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EVENT_MIB(5)
名前
EVENT_MIB-イベント・ブローカの管理情報ベース
形式
#include <tpadm.h>
#include <fml32.h>
#include <evt_mib.h>
機能説明
BEA Tuxedo のイベント・ブローカ MIB は、そのクラスを通じてイベント・ブローカを管理することのできるクラスの集合を定義したものです。
EVENT_MIB(5) は、管理の要求をフォーマットするためと管理の応答を解釈するために、共通 MIB のマニュアル・ページ MIB(5) と組み合わせて使用しなければなりません。MIB(5) およびコンポーネント MIB のマニュアル・ページに述べられているように、フォーマットされた要求は、アクティブなアプリケーション中の実在する数多くの ATMI インターフェイスのどれか1つを使用して、管理サービスを要求するために使用することができます。EVENT_MIB(5) クラスのすべてのクラス定義に関連する追加情報については、「EVENT_MIB(5) に関する追加情報」を参照してください。
EVENT_MIB には次のクラスがあります。
クラス名 |
属性 |
---|---|
任意通知のサブスクリプション |
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システム・コマンドのサブスクリプション |
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キュー・ベースの通知のサブスクリプション |
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サーバ・ベースの通知のサブスクリプション |
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ユーザ・ログ・メッセージの書き込みのサブスクリプション |
これらのクラスの中の各オブジェクトは、単一のサブスクリプション要求を表しています。 各のクラスのパターン表現 TA_EVENT_EXPR は、それが SYSTEM EVENT 要求か USER EVENT 要求かを決定します。どちらの要求を照会するかは、次のように決定されます。
FML32 フィールド・テーブル
本マニュアル・ページに記述する属性のフィールド・テーブルは、(BEA Tuxedo システム・ソフトウェアのルート・ディレクトリからの相対パスの) udataobj/evt_mib ファイルにあります。${TUXDIR}/udataobj ディレクトリは FLDTBLDIR32 環境変数で指定されるコロンで区切ったリストに、またフィールド・テーブル名 evt_mib は FIELDTBLS32 環境変数で指定されるカンマで区切ったリストに、アプリケーションで指定しなければなりません。
T_EVENT_CLIENT クラスの定義
概要
T_EVENT_CLIENT クラスは、クライアント・ベースの通知のために、イベント・ブローカに登録するサブスクリプションのセットを表しています。
あるイベントが検出された場合、それは T_EVENT_CLIENT オブジェクトと比較されます。もしそのイベント名が TA_EVENT_EXPR の中の値と一致していて、オプションのフィルタ規則が真であれば、イベント・バッファは、指定されたクライアントの任意通知型メッセージの処理ルーチンに送られます。
属性表
パーミッションの説明については、MIB(5) を参照してください。 属性の意味
NEW |
T_EVENT_CLIENTオブジェクトを作成します。正常終了すると、オブジェクトの状態は ACTive になります。 |
INValid |
T_EVENT_CLIENT オブジェクトを削除します。正常終了すると、オブジェクトの状態は INValid になります。 |
T_EVENT_COMMAND クラスの定義
概要
T_EVENT_COMMAND クラスは、システム・コマンドの実行を開始するイベント・ブローカが登録したサブスクリプションのセットを表しています。あるイベントが検出されたとき、それは T_EVENT_COMMAND オブジェクトの各々と比較されます。もしそのイベント名が TA_EVENT_EXPR の中の値と一致していて、オプションのフィルタ規則が真であれば、イベント・バッファがフォーマットされてシステムのコマンド・インタプリタに引き渡されます。
属性表
パーミッションの説明については、MIB(5) を参照してください。 属性の意味
NEW |
T_EVENT_COMMANDオブジェクトを作成します。正常終了すると、オブジェクトの状態は ACTive になります。 |
INValid |
T_EVENT_COMMAND オブジェクトを削除します。正常終了すると、オブジェクトの状態は INValid になります。 |
T_EVENT_QUEUE クラスの定義
概要
T_EVENT_QUEUE クラスは、キュー・ベースの通知のためにイベント・ブローカに登録するサブスクリプションのセットを表しています。あるイベントが検出されたとき、それは T_EVENT_QUEUE オブジェクトの各々と比較されます。もしイベント名が TA_EVENT_EXPR の中の値と一致していて、オプションのフィルタ規則が真であれば、イベント・バッファは指定された信頼性のあるキューに格納されます。
属性表
パーミッションの説明については、MIB(5) を参照してください。 属性の意味
NEW |
T_EVENT_QUEUE オブジェクトを作成します。正常終了すると、オブジェクトの状態は ACTive になります。 |
INValid |
T_EVENT_QUEUE オブジェクトを削除します。正常終了すると、オブジェクトの状態は INValid になります。 |
T_EVENT_SERVICE クラスの定義
概要
T_EVENT_SERVICE クラスは、サービス・ベースの通知のために、イベント・ブローカに登録するサブスクリプションのセットを示しています。あるイベントが検出されたとき、それは T_EVENT_SERVICE オブジェクトの各々と比較されます。もしイベント名が TA_EVENT_EXPR の中の値と一致していて、オプションのフィルタ規則が真であれば、イベント・バッファは指定された BEA Tuxedo サービス・ルーチンに送られます。
属性表
パーミッションの説明については、MIB(5) を参照してください。 属性の意味
NEW |
T_EVENT_SERVICE オブジェクトを作成します。正常終了すると、オブジェクトの状態は ACTive になります。 |
INValid |
T_EVENT_SERVICE オブジェクトを削除します。正常終了すると、オブジェクトの状態は INValid になります。 |
T_EVENT_USERLOG クラスの定義
概要
T_EVENT_USERLOG クラスは、システムの userlog(3c) メッセージの書き込みのために、イベント・ブローカに登録するサブスクリプションのセットを表します。あるイベントが検出されたとき、それは T_EVENT_USERLOG オブジェクトの各々と比較されます。イベント名が TA_EVENT_EXPR の値と一致していて、オプションのフィルタ規則が真であれば、イベント・バッファはフォーマットされて BEA Tuxedo の userlog(3c) 関数に送られます。
属性表
パーミッションの説明については、MIB(5) を参照してください。 属性の意味
NEW |
T_EVENT_USERLOG オブジェクトを作成します。正常終了すると、オブジェクトの状態は ACTive になります。 |
INValid |
T_EVENT_USERLOG オブジェクトを削除します。正常終了すると、オブジェクトの状態は INValid になります。 |
EVENT_MIB(5) に関する追加情報
ファイル
${TUXDIR}/udataobj/evt_mib ${TUXDIR}/include/evt_mib.h
関連項目
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