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IPC 資源の上限値を定義する
ほとんどの IPC および共用メモリの掲示板テーブルは、高速処理用に静的に割り当てられているため、正しくチューニングすることが重要です。値の設定が大きすぎると、メモリと IPC 資源が無駄に消費されます。逆に、値の設定が小さすぎると、IPC 資源の上限を超えた時点でプロセスが異常終了します。tmloadcf -c コマンドを使用すると、アプリケーションに必要な IPC 資源の上限を確認できます。『BEA Tuxedo コマンド・リファレンス』の tmloadcf(1) を参照してください。
MAXACCESSERS、MAXSERVERS、MAXSERVICES、MAXINTERFACES、および MAXOBJECTS は、IPC 資源のサイズを決める、調整可能なパラメータです。アプリケーションに割り当てられる共用メモリの容量は、MAXGTT および MAXCONV パラメータによって制御されます。
MAXACCESSERS、MAXSERVERS、MAXSERVICES、MAXINTERFACES、および MAXOBJECTS パラメータの特性
注記 システム提供されるサーバには、AUTHSVR、TMQUEUE、TMQFORWARD、TMUSREVT、TMSYSEVT、TMS、TMS_QM、GWTDOMAIN、および WSL があります。 MAXACCESSERS の値を増やすと、サイトごと、および、クライアントまたはサーバ・プロセスごとに、別のセマフォが必要になります (アクセサについては注記を参照)。MAXACCESSERS の値を増やすことによって追加されるセマフォのほか、システム・プロセスでもわずかなセマフォのオーバーヘッドが発生します。一方、MAXSERVERS および MAXSERVICES の値を増やしても、各サーバ、サービス、またはクライアント・エントリに用意されている程度の少量の共用メモリしか消費されません。MAXSERVERS および MAXSERVICES パラメータは、アプリケーションの拡張に対応するために用意されています。これらのパラメータより、MAXACCESSERS を詳細に調べる方が重要です。 注記 システムでは、掲示板へのアクセス・スロットごとに 1 つのセマフォが割り当てられます。セマフォは、複数のプロセスが、掲示板の共用メモリに同時にアクセスしないようにするラッチ回路です。 BEA Tuxedo のリリース 7.1 より前の MAXACCESSERS および MAXSERVERS パラメータは、ユーザ・ライセンス数をチェックするしくみと関連付けられていました。つまり、アプリケーションで実行中の 1 台以上のマシンの MAXACCESSERS の数と、特定のマシンの MAXACCESSERS の数の合計が、MAXSERVERS の数とユーザ・ライセンス数の合計より大きい場合、マシンを起動することはできませんでした。したがって、アプリケーションの MAXACCESSERS パラメータには、MAXSERVERS の数とユーザ・ライセンス数の合計か、またはそれより小さい値を指定しなければなりませんでした。 BEA Tuxedo のリリース 7.1 以降では、アプリケーションに設定されているユーザ・ライセンスの数と、現在使用されているユーザ・ライセンスの数に基づいて、ライセンスのチェックが行われます。すべてのユーザ・ライセンスが使用中になると、アプリケーションに新しいクライアントが参加することはできなくなります。 設定例 この例では、最大 75 のプロセス (クライアントおよびサーバ) が同時にシステムにアクセスできます。掲示板では、40 サーバが 55 のサービスを宣言できます。 *RESOURCES
MAXACCESSERS 75
MAXSERVERS 40
MAXSERVICES 55
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