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Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法

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MACHINES セクション

MACHINES セクションでは、物理マシンの論理名を指定します。また、このセクションではマシン固有のパラメータも指定します。MACHINES セクションには、アプリケーションで使用される物理プロセッサごとのエントリが必要です。エントリの形式は次のとおりです。

ADDRESS required_parameters [optional_parameters]

ADDRESS はプロセッサの物理名です。たとえば、UNIX システムの uname -n コマンドで生成される値です。Windows システムの場合、この値は [コントロールパネル] にあるネットワークのコンピュータ名の値で設定でき、大文字で指定する必要があります。ADDRESS のエントリの長さは 30 文字以下でなければなりません。この名前が識別子でない場合は、二重引用符で囲まなければなりません。

LAN オプションが指定されていない場合は、このセクションにはマシン名は 1 つしか指定できません。必須 KEYWORD の1 つに LMID があります。これは、物理マシンに割り当てられる論理マシン string_value です。LMID string_value は、コンフィギュレーション・ファイルの MACHINES セクションの中で一意でなければなりません。

LMID = string_value

string_value を、別のセクションで ADDRESS のシンボル名として使用することを指定します。この名前にはカンマを指定できません。名前は 30 文字以内で指定します。このパラメータは必須です。コンフィギュレーションで使用されるすべてのマシンには、LMID 行を指定する必要があります。

必須パラメータは以下のとおりです。

TUXCONFIG = string_value[2..256] (BEA Tuxedo 8.0 以前では最大 64 バイト)

このマシン上のバイナリ形式の TUXCONFIG ファイルが存在するファイルまたはデバイスの絶対パス名。管理者が保守する必要があるのは、MASTER マシン上の TUXCONFIG 環境変数によって指定されている TUXCONFIG ファイルだけです。他のマシン上にあるこのマスタ TUXCONFIG ファイルのコピーは、システムの起動時に自動的に MASTER と同期されます。このパラメータは各マシンごとに指定しなければなりません。TUXOFFSET が指定されている場合、BEA Tuxedo ファイル・システムは、TUXCONFIG デバイスの最初からそのブロック数だけずれたところで起動します (後述の TUXOFFSET を参照)。この値がどのように使用されるかについては、MACHINES セクションの ENVFILE を参照してください。

注記 このパラメータに指定するパス名は、TUXCONFIG 環境変数に指定されているパス名と、大文字/小文字を含め正確に一致していなければなりません。そうでない場合、tmloadcf(1) は正常に実行されません。

TUXDIR = string_value[2..256] (BEA Tuxedo 8.0 以前では最大 78 バイト)

このマシン上の BEA Tuxedo システム・ソフトウェアが存在するディレクトリの絶対パス名。このパラメータはマシンごとに指定する必要があります。パス名は、各マシンにローカルなものでなければなりません。つまり、TUXDIR はリモート・ファイル・システムにあってはいけません。マルチプロセッサ・アプリケーションのマシンに異なるリリースの BEA Tuxedo システムがインストールされている場合、新しいリリースの 『BEA Tuxedo リリース・ノート』を参照して必要な機能を得るようにしてください。この値がどのように使用されるかについては、MACHINES セクションの ENVFILE を参照してください。

APPDIR = string_value[2..256] (BEA Tuxedo 8.0 以前では最大 78 バイト)

アプリケーション・ディレクトリの絶対パス名。この値はこのマシンで起動されるすべてのアプリケーションと管理サーバのカレント・ディレクトリです。この絶対パス名の後ろには、コロンで区切った他のパス名を追加できます。SECURITY が設定されているコンフィギュレーションでは、各アプリケーションは独自の APPDIR を持たなければなりません。この値がどのように使用されるかについては、MACHINES セクションの ENVFILE を参照してください。

オプション・パラメータは以下のとおりです。

UID = number

掲示板用に作成された IPC 構造体に関連付ける数値ユーザ ID を指定します。有効な値は 0 〜 2147483647 です。値を指定しない場合、デフォルトで RESOURCES セクションの値が指定されます。

