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GWTOPEND(5) の DMCONFIG

名前

DMCONFIG for GWTOPEND-TOP END ドメイン・ゲートウェイのテキスト形式のドメイン・コンフィギュレーション・ファイル

機能説明

Domains コンフィギュレーションは、BEA Tuxedo ドメイン機能を利用して、通信およびサービスの共有が可能な 2 つ以上のドメイン (またはアプリケーション) のセットです。複数のドメインを接続する方法や複数のドメイン間で相互にアクセスできるサービスについては、各ドメインのドメイン・コンフィギュレーション・ファイルで定義されます。テキスト形式の Domains コンフィギュレーション・ファイルは、DMCONFIG ファイルと呼ばれます (環境変数によって、実際に使用されたファイル名は保持されます)。

DMCONFIG ファイルは以下を定義します。

DMCONFIG ファイルは、dmloadcf(1) ユーティリティによって構文解析され、バイナリ形式のファイル BDMCONFIG にロードされます。dmadmin(1) コマンドは、BDMCONFIG (またはそのコピー) を使用して、実行時アプリケーションを監視します。

ドメイン機能を使用するマルチ・ドメイン・コンフィギュレーションで、各ドメインに 1 つの BDMCONFIG ファイルが必要です。

DMCONFIG ファイルと BDMCONFIG ファイルの関係は、BEA Tuxedoアプリケーションの定義に使用される UBBCONFIG ファイルとTUXCONFIG ファイルの関係に似ています。

GWTOPEND 用の DMCONFIG 全体に関連する追加情報については、「GWTOPEND(5) の DMCONFIG に関する追加情報」を参照してください。

定義

BEA Tuxedo システムにおけるドメイン・アプリケーションは、環境の定義として単一の TUXCONFIG ファイル内で記述されます。BEA Tuxedo システムのアプリケーションは、ドメイン・ゲートウェイ・グループを介して、別の BEA TUXDO システムのアプリケーションや別の TP アプリケーションと通信できます。「BEA Tuxedo システム・ドメイン」の用語では、アプリケーションと TP ドメインは同義です。

ゲートウェイ・グループは、特定のタイプの TP ドメインと共に通信サービスを提供するドメイン・ゲートウェイ・プロセスの集合です。

ドメイン・ゲートウェイは、別の TP ドメインとの間で要求と応答を中継する BEA Tuxedo システムのドメイン・プロセスです。

ローカル・ドメインは、ほかのドメインからアクセス可能なアプリケーションの一部(サービスのセットまたはサブセット) です。ローカル・ドメインは、常にドメイン・ゲートウェイ・グループとして表されるため、これらの 2 つの用語は同義語として使用されます。

リモート・ドメインは、ゲートウェイ・グループを介してアクセスされるリモート・アプリケーションです。リモート・アプリケーションは、ほかの BEA Tuxedo システムのドメイン・アプリケーションまたはほかの TP システムで動作するアプリケーションになります。

リモート・サービスは、アプリケーションがゲートウェイ・グループを介してアクセスするリモート・ドメインのサービスです。

ローカル・サービスは、リモート・ドメインがゲートウェイ・グループを介してアクセスするローカル・ドメインのサービスです。

コンフィギュレーション・ファイルのフォーマット

ドメイン・コンフィギュレーション・ファイルの形式は、次のとおりです。

このファイルには複数の指定セクションがあります。使用可能なセクションは、DM_LOCAL_DOMAINSDM_REMOTE_DOMAINSDM_LOCAL_SERVICESDM_REMOTE_SERVICESDM_TOPENDDM_RESOURCESDM_ROUTING、および DM_ACCESS_CONTROL です。ほかのゲートウェイ・タイプだけに適用される追加セクション名は、次のとおりです。DM_TDOMAINSDM_OSITPDM_SNACRMDM_SNASTACKS、および DM_SNALINKSDM_LOCAL_DOMAINS セクションは、DM_REMOTE_DOMAINS セクションの前になければなりません。

注記 このリファレンス・ページでは、TOPEND ドメイン・ゲートウェイの設定方法のみを説明します。TDOMAIN ドメインの設定方法については、DMCONFIG(5) を参照してください。OSITP または SNAX ドメインの設定方法については、BEA eLink マニュアルを参照してください。

パラメータは通常、KEYWORD = value という形式で指定します。等号 (=) のいずれの側にでも、空白類 (空白またはタブ文字) を使用できます。この形式で KEYWORDvalue に設定されます。有効なキーワードは、以下の各セクションで説明します。

予約語の DEFAULT: で始まる行にはパラメータ仕様が含まれており、セクション内の以降の該当するすべての行に対して適用されます。デフォルト仕様はすべてのセクションで使用でき、同じセクション内で複数回使用できます。これらの行のフォーマットは次のとおりです。

DEFAULT:[KEYWORD1 = value1 [KEYWORD2 = value2 [...]]]

この行で設定した値は、ほかの DEFAULT: 行によってリセットされるか、またはセクションが終わるまで有効です。これらの値は、DEFAULT: でない行のオプション・パラメータによって無効になる場合もあります。DEFAULT: でない行におけるパラメータ設定は、その行でのみ有効です。以降の行ではデフォルト設定に戻ります。DEFAULT: が行頭に表示されると、それ以前に設定されたすべてのデフォルト値はクリアされ、システムのデフォルト値に戻ります。

値が numeric の場合は、C の標準表記法を使用して基数を示します (基数 16 (16 進) の接頭辞は 0x、基数 8(8 進) の接頭辞は 0、基数 10 (10 進) には接頭辞が付きません)。数値パラメータで指定できる範囲については、各パラメータの項で説明します。

値が identifier (TYPE パラメータの TOPEND などの BEA Tuxedo ドメイン機能に既知の文字列値) の場合、一般的に標準 C 規則が使用されます。標準 C identifier の先頭には英字またはアンダースコア (_) を使用し、以降の識別子には英数字またはアンダースコアを使用する必要があります。識別子に使用できる最大文字数は 30 文字です (最後のヌルを除く)。

識別子を二重引用符 (") で囲む必要はありません。整数でも識別子でもない値は、二重引用符で囲む必要があります。

入力フィールドは、1 つ以上の空白 (またはタブ) 文字で区切ります。

"#" はコメントを示します。復帰改行文字でコメントを終了します。

空白行とコメントは無視されます。

コメントは任意の行の最後に自由に入力できます。

行は、復帰改行の後に最低 1 つのタブを置いて継続できます。コメントを継続することはできません。

Domains 関連の新しい用語

リリース 7.1 では、ドメイン関連の用語の一部が変更されました。Domains 用の MIB では、クラスおよび属性の新しい用語を使用して、ローカル・ドメインとリモート・ドメイン間の相互作用を説明しています。新しい用語は以前のドメイン用語より正確になっていますが、ドメイン関連のマニュアルとエラー・メッセージで新しい用語が使用されているのはリリース 7.1 以降だけです。新しい用語は、DM_MIB クラス、リファレンス・ページ、エラー・メッセージ、DMCONFIG ファイル構文、および各種 DMCONFIG エラー・メッセージで使用されています。

下位互換性のため、このリリースより前に使用されていた DMCONFIG 用語と Domains 用の MIB の新しい用語との間でエイリアスが提供されています。このリリースでは、DMCONFIG は両方の用語を使用できます。詳細については、DM_MIB(5) リファレンス・ページの「Domains 関連の新しい用語」を参照してください。

DM_LOCAL_DOMAINS セクション

このセクションでは、ローカル・ドメインと関連するゲートウェイ・グループを識別します。このセクションには、各ゲートウェイ・グループ (ローカル・ドメイン) 用のエントリが必要です。各エントリでは、グループで実行中のドメイン・ゲートウェイ・プロセスに必要なパラメータを指定します。エントリは、1 つの BEA TOP END システムと関連付けられた GWTOPEND インスタンス (および関連する GWADM) を定義します。ローカル・ドメインは、同じ BEA TOP END システムの一部である TOPEND タイプのリモート・ドメインと通信します。BEA TOP END システムの名前は DM_TOPEND セクションで定義します。

