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Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法

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DMCONFIG for GWTOPEND(5) に関する追加情報

ファイル

BDMCONFIG 環境変数は、BDMCONFIG コンフィギュレーション・ファイルを検索するために使用します。

使用例

次の Domains コンフィギュレーション・ファイルの例は、コア BEA Tuxedo DMCONFIG(5) リファレンス・ページの使用例 1 に基づいています。この例は、BEA TOP END システムとの単一接続を持つ TOP END Domain Gateway を含むよう拡張されています。このシナリオでは、BEA TOP END システムは、BEA Tuxedo アプリケーションのユーザが必要とするサービスを提供するバンキング・アプリケーションも実行しています。逆に、特定の BEA Tuxedo サービスについては、変更されたクライアント・プログラムで使用するために BEA TOP END システムで利用できるようにすることが必要です。また、ここでは単純なキューの例も含まれています。

以下に、このコンフィギュレーションの DMCONFIG ファイルを示します。元のコア DMCONFIG(5) ファイルの使用例からの変更箇所は太字で示してあります。.

# Tuxedo Domains Configuration File for the Central Bank
#
#
*DM_LOCAL
#
DEFAULT: SECURITY = NONE


c01 GWGRP = bankg1
TYPE = TDOMAIN
ACCESSPOINTID = "BA.CENTRAL01"
DMTLOGDEV = "/usr/apps/bank/DMTLOG"
DMTLOGNAME = "DMTLG_C01"

c02 GWGRP = bankg2
TYPE = OSITP
ACCESSPOINTID = "BA.CENTRAL02"
DMTLOGDEV = "/usr/apps/bank/DMTLOG"
DMTLOGNAME = "DMTLG_C02"

c03 GWGRP = bankg3
TYPE = TOPEND
ACCESSPOINTID = "CENTRALBKGW"
DMTLOGDEV = "/usr/apps/bank/DMTLOG"
DMTLOGNAME = "DMTLG_C03"
SECURITY = CLEAR

#
*DM_REMOTE
#
b01 TYPE = TDOMAIN
ACCESSPOINTID = "BA.BANK01"

b02 TYPE = TDOMAIN
ACCESSPOINTID = "BA.BANK02"

b03 TYPE = TDOMAIN
ACCESSPOINTID = "BA.BANK03"

b04 TYPE = OSITP
ACCESSPOINTID = "BA.BANK04"

b05 TYPE = TOPEND
ACCESSPOINTID = "BANK05"

*DM_TDOMAIN
#
# ローカル・ネットワーク・アドレス
c01 NWADDR = "//newyork.acme.com:65432" NWDEVICE ="/dev/tcp"

# リモート・ネットワーク・アドレス
b01 NWADDR = "//192.11.109.5:1025" NWDEVICE = "/dev/tcp"
b02 NWADDR = "//dallas.acme.com:65432" NWDEVICE = "/dev/tcp"
b03 NWADDR = "//192.11.109.156:4244" NWDEVICE = "/dev/tcp"

*DM_OSITP
#
c02 APT = "BA.CENTRAL02"
AEQ = "TUXEDO.R.4.2.1"
AET = "{1.3.15.0.3},{1}"
ACN = "XATMI"
b04 APT = "BA.BANK04"
AEQ = "TUXEDO.R.4.2.1"
AET = "{1.3.15.0.4},{1}"
ACN = "XATMI"

*DM_TOPEND
#
# ローカル・ネットワーク・アドレス
c03 NWADDR = "//newyork.acme.com:65434"
TP_SYSTEM = "BANKSYS"
# リモート・ネットワーク・アドレス
b05 NWADDR = "//sandiego.acme.com:65434"
TP_SYSTEM = "BANKSYS"

*DM_EXPORT
#
#TOP END で利用不可、マッピングなし
open_act ACL = branch LACCESSPOINT = c01
close_act ACL = branch LACCESSPOINT = c01
credit LACCESSPOINT = c01
debit LACCESSPOINT = c01
loan LACCESSPOINT = c02 ACL = loans

# TOP END およびほかのドメインにエクスポートされるサービス
balance TYPE=SERVICE TE_PRODUCT="TUX" TE_FUNCTION="BALANCE" LACCESSPOINT=c03

# TOP END で使用可能なキュー
qspace TYPE=QSPACE TE_RTQGROUP="TUXQUEUE" TE_RTQNAME="TUXQ" LACCESSPOINT=c03
qname TYPE=QNAME TE_PRODUCT="TUX" TE_FUNCTION="QSERV" LACCESSPOINT=c03

