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Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法

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DM_TOPEND セクション

このセクションでは、BEA TOP END Domain Gateway のネットワーク固有の情報を定義します。リモート・ドメインからローカル・リソースへの要求がローカル・ドメイン・アクセス・ポイントで受け付けられる場合、DM_TOPEND セクションには、ローカル・ドメインごとに 1 つのエントリがなければなりません。また、ローカル・ドメインからリモート・リソースへの要求がリモート・ドメイン・アクセス・ポイントで受け付けられる場合、そのアクセス・ポイントごとに 1 つのエントリがなければなりません。

DM_TOPEND セクションのエントリの形式は次のとおりです。

AccessPoint required_parameters [optional_parameters]

AccessPoint は、ローカル・ドメイン・アクセス・ポイントまたはリモート・ドメイン・アクセス・ポイントの識別子の値です。AccessPoint 識別子は、DM_LOCAL セクションに定義されているローカル・ドメイン・アクセス・ポイントか、または DM_REMOTE セクションに定義されているリモート・ドメイン・アクセス・ポイントと一致する必要があります。

ローカルおよびリモート・ドメイン・アクセス・ポイント、およびそれらのネットワーク・アドレスは、実行時に特定の TP_SYSTEM 名に対して、BEA TOP END ノードへの BEA TOP END ゲートウェイ接続が 1 つだけアクティブになるようにコンフィギュレーションする必要があります。BEA TOP END のネットワーク・インターフェイス・プロトコルは、このような複数ゲートウェイ接続をサポートしていません。複数の接続をアクティブにしようとすると、TEDG または BEA TOP END ノードで実行時エラーが発生し、受け付けられる接続は 1 つだけです。ネットワーク・アドレスは変更可能であるため、このようなコンフィギュレーションを DMCONFIG ファイルで完全に検証することはできません。

DM_TOPEND セクションの必須パラメータ

NWADDR = string[1..78]

ローカルまたはリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付けるネットワーク・アドレスを指定します。ローカル・ドメイン・アクセス・ポイントの場合、このパラメータには BEA TOP END システムからの接続指示を受け付けるためのアドレスを指定します。接続指示受け付けアドレスは、BEA TOP END システムのネットワーク・インターフェイス・コンポーネントから BEA Tuxedo アプリケーションへの通信手段となります。リモート・ドメイン・アクセス・ポイント・エントリの場合、このパラメータにはリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付けられている BEA TOP END システムに接続するときに使用するアドレスを指定します。このパラメータの値は、すべての DM_TOPEND エントリ間で一意でなければなりません。

string の形式が "0xhex-digits" または "¥¥xhex-digits" の場合、偶数の有効な 16 進数桁を含める必要があります。これらの形式は、TCP/IP アドレスを含む文字配列に内部変換されます。string の値は次のいずれかの形式で指定します。

"//hostname:port_number"

"//#.#.#.#:port_number"

最初の形式では、gethostbyname(3c) を介してアクセスされたローカル設定の名前解決機能を使ってアドレスが結合されるときに、hostname は TCP/IP ホスト・アドレスに解決されます。#.#.#.# はドットで区切った 10 進数の形式で、各 # は 0 から 255 までの 10 進数です。

Port_number は、0 〜 65535 の 10 進数です。

注記 一部のポート番号は、お使いのシステムで使用されるトランスポート・プロトコル (TCP/IP など) のために予約されている場合があります。予約されているポート番号を確認するには、トランスポート・プロトコルのマニュアルを調べてください。

管理者が、BEA TOP END ネットワーク・インターフェイスで使用されるような接続指示受け付けアドレス (ローカル・ドメイン・アクセス・ポイント) として INADDR_ANY を設定する場合、"//0.0.0.0:port_number" という形式で指定します。アドレスがこの形式で指定されると、TEDG (GWTOPEND) プロセスは、ローカル BEA Tuxedo アプリケーションが実行されているマシン上のすべての有効な IP アドレスの port_number で接続指示を受け付けることができます。