エントリの形式は次のとおりです。

LDOM required_parameters [optional_parameters]

LDOM は、ローカル・ドメインの名前として使用する identifier です。LDOM は、特定のコンフィギュレーション内で一意な値でなければなりません。DM_LOCAL_SERVICES セクションで説明するとおり、LDOM はローカル・サービスおよびリモート・サービスを特定のゲートウェイ・グループに関連付ける識別子です。

以下は、必須パラメータです。

GWGRP = identifier

このローカル・ドメインを表すゲートウェイ・サーバ・グループの名前 (TUXCONFIG ファイルで指定される名前) を指定します。DOMAINID (下記参照) とゲートウェイ・サーバ・グループ名は、1 対 1 の関係です。

TYPE = identifier

このパラメータを使用して、複数のローカル・ドメインをグループ化します。TYPE には、TOPENDTDOMAINSNAX、または OSITP のいずれかを指定できます。TOPEND は、このローカル・ドメインが BEA TOP END システムとのみ通信できることを示します。TDOMAIN は、このローカル・ドメインがほかの BEA Tuxedo システム・ドメインとのみ通信できることを示します。SNAX は、このローカル・ドメインが SNA プロトコルを介してほかの TP ドメインと通信できることを示します。OSITP は、このローカル・ドメインが OSI TP プロトコルを介してほかの TP ドメインと通信できることを示します。ドメインのタイプは、$TUXDIR/udataobj/DMTYPE ファイルで指定する必要があります。

DOMAINID = string

このパラメータを使用して、ローカル・ドメインを識別します。DOMAINID は、ローカル・ドメインとリモート・ドメインの両方に渡り、一意である必要があります。タイプ TOPEND のローカル・ドメインの場合、この値は、BEA TOP END システムに対して行われる要求の BEA TOP END ユーザ ID として使用されます。対応するパスワードは dmadmin(1) サブコマンド topendpasswd を使用して入力できます。BEA TOP END ユーザ ID は、最後のヌルを除いて 1 から 12 文字までです。ASCII 文字 " "(32) から "~" (126) は、この文字列に使用できます。ただし、"/" (47) を除きます。

オプション・パラメータは、ドメイン・ゲートウェイの操作で使用する資源と最大値/最小値を指定します。

AUDITLOG = string

このローカル・ドメインに対する動作記録ログ・ファイルの名前を指定します。動作記録ログ機能は、dmadmin(1) コマンドによって起動し、このローカル・ドメインで行われるすべての動作を記録します。動作記録ログ機能がオンになっている場合にこのパラメータが指定されていないと、環境変数 $APPDIR によって指定されたディレクトリまたは TUXCONFIG ファイルの MACHINES セクションの APPDIR キーワードで指定されるディレクトリに、DMmmddyy.LOG ファイル (mm = 月、dd = 日、yy = 年) が作成されます。

BLOCKTIME = numeric

ブロッキング・コールの最大待ち時間を指定します。この値は、TUXCONFIG ファイルで指定した SCANUNIT パラメータの乗数を設定します。SCANUNIT * BLOCKTIME の値は、SCANUNIT 以上 32,768 秒未満でなければなりません。このパラメータを指定しないと、TUXCONFIG ファイルで指定した BLOCKTIME パラメータの値がデフォルトとして使用されます。タイムアウトの発生は、関連する要求が失敗したことを示します。トランザクション内で要求が発行されると必ず、TUXCONFIG ファイルでトランザクションに対して指定したタイムアウトが使用されます。

CONNECTION_POLICY = string

ローカル・ドメイン・ゲートウェイがリモート・ドメインに対して接続を試行するときの条件を指定します。指定可能な値は、ON_DEMANDON_STARTUP、および INCOMING_ONLY です。接続方針が ON_DEMAND の場合は、クライアントがリモート・サービスを要求したとき、または管理コマンド "connect" が実行されたとき、のいずれかの場合に接続が試行されます。CONNECTION_POLICY のデフォルト設定は ON_DEMAND です。リモート・ドメインへの接続で複数のネットワーク・アドレスが順に試行されるように設定したい場合、リモート・ドメインの複数のエントリを DM_TOPEND セクションで指定できます。つまり、接続方針が ON_DEMAND として設定されていると、再接続は行われません。

接続方針が ON_STARTUP の場合、ドメイン・ゲートウェイは、ゲートウェイ・サーバの初期化時にリモート・ドメインへの接続を試みます。リモート・ドメインへの接続において、複数のネットワーク・アドレスが順に試行されるように設定する場合は、リモート・ドメインの複数のエントリを DM_TOPEND セクションで指定できます。CONNECTION_POLICYON_STARTUP に設定されていると、リモート・ドメインへの接続が確立された場合にのみリモート・サービス (ローカル・ドメイン・ゲートウェイによって宣言されたサービス) は宣言されます。つまり、リモート・ドメインとの接続が確立されていない場合、リモート・サービスは中断されます。デフォルトでは、60 秒おきに、異常終了した接続が再試行されるよう設定されています。すべてのネットワーク・アドレスが試行されます。再接続の間隔は変更することもできます (MAXRETRY および RETRY_INTERVAL を参照)。

接続方針が INCOMING_ONLY の場合、ドメイン・ゲートウェイは起動時にリモート・ドメインへの接続を試行しません。そのため、初期のリモート・サービスは中断されています。ドメイン・ゲートウェイは、リモート・ドメインからの受信時接続で利用できます。また、管理コマンド "connect" で要求されたときに、接続が試行されます。リモート・サービスは、ローカル・ドメイン・ゲートウェイが受信時接続を受信したとき、または管理コマンドで接続が行われたときに宣言されます。リモート・ドメインへの管理接続時において、複数のネットワーク・アドレスが順に試行されるように設定する場合は、リモート・ドメインの複数のエントリを DM_TOPEND セクションで指定できます。INCOMING_ONLY が接続方針として設定されていると、再接続は行われません

DMTLOGDEV = string

このマシンのドメイン・トランザクション・ログ (DMTLOG) を含む BEA Tuxedo ファイル・システムを指定します。DMTLOG は、BEA Tuxedo システムの VTOC テーブルとしてデバイスに格納されます。このパラメータが指定されないと、ドメイン・ゲートウェイ・グループはトランザクション・モードで要求を処理できません。同じマシン上で動作しているローカル・ドメイン間で DMTLOGDEV ファイル・システムを共有することはできますが、各ローカル・ドメインは、DMTLOGNAME キーワード (下記参照) で指定された名前のログ (DMTLOGDEV 内のテーブル) を保持する必要があります。

DMTLOGNAME = identifier

このドメインに対するドメイン・トランザクション・ログの名前を指定します。複数のローカル・ドメイン間で DMTLOGDEV を共有する場合は、一意な名前を指定する必要があります。このパラメータが指定されない場合、デフォルトの文字列である "DMTLOG" が使用されます。名前は 30 文字以内で指定する必要があります。

DMTLOGSIZE = numeric

このマシンに対するドメイン・トランザクション・ログのサイズをページ数で指定します。0 より大きく、BEA Tuxedo ファイルシステムで使用可能な容量より小さい値を指定する必要があります。指定されない場合、デフォルトの 100 ページが設定されます。

MAXRDTRAN = numeric

トランザクションに含めることのできるドメインの最大数を指定します。この値は 0 より大きく、32,768 未満でなければなりません。指定されない場合、デフォルトの 16 が設定されます。

MAXRETRY = {numeric | MAXLONG}

ドメイン・ゲートウェイがリモート・ドメインへ接続を試みる回数を指定します。最小値は 0 であり、最大値は MAXLONG です。MAXLONG を指定すると、再接続処理が無限に繰り返されるか、または接続が確立されるまで繰り返されます。接続方針が ON_STARTUP の場合、MAXRETRY はデフォルトで MAXLONG に設定されます。MAXRETRY=0 を指定すると、自動再接続処理は行われません。その他の接続方針では、自動再接続処理機能は無効です。

