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サーバ・キュー情報を識別する

サーバ・キュー情報を指定すると、サーバ・メッセージ・キューを作成し、このキューへのアクセスを制御できます。BEA Tuxedo システムでは、RQADDR パラメータを使用して複数サーバ、単一キュー (MSSQ) セットを作成できます。どのサーバに対しても、このパラメータの値に英数字を設定できます。同じサービスを提供するすべてのサーバに対して同じ RQADDR 値を設定すると、サービスを 1 つのメッセージ・キューにまとめて MSSQ セットを作成することができ、ロード・バランシングを実現できます。

MSSQ の例

MSSQ セットは、銀行の窓口担当者の業務に似ています。たとえば、窓口が 4 つあり、顧客は 1 列に並んで順番にサービスを受けるとします。顧客は、空いた窓口へ順番に進みます。当然ながら、融資担当の窓口は別です。融資担当の窓口では、預金の預け入れや引き出しを処理できません。また、融資を希望する顧客は限られています。同様に、MSSQ セットの場合も、提供するサービスが異なるサーバは、同じ MSSQ セットに参加できません。

RQPERM パラメータを使用すると、UNIX システムの規則に従った、サーバ要求キューのパーミッションを指定できます (0666 など)。この設定により、要求キューへのアクセスを制御できます。

MSSQ サーバ内のサービス・ルーチンでサービス要求が発行されると、それらの要求に対する応答を応答キューで受け取る必要があります。このような応答キューは、REPLYQ=Y で指定することができます。デフォルトでは、REPLYQN が設定されています。REPLYQY に設定されている場合、RPPERM パラメータを使ってその応答キューにパーミッションを割り当てることもできます。

RQADDR、RQPERM、 REPLYQ、および RPPERM パラメータの特性

パラメータ

説明

RQADDR

MSSQ セットを作成できるようにする英数値です。値は、MSSQ セットのすべてのメンバに対して同じです。MSSQ のすべてのメンバは、同じサービスのセットを提供する必要があり、MSSQ セットのサーバは同じ実行可能ファイル名を持っていなければなりません。複数のサーバを起動するには、Min パラメータに 1 より大きい値を設定します。

RQPERM

要求キューのパーミッションを表します。パラメータを指定しない場合、RESOURCES セクションの PERM で指定された掲示板のパーミッションが使用されます。値が指定されない場合は、デフォルト値の 0666 が使用されます。デフォルトを使用すると、システム上にログインしたユーザがすべてアプリケーションにアクセスできるようになります。

REPLYQ

このサーバに対して、応答キュー (要求キューとは別) を設定するかどうかを指定します。要求キューを使用しているサーバが 1 つだけの場合、応答は問題なく要求キューから受け取られます。BEA Tuxedo システムでは、サーバが MSSQ セットのメンバであり、サービスが応答メッセージを受け取るようにプログラミングされている場合は、REPLYQ を Y に設定して、このサーバに対して応答キューが個別に作成されるようにします。そうでない場合、応答は、MSSQ セット内の全サーバが共用する要求キューに送信されてしまい、応答が要求元のサーバに返されるかどうかは保証されません。マルチスレッド化されたサーバの場合は、このパラメータが設定されていなくても、自動的に REPLYQ が作成されます。

RPPERM

応答キューのパーミッションを割り当てます。このパラメータは、REPLYQ=Y の場合のみ有効です。要求と応答が同じキューから読み出される場合、必要なのは RQPERM のみで、RPPERM は無視されます。


 

 

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