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tpcryptpw(3c)

名前

tpcryptpw()-管理要求内のアプリケーション・パスワードを暗号化

形式

#include <atmi.h>
#include <fml32.h>

int tpcryptpw(FBFR32 *buf)

機能説明

tpcryptpw() は、サービスにリクエストを送る前に管理要求バッファ内のアプリケーション・パスワードを暗号化するために使用します。アプリケーション・パスワードは、FML32 フィールド識別子 TA_PASSWORD を用いて文字列値として保存されます。この暗号化は、テキストレベルのパスワードが危険に晒されず、すべてのアクティブなアプリケーション・サイトに適当なパスワードの更新が伝播することを保証するために必要です。付加的なシステム・フィールドが呼び出し側のバッファに追加され、既存のフィールドが要求を満たすために変更されることがあります。

マルチスレッドのアプリケーション中のスレッドは、TPINVALIDCONTEXT を含め、どのコンテキスト状態で実行していても、tpcryptpw() の呼び出しを発行できます。

戻り値

異常終了すると、tpcryptpw() は -1 を返し、tperrno() を設定してエラー条件を示します。

エラー

異常終了時には、tpcryptpw()tperrno() を次のいずれかの値に設定します。

[TPEINVAL]

無効な引数が指定されました。buf の値が NULL で、FML32 型付きバッファを指していないか、appdir が入力バッファもしくは環境から決定できませんでした。

[TPEPERM]

呼び出し側プロセスが、要求タスクの実行に必要な適当なパーミッションを持っていませんでした。

[TPEOS]

オペレーティング・システムのエラーが発生しました。失敗したシステム・コールを示す数値が Uunixerr に入っています。

[TPESYSTEM]

BEA Tuxedo システムのエラーが発生しました。エラーの正確な内容は userlog(3c) に書き込まれます。

移植性

このインターフェイスは、BEA Tuxedo ATMI リリース 5.0 またはそれ以降が稼動する UNIX system サイトでしか利用できません。このインターフェイスはワークステーション・クライアントでは利用できません。

ファイル

${TUXDIR}/lib/libtmib.a, ${TUXDIR}/lib/libtmib.so.rel 

関連項目

MIB(5)TM_MIB(5)

『BEA Tuxedo アプリケーションの設定』

『BEA Tuxedo アプリケーション実行時の管理』

 

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