*DM_IMPORT
#
tlr_add LACCESSPOINT = c01 ROUTING = ACCOUNT
tlr_bal LACCESSPOINT = c01 ROUTING = ACCOUNT
tlr_add RACCESSPOINT = b04 LACCESSPOINT = c02 RNAME ="TPSU002"
tlr_bal RACCESSPOINT = b04 LACCESSPOINT = c02 RNAME ="TPSU003"

#
# BEA Tuxedo で使用可能な新しい New TOP END サービス
DEFAULT: LACCESSPOINT = c03 RACCESSPOINT = b05
TYPE = SERVICE TE_PRODUCT = "EBANK"
te_start TE_FUNCTION = "START"
te_end TE_FUNCTION = "END"
te_login TE_FUNCTION = "LOGIN"
te_listacct TE_FUNCTION = "LISTACCT"
te_getpayees TE_FUNCTION = "GETPAYES"
te_elecpay TE_FUNCTION = "ELECPAY"
te_bal TE_FUNCTION = "BAL"
te_transfer TE_FUNCTION = "TRANSFER"
te_withdrawl TE_FUNCTION = "WITHDRAW"
te_deposit TE_FUNCTION = "DEPOSIT"

#
#TOP END RTQ queues available to Tuxedo
DEFAULT: LACCESSPOINT = c03 RACCESSPOINT = b05 TYPE = QSPACE
tuxqspace TE_RTQGROUP = "TEQGROUP" TE_RTQNAME = "TEQNAME"

#
#tpenqueue と RTQ を介して Tuxedo が使用可能な TOP END サービス
DEFAULT: LACCESSPOINT = c03 RACCESSPOINT = b05 TYPE = QNAME
te_report TE_PRODUCT = "EBANK" TE_FUNCTION = "REPORT"
te_update TE_PRODUCT = "EBANK" TE_FUNCTION = "UPDATE"

*DM_ROUTING
#
ACCOUNT FIELD = branchid BUFTYPE = "VIEW:account"
RANGES = "MIN-1000:b01,1001-3000:b02,*:b03"

*DM_ACCESS_CONTROL
#
branch ACLIST = "b01,b02,b03"
loans ACLIST = b04

ネットワーク・アドレス

TDomain を実行するローカル・マシンが TCP/IP アドレス指定機能を使用していて、backus.company.com という名前になっているとします。マシンのアドレスは 155.2.193.18 です。さらに、TEDG が要求を受け取るポート番号は 2334 であるとします。このポート番号 2334 は、bankapp-gwaddr という名前のネットワーク・サービス・データベースに追加されているとします。このポートの完全なアドレスは、次のように表現されます。

//155.2.193.18:bankapp-gwaddr
//155.2.193.18:2334
//backus.company.com:bankapp-gwaddr
//backus.company.com:2334
0x0002091E9B02C112

上記の最後の表現は 16 進形式です。0002 は TCP/IP アドレスの先頭部分です。091E は 16 進数に変換されたポート番号 2334 です。アドレスの残りの部分 (9B02C112) は、IP アドレス (155.2.193.12) の各要素を 16 進数に変換したものです。たとえば、9B155 を変換したもの、022 を変換したものです。

関連項目

dmadmin(1)dmloadcf(1)dmunloadcf(1)tmboot(1)tmshutdown(1)DMADM(5)GWADM(5)GWTOPEND(5)

BEA TOP END Programmer’s Reference Manual』の tp_intro(3T)、ni_config(4T)、nm_config(4T)、nm_script(4T)

『BEA Tuxedo アプリケーション実行時の管理』

『BEA Tuxedo アプリケーションの設定』

『C 言語を使用した BEA Tuxedo アプリケーションのプログラミング』

『BEA Tuxedo Domains コンポーネント』

『ATMI アプリケーションでの BEA Tuxedo TOP END Domain Gateway の使用』

 


DM_MIB(5)

