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SERVICES セクションの作成

SERVICES セクションのパラメータは、アプリケーション・サービスの処理方法を決定します。このセクションのエントリの各行は、識別子名によってサービスと関連付けられます。

SERVICES セクションでは、各サーバ・グループで提供されるサービスを識別する必要があります。SRVGRP パラメータは、1 つのサービスを複数のサーバにリンクするために用意されています。このパラメータは、サービスのインスタンスを示すパラメータを特定のサーバ・グループに関連付けます。

次の表では、分散アプリケーションの定義用の SERVICES セクションのパラメータを説明します。

SERVICES セクションのパラメータ

パラメータ

説明

LOAD (オプション)

LOAD は、システムの SVCNM による負荷の大きさを指定します。

LOAD には、1 〜 32,767 の値を指定する必要があります。数値が高くなるほど負荷も大きくなります。デフォルト値は 50 です。

PRIO (オプション)

PRIO は、SVCNM のキューからの取り出し優先順位を指定します。

PRIO には、0 より大きく、100 以下の値を指定する必要があります。優先順位の最大値は 100 です。デフォルト値は 50 です。

ROUTING (オプション)

ROUTING は、データ依存型ルーティングを行うときに、このサービスに使用されるルーティング基準名を指定します。このパラメータを指定しないと、このサービスに対してデータ依存型ルーティングは実行されません。

ROUTING には、15 文字までの文字列を指定できます。サービス名は同じで、異なる SRVGRP パラメータをもつ複数のエントリがある場合、ROUTING パラメータはこれらすべてのエントリに対して同じでなければなりません。

SRVGRP (オプション)

SRVGRP は、SVCNM によって指定され、このセクションのパラメータ・セットによって制御される、サービスのホスト・サーバ・グループを指定します。

SRVGRP の設定により、複数のサーバで提供される 1 つのサービスに対して、異なるパラメータを設定することができます。たとえば、GROUP1GROUP2 の 2 つのサーバ・グループが、両方とも WITHDRAW サービスを提供するとします。SRVGRP を設定すると、このサービスに対して、次のように異なるロード・ファクタを割り当てることができます。

WITHDRAW ROUTING=123 LOAD=60 SRVGRP=GROUP1
WITHDRAW ROUTING=123 LOAD=60 SRVGRP=GROUP2

SRVGRP には、30 文字までの文字列を指定できます。

SVCTIMEOUT (オプション)

SVCTIMEOUT は、指定したサービスの処理にかかる時間を秒単位で指定します。タイムアウトが発生すると、サービス要求を処理するサーバは、SIGKILL シグナルと共に終了します。

SVCTIMEOUT には、0 以上の値を指定する必要があります。0 は、サービスにタイムアウトを適用しないことを示します。デフォルト値は 0 です。


 

アプリケーションにトランザクション処理が含まれる場合は、SERVICES セクションでさらに 3 つのパラメータ、AUTOTRANROUTING、および TRANTIME を設定します。これらのパラメータについては、「トランザクション対応の ATMI アプリケーションのコンフィギュレーション」で説明します。

以下は、SERVICES セクションのサンプルです。

*SERVICES

WITHDRAW ROUTING=ACCOUNT_ID
DEPOSIT ROUTING=ACCOUNT_ID
OPEN_ACCT ROUTING=BRANCH_ID

 

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