使用することで、次の行に継続できます。

改行文字だけで構成される空の行は無視されます。

表示できない文字をフィールド値に入力したり、タブからフィールド値を開始するには、バックスラッシュを使用し、その後に希望する文字を 2 文字の 16 進表現で使用します (UNIX システムのリファレンス・マニュアルの ASCII(5) を参照してください)。たとえば、スペースは \20 と入力データに入力できます。バックスラッシュは 2 回書くことで 1 つのバックスラッシュを入力できます。dmadmin は、このフォーマットの入力をすべて認識しますが、最も役に立つのは表示できない文字の場合です。

構成の制限事項

次に動的ドメインを再構成する機能についての一般的な制限事項を示します。

Domains 関連の新しい用語

リリース 7.1 では、ドメイン関連の用語の一部が変更されてました。Domains 用の MIB では、クラスおよび属性の新しい用語を使用して、ローカル・ドメインとリモート・ドメイン間の相互作用を説明しています。新しい用語は以前のドメイン関連の用語より正確になっていますが、ドメイン関連のマニュアルとエラー・メッセージで新しい用語が使用されているのはリリース 7.1 以降だけです。新しい用語は、DM_MIB クラス、リファレンス・ページ、エラー・メッセージ、DMCONFIG ファイル構文、および各種 DMCONFIG エラー・メッセージで使用されています。

下位互換性のため、このリリースより前に使用されていた DMCONFIG 用語と Domains 用の MIB の新しい用語との間でエイリアスが提供されています。このリリースでは、DMCONFIG は両方の用語を使用できます。詳細については、DM_MIB(5) リファレンス・ページの「Domains 関連の新しい用語」を参照してください。

構成フィールド識別子/更新について制限事項

次のセクションは、各 DMCONFIG について、どのフィールド識別子が各 DMCONFIG フィールドに関連しているか、識別子のフィールド・タイプは何か、およびいつフィールドを更新できるかを説明しています。適用可能なフィールド値はすべて、取り出し操作によって返されます。レコードを追加できるフィールド、またはレコードを追加するために必要なフィールドについては、GWTOPEND(5) の DMCONFIG および DMCONFIG(5) で説明します。以下にキーとして示すフィールドは、セクション内のレコードを一意に識別するために使用するキー・フィールドです。これらのキー・フィールドは、更新を行うとき入力バッファ内になければなりません。また、これらのキー・フィールドを動的に更新することはできません。「更新」列は、どのようなときにフィールドを更新できるかを示しています。可能な値は次のとおりです。

DM_LOCAL_DOMAINS セクションの構成

次の表に、DM_LOCAL_DOMAINS セクションのフィールド一覧を示します。

DM_LOCAL_DOMAINS セクション

フィールド識別子

フィールド・タイプ

更新

注意

TA_LDOM

文字列

NoGW

キー

TA_AUDITLOG

文字列

NoGW


TA_BLOCKTIME

数値

NoGW


TA_CONNECTION_POLICY

文字列

NoGW


TA_DOMAINID

文字列

NoGW


TA_DMTLOGDEV

文字列

NoGW


TA_DMTLOGNAME

文字列

NoGW


TA_DMTLOGSIZE

数値

NoGW


TA_GWGRP

文字列

NoGW


TA_MAXRDOM

数値

NoGW


TA_MAXRDTRAN

数値

NoGW


TA_MAXRETRY

数値

NoGW


TA_MAXTRAN

数値

NoGW


TA_RETRY_INTERVAL

数値

NoGW


TA_SECURITY

文字列

NoGW

TDomain 形式: {NONE | APP_PW | DM_PW}

TEDG 形式:

{NONE | CLEAR | SAFE | PRIVATE}

OSITPX 形式:

{NONE|DM_PW}

TA_TYPE

文字列

NoGW

形式:{TDOMAIN | OSITP | OSITPX | TOPEND}


 