名前

DM_MIB-ドメインの管理情報ベース

形式

#include <fml32.h>
#include <tpadm.h> /* MIB Header, includes DOMAINS */

Domains 関連の新しい用語

BEA Tuxedo のリリース 7.1 以降では、Domains 用の MIB で、ローカル・ドメインとリモート・ドメインとの相互作用を記述するため、クラスと属性の用語が改善されています。この改善された用語は、DMCONFIG ファイルの構文にも適用されています。

そのような用語の改善により、用語「ドメイン」が繰り返し使用されることがなくなり、行われるアクションをより明解に示す用語が導入されます。たとえば、用語「アクセス・ポイント」は別のオブジェクトにアクセスするために使用するオブジェクトのことです。したがって、リモート・ドメインにはリモート・ドメイン・アクセス・ポイントを通じてアクセスし、リモート・ドメインからローカル・ドメインにはローカル・ドメイン・アクセス・ポイントを通じてアクセスします。次の表は、用語「ドメイン」を何度も使用しない結果として生じる DMCONFIG のセクション名の変更を示しています。

元の DMCONFIG セクション名 . .

新しいセクション名 . .

DM_LOCAL_DOMAINS

DM_LOCAL

DM_REMOTE_DOMAINS

DM_REMOTE


 

これらのセクションの中で、次のパラメータ名が変更されています。

元のパラメータ名 . .

新しいパラメータ名 . .

DOMAINID

ACCESSPOINTID

MAXRDOM

MAXACCESSPOINT

MAXRDTRAN

MAXRAPTRAN


 

これらの DMCONFIG セクションに対応する DM_MIB クラスは、それぞれ T_DM_LOCALT_DM_REMOTE です。

特定のコンフィギュレーションでは、利用可能なサービスとリソース (キュー・スペースやキュー名など) を両方ともインポートおよびエクスポートする必要があります。したがって、DMCONFIG のセクション名 DM_LOCAL_SERVICESDM_REMOTE_SERVICES では必要なアクティビティが適切に表現されなくなりました。これらのセクション名をそれぞれ DM_EXPORT および DM_IMPORT に置き換えると、行われるアクションが明確に表現されます。つまり、単一 BEA Tuxedo ドメインの観点から見て、ローカル・アクセス・ポイントを通じてそのドメインからリソースがエクスポートされ、リモート・ドメイン・アクセス・ポイントを通じてそのドメインにリソースがインポートされます。次の表は、それらの DMCONFIG セクション名の変更を示しています。

元の DMCONFIG セクション名 . .

新しいセクション名 . .

DM_LOCAL_SERVICES

DM_EXPORT

DM_REMOTE_SERVICES

DM_IMPORT


 

これらのセクションの中で、次のパラメータ名が変更されています。

元のパラメータ名 . .

新しいパラメータ名 . .

LDOM

LACCESSPOINT

RDOM

RACCESSPOINT


 

これらの DMCONFIG セクションに対応する DM_MIB クラスは、それぞれ T_DM_EXPORTT_DM_IMPORT です。

下位互換性

BEA Tuxedo リリース 7.1 から導入された新しい Domains 用語は、DM_MIB のリファレンス・ページ、クラス、およびエラー・メッセージと、DMCONFIG のリファレンス・ページ、セクション名、パラメータ名、およびエラー・メッセージに適用されています。

旧バージョンとの互換性のため、BEA Tuxedo 7.1 より以前に使用された DMCONFIG 用語と、改善された Domains 用の MIB 用語との間にエイリアスが提供されています。BEA Tuxedo リリース 7.1 以降では、dmloadcf は両方の DMCONFIG 用語を使用できます。ただし、dmunloadcf は、デフォルトで新しいドメイン関連の用語を使用する DMCONFIG ファイルを生成します。以前のドメイン関連の用語を使用する DMCONFIG ファイルを生成するには、dmunloadcf-c オプションを使用します。

機能説明

Domains 用の MIB では、ドメインがドメイン・ゲートウェイおよびドメイン・ゲートウェイ管理サーバを使用してサービスをインポートまたはエクスポートするためのクラスが定義されています。このリファレンス・ページは、BEA Tuxedo システムの Domains コンポーネントに関する知識がある読者を対象としています。Domains コンポーネントについては、『BEA Tuxedo Domains コンポーネント』を参照してください。