GID = number

掲示板用に作成された IPC 構造体に関連付ける数値グループ ID を指定します。有効な値は 0 〜 2147483647 です。値を指定しない場合、デフォルトで RESOURCES セクションの値が指定されます。

PERM = number

掲示板をインプリメントする IPC 構造体に関連付ける数値パーミッションを指定します。このパラメータは、通常の UNIX システム形式 (0600 のような 8 進数値) で、プロセスに対する読み取りまたは書き込みパーミッションを指定するために使用します。値は 0001 以上 0777 以下の範囲で指定できます。値を指定しない場合、デフォルトで RESOURCES セクションの値が指定されます。

BRTHREADS = {Y | N}

このマシンのブリッジ・プロセスがマルチスレッド実行向け (Y) かシングル・スレッド実行向け (N) のどちらにコンフィギュレーションされているかを指定します。デフォルトは N です。このパラメータは、BEA Tuxedo 8.1 以降のソフトウェアが実行されているアプリケーションにのみ適用されます。

BRTHREADSY に設定することに意味があるのは、マシンに複数の CPU が存在する場合だけです。ただし、複数の CPU が存在することが BRTHREADSY に設定できることの前提条件というわけではありません。.

ローカル・マシンで BRTHREADSY に設定し、リモート・マシンで BRTHREADSN に設定 (デフォルトを使用) することも可能ですが、マシン間のスループットはシングル・スレッドのブリッジ・プロセスのスループット以下になります。

シングル・スレッドまたはマルチスレッド実行用にコンフィギュレーションされたブリッジ・プロセスは、BEA Tuxedo または WebLogic Enterprise の旧リリース (BEA Tuxedo リリース 8.0 以前、WebLogic Enterprise release 5.1 以前) と相互運用できます。一般に、スレッド・ブリッジは非スレッド・ブリッジと相互運用できます。これは、スレッド化による機能および動作の変更が存在しないからです。

注記 BRTHREADS=Y で、ブリッジ環境に TMNOTHREADS=Y が含まれている場合、ブリッジはスレッド・モードで起動し、ブリッジが TMNOTHREADS 設定を無視することを示す警告メッセージをログに書き込みます。TMNOTHREADS 環境変数は、BEA Tuxedo リリース 8.0 に追加されました。

MAXACCESSERS = number

このマシンの掲示板に同時に接続できるクライアントおよびサーバの最大数を指定します。この値は 0 より大きく、32,768 未満でなければなりません。指定しない場合、デフォルトは RESOURCES セクションで指定される MAXACCESSERS です。

BBL、restartsrvcleanupsrvtmshutdown()tmadmin() などのシステム管理プロセスはこの数に入れる必要はありません。ただし、DBBL、すべてのブリッジ・プロセス、すべてのシステム提供サーバ・プロセスとアプリケーション・サーバ・プロセス、およびこのサイトで使用する可能性があるクライアント・プロセスは数に入れる必要があります。システム提供のサーバには、AUTHSVRTMQUEUETMQFORWARDTMUSREVTTMSYSEVTTMS などがあります。GROUPS セクションの TMSNAME パラメータ、TMS_QMGWTDOMAIN、および WSL を参照してください。このサイトでアプリケーションがワークステーション・リスナ (WSL) を起動する場合は、起動される WSL と使用する可能性があるワークステーション・ハンドラ (WSH) の両方をこの数に入れる必要があります。

BEA Tuxedo リリース 7.1 より前のリリース (6.5 以前) では、アプリケーションの MAXACCESSERS および MAXSERVERS (RESOURCES セクションの MAXSERVERS を参照) パラメータは、ユーザ・ライセンス数をチェックする仕組みで利用されます。つまり、アプリケーションで実行中の 1 台以上のマシンの MAXACCESSERS の数と、特定のマシンの MAXACCESSERS の数の合計が、MAXSERVERS の数とユーザ・ライセンス数の合計より大きい場合、マシンを起動することはできませんでした。したがって、アプリケーションの MAXACCESSERS パラメータには、MAXSERVERS の数とユーザ・ライセンス数の合計か、またはそれより小さい値を指定しなければなりませんでした。

