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Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法

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T_WSH クラスの定義

概要

T_WSH クラスは、WSH クライアント・プロセスの実行時の属性を表します。この属性値は、特定の WSH クライアント・プロセスに固有のワークステーション統計情報の特性を示します。このクラスは、共通キー・フィールドの TA_SRVGRPTA_SRVID によって T_WSL にリンクされます。さらに、共通キー・フィールドの TA_WSHCLIENTID によって T_CLIENT クラス (TM_MIB(5) を参照) にもリンクされます。

属性表

表 66 WS_MIB(5): T_WSH クラス定義の属性表

属性 1

タイプ

パーミッション

デフォルト値

TA_CLIENTID(*)

string

R--R--R--

string[1..78]

N/A

TA_WSHCLIENTID(*)

string

R--R--R--

string[1..78]

N/A

TA_SRVGRP(*)

string

R--R--R--

string[1..30]

N/A

TA_SRVID(*)

long

R--R--R--

1 <= num < 30,001

N/A

TA_GRPNO(*)

long

R--R--R--

1 <= num < 30,000

N/A

TA_STATE(k)

string

R-XR-XR--

TM_MIB(5) の T_CLIENT クラスを参照してください。


TA_LMID(*)

string

R--R--R--

LMID

N/A

TA_PID(*)

long 型

R--R--R--

1 <= num

N/A

TA_NADDR

string

R--R--R--

string[1..256] 2

N/A

TA_HWCLIENTS

long

R--R--R--

1 <= num < 32,767

N/A

TA_MULTIPLEX

long

R--R--R--

1 <= num < 32,767

N/A

TA_CURCLIENTS

long

R--R--R--

1 <= num < 32,767

N/A

TA_TIMELEFT

long

R--R--R--

0 <= num

N/A

TA_ACTIVE

string

R--R--R--

"{Y | N}"

N/A

TA_TOTACTTIME

long

R--R--R--

0 <= num

N/A

TA_TOTIDLTIME

long

R--R--R--

0 <= num

N/A

TA_CURWORK

long

R--R--R--

0 <= num

N/A

TA_FLOWCNT

long

R--R--R--

0 <= num

N/A

TA_NUMBLOCKQ

long

R--R--R--

0 <= num

N/A

TA_RCVDBYT

long

R--R--R--

0 <= num

N/A

TA_RCVDNUM

long

R--R--R--

0 <= num

N/A

TA_SENTBYT

long

R--R--R--

0 <= num

N/A

TA_SENTNUM

long

R--R--R--

0 <= num

N/A

(k)-GET キー・フィールド
(*)-GET/SET キー、SET 操作用に 1 つ以上必要


  1 T_WSH クラスの属性はすべてローカル属性です。
2 BEA Tuxedo 8.0 以前のリリースの場合、この属性の文字列の長さは最大 78 バイトです。

属性の意味

TA_CLIENTID: string[1..78]

この WHS のクライアント識別子。等号比較の場合を除き、エンド・ユーザはこのフィールドのデータを直接解釈することはできません。

TA_WSHCLIENTID: string[1..78]

Client identifier for this WSH.等号比較の場合を除き、エンド・ユーザはこのフィールドのデータを直接解釈することはできません。このフィールドを使用して、WSH をそれに対応するワークステーション・クライアントの T_CLIENT オブジェクトにリンクできます。このフィールド値は、このクラスの TA_CLIENTID 属性の値と常に同じです。

TA_SRVGRP: string[1..30]

関連付けられた WSL のサーバ・グループの論理名。

TA_SRVID: 1 <= num < 30,001

関連付けられた WSL の一意の (サーバ・グループ内の) サーバ識別番号。

TA_STATE:

アプリケーション内の WSH クライアントの状態。TM_MIB(5)T_CLIENT クラスに対して定義された任意の状態が返されるか、またはこのリファレンス・ページに示すとおり設定します。SUSpended 状態への状態変更は、SUSpended 状態の WSH の ACTive へのリセットと同様に、この WSH に関連付けられたすべてのクライアントにとって過渡的なものです。さらに、SUSpended 状態の WSH クライアントには、WSL によって接続してくるクライアントがこれ以上割り当てられることはありません。T_CLIENT クラスにアクセスするときに WSH クライアントを DEAD に設定することができない場合があります。ただし、DEAD への状態変化は T_WSH クラスを介して可能となり、この場合、WSH によって処理されるすべての接続が切断されます。

