BEA Logo BEA Tuxedo Release 8.0

  BEA ホーム  |  イベント  |  ソリューション  |  パートナ  |  製品  |  サービス  |  ダウンロード  |  ディベロッパ・センタ  |  WebSUPPORT

 

   Tuxedo ホーム   |   製品の概要   |   前へ   |   次へ   |   目次   |   索引

製品の特徴

 

ここでは、次の内容について説明します。

 


はじめに

BEA Tuxedo システムは、企業で分散ソフトウェア・アプリケーションを活用できるようにする、定評ある最高水準のソフトウェアを提供します。BEA Tuxedo ソフトウェアを利用すると、信頼性、スケーラビリティ、および安全性に優れた分散アプリケーションを低コストで設計、プログラミング、および管理できます。

以降の節では、この製品の機能と利点について説明します。

 


定評あるインフラストラクチャ

BEA Tuxedo インフラストラクチャには、信頼性とスケーラビリティの実績があります。BEA Tuxedo インフラストラクチャは、アプリケーション・サービス要求の効率的なルーティング、ディスパッチ、および管理、イベントのポストと通知、およびアプリケーション・キューを提供します。ミッション・クリティカルな実働環境で長年にわたって使用されてきたこのインフラストラクチャは、業界最高のトランザクション管理ソフトウェアという評価を受けています。

 


主要プラットフォームのサポート

クライアント/サーバ・ソフトウェアは、ハードウェアやオペレーティング・システムから独立しているのが理想的です。独立していれば、クライアントとサーバで異なるプラットフォームを使用でき、異なるオペレーティング・システムを使用する異なるハードウェアでクライアント・アプリケーションおよびサーバ・アプリケーションをデプロイして、それぞれが実行する作業を最適化させることができます。この点に配慮して、BEA Tuxedo システムのリリース 8.0 では以下のプラットフォームがサポートされています。

注記 サポートするプラットフォームは近い将来に増える予定です。プラットフォーム・サポートの最新情報については、BEA カスタマ・サービスにお問い合わせください。

 


相互運用性と共存

BEA Tuxedo ソフトウェアのリリース 8.0 は、旧バージョンの BEA Tuxedo ソフトウェア、BEA WebLogic Enterprise、および BEA WebLogic Server との相互運用および共存が可能です。

相互運用性および共存の詳細については、相互運用性と共存.を参照してください。

 


スケーラビリティ

ここでは、次の内容について説明します。

アプリケーションのスケーラビリティ要件

多くのアプリケーションは、1 〜 10 のサーバ・プロセスと 10 〜 100 のクライアント・アプリケーションが動作している環境で適切に機能します。しかし、ビジネス環境のアプリケーションでは、数百の実行コンテキスト (コンテキストはこの場合はスレッドまたはプロセス)、数万のクライアント・アプリケーション、および数百万のオブジェクトを十分な性能水準でサポートしなければならない場合があります。

急激に増加する要求に晒されると、アプリケーションでは資源の不足や性能のボトルネックがすぐに明らかになります。したがって、スケーラビリティは BEA Tuxedo アプリケーションの極めて重要な特性です。

高度にスケーラブルな BEA Tuxedo アプリケーションは、次のようにしてビルドできます。

BEA Tuxedoスケーラビリティの特徴

BEA Tuxedo システムでは、サービスおよびサーバを簡単に複製したり分散したりできるので、要求されるシステム・ロードの変化にすばやく対応してアプリケーションの規模を調整できます。

BEA Tuxedo では、以下の手段で大規模なアプリケーションのデプロイメントをサポートします。

スケーリングの詳細については、オンライン・マニュアルの『BEA Tuxedo アプリケーション実行時の管理』の「Tuning Your Application」および『BEA Tuxedo CORBA アプリケーションのスケーリング、分散、およびチューニング』を参照してください。

 


業界標準のサポート

BEA Tuxedo CORBA 環境では、Object Management Group (OMG) で開発された Common Object Request Broker Architecture (CORBA) がサポートされます。OMG は、エンタープライズ・アプリケーションの相互運用を目的としたコンピュータ業界仕様を策定および管理する非営利団体です。

BEA Tuxedo でサポートされる CORBA 仕様、インターフェイス、CORBA サービス、および C++ 言語マッピングの詳細については、オンライン・マニュアルの『BEA Tuxedo CORBA プログラミング・リファレンス』を参照してください。

 


最高水準のセキュリティ

BEA Tuxedo のリリース 8.0 には、安全なアプリケーション・トランザクション・モニタ・インターフェイス (ATMI) アプリケーションおよび CORBA アプリケーションをビルドするためのセキュリティ機能があります。

セキュリティとは、コンピュータ内のデータまたはコンピュータ間で送受信されるデータが損なわれないことを保証する技術のことです。ほとんどのセキュリティ機能では、証明資料およびデータの暗号化を使用してセキュリティを実現します。証明資料とは、秘密の文字列であり、ユーザはこれを入力することにより特定のプログラムやシステムにアクセスできます。データの暗号化とは、解釈不能な形式にデータを変換することです。

電子商取引などで使用される分散アプリケーションには、悪質なユーザがデータを傍受したり、操作を中断したり、不正な情報を入力できるアクセス・ポイントが多数あります。ビジネスがより広い範囲に分散されるほど、こうした悪質なユーザによる攻撃を受けやすくなります。したがって、このようなアプリケーションの基盤となる分散型のコンピューティング・ソフトウェア、つまりミドルウェアは、セキュリティ機能を備えている必要があります。