DM_REMOTE_DOMAINS セクションの構成

次の表に、DM_REMOTE_DOMAINS セクションのフィールドの一覧を示します。

DM_REMOTE_DOMAINS セクション

フィールド識別子

フィールド・タイプ

更新

注意

TA_RDOM

文字列

No

キー

TA_DOMAINID

文字列

No


TA_TYPE

文字列

No

形式: {TDOMAIN | OSITP | TOPEND}


 

DM_TDOMAIN セクションの構成

DM_TDOMAIN セクションには、TDOMAIN タイプ・ドメインが必要とするネットワーク・アドレッシング・パラメータが含まれています。次の表に、このセクションのフィールドの一覧を示します。

DM_TDOMAIN セクション

フィールド識別子

フィールド・タイプ

更新

注意

TA_LDOM または TA_RDOM

文字列

No/NoGW

キー

TA_NWADDR

文字列

No/NoGW

テキスト形式

(NULL 文字を除く)

TA_NWDEVICE

文字列

No/NoGW



 

ドメイン識別子 (TA_LDOM) がローカル・ドメイン識別子である場合、TA_NWADDR フィールドおよび TA_NWDEVICE フィールドは、そのローカル・ドメインを表すゲートウェイ・グループが実行中でない場合に更新できます。

DM_OSITP セクションの構成

DM_OSITP セクションには、OSITP タイプ・ドメインが必要とするネットワーク・アドレッシング・パラメータが含まれています。次の表に、このセクションのフィールドの一覧を示します。

注記 BEA Tuxedo 8.0 以降では、DM_OSITPX ドメインを使用して、OSI TP 4.0 以降に対してネットワーク・アドレッシング・パラメータを設定する必要があります。

DM_OSITP セクション

フィールド識別子

フィールド・タイプ

更新

注意

TA_LDOM または TA_RDOM

文字列

No/NoGW

キー

TA_APT

文字列

No/NoGW


TA_AEQ

文字列

No/NoGW


TA_AET

文字列

No/NoGW


TA_ACN

文字列

No/NoGW


TA_APID

文字列

No/NoGW


TA_AEID

文字列

No/NoGW


TA_PROFILE

文字列

No/NoGW



 

ドメイン識別子 (TA_LDOM) がローカル・ドメイン識別子である場合、この表内のほかのフィールドは、そのローカル・ドメインを表すゲートウェイ・グループが実行中でない場合に更新できます。

DM_OSITPX セクションの構成

DM_OSITPX セクションには、OSITPX タイプ・ドメインで必要となるネットワーク・アドレッシング・パラメータが含まれています。次の表に、このセクションのフィールドの一覧を示します。

DM_OSITPX セクション

フィールド識別子

フィールド・タイプ

更新

注意

TA_LDOM or TA_RDOM

文字列

No/NoGW

キー

TA_AET

文字列

No/NoGW


TA_NWADDR

文字列

No/NoGW


TA_TSEL

文字列

No/NoGW


TA_TAILORPATH

文字列

No/NoGW


TA_PSEL

文字列

No/NoGW


TA_SSEL

文字列

No/NoGW


TA_DNSRESOLUTION

文字列

No/NoGW


TA_MINENCRYPTBITS

数値

No/NoGW


TA_MAXENCRYPTBITS

数値

No/NoGW


TA_MULTIPLEXING

数値

No/NoGW


TA_XATMIENCODING

文字列

No/NoGW


TA_OPTIONS

文字列

No/NoGW


TA_EXTENSIONS

文字列

No/NoGW



 

ドメイン識別子 (TA_LDOM) がローカル・ドメイン識別子である場合、この表内のほかのフィールドは、そのローカル・ドメインを表すゲートウェイ・グループが実行中でない場合に更新できます。

DM_TOPEND セクションの構成

DM_TOPEND セクションには、TOPEND タイプ・ドメインで必要となるネットワーク・アドレッシング・パラメータが含まれています。次の表に、このセクションのフィールドの一覧を示します。

