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マルチ・ドメイン・コンフィギュレーション

マルチ・ドメイン・コンフィギュレーションは、互いに通信する複数のドメインから構成されます。各ドメインは、シングル・マシン・コンフィギュレーションまたはマルチ・マシン・コンフィギュレーションのいずれかです。ドメイン間の通信は、すべてのドメインに送信されるサービス要求と、すべてのドメインから応答されるサービス要求を処理する高度な非同期マルチタスク・ゲートウェイによって実現されます。 複数の BEA Tuxedo ドメインと接続することにより、あるドメインのクライアントがリモート・ドメインに物理的に存在するサービスに透過的にアクセスできます。各ドメインはサービスとデータを共有していますが、別々に管理されます。

BEA Tuxedo システムでは、さまざまなネットワーク転送プロトコルに対応した各種のゲートウェイが用意されています。以下に、各タイプの Domains ゲートウェイについて説明します。

次の図は、マルチ・ドメイン・コンフィギュレーションの基本要素を示しています。

マルチ・ドメイン・コンフィギュレーション


 

マルチ・ドメイン・コンフィギュレーションの構成要素

マルチ・ドメインの構成要素

説明

BRIDGE

BEA Tuxedo システムによって提供されるドメイン内のサーバ。マシン間でサービス要求を送受信し、要求をローカル・サーバ (正確にはローカル・サーバのキュー) にルーティングします。

掲示板 (BB)

システムのコンフィギュレーションと動的な情報を保持する共用メモリ・セグメント。すべての BEA Tuxedo プロセスから利用できます。

BBL

掲示板に格納されているデータ (掲示板に対する変更を含む)、およびすべてのアプリケーション・プログラムを監視する BEA Tuxedo の管理プロセス。

クライアント

BEA Tuxedo システムを介して定期的にサービスを要求する実行可能プログラム。通常、クライアント・プログラムはユーザが作成します。

DBBL

各マシン上の BBL サーバが実行されていて、正常に機能していることを確認するための専用プロセス。このサーバは、アプリケーションのマスタ・マシン上で実行され、すべての管理機能と直接通信します。

Domains ツール: DMADMGWADMGWTDOMAINdmloadcfdmunloadcf、および DMCONFIG

メッセージ・キュー

クライアントとサーバ間の通信は、オペレーティング・システムでサポートされ、メモリ・ベースであるメッセージ・キューを介して行われます。

メッセージング・パラダイム

クライアントとサーバ間のメッセージ転送に関する各種のモデル。たとえば、要求/応答モード、会話モード、イベント、任意通知型通信などがあります。

サーバ

BEA Tuxedo システムを介して指定されたサービスを提供する実行可能プログラム。通常、サーバ・プログラムはユーザが作成します。

ワークステーション・ハンドラ (WSH)

サーバ上のマルチ・コンテキストのゲートウェイ・プロセス。ワークステーション・クライアント (リモート・サイト上で実行されているクライアント・プロセス) からのサービス要求を管理します。

ワークステーション・リスナ (WSL)

アプリケーション・サイト上で実行されるサーバ・プロセス。ワークステーション・クライアント (リモート・サイト上で実行されているクライアント・プロセス) からの接続を受け付け、配信します。

ULOG (ユーザ・ログ)

エラー・メッセージが格納されるファイル。


 

関連項目

 

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