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クライアントのビルド

実行可能クラアイントをビルドするには、buildclient(1) コマンドを実行して、BEA Tuxedo システム・ライブラリとそのほかのすべての参照ファイルを使用してアプリケーションをコンパイルします。COBOL プログラムをコンパイルするには、-C オプションを指定します。次は、buildclient コマンドの構文です。

buildclient -C filename.cbl -o filename -f filenames -l filenames

次の表は、buildclient コマンドのオプションを示しています。

buildclient のオプション

オプションまたは引数

説明

filename.cbl

コンパイルする COBOL 言語のアプリケーション。

-o filename

実行可能な出力ファイル。出力ファイルのデフォルト名は a.out です。

-f filenames

BEA Tuxedo システムのライブラリより先にリンクされるファイルのリスト。-f オプションは、コマンド行で複数回指定できます。また、各 -f に複数のファイル名を指定できます。COBOL プログラム・ファイル (file.cbl) を指定すると、リンクされる前にコンパイルが行われます。ほかのオブジェクト・ファイル (file.o) を個別に、またはアーカイブ・ファイル (file.a) にまとめて指定することもできます。

-l filenames

BEA Tuxedo システム・ライブラリの後にリンクされるファイルのリスト。-l オプションは、コマンド行で複数回指定できます。また、各 -l に複数のファイル名を指定できます。COBOL プログラム・ファイル (file.cbl) を指定すると、リンクされる前にコンパイルが行われます。ほかのオブジェクト・ファイル (file.o) を個別に、またはアーカイブ・ファイル (file.a) にまとめて指定することもできます。

-r

実行可能サーバにリンクされるリソース・マネージャのアクセス・ライブラリ。アプリケーション管理者は、buildtms(1) コマンドを使用して、すべての有効なリソース・マネージャ情報を $TUXDIR/updataobj/RM ファイルに事前に定義しておく必要があります。指定できるリソース・マネージャは 1 つだけです。詳細については、『BEA Tuxedo アプリケーションの設定』を参照してください。

注記 BEA Tuxedo ライブラリは自動的にリンクされます。コマンド行に BEA Tuxedo ライブラリを指定する必要はありません。

リンクするライブラリ・ファイルの指定順序は重要です。関数を呼び出す順序と、それらの関数への参照を含むライブラリによって、この順序が決定されます。

デフォルトでは、buildclient コマンドは UNIX の cc コマンドを呼び出します。環境変数 ALTCC を指定して別のコンパイル・コマンドを指定したり、ALTCFLAGS を指定してコンパイル・フェーズやリンク・フェーズにフラグを設定することができます。デフォルトでは、ALTCCcobcc に設定されます。詳細については、「環境変数の設定」を参照してください。

注記 Windows 2000 システムでは、環境変数 ALTCCALTCFLAGS は使用できません。これらを設定すると、予想しない結果が生じます。アプリケーションをコンパイルするには、最初に COBOL コンパイラを使用し、次に生成されたオブジェクト・ファイルを buildclient コマンドに渡す必要があります。次に例を示します。

buildclient -C -o audit -f audit.o

次のコマンド行の例では、COBOL プログラム audit.cbl をコンパイルして、実行可能ファイル audit を生成しています。

buildclient -C -o audit -f audit.cbl

関連項目

 

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