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BEA Tuxedo Administration Console の起動
以下の節では、BEA Tuxedo Administration Console のシステム要件、および Administration Console の起動と終了の方法について説明します。
ハードウェアの要件
BEA Tuxedo Administration Console を実行するには、以下の条件を満たすカラー・ディスプレイが必要です。
オペレーティング・システムの要件
アプリケーションの大まかな設計に基づいて、そのアプリケーションに必要なオペレーティング・システムのリソースの可用性を検証する必要があります。オペレーティング・システムのリソースには、次のものがあります。
プロセス間通信 (IPC) などの調整可能なパラメータの詳細については、「BEA Tuxedo 8.0 プラットフォーム・データ・シート」および「UNIX システムでの IPC 資源のコンフィギュレーション」を参照してください。
サーバの要件
BEA Tuxedo Administration Console サーバは、以下のプラットフォーム上で実行できます。
ブラウザの要件
暗号化を使用しない場合 (0 ビット暗号化の場合)、BEA Tuxedo Administration Console は Netscape 4.61 以上で実行できます。
暗号化を使用する場合、BEA Tuxedo Administration Console をブラウザ上で実行するには Java Plug-in 1.3 以上が必要です。
BEA Tuxedo Administration Console の暗号化レベルは、Administration Console の webgui.ini
ファイルにある ENCRYPTBITS
パラメータで設定されます。このパラメータは、GUI アプレットと BEA Tuxedo Administration Console サーバ間の通信で使用される暗号化のレベルを定義します。ENCRYPTBITS
パラメータは、0、56、または 128 に設定できます。デフォルト値は 128 です。
次の表は、BEA Tuxedo Administration Console の暗号化を 56 ビットまたは 128 ビットに設定した場合にサポートされるブラウザとプラットフォームを示しています。
注記 Microsoft Internet Explorer ブラウザもサポートされていますが、Netscape ブラウザの使用をお勧めします。Internet Explorer ブラウザを使用していて問題が発生した場合は、Netscape ブラウザを使用してください。
BEA Tuxedo Administration Console のファイル・ツリーについて
BEA Tuxedo ソフトウェアのインストール時には、インストール・プログラムによって、BEA Tuxedo Administration Console のほとんどのディレクトリおよびファイルが webgui
ディレクトリに配置されます (下図参照)。
図7-1 BEA Tuxedo Administration Console のファイル・ツリー
インストール・プログラムによって、以下の HTML ファイルがインストールされます。
tuxadm
によって使用される HTML テンプレート・ファイル (webgui.html
)。 webguitop.html
)。help
という最上位ディレクトリにインストールされる BEA Tuxedo Administration Console の HTML マニュアル・ファイル。インストール・プログラムによって、Java アプレットのクラス・ファイルが java
ディレクトリに、tuxadm
プログラムが cgi-bin
ディレクトリにインストールされます。また、インストール・プログラムによって、Web クライアントが tuxadm
へのアクセスに使用する tuxadm
のエイリアス・パス名が割り当てられます。エイリアス・パス名は、Windows 2000 システムでは \cgi-bin
、UNIX システムでは /cgi-bin
です。
BEA Tuxedo Administration Console の環境設定
BEA Tuxedo Administration Console を実行するには、まず環境を設定します。「環境の設定」を参照してください。TUXDIR
、WEBJAVADIR
、PATH
の各環境変数が正しく設定されていることを確認してください。続いて、次の 2 つのサーバ・プロセスを設定します。
tuxwsvr(1)
BEA Tuxedo システム・ソフトウェアで提供される Web サーバ。このサーバは、必ず使用しなければならないというものではありません。市販の Web サーバを使用することもできます。
wlisten(1)
BEA Tuxedo Administration Console の管理に必要なサーバ。複数のマシンを使用するコンフィギュレーションでは、MASTER
マシン上で実行する必要があります。
tuxwsvr
サーバ・プロセスおよび wlisten
