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ATMI アプリケーションでの Tuxedo TOP END Domain Gateway の使用

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DMCONFIG ファイルの編集

ここでは、次の内容について説明します。

関連項目

 


DMCONFIG ファイルとは

TEDG 用の Domains は、BEA Tuxedo の Domains 機能を利用して通信やサービスの共有を実現できる、少なくとも 1 つの BEA Tuxedo ローカル・ドメインと、少なくとも 1 つの BEA TOP END システムでコンフィギュレーションされます。TEDG を使用する Domains のコンフィギュレーションでは、BEA TOP END システムを「リモート・ドメイン」と見なす必要があります。BEA Tuxedo ドメインと BEA TOP END システム (リモート・ドメイン) 間の接続方法および共有できるサービスは、TEDG ドメインの Domains コンフィギュレーション・ファイル、および BEA TOP END システムの BEA TOP END システム定義で定義されます。テキスト形式の Domains コンフィギュレーション・ファイルは、実際に使用されるファイル名を保持する環境変数に基づき、DMCONFIG ファイルと呼ばれます。

DMCONFIG ファイルは以下を定義します。

DMCONFIG ファイルは、dmloadcf(1) ユーティリティによって構文解析され、バイナリ形式のファイル BDMCONFIG にロードされます。dmadmin(1) コマンドは、BDMCONFIG (またはそのコピー) を使用して、実行時アプリケーションを監視します。

Domains 機能を使用するマルチ・ドメイン・コンフィギュレーションでは、各ドメインに 1 つの BDMCONFIG ファイルが必要です。

DMCONFIG ファイルと BDMCONFIG ファイルの関係は、BEA Tuxedoアプリケーションの定義に使用される UBBCONFIG ファイルとTUXCONFIG ファイルの関係に似ています。

TEDG に対する DMCONFIG ファイルには、5 つの必須セクションと、1 つまたは 2 つのオプションのセクションが含まれます。次のセクションは必須です。

次のセクションはオプションです。

Domains 関連の新しい用語

リリース 7.1 では、Domains 関連の用語が一部変更されています。Domains 用の MIB では、クラスおよび属性に新しい用語を使用して、ローカル・ドメインとリモート・ドメイン間の相互作用を記述します。新しい用語は以前のドメイン用語より正確になっていますが、ドメイン関連のマニュアルとエラー・メッセージで新しい用語が使用されているのはリリース 7.1 以降だけです。新しい用語は、DM_MIB クラス、リファレンス・ページ、エラー・メッセージ、DMCONFIG ファイル構文、および各種 DMCONFIG エラー・メッセージで使用されています。

下位互換性のため、リリース 7.1 より前に使用されていた DMCONFIG 用語と Domains 用の MIB の新しい用語との間でエイリアスが提供されています。このリリースでは、DMCONFIG は両方の用語を使用できます。詳細については、『BEA Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法』の -166 ページの「Domains 関連の新しい用語」 を参照してください。

関連項目

 


DM_LOCAL_DOMAINS セクションを編集する

このセクションは、特定のドメイン・ゲートウェイ・グループに必要な環境を記述します。論理アプリケーション名の LDOM が、リモート・ドメインからアクセスできるローカル・サービスの部分集合に割り当てられます。このセクションの複数のエントリを使用すると、1 つの BEA Tuxedo アプリケーションで複数のゲートウェイ・グループを定義できます。各エントリは、グループで実行中の Domains ゲートウェイに必要なパラメータを指定します。

このセクションのエントリの形式は次のとおりです。

LDOM required_parameters [optional_parameters]

LDOM は、ローカル・ドメインの名前として使用する identifier です。TEDG の場合、各 LDOM は、単一の BEA TOP END システムの一部であるゲートウェイ・プロセスを定義します。LDOM は、同じ BEA TOP END システムの一部である TOPEND タイプのリモート・ドメインと通信します。BEA TOP END システムの名前は DMCONFIGDM_TOPEND セクション で定義します。

このセクションで指定するパラメータの構文については、『BEA Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法』DMCONFIG for GWTOPEND(5) を参照してください。

