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DM_REMOTE_SERVICES セクションを編集する

DM_REMOTE_SERVICES セクションは、BEA Tuxedo アプリケーションで BEA TOP END サービス、RTQ キュー、および RTQ を介してアクセスされるサービスを利用するために必要なマッピング情報を定義します。このセクションは、TOP END Domain Gateway で必要となります。

TEDG 以外のドメイン・ゲートウェイに対して記述する DMCONFIG ファイルの場合、DM_REMOTE_SERVICES セクションのエントリは、ローカル・サービスをそのリモート名にマッピングするために使用されます。ただし、TEDG 用に記述された DMCONFIG ファイルの場合、エントリの目的は以下をマッピングすることになります。

BEA Tuxedo システムと BEA TOP END システムの間でキュー・メッセージを交換するには、両方のシステムでキュー・アドレスをマッピングする必要があります。BEA Tuxedo の /Q キューのアドレスは、キュー・スペース (QSPACE) とキュー名 (QNAME) の組み合わせで構成されます。

サービスおよびキューのマッピング・エントリを定義する

このセクションのエントリの形式は次のとおりでなければなりません。

service [TYPE=SERVICE] required_parameters [optional_parameters] 
qspace TYPE=QSPACE required_parameters [optional_parameters]
qname TYPE=QNAME required_parameters [optional_parameters]

以下はパラメータの説明です。

DM_REMOTE_SERVICES のコンフィギュレーションのガイドライン

DMCONFIG ファイルの DM_REMOTE_SERVICES セクションを編集する際は次のガイドラインに従ってください。

Service タイプのパラメータを定義する

SERVICE エントリは、BEA Tuxedo ドメインから TEDG を介してアクセスできる BEA TOP END サービスを定義します。これらのサービスは、BEA Tuxedo サービス名を BEA TOP END サービス識別子にマツピングすることにより利用可能になります。これらのサービス名は、BEA Tuxedo 関数tpcall(3c) および tpacall(3c) を使用して、メッセージ要求の優先順位を決定したり設定できます。

次の表は、DM_REMOTE_SERVICES セクションの SERVICE タイプのエントリでマッピングに使用されるパラメータを示しています。パラメータには必須のものとオプションのものがあります。

DM_REMOTE_SERVICES セクションの SERVICE タイプのエントリのパラメータ

パラメータ名

定義内容

必須/オプション

TE_PRODUCT

BEA TOP END のプロダクト名。

必須

TE_FUNCTION

BEA TOP END の関数名。

必須

TE_TARGET

BEA TOP END MSR ターゲット。

オプション

TE_QUALIFIER

BEA TOP END の関数修飾子。

オプション

TYPE

このエントリのタイプ。値 SERVICE は、このエントリの目的が、BEA TOP END サービスをローカル BEA Tuxedo サービスにマッピングする際のパラメータを定義することであることを意味します。

オプション

LDOM

このサービスをインポートするローカル・ドメインの名前。このパラメータを指定しないと、DM_LOCAL_DOMAINS セクションで定義される TOPEND タイプのすべてのローカル・ドメインが使用されます。

オプション

RDOM

このサービスを提供するリモート・ドメインの名前。リモート・ドメインは TOPEND タイプで、ローカル・ドメイン (このエントリが適用されるドメイン) と同じ TP_SYSTEM に属している必要があります。RDOM パラメータとルーティング基準が指定されないと、ローカル・ドメインは、TOPEND タイプで TP_SYSTEM 値がローカル・ドメインと同じ任意のリモート・ドメインがこのサービスを提供するものと見なします。

このパラメータを使って代替リモート・ドメインを設定するには、DM_LOCAL_DOMAINS セクションの CONNECTION_POLICY パラメータの値に ON_STARTUP を指定します。

オプション

INBUFTYPE

このサービスで使用できる入力バッファ・タイプ。FML32CARRAYX_OCTET、のいずれかを設定して、入力バッファ・タイプを制限できます。

オプション

OUTBUFTYPE

このサービスから受け付ける出力バッファ・タイプ。FML32CARRAYX_OCTET、のいずれかを設定して、出力バッファ・タイプを制限できます。

オプション

CONV

要求/応答または会話サービスのマッピング。この値に Y を設定すると、BEA TOP END サーバ・アプリケーションで擬似会話が管理される必要があります。アプリケーション・コンテキストは保持されないこともあります。デフォルトは N です。