DM_TOPEND セクション

フィールド識別子

フィールド・タイプ

更新

注意

TA_LDOM または TA_RDOM

文字列

No/NoGW

キー

TA_NWADDR

文字列

No/NoGW

ASCII 形式(NULL 文字を除く)

TA_NWDEVICE

文字列

No/NoGW

ASCII 形式 (NULL 文字を除く)

TA_TP_SYSTEM

文字列

No/NoGW

BEA TOP END システム名

TA_TE_PWD

文字列

NoGW

BEA TOP END パスワード。ローカル・エントリにのみ適用


 

次の 2 つの条件が揃った場合、

TA_NWADDRTA_NWDEVICETA_TP_SYSTEM、および TA_TE_PWD フィールドを更新できます。ドメイン識別子がリモート・ドメイン識別子 (TA_RDOM) の場合は、ゲートウェイ・グループの実行中 (No) に TA_NWADDRTA_NWDEVICE、および TA_TP_SYSTEM フィールドを更新できません。TE_TE_PWD はローカル・ドメイン識別子 (TA_LDOM) だけに適用されます。

DM_LOCAL_SERVICES セクションの構成

次の表に、DM_LOCAL_SERVICES セクションのフィールドの一覧を示します。

DM_LOCAL_SERVICES セクション

フィールド識別子

フィールド・タイプ

更新

注意

TA_SERVICENAME

文字列

No

キー

TA_LDOM

文字列

Yes


TA_RNAME

文字列

Yes

TEDG には適用不可

TA_ACLNAME

文字列

Yes


TA_BUFTYPE

文字列

Yes


TA_BUFSTYPE

文字列

Yes


TA_OBUFTYPE

文字列

Yes


TA_OBUFSTYPE

文字列

Yes


TA_TE_PRODUCT

文字列

NoGW

TEDG にのみ適用可能

TA_TE_FUNCTION

文字列

NoGW

TEDG にのみ適用可能

TA_TE_TARGET

文字列

NoGW

TEDG にのみ適用可能

TA_TE_QUALIFIER

数値

NoGW

TEDG にのみ適用可能

TA_TE_RTQGROUP

文字列

NoGW

TEDG にのみ適用可能

TA_TE_RTQNAME

文字列

NoGW

TEDG にのみ適用可能

TA_TYPE

文字列

NoGW

形式: {SERVICE | QSPACE | QNAME}

TEDG にのみ適用可能

TA_INRECTYPE

文字列

Yes

OSITPX にのみ適用可能

TA_INRECSTYPE

文字列

Yes

OSITPX にのみ適用可能

TA_OUTRECTYPE

文字列

Yes

OSITPX にのみ適用可能

TA_OUTRECSTYPE

文字列

Yes

OSITPX にのみ適用可能

TA_COUPLING

文字列

Yes

OSITPX にのみ適用可能


 