必須パラメータを定義する

このセクションの必須パラメータを次の表に示します。

表 6-1 DM_LOCAL_DOMAINS セクションの必須パラメータ

必須パラメータ

定義

GWGRP

このローカル・ドメインを表すゲートウェイ・サーバ・グループの名前 (UBBCONFIG ファイルで定義される名前) を指定します。DOMAINID とゲートウェイ・サーバ・グループ名は、1 対 1 の関係です。

TYPE

このパラメータを使用して、複数のローカル・ドメインをグループ化します。有効なエントリは TDOMAINSNAXOSITP、および TOPEND です。

TEDG の場合、この値を TOPEND にします。

DOMAINID

このパラメータを使用して、ローカル・ドメインを識別します。ローカル・ドメインの DOMAINID は、BEA TOP END システムへの要求の際に、BEA TOP END ユーザ ID として使用されます。対応するパスワードを dmadmin サブコマンド topendpasswd を使用して定義します。dmadmin コマンドの使用方法については、dmadmin コマンド・インタプリタの使用を参照してください。DOMAINID は、ローカル・ドメインとリモート・ドメインの両方にわたって一意である必要があります。


 

オプション・パラメータを定義する

オプション・パラメータは、ドメイン・ゲートウェイの操作で使用する資源と最大値/最小値を指定します。これらのパラメータの詳細については、DMCONFIG for GWTOPEND(5) のリファレンス・ページを参照してください。このセクションで定義するオプション・パラメータを次の表に示します。

表 6-2 DM_LOCAL_DOMAINS セクションのオプション・パラメータ

パラメータ名

指定内容

AUDITLOG

このローカル・ドメインの監査ログの名前。

BLOCKTIME

ブロッキング呼び出しの最大待ち時間。

CONNECTION_POLICY

ローカル・ドメイン・ゲートウェイがリモート・ドメインに対して接続を試行するときの条件。

このパラメータの詳細については、BEA Tuxedo システムと BEA TOP END システム間の接続の確立を参照してください。

DMTLOGDEV

このマシンの Domains トランザクション・ログ (DMTLOG) を含む BEA Tuxedo ファイル・システム。

DMTLOGNAME

このドメインの Domains トランザクション・ログの名前を指定します。

DMTLOGSIZE

このマシンの Domains トランザクション・ログのサイズ (ページ数単位)。

MAXRDTRAN

トランザクションに含めることのできるドメインの最大数を指定します。

MAXRETRY

ドメイン・ゲートウェイがリモート・ドメインに接続を試みる最大回数。

MAXTRAN

このローカル・ドメイン上で同時に実行できるグローバル・トランザクションの最大数。

RETRY_INTERVAL

リモート・ドメインへの接続を自動的に試行する間隔 (秒単位)。すべてのネットワーク・アドレスを試します。

SECURITY

TEDG で使用されるセキュリティの種類。このパラメータの詳細については、DMCONFIG ファイルでセキュリティを設定するを参照してください。


 

関連項目

 


DM_REMOTE_DOMAINS セクションを編集する

このセクションは、この Domains コンフィギュレーションのクライアントとサーバがアクセスできるリモート・ドメインを指定します。このセクションのエントリの形式は次のとおりです。

RDOM required_parameters

RDOM は、DM_LOCAL_DOMAINS セクションで定義される TEDG の LDOM が接続できるリモート・ドメイン名を指定するための識別子です。LDOM は、LDOM と同じ BEA TOP END システムの一部である TOPEND タイプのリモート・ドメインと通信します。BEA TOP END システムの名前は DMCONFIGDM_TOPEND セクションで定義します。

注記 隣接ノードに対する BEA TOP END のルーティング・トポロジにより、BEA TOP END システムのサービスが複数のノードに分散されている場合があります。これらのサービスが属する各 BEA TOP END ノードへの接続を定義するため、TEDG の LDOM には、複数の RDOM エントリが必要になる場合があります。

