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Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法

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DM_REMOTE セクション

このセクション (DM_REMOTE_DOMAINS セクションともいう) では、1 つまたは複数のリモート・ドメイン・アクセス・ポイント識別子とそれらの特性を定義します。

DM_REMOTE セクションのエントリの形式は次のとおりです。

RemoteAccessPoint required_parameters [optional_parameters]

RemoteAccessPoint は、ローカル BEA Tuxedo アプリケーションにとって既知の各リモート・ドメインを識別するために選択するリモート・ドメイン・アクセス・ポイント識別子 (論理名) です。RemoteAccessPoint は、Domains コンフィギュレーションに含まれるローカルおよびリモート・ドメイン間で一意でなければなりません。DM_IMPORT セクションで説明するとおり、リモート・ドメイン・アクセス・ポイントはリモート・サービスを特定のリモート・ドメインに関連付けるために使用します。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントを介して使用できるリモート・サービスは、リモート・ドメイン・アクセス・ポイントとローカル・ドメイン・アクセス・ポイントを介してローカル・ドメイン内のクライアントで使用できます。

DM_REMOTE セクションの必須パラメータ

TYPE = identifier

このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付けられるリモート・ドメインとの通信に必要なローカル・ドメイン・ゲートウェイのタイプを指定します。TYPE は、TDOMAINTOPENDSNAXOSITP、または OSITPX に設定できます。

TDOMAIN は、GWTDOMAIN プロセスのローカル・インスタンスがリモート BEA Tuxedo アプリケーションと通信することを示します。

TOPEND は、GWTOPEND プロセスのローカル・インスタンスがリモート BEA TOP END システムと通信することを示します。

SNAX は、GWSNAX プロセスのローカル・インスタンスが SNA プロトコルを介してリモート TP ドメインと通信することを示します。

OSITP は、GWOSITP プロセスのローカル・インスタンスが OSI TP 1.3 プロトコルを介してリモート TP ドメインと通信することを示します。

OSITPX は、GWOSITP プロセスのローカル・インスタンスが OSI TP 4.0 以降のプロトコルを介してリモート TP ドメインと通信することを示します。OSITPX は、BEA Tuxedo 8.0 以降のソフトウェアでのみサポートされます。

ACCESSPOINTID (DOMAINID ともいう) = string[1..30]

リモート・ドメインへの接続を設定するときのセキュリティのため、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付けられているリモート・ドメインを識別するために使用します。TDOMAIN ローカル・ドメイン・ゲートウェイの場合、この値は、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイント接続から受信した要求のユーザ ID として TDomain ゲートウェイ (GWTDOMAIN プロセスのローカル・インスタンス) によって使用される場合があります。ACCESSPOINTID は、ローカルおよびリモート・ドメイン・アクセス・ポイント間で一意でなければなりません。

ACCESSPOINTID は、30 バイト以下で指定する必要があります。文字列を指定する場合は、30 文字以内で指定する必要があります (最後のヌルを含む)。string の値は、一連の文字か、または 0x で始まる 16 進数です。

DM_REMOTE セクションのオプション・パラメータ

以下に示す DM_REMOTE セクションのオプション・パラメータでは、ドメイン・ゲートウェイの操作で使用するリソースと制限を指定します。

ACL_POLICY = {LOCAL | GLOBAL}

このリモート・ドメイン・アクセス・ポイント用のアクセス制御リスト (ACL) 方針を指定します。このパラメータは、BEA Tuxedo 7.1 以降のソフトウェアが実行されている TDOMAIN タイプのドメイン・ゲートウェイ、および BEA Tuxedo 8.0 以降のソフトウェアが実行されている OSITPX タイプのドメイン・ゲートウェイにのみに適用されます。