DM_REMOTE_SERVICES セクションの構成

次の表に、DM_REMOTE_SERVICES セクションのフィールドの一覧を示します。

DM_REMOTE_SERVICES セクション

フィールド識別子

フィールド・タイプ

更新

注意

TA_SERVICENAME

文字列

No

キー

TA_RDOM

文字列

No

キー

TA_LDOM

文字列

No

キー

TA_RNAME

文字列

Yes

TEDG には適用不可

TA_CONV

文字列

NoGW

形式: { Y | N }

TA_BUFTYPE

文字列

Yes


TA_BUFSTYPE

文字列

Yes


TA_OBUFTYPE

文字列

Yes


TA_OBUFSTYPE

文字列

Yes


TA_ROUTINGNAME

文字列

Yes


TA_TRANTIME

数値

Yes


TA_TE_PRODUCT

文字列

Yes

TEDG にのみ適用可能

TA_TE_FUNCTION

文字列

Yes

TEDG にのみ適用可能

TA_TARGET

文字列

Yes

TEDG にのみ適用可能

TA_TE_QUALIFIER

数値

Yes

TEDG にのみ適用可能

TA_TE_RTQGROUP

文字列

Yes

TEDG にのみ適用可能

TA_TE_RTQNAME

文字列

Yes

TEDG にのみ適用可能

TA_TYPE

文字列

Yes

形式: {SERVICE | QSPACE | QNAME}

TEDG にのみ適用可能

TA_INRECTYPE

文字列

Yes

OSITPX にのみ適用可能

TA_INRECSTYPE

文字列

Yes

OSITPX にのみ適用可能

TA_OUTRECTYPE

文字列

Yes

OSITPX にのみ適用可能

TA_OUTRECSTYPE

文字列

Yes

OSITPX にのみ適用可能

TA_AUTOPREPARE

文字列

Yes

OSITPX にのみ適用可能

TA_TPSUTTYPE

文字列

Yes

OSITPX にのみ適用可能

TA_REMTPSUT

文字列

Yes

OSITPX にのみ適用可能


 

DM_ROUTING セクションの構成

次の表に、DM_ROUTING セクションのフィールドの一覧を示します。

DM_ROUTING セクション

フィールド識別子

フィールド・タイプ

更新

注意

TA_ROUTINGNAME

文字列

No

キー

TA_FIELD

文字列

Yes


TA_RANGE

文字列

Yes


TA_BUFTYPE

文字列

Yes



 

DM_ACCESS_CONTROL セクションの構成

次の表に、DM_ACCESS_CONTROL セクションのフィールドの一覧を示します。

DM_ACCESS_CONTROL セクション

フィールド識別子

フィールド・タイプ

更新

注意

TA_ACLNAME

文字列

No

キー

TA_RDOM

文字列

Yes



 

DM_PASSWORDS セクションの構成

次の表に、DM_PASSWORDS セクションのフィールドの一覧を示します。このセクションは TEDG には適用されません。

*DM_PASSWORDS セクション

フィールド識別子

フィールド・タイプ

更新

注意

TA_LDOM

文字列

No

キー

TA_RDOM

文字列

No

キー

TA_LPWD

文字列

Yes

形式: { Y | N | U }

TA_RPWD

文字列

Yes

形式: { Y | N | U }


 

TA_LPWD および TA_RPWD は、ローカル・ドメインまたはリモート・ドメイン (あるいはその両方) の定義済みのパスワードがあるかどうかを示します。パスワードは表示されません。UPDATE 操作を選択した場合は、対応するフィールドの値を U に設定する必要があります。すると、プログラムはエコーをオフの状態で、対応するパスワードを求めるプロンプトを表示します。

コンフィギュレーション・モードでの診断

dmadmin は、FML 型付きバッファを割り当てできない場合、ユーザの /etc/passwd エントリを判別できない場合、または環境変数 FIELDTBLS または FLDTBLDIR を再設定できない場合に失敗します。

各操作の完了後、dmadmin によって表示される戻り値は、要求された操作のステータスを示します。戻り値には 3 つのクラスがあります。

次の戻り値は、パーミッションに関する問題または BEA Tuxedo の通信エラーを示しています。戻り値は、操作が正常に完了しなかったことを示しています。

[TAEPERM]

呼び出し側プロセスで ADDUPDATE、または DELETE のいずれかの操作が指定されましたが、BEA Tuxedo 管理者として実行されていません。更新操作は管理者 (つまり、TUXCONFIG ファイルの RESOURCES セクションの UID 属性で指定されたユーザ) が実行する必要があります。

[TAESYSTEM]

BEA Tuxedo エラーが発生しました。エラーの正確な内容は userlog(3c) に書き込まれます。

[TAEOS]

オペレーティング・システムのエラーが発生しました。

[TAETIME]