管理要求のフォーマットと管理応答の解釈を行うには、DM_MIB(5) を共通 MIB リファレンス・ページ MIB(5) と一緒に使用してください。

DM_MIB で説明するクラスや属性を使用し、MIB(5) の説明に従ってフォーマットした要求を使用すると、アクティブなアプリケーションの既存の ATMI インターフェイスを通じて管理サービスを要求できます。DM_MIB(5) のすべてのクラス定義の追加情報については、DM_MIB(5) に関する追加情報を参照してください。

DM_MIB(5) は、次のクラスで構成されています。

表 11 DM_MIB のクラス

クラス名

属性

T_DM_ACL

ドメインのアクセス制御リスト

T_DM_CONNECTION

2 つのドメイン間の接続状況

T_DM_EXPORT

エクスポートされるリソース

T_DM_IMPORT

インポートされるリソース

T_DM_LOCAL

ローカル・アクセス・ポイント

T_DM_OSITP

OSI TP 1.3 固有の、アクセス・ポイントのコンフィギュレーション

T_DM_OSITPX

OSI TP 4.0 以降固有の、アクセス・ポイントのコンフィギュレーション

T_DM_PASSWORD

ドメインのパスワード・エントリ

T_DM_PRINCIPAL_MAP

プリンシパル・マッピング・エントリ

T_DM_REMOTE

リモート・アクセス・ポイント

T_DM_RESOURCES

グローバル Domains コンフィギュレーション情報

T_DM_ROUTING

アクセス・ポイントのルーティング基準

T_DM_RPRINCIPAL

リモート・プリンシパル・エントリ

T_DM_SNACRM

SNA-CRM 固有の、ローカル・アクセス・ポイントのコンフィギュレーション

T_DM_SNALINK

SNAX 固有の、リモート・ドメイン・アクセス・ポイントのコンフィギュレーション

T_DM_SNASTACK

特定の SNA CRM で使用される SNA スタック

T_DM_TDOMAIN

TDomain 固有の、アクセス・ポイントのコンフィギュレーション

T_DM_TOPEND

BEA TOP END 固有の、アクセス・ポイントのコンフィギュレーション

T_DM_TRANSACTION

ローカル・アクセス・ポイントと関連付けられたトランザクション・エントリ


 

各クラスの説明は、次の 4 つのセクションで構成されています。

属性表の形式

属性表はクラス内の属性のリファレンス・ガイドであり、管理者、オペレータ、一般ユーザがそれらの属性を使用してアプリケーションと対話するための方法を説明しています。

属性表の各属性の説明には、5 つの構成要素 (名前、タイプ、パーミッション、値、デフォルト) があります。各要素については、MIB(5) を参照してください。

TA_FLAGS 値

MIB(5) は、共通 TA_FLAGS 属性を定義します。この属性は long 値フィールドで、共通 MIB フラグ値とコンポーネント MIB 固有フラグ値の両方を持ちます。現時点では、DM_MIB 固有のフラグ値は定義されていません。

FML32 フィールド・テーブル

このリファレンス・ページで説明する属性のフィールド・テーブルは、システムにインストールした BEA Tuxedo システム・ソフトウェアのルート・ディレクトリからの相対パスで指定される udataobj/tpadm ファイルにあります。${TUXDIR}/udataobj ディレクトリは、FLDTBLDIR 環境変数で指定されるコロン区切りのリストにアプリケーションによって追加される必要があります。フィールド・テーブル名 tpadm は、FIELDTBLS 環境変数で指定されるカンマ区切りのリストに追加される必要があります。

相互運用性

この MIB のヘッダ・ファイルとフィールド・テーブルには、BEA Tuxedo リリース 7.1 以降のサイト (ネイティブとワークステーションの両方) からのみアクセスできます。アプリケーション内でリリース 5.0 以前のサイトがアクティブになっている場合、グローバル情報の更新 ("SET" 操作) はそれらのサイトのゲートウェイ・グループでは利用できません。

リリース 5.0 以前のサイトのローカル情報にはアクセスできません。アクセスされるクラスにグローバル情報も含まれている場合は、グローバル情報のみ返されます。グローバル情報がない場合は、エラーが返されます。

移植性

BEA Tuxedo システムの MIB を使用した管理作業をサポートするために必要な既存の FML32 および ATMI 関数、さらにこのリファレンス・ページに定義するヘッダ・ファイルとフィールド・テーブルは、すべてのサポート対象ネイティブ・プラットフォームとワークステーション・プラットフォームで使用可能です。

 

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