このセクションで指定するパラメータの構文については、『BEA Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法』DMCONFIG for GWTOPEND(5) を参照してください。

必須パラメータを定義する

DM_REMOTE_DOMAINS セクションの必須パラメータを次の表に示します。

表 6-3 DM_REMOTE_DOMAINS セクションの必須パラメータ

必須パラメータ

定義

TYPE

このパラメータを使用して、リモート・ドメインをグループ化します。TYPE には、TOPENDTDOMAINSNAX、または OSITP のいずれかを指定できます。TEDG の場合、この値を TOPEND にします。

DOMAINID

このパラメータを使用して、リモート・ドメインを識別します。リモート・ドメインの DOMAINID は、このリモート・ドメインの BEA TOP END システムから BEA Tuxedo システムへの要求が行われる際に、BEA Tuxedo ユーザ ID として使用されます。DOMAINID は、リモート・ドメインに対して一意な識別子でなければなりません。


 

関連項目

 


DM_TOPEND セクションを追加する

DM_TOPEND セクションでは、以下を定義します。

必須パラメータを定義する

このセクションの必須パラメータを次の表に示します。

表 6-4 DM_TOPEND セクションの必須パラメータ

必須パラメータ

定義

NWADDR

ローカル・ドメインまたはリモート・ドメインに関連するネットワーク・アドレスを指定します。

注記 NWADDR パラメータのホスト・アドレス部分を指定する場合は注意が必要です。BEA TOP END の NI は、TEDG から発行された接続要求を受け取ると、TEDG のネットワーク・アドレスを名前に解決します。解決された名前は、TEDG で定義済みのホスト名と一致している必要があります。一致しない場合 (大文字と小文字の区別も含む)、NI 接続は失敗します。このような失敗は、GWTOPEND ログ・ファイルにもリモートの BEA TOP END NI ログ・ファイルにも記録されない場合があります。基本的に、ホスト名の定義を DMCONFIG ファイル、TOP END NI コンフィギュレーション・ファイル、TOP END ノードマップ・ファイル、TOP END tp_alias ファイル、およびローカル名の名前解決機能で一致させます。NI の名前解決の詳細については、『BEA TOP END Programmer’s Reference Manual』の tp_alias(4T) リファレンス・ページを参照してください。

TP_SYSTEM

DM_LOCAL_DOMAINS セクションと DM_REMOTE_DOMAINS セクションで定義される LDOM または RDOM に関連する BEA TOP END システムを指定します。

このパラメータには、BEA TOP END システム名に対応する文字列を指定します。文字列の値は、ノード・マネージャの起動スクリプトで指定される TP_SYSTEM 環境変数の値と一致する必要があります。このスクリプトについては、nm_script(4T) のリファレンス・ページを参照してください。


 

注記 LDOMRDOM、およびそれらのネットワーク・アドレスを設定する場合は、特定の TP_SYSTEM 名に対する BEA TEDG ノードと BEA TOP END ノードの間のアクティブな TEDG 接続の数が複数にならないように注意してください。BEA TOP END のネットワーク・インターフェイス・プロトコルは、このような複数接続をサポートしていません。したがって、複数の TEDG 接続がアクティブな場合、TEDG または BEA TOP END ノードは重複する接続を拒否します。ネットワーク・アドレスの指定方法は 1 つではないため、この種の設定をこのコンフィギュレーション・ファイルで十分に検証することはできません。

関連項目

 


DM_LOCAL_SERVICES セクションを編集する

DM_LOCAL_SERVICES セクションは、BEA Tuxedo サービスおよび /Q キュー・スペースを BEA TOP END システムが利用するために必要なマッピングを定義します。

TEDG 以外のドメイン・ゲートウェイに対して記述する DMCONFIG ファイルの場合、DM_LOCAL_SERVICES セクションのエントリは、ローカル・サービスをそのリモート名にマッピングするために使用されます。ただし、TEDG 用に記述された DMCONFIG ファイルの場合、エントリの目的は、以下に対する BEA Tuxedo 名を BEA TOP END 名にマッピングすることになります。