また、BEA Tuxedo リリース 7.1 以降のユーザ・ライセンス数をチェックする仕組みで考慮されるのは、アプリケーションのユーザ・ライセンス数とそのアプリケーションで現在使用中のラインセンス数の 2 つだけです。すべてのユーザ・ライセンスが使用中になると、アプリケーションに新しいクライアントが参加することはできなくなります。

MAXWSCLIENTS = number

(ネイティブ・クライアントに対して) ワークステーション・クライアント用に確保されるこのマシンへのアクセサ・エントリの数を指定します。指定する場合、値は 0 以上 32,768 未満でなければなりません。指定しない場合、デフォルトは 0 です。

ここで指定する値は、MAXACCESSERS で指定されたアクセサ・スロットの総数の一部です。つまり、MAXWSCLIENTS 用に確保されるアクセサ・スロットは、このマシン上の別のクライアントおよびサーバでは使用できません。この値を MAXACCESSERS より大きい値に設定した場合、エラーになります。

MAXWSCLIENTS パラメータが使用されるのは、BEA Tuxedo システムの Workstation 機能を使用するときだけです。システムへのワークステーション・クライアントのアクセスは、BEA Tuxedo システム提供の代替物、つまりワークステーション・ハンドラ (WSH) を通じて多重化されるため、このパラメータを適切な値に設定することでプロセス間通信 (IPC) リソースを節約できるようになります。

MAXACLCACHE = number

SECURITYACL または MANDATORY_ACL に設定されているときに ACL エントリのために使用されるキャッシュ内のエントリ数を指定します。このパラメータを適切に設定すると、共有メモリ上のリソースを節約しながら、ACL のチェックを行うためのディスクのアクセス回数を減らすことができます。この値は、10 以上 32,000 以下でなければなりません。デフォルトは 100 です。

MAXCONV = number

このマシン上のクライアントおよびサーバが同時に関与できる会話の最大数を指定します。この値は 0 より大きく、32,768 未満でなければなりません。指定しない場合、デフォルトは RESOURCES セクションで指定される MAXCONV の値です。サーバ当たりの同時会話の最大数は 64 です。

MAXPENDINGBYTES = number

プロセスによって送信されるのを待っているメッセージのために割り当てられスペースの量の限界を指定します。number は、100,000 から MAXLONG までの値でなければなりません。

MAXGTT = number

このマシンが同時に関与できるグローバル・トランザクションの最大数を指定します。この値は 0 より大きく、32,768 未満でなければなりません。指定しない場合、デフォルトは RESOURCES セクションで指定される値です。

TYPE = string_value

マシンをクラスにグループ分けするときに使用します。TYPE には、15 文字以下の任意の文字列を設定できます。2 つのマシンが同じ TYPE 値を持つ場合、それらのマシン間でデータを送信するときにデータの符号化および復号化は無視されます。TYPE には、任意の文字列値を指定できます。このパラメータは、比較のために使用します。TYPE パラメータは、アプリケーションが異機種ネットワークのマシンで構成されている場合、またはネットワーク内のマシン上でさまざまなコンパイラを使用している場合に使用します。このパラメータを指定しない場合、デフォルトは値が指定されていない他のすべてのエントリに一致するヌル文字列です。

CMPLIMIT = string_value1[,string_value2]

自動データ圧縮が実行されるリモート・プロセス (string_value1) およびローカル・プロセス (string_value2) に向けたメッセージのサイズのしきい値を指定します。どちらの値も、負以外の整数または文字列 MAXLONG でなければなりません。指定しない場合、デフォルトは MAXLONG です。

