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Tuxedo アプリケーションの設定
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管理タスクと管理ツール
ここでは、次の内容について説明します。
管理者が実行するタスク
管理者の作業は、次の 2 つのタスクに大きく分類できます。
セットアップ・タスク
管理者は、セットアップ時に、BEA Tuxedo システムの計画、設計、インストール、セキュリティの設定、およびコンフィギュレーションを行う責任があります。次の表は、セットアップ時の必須タスクとオプションのタスクを示します。
実行時のタスク BEA Tuxedo システムをインストールし、TUXCONFIG ファイルをロードすると、アプリケーションの起動準備は完了です。アプリケーションを起動したら、アプリケーションのアクティビティを監視し、問題が発生していないかどうか、または問題の原因となり得る現象がないかどうかを確認する必要があります。次の表は、実行時の必須タスクとオプションのタスクを示します。
実行時には、問題の原因となり得る現象や、アプリケーション要件の変化にすばやく対応する必要があります。そのため、BEA Tuxedo Administration Console、コマンド行インターフェイス、および AdminAPI の 3 つのツールが用意されています。次の表は、いくつかの処理と、それらの実行方法を示します。
BEA Tuxedo における ATMI 環境と CORBA 環境の違い
BEA Tuxedo CORBA 環境では、BEA Tuxedo の管理機能により、オブジェクト・リクエスト・ブローカ (ORB: Object Request Broker) と TP フレームワークのコンテキスト内で実行するアプリケーションの管理がサポートされます。
BEA Tuxedo CORBA 環境の UBBCONFIG コンフィギュレーション・ファイルには、クライアント・アプリケーションとサーバ・アプリケーションのコンフィギュレーションをサポートする以下のセクションがあります。
ただし、BEA Tuxedo の CORBA 環境 では、異なる通信プロトコルを使用して、リモートおよび外部クライアントから BEA Tuxedo サーバ・アプリケーションに接続します。このプロトコルが、標準インターネット ORB 間プロトコル (IIOP) です。BEA Tuxedo のワークステーション・ハンドラ (WSH) プロセスとワークステーション・リスナ (WSL) プロセスの代わりに、CORBA 環境では、そのゲートウェイ・プロセスである IIOP ハンドラ (ISH) と IIOP リスナ (ISL) を呼び出します。この場合、構文がわずかに異なり、各アプリケーションの UBBCONFIG コンフィギュレーション・ファイルにある SERVERS セクションで、WSL の代わりに ISL を使用します。
全体的に、BEA Tuxedo の CORBA 環境と ATMI 環境の管理タスクはよく似ていますが、以下のような相違点があります。
BEA Tuxedo の ATMI 環境では、サービス呼び出しに使用される FML フィールドをチェックして、データ依存型のルーティング基準を確認することができます。これに対し BEA Tuxedo の CORBA 環境 の場合、システム設計者は、CORBA インターフェイスのルーティング基準に個別にアクセスする必要があります。BEA Tuxedo の CORBA 環境 には、ルーティングに使用するサービス要求メッセージ・データや関連バッファ情報が用意されていません。これは、CORBA 環境のルーティングが、ターゲットの CORBA オブジェクトのメソッド呼び出しではなく、ファクトリで実行されるためです。
注記 管理情報ベース (MIB) で一連のクラスを定義し、そのクラスによってアプリケーションの基本的な側面を設定および管理することができます。MIB クラスによって、BEA Tuxedo CORBA および ATMI 環境への管理用プログラミング・インターフェイスが提供されます。
アプリケーションの設計計画を立てる
管理者は、顧客のビジネス上の要件を把握し、ソフトウェアがどのように使用されるかを知っておく必要があります。これらのニーズを理解しておけば、管理者は、システム設計者やアプリケーション開発者と協力して、要件を満たすアプリケーションのコンフィギュレーションを実現できます。
アプリケーションの設計を計画する前に、以下の事項を確認してください。
関連項目
アプリケーションの管理用ツール
BEA Tuxedo システムには、BEA Tuxedo ATMI または CORBA 環境のいずれかで同じ種類の管理タスクを実行する方法がいくつか用意されています。グラフィカル・ユーザ・インターフェイスに慣れている場合も、シェル・プロンプトでのコマンド入力に慣れている場合も、BEA Tuxedo アプリケーションの管理作業がしやすい方法が用意されています。次の図は、コンフィギュレーション・ファイルへの書き込みや、実行時の BEA Tuxedo アプリケーション管理に使用できるツールを示します。
図 1-1 管理ツール
関連項目
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