ブロッキング・タイムアウトが発生しました。入力バッファは更新されないので、検索操作に使用される情報は何も返されません。更新操作のステータスは、更新されたレコードで取り出しを行うことでチェックできます。

次の戻り値は、操作を行うこと自体の問題を示します。一般的には、入力バッファ内のアプリケーション・データに関するセマンティクスの問題です。文字列フィールド TA_STATUS は出力バッファ内で設定され、問題を記述する短いテキストを含んでいます。文字列フィールド TA_BADFLDNAME は問題 (エラーは 1 つのフィールドが原因で発生すると想定しています) の原因となる値を含むフィールドのフィールド名に設定されます。

[TAECONFIG]

BDMCONFIG ファイルの読み取り中にエラーが発生しました。

[TAEDUPLICATE]

重複レコードを追加しようとする操作が試行されました。

[TAEINCONSIS]

1 つまたは一連のフィールド値の指定が矛盾しています。

[TAENOTFOUND]

操作のために指定されたレコードが見つかりませんでした。

[TAENOSPACE]

更新を行う操作が試行されましたが、BDMCONFIG ファイル内に十分なスペースがありませんでした。

[TAERANGE]

フィールド値が範囲外であるか、無効です。

[TAEREQUIRED]

フィールド値が必要ですが、設定されていません。

[TAESIZE]

文字列フィールドのフィールド値が長すぎます。

[TAEUPDATE]

更新を行う操作が試行されましたが、許可されていません。

次の戻り値は、操作が成功したことを示します。

[TAOK]

操作が成功しました。BDMCONFIG ファイルに対する更新は行われていません。

[TAUPDATED]

操作が成功しました。BDMCONFIG ファイルに対して更新が行われました。

dmunloadcf を使用して構成にエントリを表示するとき、オプションのフィールド値は、値が設定されていない (文字列の場合) か 0 (整数の場合) の場合には表示されません。これらのフィールドは、dmadmin を使用するときに、出力バッファ内に常に表示されます。この方法で、管理者がエントリを取り出しやすくし、また以前に設定されていないフィールドを更新しやすくします。エントリには、フィールド名が含まれ、タブが後に続きますが、フィールド値はありません。

構成の例

次の例では、dmadmin を使用して新しいリモート・ドメインを追加します。見てわかるように、ed(1) はエディタのために使用されます。

$ EDITOR=ed dmadmin
> config
Sections:
1) RESOURCES 2) LOCAL_DOMAINS
3) REMOTE_DOMAINS 4) LOCAL_SERVICES
5) REMOTE_SERVICES 6) ROUTING
7) ACCESS_CONTROL 8) PASSWORDS
9) TDOMAINS 10) OSITPS
11) SNADOMS 12) LOCAL_REMOTE_USER
13) REMOTE_USERS 14) SNACRMS
15) SNASTACKS 16) SNALINKS
18) TOPEND q) QUIT
Enter Section [1]: 2
Operations:
1) FIRST 2) NEXT
3) RETRIEVE 4) ADD
5) UPDATE 6) DELETE
7) NEW_SECTION 8) QUIT
Enter Operation [1]: 4
Enter editor to add/modify fields [n]? y
a
TA_RDOM B05
TA_DOMAINID BA.BANK05
TA_TYPE TDOMAIN
.
w
53
q
Perform operation [y]? <return>
Return value TAUPDATED
Buffer contents:
TA_OPERATION 4
TA_SECTION 2
TA_DOMAINID BA.BANK05
TA_RDOM B05
TA_TYPE TDOMAIN
TA_STATUS Update completed successfully
Operations:
1) FIRST 2) NEXT
3) RETRIEVE 4) ADD
5) UPDATE 6) DELETE
7) NEW_SECTION 8) QUIT
Enter Operation [4]: 7
Section:
1) RESOURCES 2) LOCAL_DOMAINS
3) REMOTE_DOMAINS 4) LOCAL_SERVICES
5) REMOTE_SERVICES 6) ROUTING
7) ACCESS_CONTROL 8) PASSWORDS
9) TDOMAINS 10) OSITPS
11) SNADOMS 12) LOCAL_REMOTE_USER
13) REMOTE_USERS 14) SNACRMS
15) SNASTACKS 16) SNALINKS
18) TOPEND q) QUIT
Enter Section [1]: 9
Operations:
1) FIRST 2) NEXT
3) RETRIEVE 4) ADD
5) UPDATE 6) DELETE
7) NEW_SECTION 8) QUIT
Enter Operation [6]: 4
Enter editor to add/modify fields [n]? y
a
TA_RDOM B05
TA_NWADDR 0x00020401c0066d05
TA_NWDEVICE /dev/tcp
.
w
55
q
Perform operation [y]? <return>
Return value TAUPDATED
Buffer contents:
TA_OPERATION 4
TA_SECTION 8
TA_RDOM B05
TA_NWADDR 0x00020401c0066d05
TA_NWDEVICE /dev/tcp
TA_STATUS Update completed successfully
Operations:
1) FIRST 2) NEXT
3) RETRIEVE 4) ADD
5) UPDATE 6) DELETE
7) NEW_SECTION 8) QUIT
Enter Operation [4]: 8
> quit