BEA TOP END システムと BEA Tuxedo システムの間でキュー・メッセージを交換するには、両方のシステムでキュー・アドレスをマッピングする必要があります。BEA Tuxedo の /Q キューのアドレスは、キュー・スペース (QSPACE) とキュー名 (QNAME) の組み合わせで構成されます。

サービスおよびキューのマッピング・エントリを定義する

このセクションのエントリは、次の形式で指定します。

service [TYPE=SERVICE] required_parameters [optional_parameters]
qspace TYPE=QSPACE required_parameters [optional_parameters]
qname TYPE=QNAME required_parameters [optional_parameters]

以下はパラメータの説明です。

DM_LOCAL_SERVICES のコンフィギュレーションのガイドライン

DMCONFIG ファイルの DM_LOCAL_SERVICES セクションを編集する際は次のガイドラインに従ってください。

Service タイプのパラメータを定義する

SERVICE エントリは、BEA TOP END システムから TEDG を介してアクセスできる BEA Tuxedo サービスを定義します。これらのサービスは、BEA TOP END サービス識別子を BEA Tuxedo サービス名にマツピングすることにより利用可能になります。これらのサービス識別子は、BEA TOP END の tp_client_send(3T) および tp_client_signon(3T) ルーチン呼び出しで使用されます。RTQ サービス要求は SERVICE エントリではマッピングされません。

次の表は、DM_LOCAL_SERVICES セクションの SERVICE タイプのエントリでマッピングに使用されるパラメータを示しています。パラメータには必須のものとオプションのものがあります。

表 6-5 DM_LOCAL_SERVICES セクションの SERVICE タイプのエントリのパラメータ

パラメータ名

定義内容

必須/オプション

TE_PRODUCT

BEA TOP END のプロダクト名。

必須

TE_FUNCTION

BEA TOP END の関数名。

必須

TE_TARGET

BEA TOP END MSR ターゲット。

オプション

TE_QUALIFIER

BEA TOP END の関数修飾子。

オプション

TYPE

このエントリのタイプ。値 SERVICE は、このエントリの目的が、BEA TOP END システムにエクスポートされるローカル BEA Tuxedo サービスのパラメータをマッピングすることであることを意味します。

オプション

ACL

アクセス制御リスト (ACL) の名前。TEDG はこのリストを使用して、BEA TOP END システムが特定の SERVICE に対して行う要求を制限します。ACL は DMCONFIG ファイルでセキュリティを設定するの説明に従って、DMCONFIGDM_ACCESS_CONTROL セクションで指定します。

オプション

LDOM

指定されたサービスをエクスポートするローカル・ドメインの名前。このパラメータを指定しないと、DM_LOCAL_DOMAINS セクションで定義される TOPEND タイプのすべてのローカル・ドメインが使用されます。

オプション

INBUFTYPE

このサービスで使用できる入力バッファ・タイプ。FML32CARRAYX_OCTET、のいずれかを設定して、入力バッファ・タイプを制限できます。

オプション

OUTBUFTYPE

このサービスから受け付ける出力バッファ・タイプ。FML32CARRAYX_OCTET、のいずれかを設定して、出力バッファ・タイプを制限できます。

オプション


 

QSPACE タイプのパラメータを定義する

QSPACE エントリは、TEDG によって BEA TOP END システムが RTQ キューと同じように利用できる BEA Tuxedo キュー・スペースを定義します (ただし制限があります)。RTQ キューは、RTQ グループおよびキュー名を BEA TOP END サービス名として宣言することにより、BEA TOP END システムで利用できるようになります。RTQ サーバと同じように、TEDG はその RTQ キューに送られる tp_rtq_put(3T) 要求を処理します。それぞれの要求は、この QSPACE エントリで識別される BEA Tuxedo キュー・スペースにマッピングされます。メッセージのキュー処理には QSPACE エントリと QNAME エントリの両方が必要です。

次の表は、DM_LOCAL_SERVICES セクションの QSPACE タイプのエントリでマッピングに使用されるパラメータを示しています。パラメータには必須のものとオプションのものがあります。