MAXRETRY パラメータは、接続方針が ON_STARTUP の場合にのみ有効です。

MAXTRAN = numeric

このローカル・ドメイン上で同時に実行できるグローバル・トランザクションの最大数を指定します。0 以上で、TUXCONFIG ファイルで指定した MAXGTT パラメータ以下の値を指定する必要があります。このパラメータが指定されない場合、デフォルトの MAXGTT が設定されます。

RETRY_INTERVAL = numeric

リモート・ドメインへの接続が自動的に試行される間隔を秒単位で指定します (すべてのネットワーク・アドレスが試行されます)。最小値は 0 であり、最大値は2147483647 です。RETRY_INTERVAL のデフォルト値は 60 です。MAXRETRY が 0 に設定されている場合、RETRY_INTERVAL は指定できません。

接続方針が ON_STARTUP に設定されている場合のみ、RETRY_INTERVAL パラメータは有効です。その他の接続方針では、自動再接続処理機能は無効です。

SECURITY = value

使用するアプリケーション・セキュリティの種類を指定します。TOPEND ドメインの SECURITY パラメータに指定できる値は、NONECLEARSAFEPRIVATE の 4 つです。値 NONE はデフォルトで、認証、認可、またはノード間メッセージ保護に BEA TOP END セキュリティが使用されないことを示します。NONE 以外の値は、BEA TOP END システムとゲートウェイで BEA TOP END 認証および認可が使用されることを示します。また、値 CLEAR はノード間メッセージに対して保護が必要ないことを示します。値 SAFE は、メッセージが Kerberos SAFE メッセージ・チェックサムを使用して送信されることを示します。値 PRIVATE は、メッセージが DES の Kerberos 4 インプリメンテーションを使用して暗号化されることを示します。SECURITY の値は、各 BEA TOP END ノード上の nm_config (4T) ファイル内の対応する BEA TOP END ノード・マネージャのコンフィギュレーションと一致している必要があります。この一致に関しては、リモート BEA TOP END ノードとの接続確立時に検証されます。

DM_REMOTE_DOMAINS セクション

このセクションは、既知のリモート・ドメインとその特性を識別します。

TOP END ドメイン・ゲートウェイ (TEDG) の定義について、このセクションではリモート BEA TOP END システム・ノード上のネットワーク・インターフェイス・コンポーネントへの接続を定義します。

エントリの形式は次のとおりです。

RDOM required_parameters

RDOM は、このコンフィギュレーションで既に使用されている各リモート・ドメインを識別する identifier の値です。RDOM は、コンフィギュレーション内で一意な値である必要があります。

RDOM は BEA TOP END LDOM が接続する BEA TOP END システムのノードを定義します。LDOM は、LDOM. と同じ BEA TOP END システムの一部である TOPEND タイプのリモート・ドメインと通信します。BEA TOP END システムの名前は DM_TOPEND セクションで定義します。BEA TOP END 隣接ノード・ルーティング・トポロジにより、BEA TOP END システムのサービスは複数のノードに存在することが可能です。そのため、TEDG LDOM は、要求された BEA TOP END サービスが存在する BEA TOP END ノードへの接続を定義するための複数の RDOM エントリを必要とする場合があります。

TYPE パラメータおよび DOMAINID パラメータは、必須パラメータです。MTYPE は、タイプ TOPEND のリモート・ドメインでは使用されません。

TYPE = identifier

このパラメータを使用して、リモート・ドメインをグループ化します。TYPE には、TOPENDTDOMAINSNAX、または OSITP のいずれかを指定できます。TOPEND は、このリモート・ドメインが BEA TOP END システムであり、TOPEND タイプのローカル・ドメインとのみ通信できることを示します。TDOMAIN は、このリモート・ドメインがほかの BEA Tuxedo システム・ドメインとのみ通信できることを示します。SNAX は、このドメインが SNA プロトコルを介してほかの TP ドメインと通信することを示します。OSITP は、このリモート・ドメインが OSI TP プロトコルを介してほかの TP ドメインと通信することを示します。

DOMAINID = string

このパラメータを使用して、リモート・ドメインを識別します。DOMAINID は、30 以下のオクテットで指定する必要があります。文字列を指定する場合は、30 文字以内で指定する必要があります (最後のヌルを含む)。DOMAINID は、各リモート・ドメインに対して一意な識別子でなければなりません。string の値は、一連の文字か、または "0x" で始まる 16 進数で指定できます。DOMAINID 値は、この RDOM 接続上で BEA TOP END システムにより BEA Tuxedo システムに対して行われる要求の BEA Tuxedo ユーザ ID として、BEA TOP END ゲートウェイによって使用されます。

DM_TOPEND セクション

このセクションは、TOPEND タイプのドメインに必要なアドレス指定情報を定義します。リモート・ドメインからローカル・サービスへの要求がローカル・ドメイン (ゲートウェイ・グループ) で受け付けられる場合、このセクションには、ローカル・ドメインごとに 1 つのエントリが必要となります。また、定義されたローカル・ドメインがアクセスできるリモート・ドメインごとに、1 つのエントリが必要です。

エントリの形式は次のとおりです。

DOM required_parameters [optional_parameters]

DOM は、DM_LOCAL_DOMAINS セクションまたは DM_REMOTE_DOMAINS セクションで、ローカル・ドメイン (LDOM) またはリモート・ドメイン (RDOM) を識別する値です。DOM 識別子は、DM_LOCAL_DOMAINS セクションで定義した LDOM、または DM_REMOTE_DOMAINS セクションで定義した RDOM と一致していなければなりません。

ローカル・ドメインとリモート・ドメイン、およびそれらのネットワーク・アドレスは、実行時に特定の TP_SYSTEM に対して、BEA TOP END ノードへの BEA TOP END ゲートウェイ接続が 1 つだけアクティブになるように設定する必要があります。BEA TOP END ネットワーク・インターフェイス・プロトコルは、複数のゲートウェイ接続をサポートしません。複数の接続をアクティブにしようとすると、TEDG または BEA TOP END ノードで実行時エラーが発生し、受け付けられる接続は 1 つだけです。ネットワーク・アドレスは変更可能であるため、このような環境設定をこのコンフィギュレーション・ファイルで完全に有効にすることはできません。

以下は、必須パラメータです。

NWADDR = string

このパラメータを使用して、ローカル・ドメインまたはリモート・ドメインに関連するネットワーク・アドレスを指定します。ローカル・ドメインと関連がある場合は、NWADDR を使用して、BEA TOP END システムからの接続を受け付けます。リモート・ドメインと関連がある場合は、NWADDR を使用して接続を開始します。プロセスで使用するネットワーク・アドレスを、接続指示を受け付けるアドレスとして指定します。ドメイン・ゲートウェイに対する接続指示受け付けアドレスは、BEA TOP END システムのネットワーク・インターフェイス・コンポーネントの通信手段となります。

文字列の形式が "0xhex-digits" または "¥¥xhex-digits" の場合、偶数の有効 16 進数桁を含める必要があります。これらの形式は、TCP/IP アドレスは含む文字配列に内部変換されます。文字列の値は次のいずれかの形式で指定します。

"//host.name:port_number"

"//#.#.#.#:port_number"

最初の形式では、gethostbyname(3c) を介してアクセスされたローカル設定名前解決機能を使ってアドレスが結合されるときに、host.name は TCP/IP ホスト・アドレスに解決されます。2 列目の #.#.#.# は、ドットで区切った 10 進数の形式で、# は 0 から 255 までの 10 進数の値を表します。

port_number は 0 から 65535 の範囲の 10 進数で、指定された文字列の 16 進の表現です。

注記 一部のポート番号は、システムで使用されるトランスポート・プロトコル (TCP/IP など) のために予約されていることがあります。お使いのシステムでどの番号が予約されているかを調べるには、トランスポート・プロトコルのマニュアルを参照してください。