NETLOAD = numeric_value

このマシンから別のマシンにサービス要求を送信するコストを計算するときに追加する負荷を指定します。この値は、0 以上 32,768 未満でなければなりません。指定しない場合のデフォルトは 0 です。

SPINCOUNT = numeric_value

UNIX セマフォ上のプロセスをブロッキングする、ユーザ・レベルでの掲示板ロックの回数を指定します。この値は 0 以上でなければなりません。この値が 0 の場合は、配布されたバイナリに組み込まれているスピンカウントを使用しなければならないことを示します。この値を設定すると、TMSPINCOUNT 環境変数は無視されます。これは、プラットフォームによって異なります。このパラメータのデフォルト値は 0 です。

TLOGDEVICE = string_value[0..256] (BEA Tuxedo 8.0 以前では最大 64 バイト)

このマシンの DTP トランザクション・ログ (TLOG) を格納する BEA Tuxedo ファイル・システムを指定します。TLOG は、BEA Tuxedo システムの VTOC テーブルとしてデバイスに格納されています。このパラメータを指定しない場合、そのマシンには TLOG がないものと見なされます。

TLOGOFFSET = offset

このマシンの DTP トランザクション・ログを格納する BEA Tuxedo ファイル・システムの開始点までの (デバイス先頭からの) 数値オフセットをページ単位で指定します。このオフセットは 0 以上で、デバイス上のページ数より小さい値でなければなりません。デフォルト値は 0 です。

TLOGNAME = string_value

このマシンの DTP トランザクション・ログ名を指定します。指定しない場合、デフォルトは TLOG です。1 つの TLOGDEVICE に複数の TLOG がある場合、各 TLOG の名前は一意でなければなりません。TLOGNAME は、TLOG テーブルが作成されるコンフィギュレーション内の他のいかなるテーブルの名前とも異なっていなければなりません。名前は 30 文字以内でなければなりません。

TLOGSIZE = size

このマシンの DTP トランザクション・ログの数値サイズをページ単位で指定します。この値は、BEA Tuxedo ファイル・システム上の使用可能な容量に応じて、0 より大きく 2048 以下にする必要があります。指定しない場合、デフォルトは 100 ページです。

ULOGPFX = string_value[0..256] (BEA Tuxedo 8.0 以前では最大 78 バイト)

このマシンの userlog(3c) メッセージ・ファイルの絶対パス名の接頭辞を指定します。指定したマシンの ULOGPFX の値を使用して、そのマシン上で実行されるすべてのサーバ、クライアント、管理プロセスについての userlog(3c) エラー・メッセージ・ファイルを作成します。このパラメータの指定がない場合は、$APPDIR/ULOG が使用されます。"mmddyy" (月、日、年) をこの接頭辞に付加して、実際のログ・ファイル名を得ることができます。

TUXOFFSET = offset

このマシンの TUXCONFIG ファイルを格納する BEA Tuxedo ファイル・システムの開始点までの (デバイス先頭からの) 数値オフセットをページ単位で指定します。このオフセットは 0 以上で、デバイス上のページ数より小さい値でなければなりません。デフォルトのオフセットは 0 です。0 以外の値を指定した場合、TUXOFFSET の値はマシン上で起動するすべてのサーバの環境に置かれます。この値がどのように使用されるかについては、MACHINES セクションの ENVFILE を参照してください。

ENVFILE = string_value[0..256] (BEA Tuxedo 8.0 以前では最大 78 バイト)

マシン上のすべてのクライアントとサーバを指定されたファイルの環境で実行することを指定します。無効なファイル名が指定されると、環境に値は追加されません。環境ファイルの各行は、ident=value の形式で指定します。ident の先頭にはアンダースコア (_) または英文字を指定し、全体はアンダースコアまたは英数字のみで構成します。value 内で、${env} という形式の文字列は、ファイルの処理時に環境内の既存の変数を使用して展開されます (前方参照はサポートされていません。値が設定されていない場合、変数は空の文字列に置換されます)。バックスラッシュ (¥) を使用して、ドル記号およびそれ自体をエスケープすることができます。その他すべてのシェルのクォーテーションとエスケープのメカニズムは無視され、展開された value がそのまま環境に入れられます。