セキュリティ機能

BEA Tuxedo 8.0 のセキュリティ機能を利用すると、サーバとサーバおよびサーバとクライアントの間で安全な接続を確立できます。以下のセキュリティ機能を利用できます。

BEA Tuxedo のセキュリティ機能はすべて BEA Tuxedo ソフトウェアの CD-ROM に収められていますが、LLE および SSL プロトコルとセキュリティ・プラグインについてはライセンスを別に取得しないと使用できません。LLE および SSL プロトコルの有効化については、『BEA Tuxedo システムのインストール』を参照してください。

セキュリティ・プラグイン

LLE を除き、BEA Tuxedo のセキュリティ機能はセキュリティ・プラグイン・インターフェイスを通じてインプリメントします。このインターフェイスを利用すると、独自のセキュリティ・プラグインを自由に定義し、動的に追加できます。セキュリティ・プラグインは、特定のセキュリティ機能をインプリメントするコード・モジュールです。

セキュリティ・プラグイン・インターフェイスの仕様は、一般には公開されていませんが、BEA 社と特別な契約を結んだサード・パーティのセキュリティ・ベンダには公開されています。セキュリティ機能をカスタマイズする必要のある BEA Tuxedo の顧客は、サード・パーティのセキュリティ・ベンダに問い合わせることができます。たとえば、公開鍵セキュリティのカスタム・インプリメンテーションが必要な BEA Tuxedo の顧客は、適切なプラグインを入手する必要があります。

セキュリティ・プラグイン (サード・パーティ・セキュリティ・ベンダを含む) の詳細については、BEA 社の営業担当者にお問い合わせください。

ATMI および CORBA アプリケーションのセキュリティの詳細については、それぞれ、オンライン・マニュアルの『BEA Tuxedo のセキュリティ機能』および『BEA Tuxedo CORBA アプリケーションのセキュリティ機能』を参照してください。

 


トランザクション

BEA Tuxedo システムの強力な機能の 1 つに、XA インターフェイスをサポートするデータベース・アプリケーションのトランザクションを管理する機能があります。トランザクションを使用すると、分散アプリケーションを簡単に記述できるようになります。トランザクションにより、マシン、プログラム、およびネットワークに関する障害など、分散環境における問題への対応が一層容易になります。

分散アーキテクチャでは、トランザクションに関与するローカル・マシンがリモート・マシンと通信できます。このリモート・マシンが、さらに別のリモート・マシンと通信する場合もあります。リモート・マシンによって行われる通信および作業は、トランザクションの一部であり、整合性を維持する必要があります。分散トランザクション処理のトラッキングは、複雑な作業になる場合があります。これは、任意の時点でトランザクションをロールバックする (取り消す) のに十分な情報を保持する必要があるからです。

図2-1 BEA Tuxedo トランザクション・マネージャ


 

BEA Tuxedo システムでは、トランザクションのパーティシパントをトラッキングするために、トランザクション・ログが作成されます。アプリケーションの状態をコンピュータのメモリの内容どおりに保つために、1 つまたは複数のリソース・マネージャ (RM) が使用されます。リソース・マネージャとは、情報およびその情報にアクセスするためのプロセスの集まりで、たとえばデータベース管理システムなどがあります。トランザクションによって実行されるすべての操作、および影響を受けるすべてのモジュールを調整するために、BEA Tuxedo システムではトランザクション・マネージャ (TM) が使用されます。トランザクション・マネージャは、リソース・マネージャのアクションを指示します。トランザクション・マネージャとリソース・マネージャの共同作業により、分散トランザクションの原子性が維持されます。

トランザクションの詳細については、オンライン・マニュアルの『BEA Tuxedo システム入門』および『BEA Tuxedo CORBA トランザクション』を参照してください。

 


Web 上でアクセス可能な BEA Tuxedo サービス

BEA WebLogic Server と Jolt を使用すると、BEA Tuxedo ATMI サービスを Web 上でアクセス可能にできます (図 2-2 を参照)。

図2-2 Web 上でアクセス可能な BEA Tuxedo ATMI サービス


 

BEA Tuxedo ATMI サービスを Web 上でアクセス可能にする方法の詳細については、オンライン・マニュアルの『BEA WebLogic Server での BEA Jolt の使用』および『BEA Jolt』を参照してください。

 


管理ツール

BEA Tuxedo システムでは、BEA Tuxedo ATMI または CORBA 環境において、同じ管理タスクを行うための複数の手段が用意されています。グラフィカル・ユーザ・インターフェイスに慣れている場合も、シェル・プロンプトでのコマンド入力に慣れている場合でも、BEA Tuxedo アプリケーションの管理タスクがしやすい方法を選んで利用できます。次の図は、コンフィギュレーション・ファイルへの書き込みや、実行時の BEA Tuxedo アプリケーション管理に使用できるツールを示します。

図2-3 管理ツール


 

管理ツールの使い方については、オンライン・マニュアルの『BEA Tuxedo アプリケーションの設定』を参照してください。

 


複数のプログラミング・モデルおよびプログラミング言語のサポート

BEA Tuxedo では、2 つのプログラミング・モデルと 3 つのプログラミング言語がサポートされています。

以下のプログラミング・モデルがサポートされています。

以下のプログラミング言語がサポートされています。

 

back to top previous page next page