このパラメータは、ローカルまたはリモート・ドメインが接続を受け付けるために使用するネットワーク・ポート・アドレスを指定します。文字列の形式が "0xhex-digits" の場合、偶数桁の 16 進数値を含める必要があります。

管理者が、BEA TOP END ネットワーク・インターフェイスで使用されるような LDOM 接続指示受け付けアドレスとして INADDR_ANY を設定する場合、"//0.0.0.0:port_number" という形式で指定します。アドレスがこの形式で指定されると、TEDG (GWTOPEND) プロセスはマシン上のすべての有効な IP アドレスの port_number で接続指示を受け付けることができます。

注記 NWADDR パラメータのホスト・アドレス部分を指定する際は注意が必要です。BEA TOP END NI が TEDG から出された接続要求を受け取るとき、TEDG のネットワーク・アドレスを名前に解決します。解決された名前は TEDG の定義されたホスト名と一致する必要があります。TEDG の定義されたホスト名と解決された名前が、大文字と小文字の相違も含めて異なる場合、NI 接続は異常終了します。このような異常終了は、GWTOPEND ログ・ファイルからも、リモート BEA TOP END NI ログ・ファイルからも明らかにならない場合があります。一般に、ホスト名の定義は DMCONFIG ファイル、TOP END NI コンフイギュレーション・ファイル、TOP END nodemap ファイル、TOP END tp_alias ファイル、およびローカル名の解決機能において一致していることが必要です。NI 名前解決については、『BEA TOP END Programmer’s Reference Manual』の tp_alias(4T) リファレンス・ページを参照してください。

NWDEVICE = string

このパラメータは、ローカル・ドメインまたはリモート・ドメインの接続指示受け付けアドレスにバインディングするときに使用するデバイス・ファイル名を指定します。NWDEVICE パラメータは不要です。以前のバージョンでは、TLI 対応のネットワーキング機能に対しては、デバイス名に絶対パス名を指定する必要があります。

TP_SYSTEM = string

コンフィギュレーション・ファイルの DM_LOCAL_DOMAINS または DM_REMOTE_DOMAINS セクションで定義される LDOM および RDOM と関連する BEA TOP END システムを定義します。このパラメータは、BEA TOP END システム名に対応する文字列を受け付けます。BEA TOP END システム名には、最後のヌルを除いて 1 文字から 8 文字まで指定できます。ASCII 文字 " "(32) から "~" (126) をこの文字列に使用できます。ただし、"/" (47) を除きます。文字列の値は、BEA TOP END システムの nm_script (4T) ファイルで定義される TP_SYSTEM 環境変数の値と一致する必要があります。

エントリが BEA TOP END ローカル・ドメインの場合 (つまり、DOM が以前に指定した LDOM と一致している場合)、NWADDR は着信に対する接続指示の受け付けに使用するネットワーク・アドレスになります。ローカル・ドメインに対しては 1 つのエントリだけを設定できます。

リモート・ドメインに対しては、複数のネットワーク・アドレスで接続試行が順に行われるように、複数のエントリを設定することができます。最初の指定は一次アドレス (リモート・ドメインへの接続が最初に試行されるときの接続先) と見なされます。一次エントリの NWADDR を使用してネットワーク接続を確立できない場合、2 番目のエントリに関連付けられた NWADDR が使用されます。それまでのエントリで接続がすべて異常終了すると、順に次のエントリが使用されます。すべてのネットワーク・アドレスへの接続が失敗すると、接続の試行は異常終了します。リモート・ドメインに関連するエントリは、何回でも指定できます。ネットワーク・アドレスの設定が多すぎる場合、または使用できないアドレスを設定した場合、性能が低下することがあります。

エントリが二次リモート・ドメインを指す場合 (つまり、DOM が以前に指定した RDOM と一致している場合)、エントリはネットワーク接続が一次エントリの NWADDR (および前の二次エントリの NWADDR) を使って確立しないときにだけ使用します。各二次エントリで、

二次リモート・ゲートウェイ定義は、TOP END ドメイン・ゲートウェイでは使用しないようにしてください。

DM_ACCESS_CONTROL セクション

このセクションは、ローカル・ドメインが使用するアクセス制御リストを指定します。

このセクションの行は、次の形式をとります。

ACL_NAME required_parameters

ACL_NAME はアクセス制御リストを指定するための identifier です。長さは 15 文字までです。

以下は、必須パラメータです。

ACLIST = identifier[,identifier]

ACLIST は、カンマで区切った 1 つ以上のリモート・ドメイン名 (RDOM) で構成されます。ワイルドカード文字 (*) を使用すると、DM_REMOTE_DOMAINS セクションで定義したすべてのリモート・ドメインがローカル・ドメインにアクセスできることを指定できます。

DM_LOCAL_SERVICES セクション

このセクションでは、BEA Tuxedo サービスおよび /Q キュー・スペースを BEA TOP END システムで利用するために必要なマッピング情報を定義します。TEDG 以外のドメイン・ゲートウェイのために記述された DMCONFIG ファイルの場合、このセクションのエントリは、ローカル・サービスを対応するリモート名にマップするために使用します。一方、TEDG のために記述された DMCONFIG ファイルでは、タイプ・エントリは要求/応答および会話サービスのマッピングを定義するために使用します。さらに、BEA Tuxedo キュー・スペース・マッピングとキュー名マッピングを定義するためにも、このセクションのタイプ・エントリを使用します。SERVICEQSPACE、または QNAME のエントリを設定することができます。各エントリは TYPE パラメータで識別されます。このセクションは TOP END ドメイン・ゲートウェイでは必須です。

このセクションの行の形式は、次のとおりです。

service [TYPE=SERVICE]required_parameters [optional_parameters]
qspace  TYPE=QSPACE required_parameters [optional_parameters]
qname   TYPE=QNAME required_parameters [optional_parameters]

service はエクスポートされた BEA Tuxedo サービスの名前、qspace はエクスポートされた BEA Tuxedo キュー・スペースの名前、qname は BEA Tuxedo キュー・スペースで定義されたキューの名前です。それぞれの名前は 15 文字以内で指定します。

SERVICE エントリは、TEDG によって BEA TOP END システムに宣言される BEA Tuxedo サービス (製品、関数、ターゲット) を定義します。BEA TOP END システムに宣言される BEA Tuxedo サービスのエントリには、BEA TOP END サービス識別子 (製品、関数、ターゲット、修飾子) から BEA Tuxedo サービス名へのマッピングを含む必要があります。これらのサービス識別子は、BEA TOP END tp_client_send(3T) および tp_client_signon(3T) ルーチン呼び出しで使用されます。

このセクションの QSPACE エントリは、BEA TOP END が RTQ キューとして使用できる BEA Tuxedo キュー・スペースを定義します (制限が適用されます)。RTQ キューは、RTQ グループ名、RTQ キュー名、およびターゲット名を BEA TOP END サービス名として宣言することにより、BEA TOP END で利用可能になります。BEA TOP END ゲートウェイは、その RTQ キュー名に送信された tp_rtq_put(3T) 要求を、RTQ サーバと同じように動作して処理します。次に、各要求はこの QSPACE エントリで識別される BEA Tuxedo キュー・スペースにマップされます。メッセージをキューに入れるために、QSPACE エントリと QNAME エントリの両方が必要です。

QNAME エントリは、RTQ を通して BEA Tuxedo システムのキューに入れられる要求に対して、BEA TOP END サービス要求の BEA Tuxedo キュー名へのマッピングを定義します。QNAME エントリは BEA TOP END システムにサービスとしては宣言されません。QSPACE エントリと QNAME エントリは独立しています。QSPACE 識別子と QNAME 識別子は、関連する BEA TOP END 識別子を tp_rtq_put(3T) ルーチン呼び出しで指定することにより、アプリケーションで任意に組み合わせて使用できます。組み合わせがローカル BEA Tuxedo ドメインに存在しないと、実行時エラーが発生します。

