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サーバのビルド

実行可能なサーバをビルドするには、buildserver(1) コマンドに -C オプションを使用して、BEA Tuxedo System サーバ・アダプタなどすべての参照ファイルでアプリケーション・サービス・サブルーチンをコンパイルします。

注記 BEA Tuxedo サーバ・アダプタは、メッセージの受信、処理のディスパッチ、トランザクションが有効な場合はトランザクションの管理を行います。

buildserver コマンドには、次の構文を使用します。

buildserver -C -o filename -f filenames -l filenames -r rmname -s -v

次の表は、buildserver コマンド行オプションを示しています。

buildserver コマンド行オプション

オプション

説明

-o filename

実行可能な出力ファイル名。デフォルト値は SERVER です。

-f filenames

BEA Tuxedo システム・ライブラリより先にリンクされるファイルのリスト。-f オプションは複数回指定できます。また、各 -f オプションに複数のファイルを指定することもできます。COBOL プログラム・ファイル (file.cbl) を指定すると、リンクされる前にコンパイルが行われます。ほかのオブジェクト・ファイル (file.o) を個別に、またはアーカイブ・ファイル (file.a) にまとめて指定することもできます。

-l filenames

Tuxedo システム・ライブラリの後でリンクされるファイルのリスト。-l オプションは複数回指定できます。また、各 -l に複数のファイル名を指定できます。COBOL プログラム・ファイル (file.cbl) を指定すると、リンクされる前にコンパイルが行われます。ほかのオブジェクト・ファイル (file.o) を個別に、またはアーカイブ・ファイル (file.a) にまとめて指定することもできます。

-r rmname

実行可能サーバにリンクされるリソース・マネージャのアクセス・ライブラリのリスト。アプリケーション管理者は、buildtms(1) コマンドを使用して、すべての有効なリソース・マネージャ情報を $TUXDIR/updataobj/RM ファイルに事前に定義しておく必要があります。リソース・マネージャは 1 つしか指定できません。詳細については、『BEA Tuxedo アプリケーションの設定』を参照してください。

-s [service:]routine

サーバに提供されるサービス名、および各サービスを実行するルーチン名。-s オプションは複数回指定できます。また、各 -s に複数のサービスを指定できます。サーバは指定されたサービス名を使用して、クライアントにサービスを宣言します。

通常、サービスとそのサービスを実行するルーチンには同じ名前を割り当てます。ただし、別の名前を指定することもできます。名前の割り当てには、service:routine という構文を使用します。

注記 BEA Tuxedo ライブラリは自動的にリンクされます。コマンド行に BEA Tuxedo ライブラリ名を指定する必要はありません。

リンクするライブラリ・ファイルの指定順序は重要です。ルーチンを呼び出す順序と、これらのルーチンへの参照を含むライブラリによって、この順序が決定されます。

デフォルトでは、buildserver コマンドは UNIX の cobcc コマンドを呼び出します。環境変数 ALTCC を指定して別のコンパイル・コマンドを指定したり、ALTCFLAGS を指定してコンパイル・フェーズやリンク・フェーズに独自のフラグを指定することができます。詳細については、「環境変数の設定」を参照してください。

注記 Windows 2000 システムでは、環境変数 ALTCC および ALTCFLAGS は使用できません。これらを設定すると、予期しない結果が生じます。最初に COBOL コンパイラを使用してアプリケーションをコンパイルし、次に生成されたオブジェクト・ファイルを buildserver コマンドに渡します。

次のコマンドは、acct.o アプリケーション・ファイルを処理して、NEW_ACCTCLOSE_ACCT という 2 つのサービスを含む ACCT サーバを作成しています。NEW_ACCTOPEN_ACCT ルーチンを呼び出し、CLOSE_ACCT は同じ名前のルーチンを呼び出します。

buildserver -C -o ACCT -f acct.o -s NEW_ACCT:OPEN_ACCT -s CLOSE_ACCT

関連項目

 

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