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システム・エラー
BEA Tuxedo システムでは、関数が失敗すると、tperrno(5) 変数を使用してプロセスに情報が提供されます。すべての ATMI 関数は、正常に処理が行われた場合、整数またはポインタを返します。エラーが発生した場合、-1 または NULL を返し、tperrno() にエラーの原因を示す値を設定します。サービス・ルーチンを終了させるために使用する tpreturn() や tpforward() など、呼び出し元に戻らない関数の場合、成功か失敗かを確認する唯一の方法は要求元の tperrno() 変数です。
tperrordetail(3c) と tpstrerrordetail(3c) 関数を使用すると、現在のスレッドへの BEA Tuxedo システムの最新の呼び出しで発生したエラーの詳細を取得できます。tperrordetail() は、そのシンボリック名で表される整数値を返します。この整数値は、tpstrerrordetail() の引数として使用され、エラー・メッセージを表す文字列を指すポインタを取得します。このポインタは、userlog(3c) または fprintf() の引数として使用できます。返されるシンボリック名については、『BEA Tuxedo C リファレンス』 の tperrordetail(3c) 参照してください。
tpurcode(5) は、ユーザ定義の条件だけを通知します。tpurcode の値は、tpreturn() の rcode 引数の値に設定されます。tpreturn() でエラーまたはトランザクション・タイムアウトが発生しない限り、tpreturn() の rval 引数の値に関係なく、tpurcode の値が設定されます。
tperrno(5) に返されるコードは、エラーの種類を示します。次の表は、そのエラーの種類を示しています。
tperrno で示されるエラーの種類
脚注 1 にあるように、tperrno(5) によって通知される 4 種類のエラーは、すべての ATMI 関数で発生するエラーです。それ以外のエラーの種類は、特定の ATMI 関数だけで発生します。以下に、一部のエラーの種類について詳しく説明します。
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