QNAME エントリは、その製品、関数、ターゲット、および修飾子の組み合わせに関して、特定の LDOM で一意である必要があります。同じ組み合わせのエントリが複数設定された場合、TEDG は最初のエントリしか使用しません。

TE_PRODUCT パラメータを含む任意の SERVICE または QNAME エントリ、あるいは TE_RTQGROUP パラメータを含む任意の QSPACE エントリは、そのエントリが LDOM パラメータで特定のローカル・ドメインに対して設定されていない場合、すべての TOPEND ローカル・ドメインに適用できます。特定の LDOM に対して設定されたエントリは、そのドメインのゲートウェイだけに適用されます。

SERVICE および QSPACE エントリは、BEA TOP END サービスとして宣言される BEA TOP END サービス識別子を設定するので、これらの識別子が特定の LDOM に対して重複してはいけません。SERVICE エントリの場合、TE_PRODUCTTE_FUNCTION、および TE_TARGET が宣言されます。QSPACE エントリでは、TE_RTQGROUPTE_RTQNAME、および TE_TARGET が、製品、関数、およびターゲット識別子として宣言されます。したがって、SERVICE エントリの製品、関数、およびターゲットが QSPACE エントリの RTQ グループ、RTQ キュー名、およびターゲットと一致すると、TEDG は要求をルーティングできません。BEA TOP END システムの場合同様に、ターゲットのデフォルト値は短縮されたノード名です。

コンフィギュレーションに複数の BEA TOP END システムの LDOM を含む場合、または複数のタイプのゲートウェイを含む場合は、LDOM パラメータをローカル・サービス・エントリで指定する必要があります。LDOM を指定せずに、混在型のコンフィギュレーションを作成することは避けてください。ゲートウェイが正しく初期化しないことがあります。疑わしい場合は、明示的に LDOM を設定してください。

次に、エントリ・タイプごとに必須パラメータとオプション・パラメータを示します。

エントリ・タイプ

必須パラメータ

オプション・パラメータ

SERVICE

TE_PRODUCTTE_FUNCTION

TYPEACLLDOMINBUFTYPEOUTBUFTYPETE_TARGETTE_QUALIFIER

QSPACE

TYPETE_RTQGROUPTE_RTQNAME

ACLLDOMTE_TARGET

QNAME

TYPETE_PRODUCTTE_FUNCTION

LDOMINBUFTYPETE_TARGETTE_QUALIFIER


 

必須パラメータとオプション・パラメータについて、以下に説明します。

TYPE = SERVICE | QSPACE | QNAME

定義されるエントリのタイプを指定します。値 SERVICE は、そのエントリが、BEA TOP END システムにエクスポートされるローカル BEA Tuxedo サービスに適用可能なマッピング・パラメータを定義することを指定します。値 QSPACE は、そのエントリが、BEA TOP END システムによって RTQ キューとして利用されるローカル BEA Tuxedo キュー・スペースに適用可能なッピング・パラメータを定義することを指定します。値 QNAME は、そのエントリが、RTQ を通して BEA Tuxedo システムのキューに入れられる要求に対して、BEA TOP END サービス名の BEA Tuxedo キュー名へのマッピングに適用可能なパラメータを定義することを指定します。デフォルト値は SERVICE です。

TE_PRODUCT = string

BEA TOP END 製品名を指定します。長さは、最後のヌルを除いて 32 文字までです。有効な文字は、a-zA-Z0-9_-、および . (ピリオド) だけです。

TE_FUNCTION = string

BEA TOP END 関数名を指定します。長さは、最後のヌルを除いて 8 文字までです。有効な文字は、a-zA-Z0-9_-、および . (ピリオド) だけです。

TE_TARGET = string

BEA TOP END Message メッセージ・センシティブ・ルーティング (MSR) のターゲットを指定します。string の値の長さは、最後のヌルを除いて 8 文字までです。有効な文字は、a-zA-Z0-9_-、および . (ピリオド) だけです。SERVICE および QSPACE エントリでは、最後の非空白文字としてアスタリスクを使用できます。 DMCONFIG ファイルの TE_TARGET パラメータのデフォルト値は空白で、値が設定されていないことを示します。SERVICE および QSPACE エントリの場合、このパラメータの値は、実行時にデフォルトで TEDG の短縮ノード名に変更されます。これらの値は、BEA TOP END システムがデフォルトのターゲット名に対して従う規則と一致します。

TE_QUALIFIER = integer

BEA TOP END 関数修飾子を指定します。有効な値の範囲は、0 から 2147483647 までです。デフォルト値は "0" です。

TE_RTQGROUP = string

BEA TOP END RTQ グループ名を指定します。string の値の長さは、最後のヌルを除いて 32 文字までです。有効な文字は、a-zA-Z0-9_-、および . (ピリオド) だけです。

TE_RTQNAME = string

BEA TOP END RTQ キュー名を指定します。string の値の長さは、最後のヌルを除いて 8 文字までです。有効な文字は、a-zA-Z0-9_-、および . (ピリオド) だけです。

ACL = identifier

アクセス制御リスト (ACL) の名前を指定します。TEDG はこのリストを使用して、BEA TOP END システムがこの SERVICE または QSPACE に対して行う要求を制限します。ACL は、DMCONFIG ファイルの DM_ACCESS_CONTROL セクションで定義します。 このパラメータを指定しないと、このエントリに対する要求についてアクセス制御が実行されません。

LDOM = identifier

このサービスまたはキュー・スペースをエクスポートするローカル・ドメイン、あるいはキュー名エントリが適用されるローカル・ドメインの名前を指定します。このキーワードを指定しない場合、エントリは、DM_LOCAL_DOMAINS セクションで定義したすべての TOPEND ローカル・ドメインに適用されます。

INBUFTYPE = type[:subtype]

このサービスまたはキュー名が使用できる入力バッファ・タイプを、1 つのバッファ・タイプに制限します。BEA TOP END サービスおよびキュー名エントリでは、有効なタイプの値は FML32CARRAY、および X_OCTET です。

OUTBUFTYPE = type[:subtype]

このサービスから受け付けられる出力バッファ・タイプを、1 つのバッファ・タイプに制限します。BEA TOP END サービス・エントリでは、有効なタイプの値は FML32CARRAY、および X_OCTET です。

DM_REMOTE_SERVICES セクション

このセクションは、BEA TOP END サービス、RTQ キュー、および RTQ を介してアクセスされるサービスを BEA Tuxedo アプリケーションで利用するために必要なマッピング情報を定義します。TEDG 以外のドメイン・ゲートウェイのために記述された DMCONFIG ファイルの場合、このセクションのエントリは、ローカル・サービスを対応するリモート名にマップするために使用します。

一方、TEDG のために記述された DMCONFIG ファイルでは、このセクションのエントリの目的は異なります。

SERVICEQSPACE、または QNAME のエントリを設定することができます。各エントリは TYPE パラメータで識別されます。このセクションは TOP END ドメイン・ゲートウェイでは必須です。

このセクションの行の形式は、次のとおりです。

service [TYPE=SERVICE]required_parameters [optional_parameters]
qspace  TYPE=QSPACE   required_parameters [optional_parameters]
qname   TYPE=QNAME    required_parameters [optional_parameters]

service は BEA TOP END サービスに割り当てられた BEA Tuxedo サービスの名前、qspace は RTQ キューに割り当てられた BEA Tuxedo キュー・スペースの名前、qname は RTQ を介してアクセスされる BEA TOP END サービスに割り当てられた BEA Tuxedo キューの名前です。それぞれの名前は 15 文字以内で指定します。