クライアント・プログラムは、tpinit() の実行時に MACHINES ENVFILE のみを処理します。

サーバを起動する際、ローカル・サーバは tmboot(1) の環境を継承し、リモート・サーバ (MASTER) は tlisten(1) の環境を継承します。関連する MACHINES エントリの情報に基づいてサーバが起動するときは、TUXCONFIGTUXDIR、および APPDIR も環境に組み込まれます。これら 3 つの変数をほかの値に変更しようとすると、警告メッセージが表示されます。 tmboot および tlisten は、サーバを起動する前にマシンの ENVFILE を処理するため、環境には実行可能ファイルと動的にロードされるファイルの検索に必要なパス名が示されます。サーバが実行されると、(アプリケーションが tpsvrinit() で制御権を得る前の) サーバ初期化の一部として、マシンおよびサーバの ENVFILE ファイルから変数を読み取り、エクスポートします。マシンとサーバの両方の ENVFILE で変数が設定されている場合、サーバの ENVFILE の値がマシンの ENVFILE の値に優先します。

PATHLD_LIBRARY_PATH は、特殊な方法で処理されます。サーバがアクティブになる前に、マシンの ENVFILE がスキャンされ、最初に現れた PATH 変数または LD_LIBRARY_PATH 変数が検出されます。どちらの PATH 変数内でも、埋め込み型の環境変数は展開されません。PATHLD_LIBRARY_PATH は、実行可能ファイルと動的にロードされるファイルのパス名を検索するために使用されます。PATH には常に次の接頭辞が付きます。

${APPDIR}:${TUXDIR}/bin:/bin:

ただし、既にこの接頭辞がある場合は付きません。この PATH は、単純なパス名または相対パス名で指定されたサーバの検索パスとして使用されます。LD_LIBRARY_PATH には常に次の接頭辞が付きます。

${APPDIR}:${TUXDIR}/lib:/lib:/usr/lib:

ただし、既にこの接頭辞がある場合は付きません。HPUX では SHLIB_PATH が設定され、AIX では LD_LIBRARY_PATH の代わりに LIBPATH が設定されます。

SEC_PRINCIPAL_NAME = string_value [0..511]

BEA Tuxedo 7.1 以降のソフトウェアを実行するアプリケーションで認証に使用するためのセキュリティ・プリンシパル名の識別文字列を指定します。このパラメータには、最後のヌル文字を除いて 511 文字まで指定できます。このパラメータに指定するプリンシパル名は、このマシンで実行される 1 つまたは複数のシステム・プロセスの識別子として使用されます。

SEC_PRINCIPAL_NAME は、コンフィギュレーション階層の 4 つのレベル (RESOURCES セクション、MACHINES セクション、GROUPS セクション、および SERVERS セクション) のいずれでも指定できます。特定のコンフィギュレーション・レベルでのプリンシパル名は、それより下位レベルで変更可能です。どのレベルにも SEC_PRINCIPAL_NAME が指定されていない場合、アプリケーションのプリンシパル名のデフォルト値には、このアプリケーションの RESOURCES セクションに指定されている DOMAINID 文字列が設定されます。

SEC_PRINCIPAL_NAME のほかにも、SEC_PRINCIPAL_LOCATIONSEC_PRINCIPAL_PASSVAR というパラメータがあります。後の 2 つのパラメータは、アプリケーション起動時に、BEA Tuxedo 7.1 以降のアプリケーションで実行されるシステム・プロセス用の復号化キーを開く処理に関するものです。特定のレベルで SEC_PRINCIPAL_NAME だけが指定されている場合には、これ以外の 2 つのパラメータはそれぞれ、長さゼロの NULL 文字列に設定されます。

SEC_PRINCIPAL_LOCATION = string_value [0..511]

