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アプリケーションが正しくシャットダウンされない場合の IPC ツールの使用
IPC 資源とは、メッセージ・キュー、共用メモリ、セマフォなどのオペレーティング・システムの資源のことです。tmshutdown コマンドを使って BEA Tuxedo アプリケーションが正常にシャットダウンされると、IPC 資源はすべてシステムから削除されます。ただし、アプリケーションが正常にシャットダウンされず、システムに IPC 資源が残る場合もあります。このような場合は、アプリケーションを再起動できなくなります。
この問題の解決策として、IPCS コマンドを実行するスクリプトを使用して IPC 資源を削除し、特定のユーザが保有するすべての IPC 資源を解放する方法があります。しかし、この方法では IPC 資源の識別が困難です。たとえば、BEA Tuxedo アプリケーションの資源か、特定の BEA Tuxedo アプリケーションに属する資源か、または BEA Tuxedo システムとは無関係の資源かを識別することができません。誤って IPC 資源を削除するとアプリケーションが破損する可能性があるため、資源の種類を識別できることは重要です。
BEA Tuxedo の IPC ツール (tmipcrm コマンド) を使用すると、実行中のアプリケーションで BEA Tuxedo システムによって割り当てられている IPC 資源 (コア・システムと Workstation コンポーネントのみ) を削除できます。
IPC 資源を削除するコマンドは、TUXDIR/bin に格納されている tmipcrm です。このコマンドは、バイナリ形式のコンフィギュレーション・ファイル (TUXCONFIG) を読み込み、このファイルの情報を使用して掲示板に書き込みます。tmipcrm を使用できるのは、ローカル・サーバ・マシンに対してのみです。BEA Tuxedo のコンフィギュレーションのリモート・マシンにある IPC 資源は削除できません。
このコマンドを実行するには、次のコマンド行を入力します。
tmipcrm [-y] [-n] [tuxconfig_file]
IPC ツールを使用すると、BEA Tuxedo システムで使用されるすべての IPC 資源を一覧表示したり、IPC 資源を削除することができます。
注記 このコマンドは、TUXCONFIG 環境変数を正確に設定するか、またはコマンド行で適切な TUXCONFIG ファイルを指定しないと利用できません。
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