SERVICE エントリは、TEDG によって BEA Tuxedo ドメインに宣言される BEA TOP END サービスを定義します。アプリケーションに宣言される BEA TOP END サービスのエントリは、BEA Tuxedo サービス名を BEA TOP END サービス識別子にマップしなければなりません。これらのサービス名は、tpcall(3c) および tpacall(3c) 関数で使用します。

このセクションの QSPACE エントリは、TEDG によって、BEA Tuxedo ドメインで BEA Tuxedo キュー・スペース同様に利用できるようになる BEA TOP END RTQ キューを定義します (制限が適用されます)。キュー・スペースは、キュー・スペース名を BEA Tuxedo サービス名として宣言することにより、BEA Tuxedo システムで利用可能になります。ゲートウェイは、そのキュー・スペース名に送信された tpenqueue 要求を、TMQUEUE サーバと同じように動作して処理します。次に、要求はこの qspace エントリで識別される RTQ キューにマップされます。メッセージをキューに入れるために、QSPACE エントリと QNAME エントリの両方が必要です。

QNAME エントリは、BEA TOP END システムのキューに入れられる要求に対して、BEA Tuxedo キュー名の BEA TOP END サービス名へのマッピングを定義します。QNAME エントリは BEA Tuxedo システムにサービスとしては宣言されません。QSPACE エントリと QNAME エントリは独立しています。QSPACE 識別子と QNAME 識別子は、tpenqueue(3c) 関数を使用して、アプリケーションにより任意に組み合わせて使用できます。

QNAME エントリは、キュー名識別子に関して、特定の LDOM で一意でなければなりません。同じ識別子のエントリが複数設定された場合、TEDG は最初のエントリしか使用しません。

TE_PRODUCT パラメータを含む任意の SERVICE または QNAME エントリ、あるいは TE_RTQGROUP パラメータを含む任意の QSPACE エントリは、そのエントリが LDOM パラメータで特定のローカル・ドメインに対して設定されていない場合、各 TOPEND ローカル・ドメインに適用できます。特定の LDOM に対して設定されたエントリは、そのドメインのゲートウェイだけに適用されます。

SERVICE および QSPACE エントリは、BEA Tuxedo サービスとして宣言されるサービス識別子およびキュー・スペース識別子を設定するので、これらの識別子が特定の LDOM に対して重複してはいけません。ただし、ロード・バランシングのためには、タイプと識別子が同じエントリを複数設定できます。同じサービス識別子のエントリはすべて、CONV パラメータの値が同じである必要があります。

コンフィギュレーションに複数の BEA TOP END システムの LDOM を含む場合、または複数のタイプのゲートウェイを含む場合は、LDOM パラメータを DMCONFIG ファイルの DM_REMOTE_SERVICES セクションで指定する必要があります。RDOM をリモート・サービス・エントリ、または参照ルーティング・エントリで指定する場合は、その値は LDOM タイプ (TOPEND) および TP_SYSTEM の値と一致しなければなりません。LDOM を指定せずに、あるいはタイプまたは TP_SYSTEM が混在する RDOM を参照して、混在型のコンフィギュレーションを作成してはなりません。ゲートウェイが正しく初期化しないことがあります。疑わしい場合は、明示的に LDOM を設定し、また (RDOM パラメータまたは ROUTING を介して) リモート・ドメインを指定してください。リモート・ドメインに対する「ワイルドカード」仕様は、単一のゲートウェイ・タイプを定義するときだけ使用してください。

次に、エントリ・タイプごとに必須パラメータとプション・パラメータを示します。

エントリ・タイプ

必須パラメータ

オプション・パラメータ

SERVICE

TE_PRODUCTTE_FUNCTION

TYPELDOMRDOM、INBUFTYPEOUTBUFTYPECONVTE_TARGETTE_QUALIFIERTRANTIMEROUTING

QSPACE

TYPETE_RTQGROUPTE_RTQNAME

LDOMRDOMTE_TARGETTRANTIMEROUTING

QNAME

TYPETE_PRODUCTTE_FUNCTION

LDOMINBUFTYPETE_TARGETTE_QUALIFIER


 

必須パラメータとオプション・パラメータについて、以下に説明します。

TYPE = SERVICE | QSPACE | QNAME

定義されるエントリのタイプを指定します。値 SERVICE は、そのエントリが、BEA TOP END サービスをローカル BEA Tuxedo サービスとして利用するために必要なマッピング・パラメータを定義することを指定します。値 QSPACE は、そのエントリが、BEA TOP END RTQ キューをローカル BEA Tuxedo キュー・スペースとして利用するために必要マッピング・パラメータを定義することを指定します。値 QNAME は、そのエントリが、/Q を通して BEA TOP END システムのキューに入れられる要求に対して、BEA Tuxedo キュー名を BEA TOP END サービス名にマッピングするために必要なパラメータを定義することを指定します。デフォルト値は SERVICE です。

TE_PRODUCT = string

BEA TOP END 製品名を指定します。長さは、最後のヌルを除いて 32 文字までです。有効な文字は、a-zA-Z0-9_-、および . (ピリオド) だけです。

TE_FUNCTION = string

BEA TOP END 関数名を指定します。長さは、最後のヌルを除いて 8 文字までです。有効な文字は、a-zA-Z0-9_-、および . (ピリオド) だけです。

TE_TARGET = string

BEA TOP END メッセージ・センシティブ・ルーティング (MSR) ターゲットを指定します。長さは、最後のヌルを除いて 8 文字までです。有効な文字は、a-zA-Z0-9_-、および . (ピリオド) だけです。デフォルトは空白です。

TE_QUALIFIER = integer

BEA TOP END 関数修飾子を指定します。有効な値の範囲は、0 から 2147483647 (符号なし long の最大値) までです。デフォルト値は "0" です。

TE_RTQGROUP = string

BEA TOP END RTQ グループ名を指定します。長さは、最後のヌルを除いて 32 文字までです。有効な文字は、a-zA-Z0-9_-、および . (ピリオド) だけです。

TE_RTQNAME = string

BEA TOP END RTQ キュー名を指定します。長さは、最後のヌルを除いて 8 文字までです。有効な文字は、a-zA-Z0-9_-、および . (ピリオド) だけです。

LDOM = identifier

このサービスまたは RTQ キューをインポートするローカル・ドメイン、あるいはキュー名エントリが適用されるローカル・ドメインの名前を指定します。このキーワードを指定しない場合、エントリは、DM_LOCAL_DOMAINS セクションで定義したすべての TOPEND ローカル・ドメインに適用されます。

RDOM = identifier1[,identifier2][,identifier3]

このサービスまたは RTQ キューを提供するリモート・ドメインの名前を指定します。リモート・ドメインは、タイプ TOPEND で、このエントリが適用されるローカル・ドメインと同じ TP_SYSTEM の一部でなければなりません。このパラメータとルーティング基準が指定されないと、ローカル・ドメインは、TP_SYSTEM の値がローカル・ドメインと同じで、タイプが TOPEND のリモート・ドメインはどれも、サービスまたは RTQ キューを提供するものと見なします。

引数 identifier2 および identifier3 を指定して代替のリモート・ドメインを設定する場合は、CONNECTION_POLICY パラメータの値として ON_STARTUP を指定する必要があります。identifier2 が設定されていると、フェイルオーバーに使用されます (identifier1 に指定されたリモート・ドメインがアクセス不可能なため、identifier2 に指定されたリモート・ドメインが使用される)。同様に、identifier3 に指定された値もフェイルオーバーに使用されます(identifier1 および identifier2 に指定されたリモート・ドメインがアクセス不能の場合、identifier3 に指定されたリモート・ドメインが使用される)。リモート・サービスでは、ロード・バランシング (リモート・サービス・エントリの複数設定) とドメイン・フェイルオーバー (このパラメータで指定される代替リモート・ドメインの使用) の両方を使用できます。