オプション

TRANTIME

関連するサービスに対するトランザクションを自動的に開始するまでのデフォルトのタイムアウト値 (秒単位)。

オプション

ROUTING

複数のリモート・ドメインが同じサービスを提供する場合にローカル・ドメインがデータ依存型ルーティングに使用する基準名。このパラメータを指定しないと、このサービスに対してデータ依存型ルーティングは実行されません。

オプション


 

QSPACE タイプのパラメータを定義する

QSPACE エントリは、TEDG によって BEA Tuxedo ドメインで BEA Tuxedo キュー・スペースと同じように利用できる BEA TOP END の RTQ キューを定義します。キュー・スペースは、キュー・スペース名を BEA Tuxedo サービス名として宣言することにより、BEA Tuxedo アプリケーションで利用できるようになります。TMQUEUE サーバと同じように、TEDG はそのキュー・スペース名に送られる tpenqueue 要求を処理します。各要求はこの QSPACE エントリで識別される RTQ キューにマッピングされます。メッセージのキュー処理には QSPACE エントリと QNAME エントリの両方が必要です。

次の表は、DM_REMOTE_SERVICES セクションの QSPACE タイプのエントリでマッピングに使用されるパラメータを示しています。パラメータには必須のものとオプションのものがあります。

DM_REMOTE_SERVICES セクションの QSPACE タイプのエントリのパラメータ

パラメータ名

定義内容

必須/オプション

TYPE

このエントリのタイプ。値 QSPACE は、このエントリの目的が、BEA TOP END の RTQ キューをローカル BEA Tuxedo キュー・スペースにマッピングする際のパラメータを定義することであることを意味します。

必須

TE_RTQGROUP

BEA TOP END の RTQ のグループ名。

必須

TE_RTQNAME

BEA TOP END の RTQ キュー名。

必須

TE_TARGET

BEA TOP END MSR ターゲット。

オプション

LDOM

この RTQ キューをインポートするローカル・ドメインの名前。このパラメータを指定しないと、DM_LOCAL_DOMAINS セクションで定義される TOPEND タイプのすべてのローカル・ドメインが使用されます。

オプション

RDOM

この RTQ キューを提供するリモート・ドメインの名前。リモート・ドメインは TOPEND タイプで、ローカル・ドメイン (このエントリが適用されるドメイン) と同じ TP_SYSTEM に属している必要があります。RDOM パラメータとルーティング基準が指定されないと、ローカル・ドメインは、TOPEND タイプで TP_SYSTEM 値がローカル・ドメインと同じ任意のリモート・ドメインがこのサービスを提供するものと見なします。

このパラメータを使って代替リモート・ドメインを設定するには、DM_LOCAL_DOMAINS セクションの CONNECTION_POLICY パラメータの値に ON_STARTUP を指定します。

オプション

TRANTIME

関連するサービスに対するトランザクションを自動的に開始するまでのデフォルトのタイムアウト値 (秒単位)。

オプション

ROUTING

複数のリモート・ドメインが同じサービスを提供する場合にローカル・ドメインがデータ依存型ルーティングに使用する基準名。このパラメータを指定しないと、このサービスに対してデータ依存型ルーティングは実行されません。

オプション


 

QNAME タイプのパラメータを定義する

QNAME エントリは、BEA TOP END システムでキューに登録される要求に対して、BEA Tuxedo キュー名を BEA TOP END サービス (プロダクトおよび関数) にマッピングします。QNAME エントリは、BEA Tuxedo アプリケーションにサービスとして宣言されません。

次の表は、DM_REMOTE_SERVICES セクションの QNAME タイプのエントリでマッピングに使用されるパラメータを示しています。パラメータには必須のものとオプションのものがあります。

DM_REMOTE_SERVICES セクションの QNAME タイプのエントリのパラメータ

パラメータ名

定義内容

必須/オプション

TYPE

このエントリのタイプ。値 QNAME は、このエントリの目的が、/Q を介して BEA TOP END システムでキューに登録される要求に対して、BEA Tuxedo キュー名を BEA TOP END サービス名にマッピングする際のパラメータを定義することであることを意味します。

必須

TE_PRODUCT

BEA TOP END のプロダクト名。

必須

TE_FUNCTION

BEA TOP END の関数名。

必須

TE_TARGET

BEA TOP END MSR ターゲット。

オプション

TE_QUALIFIER

BEA TOP END の関数修飾子。

オプション

LDOM

キュー名エントリが適用されるローカル・ドメインの名前。このパラメータを指定しないと、DM_LOCAL_DOMAINS セクションで定義される TOPEND タイプのすべてのローカル・ドメインが使用されます。

オプション


 

関連項目

 

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