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tperrno(5)

名前

tperrno-BEA Tuxedo システム・エラー・コード

形式

#include <atmi.h>

機能説明

エラー条件のシンボル名によって表される数値は、BEA Tuxedo システム ライブラリ・ルーチンの実行時に発生するエラー用の tperrno に割り当てられます。

tperrno は、int 型の変更可能な lvalue に拡張されます。lvalue には、複数の BEA Tuxedo システム ライブラリ・ルーチンが、正のエラー番号 ( >0) を設定します。tperrno はオブジェクトの識別子である必要はなく、機能呼び出しの結果、修正可能な lvalue に拡張される場合があります。tperrno がマクロであるかまたは外部リンクで宣言される識別子であるかは特定されていません。実際のオブジェクトをアクセスするための tperrno マクロの定義が抑止されている場合、または、あるプログラムが名前 tperrno を使用して識別子を定義している場合、動作は不確定です。

BEA Tuxedo システム ライブラリ・ルーチンのマニュアル・ページには、各ルーチンのエラー条件およびそのコンテキストにおけるエラーの意味をリストしています。リストされているエラーの順番は重要ではなく、優先順位を示すものではありません。tperrno の値は、エラーが指摘された後にのみ検査します。すなわち、構成要素の戻り値がエラーを示していて、構成要素の定義で tperrno の設定を指定している場合です。tperrno の値を検査するアプリケーションは、ヘッダ・ファイル <atmi.h> をインクルードしなければなりません。

各エラーの一般的な意味を次に示します。

TPEABORT

イニシエータまたは 1 つ以上のパーティシパントによって実行される処理がコミットできなかったために、トランザクションがコミットできませんでした。

TPEBADDESC

呼び出し記述子が無効であるか、あるいは、会話型サービスを起動したときに使用した記述子ではありません。

TPEBLOCK

ブロッキング条件が存在しており、TPNOBLOCK が指定されました。

TPEDIAGNOSTIC

指定されたキューへのメッセージの登録が異常終了しました。異常終了の原因は、ctl を介して返される診断値によって判別できます。

TPEEVENT

イベントが発生しました。イベントのタイプは revent で返されます。

TPEGOTSIG

シグナルが受信されましたが、TPSIGRSTRT は、指定されませんでした。

TPEHAZARD

ある種の障害のため、トランザクションの一部としてなされた作業がヒューリスティックに完了している可能性があります。

TPEHEURISTIC

ヒューリスティックな判断により、トランザクションの代わりに行われる処理の一部はコミットされ、一部は中途終了 (アボート) されました。

TPEINVAL

無効な引数がありました。

TPEITYPE

入力バッファのタイプおよびサブタイプは、サービスが扱うタイプおよびサブタイプの 1 つではありません。

TPELIMIT

未終了の要求数またはコネクション数が最大数に達したために、呼び出し側の要求が送信されませんでした。

TPEMATCH

svcname は、すでにこのサーバについて宣言されていますが、それは、func 以外の関数で行われました。

TPEMIB

管理要求が失敗しました。outbuf が更新され、MIB(5) および TM_MIB(5) で説明するエラーの原因を示す FML32 のフィールドが設定され、呼び出し側に返されました。

TPENOENT

svc が存在していない、またはそれが正しいサービス型でないために svc に送信できませんでした。

TPEOS

オペレーティング・システムのエラーが発生しました。

TPEOTYPE

応答のタイプおよびサブタイプは、呼び出し側に認識されていません。

TPEPERM

クライアントは、アプリケーションに参加できません。その理由は、クライアントがアプリケーションへの参加を許可されていない、または正しいアプリケーションのパスワードを提供されていないためです。

TPEPROTO

ライブラリ・ルーチンは、不正なコンテキストで呼び出されました。

TPERELEASE

TPACK が指定され、ターゲットは承認プロトコルをサポートしない旧リリースの BEA Tuxedo からのクライアントです。

TPERMERR

リソース・マネージャは、オープンまたはクローズに失敗しました。

TPESVCERR

サービス・ルーチンは、tpreturn() または tpforward() のいずれかにおいてエラーを見つけました (たとえば、不正な引数が渡されました)。

TPESVCFAIL

呼び出し側の応答を送信するサービス・ルーチンが、TPFAILtpreturn() を呼び出しました。これは、アプリケーション・レベルの問題です。

TPESYSTEM

BEA Tuxedo システム のエラーが発生しました。

TPETIME

タイムアウトが発生しました。

TPETRAN

呼び出し側がトランザクション・モードになりません。

使用方法

ルーチンには、エラーの戻り値がないものもあります。tperrno にゼロを設定するルーチンはないため、アプリケーションは、tperrno にゼロを設定し、ルーチンを呼び出してから、エラーが発生したかを調べるために再度 tperrno を検査することができます。

関連項目

個々の BEA Tuxedo ライブラリ・ルーチンのエラーの項を参照してください。

 

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