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ステップ 5: XA 準拠のリソース・マネージャの準備

XA 準拠の代替リソース・マネージャで bankapp を実行するには、各種のファイルを変更する必要があります。ここでは、次の内容について説明します。

bankvar ファイルの変更

  1. BEA Tuxedo システム・データベースを作成する環境変数を確認します。これらの 環境変数には、次のデフォルト値が設定されています。  
        BLKSIZE=512
    DBNAME=bankdb
    DBPRIVATE=no
    DIPCKEY=80953
    FSCONFIG=${APPDIR}/bankdl1

    注記 これらの環境変数は、BEA Tuxedo システムだけを対象としています。ほかのデータベース管理システムを使用する場合は、必要に応じてほかの環境変数を設定してください。

  2. 必要に応じてこれらの変数を変更して、リソース・マネージャのデータベースを 作成します。

bankapp サービスの変更

bankapp では、データベースへのすべてのアクセスは埋め込み型 SQL 文で実行されます。そのため、新しいリソース・マネージャで SQL がサポートされている場合は問題がありません。appinit.c ユーティリティには、tpopen()tpclose() への呼び出しが定義されています。

bankapp.mk ファイルの変更

  1. bankapp.mk の RM パラメータを編集し、新しいリソース・マネージャの名前を 指定します。

  2. RM ファイルに次のエントリがあることを確認します。
    $TUXDIR/udataobj/RM

  3. 必要に応じて、SQL コンパイラ名とそのオプションを変更します。ソース・ファ イル名に拡張子 .ec が使用されていない場合があります。生成される .c ファイル をコンパイルするには、デフォルトではない名前を設定することが必要な場合も あります。

crbank および crbankdb の変更

  1. crbank が代替リソース・マネージャで処理されないことがあります。crbank は、 変数をリセットして、crbankdb を 3 回実行するだけです。

  2. crbankdb を使用する場合は注意します。次のコード例は、crbankdb スクリプ トの最初の部分です。このコード例の後に、BEA Tuxedo システム以外のリソー ス・マネージャでは機能しないコード部分について説明してあります。

    crbankdb スクリプト 

    #Copyright (c) BEA Systems, Inc.
    #All rights reserved
    #
    # デバイス・リストを作成します。 
    #
    dbadmin<<!
    echo
    crdl
    # 次の行をデバイス 0 のエントリに置き換えます。 
    ${FSCONFIG} 0 2560
    !
    #
    # データベース・ファイル、フィールド、および二次インデックスを作成します。 
    #
    sql<<!
    echo
    create database ${DBNAME} with (DEVNAME='${FSCONFIG}',
    IPCKEY=${DIPCKEY}, LOGBLOCKING=0, MAXDEV=1,
    NBLKTBL=200, NBLOCKS=2048, NBUF=70, NFIELDS=80,
    NFILES=20, NFLDNAMES=60, NFREEPART=40, NLCKTBL=200,
    NLINKS=80, NPREDS=10, NPROCTBL=20, NSKEYS=20,
    NSWAP=50, NTABLES=20, NTRANTBL=20, PERM='0666',
    STATISTICS='n'
    )
    create table BRANCH (
    BRANCH_ID integer not null,
    BALANCE real,
    LAST_ACCT integer,
    LAST_TELLER integer,
    PHONE char(14),
    ADDRESS char(60),
    primary key(BRANCH_ID)
    ) with (
    FILETYPE='hash', ICF='PI', FIELDED='FML',
    BLOCKLEN=${BLKSIZE}, DBLKS=8, OVBLKS=2
    )
    !

最初の約 40 行を参照すると、変更が必要な部分と不要な部分を判断できます。コードからわかるように、crbankdbdbadmin への入力と sql シェルコマンドへの入力から構成されています。最初の here ファイルは、BEA Tuxedo システムのコマンド dbadmin に渡されて、データベースのデバイス・リストが作成されます。

このコマンドは、BEA Tuxedo リソース・マネージャだけで機能します。テーブル・スペースを作成したり、適切な権限を認めるために、ほかのコマンドが必要になる場合があります。

コンフィギュレーション・ファイルの変更

GROUPS セクションで、TMSNAME および OPENINFO パラメータに適切な値 (つまり、リソース・マネージャで認識される値) を指定します。

 

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