NWADDR パラメータのホスト・アドレス部分を指定する際は注意が必要です。BEA TOP END の NI は、TEDG から発行された接続要求を受け取ると、TEDG のネットワーク・アドレスを名前に解決します。解決された名前は、TEDG で定義済みのホスト名と一致している必要があります。一致しない場合 (大文字と小文字の区別も含む)、NI 接続は失敗します。このような失敗は、GWTOPEND ログ・ファイルにもリモートの BEA TOP END NI ログ・ファイルにも記録されない場合があります。基本的に、ホスト名の定義を DMCONFIG ファイル、TOP END NI コンフィギュレーション・ファイル、TOP END ノードマップ・ファイル、TOP END tp_alias ファイル、およびローカル名の名前解決機能で一致させます。NI の名前解決については、『BEA TOP END Programmer’s Reference Manual』の tp_alias(4T) リファレンス・ページを参照してください。

TP_SYSTEM = string [1..8]

ローカルまたはリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付ける BEA TOP END システムを指定します。このパラメータには、BEA TOP END システム名に対応する文字列を指定します。BEA TOP END システム名の長さは 1 〜 8 文字です (最後のヌルを除く)。ASCII 文字 " " (32) から "~" (126) は、この文字列に使用できます。ただし、"/" (47) を除きます。文字列の値は、BEA TOP END システムの nm_script (4T) ファイルで定義される TP_SYSTEM 環境変数の値と一致する必要があります。

DM_TOPEND セクションのオプション・パラメータ

NWDEVICE = string[1..78]

このローカルまたはリモート・ドメイン・アクセス・ポイントのネットワーク・アドレスにバインディングするときに使用するネットワーク・デバイスを指定します。ローカル・ドメイン・アクセス・ポイント・エントリの場合、この属性は接続指示を受け付けるために使用するデバイスを指定します。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントの場合、リモート・ドメイン・アクセス・ポイントに接続するために使用するデバイスを指定します。

NWDEVICE パラメータの指定は必須ではありません。以前のバージョンでは、TLI 対応のネットワーキング機能に対しては、デバイス名に絶対パス名を指定する必要があります。

DM_TOPEND セクション内の同じアクセス・ポイントに対する複数のエントリ

この DM_TOPEND エントリが (DM_LOCAL セクションで指定された) ローカル・ドメイン・アクセス・ポイントの場合、その NWADDR は接続指示を受け付けるためのネットワーク・アドレスです。DM_TOPEND セクションでは、ローカル・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付けられたエントリを複数回指定して、ローカル・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付けられているリソースを BEA Tuxedo ドメイン内の別のマシンに移行できます。

リモート・ドメイン・アクセス・ポイント (DM_REMOTE セクションで指定) に関連付けられたエントリも、DM_TOPEND セクションで複数回指定できます。最初のエントリは、一次アドレスと見なされます。つまり、その NWADDR は、リモート・ドメイン・アクセス・ポイントへの接続が最初に試行されるときのネットワーク・アドレスです。2 番目のエントリは、二次アドレスと見なされます。つまり、その NWADDR は、一次アドレスを使用して接続を確立できないときの次のネットワーク・アドレスです。後続のエントリのネットワーク・アドレスは、前のすべてのエントリのネットワーク・アドレスで接続を確立できない場合に使用されます。コンフィギュレーションされているすべてのネットワーク・アドレスへの接続が失敗すると、接続の試行は異常終了します。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付けるエントリは、何回でも指定できます。ネットワーク・アドレスのコンフィギュレーションが多すぎる場合、または使用できないアドレスを設定した場合、性能が低下することがあります。

この DM_TOPEND エントリがリモート・ドメイン・アクセス・ポイントの別のオカレンスの場合、このエントリは、一次エントリ (および前のすべての二次エントリ) の NWADDR でネットワーク接続を確立できない場合にのみ使用されます。すべての二次エントリでは、

二次リモート・ゲートウェイ定義は、TOP END Domain Gateway では使用しないでください。

注記 DM_TOPEND セクションのローカルまたはリモート・ドメイン・アクセス・ポイントの複数のエントリの場合、NWADDR パラメータの複数のインスタンスだけが Domains ソフトウェアによって読み取られます。他のパラメータの複数のインスタンスの場合、パラメータの最初のインスタンスだけが Domains ソフトウェアによって読み取られ、それ以外のインスタンスはすべて無視されます。

 

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