ROUTING = identifier

複数のリモート・ドメインが同じサービスを提供する場合、このパラメータを指定すれば、ローカル・ドメインはデータ依存型ルーティングを実行できます。identifier は、このデータ依存型ルーティングで使用する基準名を指定します。このパラメータを指定しないと、データ依存型ルーティングはこのサービスで使用できません。identifier は 15 文字以内で指定します。サービス名またはキュー・スペース名が同じで、異なる RDOM パラメータを指定したエントリが複数存在する場合は、これらのすべてのエントリで同じ ROUTING パラメータを指定する必要があります。さらに、参照されるルーティング基準で (RDOM を使用して) 設定されたリモート・ドメインは、このエントリが適用されるローカル・ドメインと同じ TP_SYSTEM の一部でなければなりません。

INBUFTYPE = type[:subtype]

このサービスまたはキュー名が使用できる入力バッファ・タイプを、1 つのバッファ・タイプに制限します。BEA TOP END サービスおよびキュー名エントリでは、有効なタイプの値は FML32CARRAY、および X_OCTET です。

OUTBUFTYPE = type[:subtype]

このサービスから受け付けられる出力バッファ・タイプを、1 つのバッファ・タイプに制限します。BEA TOP END サービス・エントリでは、有効なタイプの値は FML32CARRAY、および X_OCTET です。

CONV = {Y | N}

擬似会話を BEA TOP END サーバ・アプリケーションで管理する場合、Y に設定する必要があります。アプリケーション・コンテキストは維持される場合と維持されない場合があります。CONVY に設定した場合は、会話の XATMI 関数 (tpconnecttpsend、および tpdiscon) を使用する必要があります。CONVN に設定した場合、要求/応答 XATMI 関数 (tpcalltpacall) をこのサービスで使用しなければなりません。デフォルトは N です。

TRANTIME = integer

関連サービスに対して自動的に開始されたトランザクションに対して、デフォルトの間隔 (タイムアウト値) を秒単位で指定します。この値は、0 以上 2147483648 未満でなければなりません。デフォルトは 30 秒です。0 を指定すると、マシンの最大タイムアウト値、2147483648-1 に設定されます。

DM_RESOURCES

このオプションであるセクションでは、グローバル・ドメイン・コンフィギュレーション情報、特にユーザ指定のコンフィギュレーション・バージョン文字列を定義します。

このセクションの唯一のパラメータは、次のとおりです。

VERSION = string

string は、ユーザがカレント・ドメイン・コンフィギュレーション・ファイルのバージョン番号を入力するためのフィールドです。このフィールドはソフトウェアによってチェックされません。

DM_ROUTING セクション

このセクションでは、FML32 を使用したサービス要求のデータ依存型ルーティングに関する情報を提供します。この説明は TOPEND タイプのゲートウェイだけに適用されます。TDOMAIN タイプのゲートウェイのルーティング情報については、DMCONFIG(5) リファレンス・ページを参照してください。

DM_ROUTING セクションの行は、次の形式をとります。

CRITERION_NAME required_parameters

CRITERION_NAME は、サービス・エントリで指定されたルーティング・エントリの identifier の名前です。CRITERION_NAME は 15 文字以内で指定します。

以下は、必須パラメータです。

FIELD = identifier

ルーティング・フィールドの名前を指定します。長さは、30 文字までです。このパラメータの値は、FML フィールド・テーブル (FML32 バッファの場合) で識別されたフィールド名であると想定されます。環境変数 FLDTBLDIR32FIELDTBLS32 を使用して、FML フィールド・テーブルを見つけます。FML32 バッファ内のフィールドがルーティングに使用される場合は、フィールド番号は 8191 以下でなければなりません。

RANGES = "string"

ルーティング・フィールドの範囲、および関連するリモート・ドメイン名 (RDOM) を指定します。string は二重引用符で囲みます。string の値は、範囲/RDOM のペアをカンマで区切って順番に並べます (このリファレンス・ページで後述する「使用例」の項を参照)。

範囲は、単一の値 (符号付き数値または一重引用符で囲んだ文字列)、または lower - upper の形式で表します。lowerupper はいずれも、符号付き数値または一重引用符で囲んだ文字列です。lower の値は upper の値以下でなければなりません。

文字列値に一重引用符を埋め込むには (例: O'Brien)、一重引用符の前にバックスラッシュを 2 つ入れます (例: O\\'Brien)。

関連する FIELD のデータ型の最小値を示すには、値 MIN を使用します。文字列と carray の最小値にはヌル文字列を指定します。文字フィールドの最小値には、0 を指定します。数値の場合、これはフィールドに格納できる最小値です。

関連する FIELD のデータ型の最大値を示すには、値 MAX を使用します。文字列と carray の最大値には、8 進数値の 255 文字の無限文字列を指定します。文字フィールドの最大値には、単一の 8 進数値の 255 文字を指定します。数値の場合は、数値としてフィールドに格納できる最大値です。したがって、"MIN - -5" は -5 以下のすべての数値を指し、"6 - MAX" は、6 以上のすべての数値を指すことになります。範囲内のメタキャラクタ * (ワイルドカード) は、すでにエントリとして指定した範囲では使用されなかった任意の値を示します。1 つのエントリで使用できるワイルドカード範囲は 1 つだけで、最後になければなりません (その後の範囲は無視されます)。

ルーティング・フィールドには、FML でサポートされている任意のデータ型を指定できます。数値ルーティング・フィールドには数値で範囲を指定し、文字列ルーティング・フィールドには、文字列で範囲を指定する必要があります。文字列で範囲を設定する場合は、文字列、carray、および文字フィールド型の値を一重引用符で囲みます。先頭に符号を付けることはできません。short 型および long 型の整数値は数字の文字列であり、オプションで先頭に正の符号または負の符号を付けることができます。浮動小数点数は、C コンパイラまたは atof(): で受け入れられる形式で指定します。つまり、符号 (オプション)、数字の文字列 (オプションで小数点を追加)、e または E (オプション)、符号またはスペース (オプション)、整数という形式で指定します。

フィールド値が範囲と一致するときに、関連する RDOM 値には、要求がルーティングされるリモート・ドメインを指定します。RDOM 値に "*" を指定すると、ゲートウェイ・グループが認識する任意のリモート・ドメインに要求が送られることを示します。

範囲と RDOM のペアでは、範囲と RDOM がコロン (:) で区切られます。

BUFTYPE = "type1[:subtype1[,subtype2 .. . ]][;type2[:subtype3[, . . . ]]] . . ."

これは、このルーティング・エントリが有効なデータ・バッファのタイプとサブタイプを示すリストです。TOP END ドメイン・ゲートウェイの場合、タイプは FML32 に制限されます。FML32 ではサブタイプを指定できません。このパラメータは必須です。

(FML32 バッファに対して) フィールド値が設定されていない場合、またはフィールド値が特定の範囲と一致しないで、ワイルドカード範囲が指定されていない場合は、リモート・サービスの実行を要求したアプリケーション・プロセスに対してエラーが返されます。

GWTOPEND(5) の DMCONFIG に関する追加情報

ファイル

BDMCONFIG 環境変数を使用して、BDMCONFIG コンフィギュレーション・ファイルを検索します。

使用例

以下のコンフィギュレーション・ファイルの例は、コア BEA Tuxedo DMCONFIG(5) リファレンス・ページの使用例 1 に基づいています。この例は、BEA TOP END システムと単一接続を持つ TOP END ドメイン・ゲートウェイを含むように拡張されています。このシナリオで、BEA TOP END システムは、BEA Tuxedo アプリケーションのユーザが必要とするサービスを提供するバンキング・アプリケーションも実行しています。逆に、ある一定の BEA Tuxedo サービスを、変更されたクライアント・プログラムで使用するために BEA TOP END システムで利用できることが必要です。簡単なキューイングの例も含まれています。

このコンフィギュレーションの DMCONFIG ファイルを以下に示します。元のコア DMCONFIG(5) ファイルの使用例からの変更個所は、太字で示しています。

