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Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法

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T_BRIDGE クラスの定義

概要

T_BRIDGE クラスは、アプリケーションを構成する論理マシン間の接続性に関する実行時の属性を表します。これらの属性の値は、接続の状態および統計値を表します。

属性表

表 42 TM_MIB(5): T_BRIDGE クラス定義の属性表

属性(注 1)

タイプ

パーミッション

デフォルト値

TA_LMID(*)(注 2)

string

r--r--r--

"LMID1[,LMID2]"

N/A

TA_NETGROUP(k)(注 3)

string

R--R--R--

string[1. . 30]

"DEFAULTNET"

TA_STATE(k)

string

rwxrwxr--

GET: "{ACT | INA | SUS | PEN}"

SET: "{ACT | INA | SUS | PEN}"

N/A

N/A

TA_CURTIME

long

R--R--R--

0 <= num

N/A

TA_CONTIME

long

R-XR-XR--

0 <= num

N/A

TA_SUSPTIME

long

rwxrwxr--

0 <= num

300 (注 4)

TA_RCVDBYT

long

R-XR-XR--

0 <= num

N/A

TA_SENTBYT

long

R-XR-XR--

0 <= num

N/A

TA_RCVDNUM

long

R-XR-XR--

0 <= num

N/A

TA_SENTNUM

long

R-XR-XR--

0 <= num

N/A

TA_FLOWCNT

long

R-XR-XR--

0 <= num

N/A

TA_CURENCRYPTBIT

string

R--R-----

"{0 | 40 | 56 | 128}" (注 5)

N/A

(k)-GET キー・フィールド
(*)-GET/SET キー。SET 操作では 1 つ以上必要


  注 1 T_BRIDGE クラスのすべての属性はローカル属性です。
注 2 TA_LMID 属性は、SET 操作に対してはすべて (LMID1、LMID2) を指定する必要があります。
注 3 SET 操作は、BEA Tuxedoリリース 6.4 では TA_NETGROUP DEFAULTNET しか使用できません。GET 操作は、両方の LMID 値用に定義された TA_NETGROUP を使用できます。
注 4 TA_SUSPTIMESET できるのは、TA_STATE がすでに SUSPENDED になっている場合か、これから SUSPENDEDSET しようとしている場合に限られます。
注 5 リンク・レベルの暗号化値の 40 ビットは、下位互換性を維持するために提供されています。

属性の意味

TA_LMID: "LMID1[,LMID2]"

ネットワーク接続の接続元の論理マシン識別子 (LMID1) と接続先の論理マシン識別子 (LMID2)。

TA_NETGROUP: string[1 . .30]

ネットワーク・グループの論理名。接続先と接続元の TA_LMID マシン識別子が同じ TA_NETGROUP である場合、T_BRIDGE クラスは TA_NETGROUP ごとに関連しているフィールドのすべてのインスタンスを提供します。TA_NETGROUP は、GET 要求のキー・フィールドとして使用できます。BEA Tuxedo リリース (リリース 6.4) の SET 操作では、DEFAULTNET 以外の TA_NETGROUP 値は使用できません。

TA_STATE:

GET: "{ACTive | INActive | SUSpended | PENding}"

GET 操作は、選択した T_BRIDGE オブジェクトの実行時情報を検索します。論理マシン識別子を 1 つしか持たない TA_LMID 属性値は、アプリケーションのほかのマシンに対する LMID1 からのすべてのアクティブな接続と一致します。この場合、取得した各レコードには、接続先の LMID が書き込まれて拡張された TA_LMID 属性値が含まれます。以下に示す状態は、GET 要求への応答で返される TA_STATE の意味を示します。


 

SET: "{ACTive | INActive | SUSpended | PENding}"

SET 操作は、選択した T_BRIDGE オブジェクトの実行時情報を更新します。以下に示す状態は、SET 要求で設定される TA_STATE の意味を示します。以下に示されていない状態は設定できません。

unset

既存の T_BRIDGE オブジェクトを変更します。この組み合わせは、ACTive 状態または SUSpended 状態でのみ可能です。正常終了した場合、オブジェクトの状態は変わりません。