TA_LMID:LMID

WSH が稼働している現在の論理マシン。

TA_PID: 1 = num

WSH クライアントのネイティブ・オペレーティングシステム・プロセス識別子。各クライアントが異なるマシンに存在し、プロセス識別子が重複するような場合、この属性は一意になりません。

TA_NADDR: string[1..256] (BEA Tuxedo 8.0 以前の場合は最大 78 バイト)

ワークステーション・ハンドラのネットワーク・アドレス。16 進のアドレスは先頭に 0x が付いた ASCII 形式に変換されます。TCP/IP アドレスは、"//#.#.#.#:port" という形式で報告されます。

TA_HWCLIENTS: 1 <= num <32,767

この WSH を介してアプリケーションにアクセスするクライアントの最大数。

TA_MULTIPLEX: 1 <= num <32,767

この WSH を介してアプリケーションにアクセスする可能性のあるクライアントの最大数。

TA_CURCLIENTS: 1 <= num <32,767

この WSH を介してアプリケーションにアクセスするクライアントの現在数。

TA_TIMELEFT: 0 <= num

この属性に 0 以外の値が設定されている場合、指定された時間 (秒数) で初期化プロセスを完了する新たに接続するワークステーション・クライアントが WSH に割り当てられています。

TA_ACTIVE:{Y | N}

Y は、WSH がそれに関連付けられているワークステーション・クライアントの 1 つの代わりに作業を実行していることを示しています。値 N は、WSH がそれに関連付けられたワークステーション・クライアントの 1 つの代わりに実行する処理を待っていることを示しています。

TA_TOTACTTIME: 0 <= num

WSH が処理の開始からアクティブ状態にあった時間 (秒数)。

TA_TOTIDLTIME: 0 <= num

WSH が処理の開始からアイドル状態にあった時間 (秒数)。

TA_CURWORK: 0 <= num

WSL による最後の WSH 割り当て後に、この WSH によって処理された作業量。この値は、WSL が一連の WSH プロセスの間で新しい接続のロード・バランシングを行うために使用します。

TA_FLOWCNT: 0 <= num

この WSH でフロー制御が発生した回数。WSH のライフタイム中に元に戻る可能性があるので、この属性は最近の過去値のみに基づいて考慮する必要があります。

TA_NUMBLOCKQ: 0 <= num

キュー・ブロック状態のために、この WSH をローカル UNIX システム・メッセージ・キューに入れることができなかった回数。WSH のライフタイム中に元に戻る可能性があるので、この属性は最近の過去値のみに基づいて考慮する必要があります。

TA_RCVDBYT: 0 <= num

この WSH が、その現在と過去のワークステーション・クライアントのすべてから受信したバイト数。WSH のライフタイム中に元に戻る可能性があるので、この属性は最近の過去値のみに基づいて考慮する必要があります。

TA_RCVDNUM: 0 <= num

この WSH が、その現在と過去のワークステーション・クライアントのすべてから受信した BEA Tuxedo システム・メッセージ数。WSH のライフタイム中に元に戻る可能性があるので、この属性は最近の過去値のみに基づいて考慮する必要があります。

TA_SENTBYT: 0 <= num

この WSH が、その現在と過去のすべてのワークステーション・クライアントに送信したバイト数。WSH のライフタイム中に元に戻る可能性があるので、この属性は最近の過去値のみに基づいて考慮する必要があります。

TA_SENTNUM: 0 <= num

この WSH が、その現在と過去のすべてのワークステーション・クライアントに送信した BEA Tuxedo システム・メッセージ数。WSH のライフタイム中に元に戻る可能性があるので、この属性は最近の過去値のみに基づいて考慮する必要があります。

制限事項

このクラスは T_CLIENT クラスの特殊な場合を表すクラスなので、対応する T_CLIENT オブジェクトでも重複して定義されている特定の属性を表します。T_CLIENT クラスに含まれる属性のうちここに記載されていないものにはこのクラスを介してアクセスする必要があり、T_WSH クラスからアクセスすることはできません。

WSH サーバの属性は、実行時環境でのみ意味を持ちます。したがって、起動されていない環境で tpadmcall(3c) 関数を使用しても、これらの属性を変更することはできません。

 

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