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keep-alive オプションの使用

keep-alive は、ワークステーション・ハンドラとワークステーション・クライアントの間で一定期間トラフィックが発生しなかった場合に、その接続の実行可能性を定期的にチェックするネットワーク機能です。

keep-alive オプションを要求するには、UBBCONFIG ファイルの SERVERS セクションで、WSL CLOPT エントリに -K オプションを追加します。-K オプションは、clienthandlerboth、または noneという引数をとります。

オプション

指定内容

-K client

クライアント・マシンから keep-alive メッセージを生成します。keep-alive メッセージが認識されない場合、クライアント・マシンはネットワークがダウンしていると見なします。以降の ATMI 呼び出しは、TPESYSTEMtperrno で異常終了します。

-K handler

ハンドラ・マシンから keep-alive メッセージを生成します。keep-alive メッセージが認識されない場合、ハンドラ・マシンはネットワークがダウンしているものとみなします。ハンドラは、応答しないクライアントに関連するエントリをクリーンアップします。この結果、ワークステーションが同時に多重化できるクライアント (-x で指定) を、ハンドラが消費しないようにすることができます。

-K both

クライアント・マシンとハンドラ・マシンの両方から、keep-alive メッセージを生成します。このコンポーネントの利用度とタイムアウトのしきい値は、オペレーティング・システムの調整可能なパラメータによって決まります。

-K none

keep-alive オプションをオフにします。この設定は、-K をまったく指定しない場合と同じ結果になります。


 

UBBCONFIG ファイル内のエントリは、次のようになります。

WSL SRVGRP="WSLGRP" SRVID=1000 RESTART=Y GRACE=0
CLOPT=" -A -- -n //ws.beasys.com:5120 -d /dev/tcp -K both"

この例では、-K により、ワークステーション・クライアントとワークステーション・サーバの両方の keep-alive チェックが有効になります。

UBBCONFIGWSL エントリの詳細については、『ファイル形式、データ記述方法、MIB、およびシステム・プロセスのリファレンス』の WSL(5) を参照してください。

注記 指定したタイムアウト値は、システム全体に適用されます。1 つのアプリケーションに対してタイムアウト値を指定し、その値を後で変更すると、keep-alive を使用するすべてのアプリケーションに影響します。

keep-alive オプションの制約

keep-alive オプションは、ソケットを使用する BEA Tuxedo システムを搭載したプラットフォームでのみサポートされます。

このオプションは、上記以外のプラットフォームでは使用できません。BEA Tuxedo システムでは、どのサーバ・マシンにも -K オプションを指定できますが、上記以外のプラットフォームでは正しく実行されません。上記以外のプラットフォームで keep-alive 機能を実行すると失敗し、ユーザ・ログにメッセージが書き込まれます (WSH のプロセスごとに 1 回)。処理は、通常どおり続行します。

注記 keep-alive 機能は、TCP/IP 通信でのみ有効です。

 

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