表 6-6 DM_LOCAL_SERVICES セクションの QSPACE タイプのエントリのパラメータ

パラメータ名

定義内容

必須/オプション

TYPE

このエントリのタイプ。値 QSPACE は、このエントリの目的が、BEA TOP END システムが RTQ キューとして利用できるローカル BEA Tuxedo キュー・スペースのパラメータをマッピングすることであることを意味します。

必須

TE_RTQGROUP

BEA TOP END の RTQ のグループ名。

必須

TE_RTQNAME

BEA TOP END の RTQ キュー名。

必須

TE_TARGET

BEA TOP END MSR ターゲット。

オプション

ACL

アクセス制御リスト (ACL) の名前。TEDG はこのリストを使用して、指定された QSPACE に対して BEA TOP END システムが行う要求を制限します。ACL は DMCONFIG ファイルでセキュリティを設定する の説明に従って、DMCONFIGDM_ACCESS_CONTROL セクションで定義します。

オプション

LDOM

指定されたキュー・スペースをエクスポートするローカル・ドメインの名前。このパラメータを指定しないと、DM_LOCAL_DOMAINS セクションで定義される TOPEND タイプのすべてのローカル・ドメインが使用されます。

オプション


 

QNAME タイプのパラメータを定義する

QNAME エントリは、RTQ を介して BEA Tuxedo アプリケーションでキューに登録される要求に対して、BEA TOP END サービス名を BEA Tuxedo キュー名にマッピングします。QNAME エントリで定義されるサービスは、BEA TOP END システムにはサービスとして宣言されません。

次の表は、DM_LOCAL_SERVICES セクションの QNAME タイプのエントリでマッピングに使用されるパラメータを示しています。パラメータには必須のものとオプションのものがあります。

表 6-7 DM_LOCAL_SERVICES セクションの QNAME タイプのエントリのパラメータ

パラメータ名

定義内容

必須/オプション

TYPE

このエントリのタイプ。値 QNAME は、このエントリの目的が、RTQ を介して BEA Tuxedo アプリケーションでキューに登録される要求に対して、BEA TOP END サービス名を BEA Tuxedo キュー名にマッピングする際のパラメータを定義することであることを意味します。

必須

TE_PRODUCT

BEA TOP END のプロダクト名。

必須

TE_FUNCTION

BEA TOP END の関数名。

必須

TE_TARGET

BEA TOP END MSR ターゲット。

オプション

TE_QUALIFIER

BEA TOP END の関数修飾子。

オプション

LDOM

この QNAME エントリが適用されるローカル・ドメインの名前。このパラメータを指定しないと、DM_LOCAL_DOMAINS セクションで定義される TOPEND タイプのすべてのローカル・ドメインが使用されます。

オプション


 

関連項目

 


DM_REMOTE_SERVICES セクションを編集する

DM_REMOTE_SERVICES セクションは、BEA Tuxedo アプリケーションで BEA TOP END サービス、RTQ キュー、および RTQ を介してアクセスされるサービスを利用するために必要なマッピング情報を定義します。このセクションは、TOP END Domain Gateway で必要となります。

TEDG 以外のドメイン・ゲートウェイに対して記述する DMCONFIG ファイルの場合、DM_REMOTE_SERVICES セクションのエントリは、ローカル・サービスをそのリモート名にマッピングするために使用されます。ただし、TEDG 用に記述された DMCONFIG ファイルの場合、エントリの目的は以下をマッピングすることになります。

BEA Tuxedo システムと BEA TOP END システムの間でキュー・メッセージを交換するには、両方のシステムでキュー・アドレスをマッピングする必要があります。BEA Tuxedo の /Q キューのアドレスは、キュー・スペース (QSPACE) とキュー名 (QNAME) の組み合わせで構成されます。

サービスおよびキューのマッピング・エントリを定義する

このセクションのエントリの形式は次のとおりでなければなりません。

service [TYPE=SERVICE] required_parameters [optional_parameters]
qspace TYPE=QSPACE required_parameters [optional_parameters]
qname TYPE=QNAME required_parameters [optional_parameters]