SEC_PRINCIPAL_NAME で指定されたプリンシパルの復号化 (秘密) キーを収めるファイルまたはデバイスの場所を指定します。このパラメータには、最後のヌル文字を除いて 511 文字まで指定できます。

SEC_PRINCIPAL_LOCATION は、コンフィギュレーション階層の 4 つのレベル (RESOURCES セクション、MACHINES セクション、GROUPS セクション、および SERVERS セクション) のいずれでも指定できます。このパラメータは、どのレベルで指定する場合でも SEC_PRINCIPAL_NAME パラメータと対になっている必要があり、それ以外の場合には無視されます。SEC_PRINCIPAL_PASSVAR はオプションです。これが指定されていない場合、システムによって長さゼロの NULL 文字列が設定されます。

SEC_PRINCIPAL_PASSVAR = string_value [0..511]

SEC_PRINCIPAL_NAME で指定されたプリンシパルのパスワードが格納される変数を指定しますこのパラメータには、最後のヌル文字を除いて 511 文字まで指定できます。

SEC_PRINCIPAL_PASSVAR は、コンフィギュレーション階層の 4 つのレベル (RESOURCES セクション、MACHINES セクション、GROUPS セクション、および SERVERS セクション) のいずれでも指定できます。このパラメータは、どのレベルで指定する場合でも SEC_PRINCIPAL_NAME パラメータと対になっている必要があり、それ以外の場合には無視されます。SEC_PRINCIPAL_LOCATION はオプションです。これが指定されていない場合、システムによって長さゼロの NULL 文字列が設定されます。

初期化処理中、管理者は SEC_PRINCIPAL_PASSVAR で設定された各復号化キーのパスワードを入力する必要があります。パスワードの入力は、tmloadcf(1) で求められます。管理者が入力したパスはシステム側で自動的に暗号化され、暗号化されたそれぞれのパスワードは対応するパスワード変数に割り当てられます。

SIGNATURE_REQUIRED = {Y | N}

このマシンで実行するすべてのプロセスで、その入力メッセージ・バッファに対してデジタル署名が必要かどうかを指定します。指定しない場合、デフォルトは N です。このパラメータは、BEA Tuxedo 7.1 以降のソフトウェアが実行されているアプリケーションにのみ適用されます。

SIGNATURE_REQUIRED は、コンフィギュレーション階層の 4 つのレベル (RESOURCES セクション、MACHINES セクション、GROUPS セクション、および SERVICES セクション) のいずれでも指定できます。特定のレベルで SIGNATURE_REQUIREDY に設定すると、そのレベル以下で実行するすべてのプロセスで署名が必要となります。

ENCRYPTION_REQUIRED = {Y | N}

このマシンで実行するすべてのプロセスで、暗号化された入力メッセージ・バッファが必要かどうかを指定します。指定しない場合、デフォルトは N です。このパラメータは、BEA Tuxedo 7.1 以降のソフトウェアが実行されているアプリケーションにのみ適用されます。

ENCRYPTION_REQUIRED は、コンフィギュレーション階層の 4 つのレベル (RESOURCES セクション、MACHINES セクション、GROUPS セクション、および SERVICES セクション) のいずれでも指定できます。特定のレベルで ENCRYPTION_REQUIREDY に設定すると、そのレベル以下で実行するすべてのプロセスで暗号化が必要となります。

SICACHEENTRIESMAX = string_value

このマシン上で各プロセスが保持するサービス・キャッシュ・エントリの最大数を表します。この値は 0 以上、32,768 未満でなければなりません。この値を指定しない場合、デフォルトは 500 です。値を 0 に設定した場合は、このマシン上のどのプロセスもサービス・キャッシュを実行しません。この属性が受け付ける最大値は 32,767 です。このマシン上のすべてのクライアントがこの値を使用します。

注記 SERVERS セクションで対応する属性とは異なり、このパラメータでは文字列 DEFAULT を有効値として使用できません。

 

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