ACTive

指定した論理マシン間の接続を確立することで、T_BRIDGE オブジェクトをアクティブにします。論理マシンを 1 つしか指定しなかった場合、どちらかのマシンがアクティブでない場合、および接続元の論理マシンにアクセスできない場合、この操作は異常終了します。T_BRIDGE オブジェクトが非同期接続を確立している間、ブリッジ・プロセスは別の処理を行います。状態を PENding に変更することを推奨します。状態の変更は、状態が INActive または SUSpended である場合のみ可能です。この状態遷移に対するパーミッションの決定に際しては、アクティブなオブジェクトのパーミッション (--x--x--x) が考慮されます。正常に終了すると、オブジェクトの状態は PENding になります。

INActive

指定した論理マシン間の接続をクローズすることで、T_BRIDGE オブジェクトを非アクティブにします。この操作は、マシンを 1 つしか指定しなかった場合、および 2 つのマシンが接続されていない場合は異常終了します。状態の変更は、ACTive 状態でのみ可能です。正常に終了すると、オブジェクトの状態は INActive になります。

SUSpended

指定した論理マシン間の接続を切断し、指定した値を TA_SUSPTIME 属性に設定することで、T_BRIDGE オブジェクトを中断します。状態の変更は、ACTive 状態でのみ可能です。正常に終了すると、オブジェクトの状態は SUSpended になります。制限事項: レポートされる統計値は、接続元の論理マシン側の統計値です。これらの統計値をリセットすると、同じ接続について接続先の論理マシンからレポートされる統計値との同期が失われます。

PENding

指定した論理マシン間の非同期接続を確立することで、T_BRIDGE オブジェクトをアクティブにします。論理マシンを 1 つしか指定しなかった場合、どちらかのマシンがアクティブでない場合、および接続元のマシンにアクセスできない場合、この操作は異常終了します。PENding 状態では、接続要求が成功したか失敗したかは判別されません。ただし、接続が未処理でも、ブリッジ・プロセスはほかのイベントやデータの処理を継続します。状態の変更は、状態が INActive または SUSpended である場合のみ可能です。この状態遷移に対するパーミッションの決定に際しては、アクティブなオブジェクトのパーミッション (--x--x--x) が考慮されます。正常に終了すると、オブジェクトの状態は PENding になります。


 

TA_CURTIME: 0 <= num

T_BRIDGE:TA_LMID で time(2) システム・コールから返される 1970 年 1 月 1 日の 00:00:00 UTC から現在までの時間 (単位は秒)。この属性は、以下の属性値からの経過時間を算出するために使用できます。

TA_CONTIME: 0 <= num

T_BRIDGE:TA_LMID で time(2) システム・コールから返される 1970 年 1 月 1 日の 00:00:00 UTC から、この接続が初めて確立された時点までの時間 (単位は秒)。オープンされている経過時間 (秒) は、TA_CURTIME - TA_CONTIME を使用して計算できます。

TA_SUSPTIME: 0 <= num

この接続の保留の残り時間 (単位は秒)。この時間が経過すると、接続の TA_STATE は自動的に INACTIVE に変わり、通常のアプリケーション・トラフィックによってアクティブにできます。

TA_RCVDBYT: 0 <= num

接続先の論理マシンから接続元の論理マシンに送信されたバイト数。

TA_SENTBYT: 0 <= num

接続元の論理マシンから接続先の論理マシンに送信されたバイト数。

TA_RCVDNUM: 0 <= num

接続先の論理マシンから接続元の論理マシンに送信されたメッセージの数。

TA_SENTNUM: 0 <= num

接続元の論理マシンから接続先の論理マシンに送信されたメッセージの数。

TA_FLOWCNT: 0 <= num

接続に対してフロー制御が発生した回数。

TA_CURENCRYPTBITS: "{0 | 40 | 56 | 128}"

このリンクの現在の暗号化レベル。レベルは、リンクの確立時にマシン間で調整されます。

注記 リンク・レベルの暗号化の値 40 は、下位互換性を維持するために提供されています。

制限事項

なし

 

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