以下はパラメータの説明です。

DM_REMOTE_SERVICES のコンフィギュレーションのガイドライン

DMCONFIG ファイルの DM_REMOTE_SERVICES セクションを編集する際は次のガイドラインに従ってください。

Service タイプのパラメータを定義する

SERVICE エントリは、BEA Tuxedo ドメインから TEDG を介してアクセスできる BEA TOP END サービスを定義します。これらのサービスは、BEA Tuxedo サービス名を BEA TOP END サービス識別子にマツピングすることにより利用可能になります。これらのサービス名は、BEA Tuxedo 関数tpcall(3c) および tpacall(3c) を使用して、メッセージ要求の優先順位を決定したり設定できます。

次の表は、DM_REMOTE_SERVICES セクションの SERVICE タイプのエントリでマッピングに使用されるパラメータを示しています。パラメータには必須のものとオプションのものがあります。

表 6-8 DM_REMOTE_SERVICES セクションの SERVICE タイプのエントリのパラメータ

パラメータ名

定義内容

必須/オプション

TE_PRODUCT

BEA TOP END のプロダクト名。

必須

TE_FUNCTION

BEA TOP END の関数名。

必須

TE_TARGET

BEA TOP END MSR ターゲット。

オプション

TE_QUALIFIER

BEA TOP END の関数修飾子。

オプション

TYPE

このエントリのタイプ。値 SERVICE は、このエントリの目的が、BEA TOP END サービスをローカル BEA Tuxedo サービスにマッピングする際のパラメータを定義することであることを意味します。

オプション

LDOM

このサービスをインポートするローカル・ドメインの名前。このパラメータを指定しないと、DM_LOCAL_DOMAINS セクションで定義される TOPEND タイプのすべてのローカル・ドメインが使用されます。

オプション

RDOM

このサービスを提供するリモート・ドメインの名前。リモート・ドメインは TOPEND タイプで、ローカル・ドメイン (このエントリが適用されるドメイン) と同じ TP_SYSTEM に属している必要があります。RDOM パラメータとルーティング基準が指定されないと、ローカル・ドメインは、TOPEND タイプで TP_SYSTEM 値がローカル・ドメインと同じ任意のリモート・ドメインがこのサービスを提供するものと見なします。

このパラメータを使って代替リモート・ドメインを設定するには、DM_LOCAL_DOMAINS セクションの CONNECTION_POLICY パラメータの値に ON_STARTUP を指定します。

オプション

INBUFTYPE

このサービスで使用できる入力バッファ・タイプ。FML32CARRAYX_OCTET、のいずれかを設定して、入力バッファ・タイプを制限できます。

オプション

OUTBUFTYPE

このサービスから受け付ける出力バッファ・タイプ。FML32CARRAYX_OCTET、のいずれかを設定して、出力バッファ・タイプを制限できます。

オプション

CONV

要求/応答または会話サービスのマッピング。この値に Y を設定すると、BEA TOP END サーバ・アプリケーションで擬似会話が管理される必要があります。アプリケーション・コンテキストは保持されないこともあります。デフォルトは N です。

オプション

TRANTIME

関連するサービスに対するトランザクションを自動的に開始するまでのデフォルトのタイムアウト値 (秒単位)。

オプション

ROUTING

複数のリモート・ドメインが同じサービスを提供する場合にローカル・ドメインがデータ依存型ルーティングに使用する基準名。このパラメータを指定しないと、このサービスに対してデータ依存型ルーティングは実行されません。

オプション


 

QSPACE タイプのパラメータを定義する

QSPACE エントリは、TEDG によって BEA Tuxedo ドメインで BEA Tuxedo キュー・スペースと同じように利用できる BEA TOP END の RTQ キューを定義します。キュー・スペースは、キュー・スペース名を BEA Tuxedo サービス名として宣言することにより、BEA Tuxedo アプリケーションで利用できるようになります。TMQUEUE サーバと同じように、TEDG はそのキュー・スペース名に送られる tpenqueue 要求を処理します。各要求はこの QSPACE エントリで識別される RTQ キューにマッピングされます。メッセージのキュー処理には QSPACE エントリと QNAME エントリの両方が必要です。