サーバ・プロセスの起動後に、BEA Tuxedo Administration Console を起動して、tuxwsvr
サーバおよび BEA Tuxedo アプリケーションを監視できます。
tuxwsvr の起動
tuxwsvr
は、BEA Tuxedo Web GUI プロセスが実行されているマシン上に市販の Web サーバもパブリック・ドメイン Web サーバも設置していないユーザが BEA Tuxedo Web GUI をサポートするために使用する World Wide Web サーバ・プロセスです。tuxwsvr
は、別に指定がない限り、起動時にバックグラウンドに配置され、マシンがシャットダウンするか、tuxwsvr
プロセスがオペレーティング・システムのコマンドによって強制終了されるまで稼動し続けます。
tuxwsvr を起動するプラットフォーム |
入力するコマンド |
---|---|
Windows 2000 システム |
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UNIX システム |
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BEA Tuxedo インストール・プログラムによって、tuxwsvr.ini
ファイルが作成されます。通常、このファイルを編集する必要はありません。ただし、編集しなければならない場合もあります。たとえば、Java ファイルをデフォルト以外のディレクトリに移動するとします。その場合、初期設定ファイル内のパス名を編集する必要があります。詳細については、『BEA Tuxedo コマンド・リファレンス』の tuxwsvr(1)
リファレンス・ページを参照してください。
wlisten の起動
wlisten
は、Web GUI アプレットからの受信時接続を受信し、Web GUI ゲートウェイ・プロセス (wgated
) を起動するリスナ・プロセスです。すべての wlisten
オプションは、-i
オプションで指定される初期設定ファイルから取得されます。-i
オプションが指定されない場合、Windows 2000 システムでは %TUXDIR%
\udataobj
\webgui
\webgui.ini
が、UNIX システムでは $TUXDIR/udataobj/webgui/webgui.ini
がそれぞれデフォルトの初期設定ファイルとして使用されます。
wlisten
を起動するには、以下の手順に従います。
webgui.ini
ファイルで、インストール時にパラメータに割り当てられたデ
フォルト値が適切であることを確認します。適切ではない場合は、値を変更
します。
たとえば、popeye
という名前のマシンで、wlisten
にデフォルトのポートとして 4003 ポートが設定されているとします。wlisten
を 6060 ポートで実行するには、NADDR パラメータを次のように編集します。
NADDR=//popeye:6060
webgui.ini
ファイルのほかのパラメータの詳細については、『BEA Tuxedo コマンド・リファレンス』の wlisten(1)
リファレンス・ページを参照してください。
wlisten
BEA Tuxedo Administration Console の起動
tuxadm
は、ブラウザからの Web GUI を初期化するのに使用される CGI プロセスです。このプログラムは Web ブラウザからの URL としてのみ使用され、通常は、標準のコマンド行プロンプトからは実行されません。tuxadm(1)
リファレンス・ページの「形式」を参照してください。ほかの CGI プログラムと同様に、tuxadm
は QUERY_STRING 環境変数を使用してその引数一覧を解析します。
BEA Tuxedo Administration Console を起動するには、以下の手順に従います。
http://
machine:port
/webguitop.html
この URL を使用するには、tuxwsvr.ini
ファイルで tuxwsvr
を使用していることが前提となります。
注記 市販のブラウザをデフォルトのポート (8080) で使用する場合は、次のような URL、http://ctomsn:8080/webguitop.html
を使用します。
保証とライセンス内容が記載された BEA Tuxedo Administration Console のエントリ・ページが表示されます。
tlisten.pw
ファイルに定義されたエントリでなけれ
ばなりません。
BEA Tuxedo Administration Console のメイン・ウィンドウが表示されます。
次の表は、BEA Tuxedo Administration Console メイン・ウィンドウに関する詳細情報の参照方法を示しています。
BEA Tuxedo Administration Console の終了
BEA Tuxedo Administration Console を終了するには、メニュー・バーで [Domain]、[Exit] の順に選択します。作業中のドメインが閉じ、BEA Tuxedo Administration Console アプレットが終了します。
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