LOCAL を指定すると、ローカル・ドメインは、リモート・ドメインから受け取ったサービス要求のクリデンシャル (ID) を、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに対する LOCAL_PRINCIPAL_NAME パラメータで指定されたプリンシパル名に置き換えます。GLOBAL を指定すると、ローカル・ドメインは、リモート・サービス要求で受け取ったクリデンシャルを置き換えません。リモート・サービス要求でクリデンシャルを受け取らなかった場合、ローカル・ドメインはそのサービス要求をそのままの状態でローカル・サービスに転送します (通常これは失敗する)。このパラメータを指定しない場合、デフォルトは LOCAL です。

ACL_POLICY パラメータは、ローカル・ドメインがリモート・ドメインから受信したサービス要求のクリデンシャルを LOCAL_PRINCIPAL_NAME パラメータに指定されているプリンシパル名に置き換えるかどうかを制御します。CREDENTIAL_POLICY はこのパラメータに関連するパラメータで、ローカル・ドメインがリモート・ドメインにローカル・サービス要求を送信する前にその要求からクリデンシャルを削除するかどうかを制御します。

LOCAL_PRINCIPAL_NAME = string[0..511]

ローカル・プリンシパル名の識別子 (クリデンシャル) を指定します。これは、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントの ACL_POLICY パラメータが LOCAL (デフォルト) に設定されている場合、このリモート・ドメインから受け取ったサービス要求に対してローカル・ドメインが割り当てる ID です。このパラメータは、BEA Tuxedo 7.1 以降のソフトウェアが実行されている TDOMAIN タイプのドメイン・ゲートウェイ、および BEA Tuxedo 8.0 以降が実行されている OSITPX タイプのドメイン・ゲートウェイにのみに適用されます。

LOCAL_PRINCIPAL_NAME パラメータには最大 511 文字を指定できます (最後のヌル文字を除く)。このパラメータを指定しないと、ローカル・プリンシパル名はデフォルトでこのリモート・ドメイン・アクセス・ポイントの ACCESSPOINTID 文字列になります。

CONNECTION_PRINCIPAL_NAME = string[0..511]

接続プリンシパル名の識別子を指定します。これは、ローカル・ドメインに接続するこのリモート・ドメイン・アクセス・ポイントの ID を検証するためのプリンシパル名です。このパラメータは、BEA Tuxedo 7.1 以降のソフトウェアが実行されている TDOMAIN タイプのドメイン・ゲートウェイにのみ適用されます。

CONNECTION_PRINCIPAL_NAME パラメータには最大 511 文字を指定できます (最後のヌル文字を除く)。このパラメータを指定しないと、接続プリンシパル名はデフォルトでこのリモート・ドメイン・アクセス・ポイントの ACCESSPOINTID 文字列になります。

デフォルトの認証プラグインの場合、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントの CONNECTION_PRINCIPAL_NAME パラメータに値を割り当てる場合、その値は、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントの ACCESSPOINTID パラメータの値と同じでなければなりません。これらの値が一致しないと、ローカル TDomain ゲートウェイとリモート TDomain ゲートウェイの接続は失敗し、次の userlog(3c) メッセージが生成されます。ERROR: Unable to initialize administration key for domain domain_name.

CREDENTIAL_POLICY = {LOCAL | GLOBAL}

このリモート・ドメイン・アクセス・ポイント用のクリデンシャル方針を指定します。このパラメータは、BEA Tuxedo 8.0 以降のソフトウェアが実行されている TDOMAIN タイプのドメイン・ゲートウェイにのみ適用されます。

LOCAL を指定すると、ローカル・ドメインは、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントへのローカル・サービス要求からクリデンシャル (ID) を削除します。GLOBAL を指定すると、ローカル・ドメインは、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントへのローカル・サービス要求からクリデンシャルを削除しません。このパラメータを指定しない場合、デフォルトは LOCAL です。

CREDENTIAL_POLICY パラメータは、ローカル・ドメインがリモート・ドメインにローカル・サービス要求を送信する前にその要求からクリデンシャルを削除するかどうかを制御します。ACL_POLICY はこのパラメータに関連するパラメータで、ローカル・ドメインがリモート・ドメインから受信したサービス要求のクリデンシャルを LOCAL_PRINCIPAL_NAME パラメータに指定されているプリンシパル名に置き換えるかどうかを制御します。