次の表は、DM_REMOTE_SERVICES セクションの QSPACE タイプのエントリでマッピングに使用されるパラメータを示しています。パラメータには必須のものとオプションのものがあります。

表 6-9 DM_REMOTE_SERVICES セクションの QSPACE タイプのエントリのパラメータ

パラメータ名

定義内容

必須/オプション

TYPE

このエントリのタイプ。値 QSPACE は、このエントリの目的が、BEA TOP END の RTQ キューをローカル BEA Tuxedo キュー・スペースにマッピングする際のパラメータを定義することであることを意味します。

必須

TE_RTQGROUP

BEA TOP END の RTQ のグループ名。

必須

TE_RTQNAME

BEA TOP END の RTQ キュー名。

必須

TE_TARGET

BEA TOP END MSR ターゲット。

オプション

LDOM

この RTQ キューをインポートするローカル・ドメインの名前。このパラメータを指定しないと、DM_LOCAL_DOMAINS セクションで定義される TOPEND タイプのすべてのローカル・ドメインが使用されます。

オプション

RDOM

この RTQ キューを提供するリモート・ドメインの名前。リモート・ドメインは TOPEND タイプで、ローカル・ドメイン (このエントリが適用されるドメイン) と同じ TP_SYSTEM に属している必要があります。RDOM パラメータとルーティング基準が指定されないと、ローカル・ドメインは、TOPEND タイプで TP_SYSTEM 値がローカル・ドメインと同じ任意のリモート・ドメインがこのサービスを提供するものと見なします。

このパラメータを使って代替リモート・ドメインを設定するには、DM_LOCAL_DOMAINS セクションの CONNECTION_POLICY パラメータの値に ON_STARTUP を指定します。

オプション

TRANTIME

関連するサービスに対するトランザクションを自動的に開始するまでのデフォルトのタイムアウト値 (秒単位)。

オプション

ROUTING

複数のリモート・ドメインが同じサービスを提供する場合にローカル・ドメインがデータ依存型ルーティングに使用する基準名。このパラメータを指定しないと、このサービスに対してデータ依存型ルーティングは実行されません。

オプション


 

QNAME タイプのパラメータを定義する

QNAME エントリは、BEA TOP END システムでキューに登録される要求に対して、BEA Tuxedo キュー名を BEA TOP END サービス (プロダクトおよび関数) にマッピングします。QNAME エントリは、BEA Tuxedo アプリケーションにサービスとして宣言されません。

次の表は、DM_REMOTE_SERVICES セクションの QNAME タイプのエントリでマッピングに使用されるパラメータを示しています。パラメータには必須のものとオプションのものがあります。

表 6-10 DM_REMOTE_SERVICES セクションの QNAME タイプのエントリのパラメータ

パラメータ名

定義内容

必須/オプション

TYPE

このエントリのタイプ。値 QNAME は、このエントリの目的が、/Q を介して BEA TOP END システムでキューに登録される要求に対して、BEA Tuxedo キュー名を BEA TOP END サービス名にマッピングする際のパラメータを定義することであることを意味します。

必須

TE_PRODUCT

BEA TOP END のプロダクト名。

必須

TE_FUNCTION

BEA TOP END の関数名。

必須

TE_TARGET

BEA TOP END MSR ターゲット。

オプション

TE_QUALIFIER

BEA TOP END の関数修飾子。

オプション

LDOM

キュー名エントリが適用されるローカル・ドメインの名前。このパラメータを指定しないと、DM_LOCAL_DOMAINS セクションで定義される TOPEND タイプのすべてのローカル・ドメインが使用されます。

オプション


 

関連項目

 


オプションの DMCONFIG セクション

TEDG に対する DMCONFIG ファイルには、次のオプションのセクションのいずれか、または両方が含まれます。

関連項目

 

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