|
|
TMFFNAME
形式
FactoryFinder およびサポートする NameManager サービスを実行するサーバ。
構文
TMFFNAME SRVGRP="identifier" SRVID="number"
[CLOPT="[-A] [servopts options]
[-- [-F ] [-N | -N -M [-f filename]]]"]
機能説明
TMFFNAME は BEA Tuxedo が提供するサーバです。これは、FactoryFinder およびサポートする NameManager サービス (アプリケーションが提供する名前とオブジェクト・リファレンスとのマッピングを管理する) を実行します。
パラメータ
FactoryFinder サービスは CORBA から派生したサービスです。このサービスは、アプリケーション固有の検索基準に対応するアプリケーション・ファクトリの検出機能をクライアント・アプリケーションに提供します。FactoryFinder API の詳細については、『BEA Tuxedo CORBA プログラミング・リファレンス 』を参照してください。ファクトリの登録および登録解除については、『BEA Tuxedo CORBA サーバ・アプリケーションの開発方法』を参照してください。CLOPT でサービスが指定されていない場合、FactoryFinder サービスが「デフォルト」のサービスになります。
NameManager サービスは BEA Tuxedo 固有のサービスです。このサービスは、アプリケーションが提供する名前とオブジェクト・リファレンスとのマッピングを管理します。このサービスの用途の 1 つとして、アプリケーション・ファクトリ名とオブジェクト・リファレンス間の対応関係を示すリストを維持することが挙げられます。NameManager サービスは、-M オプションを使用してマスタ・ロールとしてブートできます。-M オプションを指定しない場合は、NameManager はスレーブになります。スレーブの NameManager はマスタから更新を取得します。1 つのアプリケーションでマスタとして指定できる NameManager は 1 つです。
マスタの NameManager は、リモート・ドメインにあるファクトリ・オブジェクトをローカル・ドメインでアクセスできるように設定できます。また、ローカル・ドメインにあるファクトリ・オブジェクトをリモート・ドメインからアクセスできるようにも設定できます。これらの設定はいずれも、FactoryFinder ドメイン・コンフィギュレーション・ファイル (factory_finder.ini) で指定できます。
factory_finder.ini ファイルの場所は、マスタの NameManager の -f コマンド行オプションで指定します。-f オプションを指定しても factory_finder.ini ファイルが見つからない場合は、マスタの NameManager は初期化に失敗します。-f オプションを指定しない場合、ローカル・アプリケーションからはローカルに登録されたファクトリ・オブジェクトにしかアクセスできず、リモート・ドメイン内のアプリケーションからはローカル・ファクトリ・オブジェクトにアクセスできません。
注記 同じサービスを実行する 1 つまたは複数の TMFFNAME プロセスをブートすることができます。信頼性を高めるには、できれば異なるマシンで 2 つ以上の NameManager サービスを設定する必要があります。
相互運用性
TMFFNAME サーバは、BEA Tuxedo バージョン 4.0 以上のソフトウェアで動作します。
注意
1 つ以下の NameManager サービスしかアプリケーションの UBBCONFIG (TMFFNAME -N) に設定されていない場合、サーバはブート中に終了し、ユーザ・ログにエラー・メッセージを書き込みます。
アプリケーションの UBBCONFIG ファイルで設定されていないマスタの NameManager サービスが、スレーブの NameManager サービスの開始時に実行されていると、サーバはブート中に終了し、ユーザ・ログにエラー・メッセージを書き込みます。また、マスタがダウンしている場合は、マスタが再起動するまでファクトリを登録および登録解除することはできません。
TMSYSEVT サーバがアプリケーションの UBBCONFIG ファイルで設定されていない場合に、このサーバが NameManager サービスの開始時に実行されていないと、サーバはブート中に終了し、ユーザ・ログにエラー・メッセージを書き込みます。
NameManager サービスがアプリケーションの UBBCONFIG ファイルで設定されていない場合に、FactoryFinder サービスが開始されると、サーバはブート中に終了し、ユーザ・ログにエラー・メッセージを書き込みます。
使用例
*SERVERS
TMSYSEVT SRVGRP=ADMIN1 SRVID=44 RESTART=Y
CLOPT="-A"
TMFFNAME SRVGRP=ADMIN1 SRVID=45 RESTART=Y
CLOPT="-A -- -F"
TMFFNAME SRVGRP=ADMIN1 SRVID=46 RESTART=Y
CLOPT="-A -- -N -M -f c:¥appdir¥import_factories.ini"
TMFFNAME SRVGRP=ADMIN2 SRVID=47 RESTART=Y
CLOPT="-A -- -N"
TMFFNAME SRVGRP=ADMIN3 SRVID=48 RESTART=Y
CLOPT="-A -- -F"
TMFFNAME SRVGRP=ADMIN4 SRVID=49 RESTART=Y
CLOPT="-A -- -F"
関連項目
『BEA Tuxedo Reference』の factory_finder.ini、TMSYSEVT(5)、userlog(3)、UBBCONFIG(5)、および『C++ Programming Reference』の TP フレームワークに関する章
|
Copyright © 2001 BEA Systems, Inc. All rights reserved.
|