MTYPE = string[1..15]

ドメインをグループ化して、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付けられているマシンとローカル・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付けられているマシン間のメッセージの符号化と復号化を省略するために使用します。このパラメータは、TDOMAIN タイプのドメイン・ゲートウェイにのみ適用されます。

MTYPE を指定しない場合、デフォルトで符号化または復号化が実行されます。MTYPE フィールドに設定した値が DMCONFIG ファイルの DM_LOCAL セクションと DM_REMOTE セクションで共通している場合、データの符号化と復号化が省略されます。MTYPE には、15 文字までの任意の文字列値を指定できます。この値は比較のためだけに使用します。

PRIORITY_TYPE = {LOCAL_RELATIVE | LOCAL_ABSOLUTE | GLOBAL}

INPRIORITY = numeric

PRIORITY_TYPE パラメータと INPRIORITY パラメータでは、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントのメッセージの優先順位に関する処理を指定します。これらのパラメータは、BEA Tuxedo 8.0 以降のソフトウェアでサポートされます。

PRIORITY_TYPE パラメータの場合、LOCAL_RELATIVELOCAL_ABSOLUTE はすべてのリモート・ドメイン・タイプに対して有効ですが、GLOBALTDOMAIN のリモート・ドメイン・タイプに対してのみ有効です。PRIORITY_TYPE パラメータを設定しない場合、デフォルトは LOCAL_RELATIVE です。

PRIORITY_TYPE=LOCAL_RELATIVE は、tpsprio 呼び出しなどによるリモート・ドメイン・アクセス・ポイントからの要求の優先順位がローカル・ドメインによって使用されないことを意味します。代わりに、リモート・ドメイン・アクセス・ポイントから受信する要求の優先順位は INPRIORITY の値を基準に設定されます。この値は -99 (最低の優先順位) 〜 +99 (最高の優先順位) です。デフォルトは 0 です。INPRIORITY の設定によって、サービスのデフォルトの優先順位は、設定値の符号に応じて最大 100、最小 1 まで増減します。最高の優先順位は 100 です。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントへの要求の場合、要求に関連付けられている優先順位も一緒にリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに送信されます。

PRIORITY_TYPE=LOCAL_ABSOLUTE は、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントからの要求の優先順位がローカル・ドメインによって使用されないことを意味します。代わりに、リモート・ドメイン・アクセス・ポイントから受信する要求の優先順位は INPRIORITY の値を基準に設定されます。この値は 1 (最低の優先順位) 〜 100 (最高の優先順位) です。デフォルトは 50 です。INPRIORITY の設定によって、サービスのデフォルトの優先順位は、設定値の符号に応じて最大 100、最小 1 まで増減します。最高の優先順位は 100 です。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントへの要求の場合、要求に関連付けられている優先順位も一緒にリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに送信されます。

PRIORITY_TYPE=LOCAL_GLOBAL は、このリモート・ドメイン・アクセス・ポイントからの要求の優先順位がローカル・ドメインによって調整されることを意味します。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントから受信する要求の優先順位は INPRIORITY の値を基準に調整されます。この値は -99 (最低の優先順位) 〜 +99 (最高の優先順位) です。デフォルトは 0 です。INPRIORITY を設定した場合、受信した要求に関連付けられている優先順位は INPRIORITY の値に加算され、その要求の優先順位の絶対値が設定されます。INPRIORITY を設定しない場合、受信する要求の優先順位がそのままローカル・ドメインによって使用されます。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントへの要求の場合、要求に関連付けられている優先順位も一緒にリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに送信されます。

DM_REMOTE セクションの 非 TDomain パラメータ

以下の DM_REMOTE セクション・パラメータは補完的に示したもので、TDOMAIN ドメイン・ゲートウェイには適用されません。

CODEPAGE = string - SNAX および OSITPX ドメイン・ゲートウェイに適用可能です。

SNAX および OSITPX パラメータの詳細については、BEA eLink Documentation を参照してください。

 

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