#  CENTRAL BANK 用の BEA Tuxedo ドメイン・コンフィギュレーション・ファイル
#
#
*DM_LOCAL_DOMAINS
# <local domain name> <Gateway Group name> <domain type> <domain id> <log device>
# [<audit log>] [<blocktime>]
# [<log name>] [<log offset>] [<log size>]
# [<maxrdtran>] [<maxtran>]
# [<maxdatalen>] [<security>]
# [<tuxconfig>] [<tuxoffset>]
#
#
デフォルト:SECURITY = NONE


c01 GWGRP = bankg1
TYPE = TDOMAIN
DOMAINID = "BA.CENTRAL01"
DMTLOGDEV = "/usr/apps/bank/DMTLOG"
DMTLOGNAME = "DMTLG_C01"

c02 GWGRP = bankg2
TYPE = OSITP
DOMAINID = "BA.CENTRAL02"
DMTLOGDEV = "/usr/apps/bank/DMTLOG"
DMTLOGNAME = "DMTLG_C02"

c03 GWGRP = bankg3
TYPE = TOPEND
DOMAINID = "CENTRALBKGW"
DMTLOGDEV = "/usr/apps/bank/DMTLOG"
DMTLOGNAME = "DMTLG_C03"
SECURITY = CLEAR

#
*DM_REMOTE_DOMAINS
#<remote domain name> <domain type> <domain id>
#
b01 TYPE = TDOMAIN
DOMAINID = "BA.BANK01"

b02 TYPE = TDOMAIN
DOMAINID = "BA.BANK02"

b03 TYPE = TDOMAIN
DOMAINID = "BA.BANK03"

b04 TYPE = OSITP
DOMAINID = "BA.BANK04"

b05 TYPE = TOPEND
DOMAINID = "BANK05"

*DM_TDOMAIN
#
# <local or remote domain name> <network address> [<nwdevice>]
#
# ローカル・ネットワーク・アドレス
c01 NWADDR = "//newyork.acme.com:65432" NWDEVICE ="/dev/tcp"

# リモート・ネットワーク・アドレス
b01 NWADDR = "//192.11.109.5:1025" NWDEVICE = "/dev/tcp"
b02 NWADDR = "//dallas.acme.com:65432" NWDEVICE = "/dev/tcp"
b03 NWADDR = "//192.11.109.156:4244" NWDEVICE = "/dev/tcp"

*DM_OSITP
#
#<local or remote domain name> <apt> <aeq>
# [<aet>] [<acn>] [<apid>] [<aeid>]
# [<profile>]
#
c02 APT = "BA.CENTRAL02"
AEQ = "TUXEDO.R.4.2.1"
AET = "{1.3.15.0.3},{1}"
ACN = "XATMI"
b04 APT = "BA.BANK04"
AEQ = "TUXEDO.R.4.2.1"
AET = "{1.3.15.0.4},{1}"
ACN = "XATMI"

*DM_TOPEND
# ローカル・ネットワーク・アドレス
c03 NWADDR = "//newyork.acme.com:65434"
TP_SYSTEM = "BANKSYS"
# リモート・ネットワーク・アドレス
b05  NWADDR = "//sandiego.acme.com:65434" 
TP_SYSTEM = "BANKSYS"

*DM_LOCAL_SERVICES
#<service_name> [<Local Domain name>] [<access control>] [<exported svcname>]
# [<inbuftype>] [<outbuftype>]
#
# TOP END で利用不可、マッピングなし
open_act ACL = branch LDOM=c01
close_act ACL = branch LDOM=c01
credit LDOM=c01
debit LDOM=c01
loan LDOM = c02 ACL = loans

# TOP END およびほかのドメインにエクスポートされるサービス
balance TYPE=SERVICE TE_PRODUCT="TUX" TE_FUNCTION="BALANCE" LDOM=c03

# TOP END で利用可能なキュー
qspace TYPE=QSPACE TE_RTQGROUP="TUXQUEUE" TE_RTQNAME="TUXQ" LDOM=c03
qname TYPE=QNAME TE_PRODUCT="TUX" TE_FUNCTION="QSERV" LDOM=c03

*DM_REMOTE_SERVICES
#<service_name> [<Remote domain name>] [<local domain name>]
# [<remote svcname>] [<routing>] [<conv>]
# [<trantime>] [<inbuftype>] [<outbuftype>]
#
tlr_add LDOM = c01 ROUTING = ACCOUNT
tlr_bal LDOM = c01 ROUTING = ACCOUNT
tlr_add RDOM = b04 LDOM = c02 RNAME ="TPSU002"
tlr_bal RDOM = b04 LDOM = c02 RNAME ="TPSU003"

#
#BEA Tuxedo で利用可能な新しい TOP END サービス
DEFAULT:LDOM=c03 RDOM=b05
TYPE=SERVICE TE_PRODUCT="EBANK"
te_start TE_FUNCTION="START"
te_end TE_FUNCTION="END"
te_login TE_FUNCTION="LOGIN"
te_listacct TE_FUNCTION="LISTACCT"
te_getpayees TE_FUNCTION="GETPAYES"
te_elecpay TE_FUNCTION="ELECPAY"
te_bal TE_FUNCTION="BAL"
te_transfer TE_FUNCTION="TRANSFER"
te_withdrawl TE_FUNCTION="WITHDRAW"
te_deposit TE_FUNCTION="DEPOSIT"

#
# BEA Tuxedo で利用可能な TOP END RTQ キュー
DEFAULT:LDOM=c03 RDOM=b05 TYPE=QSPACE
tuxqspace TE_RTQGROUP="TEQGROUP" TE_RTQNAME="TEQNAME"

#
# tpenqueue と RTQ を介して BEA Tuxedo で利用可能な TOP END サービス
DEFAULT:LDOM=c03 RDOM=b05 TYPE=QNAME
te_report TE_PRODUCT="EBANK" TE_FUNCTION="REPORT"
te_update TE_PRODUCT="EBANK" TE_FUNCTION="UPDATE"

*DM_ROUTING
# <routing criteria> <field> <typed buffer> <ranges>
#
ACCOUNT FIELD = branchid BUFTYPE ="VIEW:account"
RANGES ="MIN - 1000:b01, 1001-3000:b02, *:b03"

*DM_ACCESS_CONTROL
#<acl name> <Remote domain list>
#
branch ACLIST = b01, b02, b03
loans ACLIST = b04

ネットワーク・アドレス

TEDG を実行するローカル・マシンが、TCP/IP アドレス指定機能を使用していて、backus.company.com という名前になっていると仮定します。マシンのアドレスは、155.2.193.18 です。さらに、TEDG が要求を受け取るポート番号は 2334 であるとします。ポート番号 2334bankapp-gwaddr という名前のネットワーク・サービス・データベースに追加されていると仮定します。このポートの完全なアドレスは、次のように表現されます。

//155.2.193.18:bankapp-gwaddr
//155.2.193.18:2334
//backus.company.com:bankapp-gwaddr
//backus.company.com:2334
0x0002091E9B02C112

上記の最後の表現は 16 進形式です。0002 は TCP/IP アドレスの先頭部分です。091E は 16 進数に変換されたポート番号 2334 です。アドレスの残りの部分 (9B02C112) は、IP アドレス (155.2.193.12) の各要素を 16 進数に変換したものです。9B155 を変換したもの、022 を変換したものです。

関連項目

dmadmin(1)dmloadcf(1)dmunloadcf(1)tmboot(1)tmshutdown(1)DMADM(5)GWADM(5)GWTOPEND(5)

『BEA TOP END Programmer’s Reference Manual』の tp_intro(3T)、ni_config(4T)、nm_config(4T)、nm_script(4T)

『BEA Tuxedo アプリケーション実行時の管理』

『BEA Tuxedo アプリケーションの設定』

『C 言語を使用した BEA Tuxedo アプリケーションのプログラミング』

『BEA Tuxedo Domains コンポーネント』

『ATMI アプリケーションでの BEA Tuxedo TOP END Domain Gateway の使用』

 

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