dmadmin プログラムが終了します。

セキュリティ

dmadmin がアプリケーション管理者の UID を使用して実行された場合、許可を得たユーザであると想定され、セキュリティはバイパスされます。dmadmin が別のユーザ ID で実行された場合、およびセキュリティ・オプションが TUXCONFIG ファイル内で使用可能になっている場合は、dmadmin プログラムを開始するための対応するアプリケーション・パスワードが必要です。標準入力が端末である場合、dmadmin はエコーをオフの状態でユーザにパスワードの入力を求めます。標準入力が端末でない場合は、パスワードは環境変数 APP_PW から取り出されます。この環境変数が指定されていないときに、アプリケーション・パスワードが必要な場合は、dmadmin を開始できません。

別のユーザ ID (管理者の UID 以外) で実行中の場合、制限されたセットのコマンドしか使用できません。

環境変数

dmadmin は環境変数 FIELDTBLS および FLDTBLDIR を再設定して、${TUXDIR}/udataobj/dmadmin フィールド・テーブルをピックアップします。このため、TUXDIR 環境変数は適切に設定する必要があります。

アプリケーションでセキュリティが必要なときに、dmadmin への標準入力が端末からではない場合、APP_PW 環境変数は対応するアプリケーション・パスワードに設定する必要があります。

TUXCONFIG 環境変数は、BEA Tuxedo コンフィギュレーション・ファイルのパス名に設定する必要があります。

一般的な診断

dmadmin コマンドをシステムがブートする前に入力すると、次のメッセージが表示されます。

No bulletin board exists. Only logging commands are available.

すると、dmadmin は対応するコマンドの入力を求めます。

正しくないアプリケーション・パスワードが入力されるか、環境を通してシェル・スクリプトで利用できない場合、ログ・メッセージが生成され、次のメッセージが表示されてコマンドが終了します。
Invalid password entered.

相互運用性

dmadmin は、BEA Tuxedo リリース 5.0 以降にインストールする必要があります。リリース 5.0 ゲートウェイが存在する同じドメイン内のほかのノードは、BEA Tuxedo リリース 4.1 またはそれ以降でもかまいません。

移植性

dmadmin 管理ツールは、BEA Tuxedo サーバ環境がサポートされるプラットフォームで使用できます。

関連項目

dmloadcf(1)tmadmin(1)topendpasswd(1)DMADM(5)DMCONFIG(5)GWTOPEND(5) の DMCONFIG

『BEA Tuxedo Domains コンポーネント』

『ATMI アプリケーションでの BEA Tuxedo TOP END Domain Gateway の使用』

 

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