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Tuxedo CORBA University サンプル・アプリケーション

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環境設定

ここでは、University サンプル・アプリケーションを実行できるように CORBA アプリケーションをコンフィギュレーションする方法について説明します。

ここでは、以下の内容について説明します。

各サンプル・アプリケーションのディレクトリには、トラブルシューティング情報が記載された Readme.txt のコピー、およびサンプル・アプリケーションの設定に関する最新情報が格納されています。

University サンプル・アプリケーションで使用できるようにデータベースを設定する方法については、「データベースの設定」を参照してください。

 


システムの前提条件

製品でサポートされているオペレーティング・システムのプラットフォームについては、『BEA Tuxedo システムのインストール』を参照してください。

University サンプル・アプリケーションでクライアント・アプリケーションを実行するには、以下の開発ツールが必要になります。

 


setenv および UBBCONFIG ファイルの編集

University サンプル・アプリケーションが正常に動作するには、setenv および UBBCONFIG ファイルのパラメータを次のように設定する必要があります。

setenvUBBCONFIG ファイルの情報は一致している必要があります。以降の節では、setenvUBBCONFIG ファイルの編集方法について説明します。

setenv および UBBCONFIG ファイルの命名規則

表 0-1 では、setenv および UBBCONFIG ファイルの命名規則について説明します。サンプル・アプリケーションを識別する文字は太字で示しています。

表 0-1 setenv および UBBCONFIG ファイルの命名規則

University
サンプル・アプリケーション

命名規則

Basic

Security

Transactions

Wrapper

Production

setenv のパラメータの設定

表 0-2 では、setenv ファイルで変更する必要があるパラメータの一覧を示しています。

表 0-2 setenv ファイルのパラメータ

パラメータ

説明

APPDIR

サンプル・アプリケーション・ファイルをコピーしたディレクトリ・パス。たとえば、次のように入力します。

Windows 2000

APPDIR=c:¥work¥university¥basic

UNIX

APPDIR=/usr/work/university/basic

TUXCONFIG

コンフィギュレーション・ファイルのディレクトリ・パスと名前。たとえば、次のように入力します。

Windows 2000

TUXCONFIG=c:¥work¥university¥basic¥tuxconfig

UNIX

TUXCONFIG=/usr/work/university/basic/tuxconfig

TUXDIR

BEA Tuxedo ソフトウェアをインストールしたディレクトリ・パス。たとえば、次のように入力します。

Windows 2000

TUXDIR=c:¥Tux8

UNIX

TUXDIR=/usr/local/Tux8

ORACLE_HOME

Oracle ソフトウェアをインストールしたディレクトリ・パス。たとえば、次のように入力します。

Windows 2000

ORADIR=c:¥Orant

UNIX

ORACLE_HOME=/usr/local/oracle

NETSCAPE

Netscape Enterprise Server ソフトウェアをインストールしたディレクトリ・パス。たとえば、次のように入力します。

Windows 2000

NETSCAPE=c:¥Netscape¥SuiteSpot

UNIX

NETSCAPE=/usr/local/netscape/suitespot

このパラメータは、CORBA Java クライアント・アプリケーションを使用する場合にのみ指定する必要があります。

JARTYPE

使用している JDK のバージョンを指定します。

Windows 2000

JARTYPE = JDK または jdk

UNIX

JARTYPE = JDK または jdk

JARTYPE パラメータを指定しない場合は、JDK 1.1 を使用しているものと見なされます。このパラメータは、CORBA Java サンプル・アプリケーションを使用する場合にのみ指定する必要があります。

JDKDIR

JDK ソフトウェアをインストールしたディレクトリ・パス。たとえば、次のように入力します。

Windows 2000

JDKDIR=c:¥JDK1.2

UNIX

JDKDIR=/usr/local/jdk1.1.6

このパラメータは、CORBA Java サンプル・アプリケーションを使用する場合にのみ指定する必要があります。

TOBJADDR

サーバ・アプリケーションとは異なるマシン上で CORBA C++ クライアント・アプリケーションを使用している場合、サーバ・アプリケーションが動作しているマシンのホストとポートを入力します。ホストとポートは、そのマシンの UBBCONFIG ファイルの記述と同じになるように、大文字と小文字を区別して正確に指定しなければなりません。たとえば、//BEANIE:2500 のように指定します。

USERID

Oracle データベースのリモート・インスタンスを使用している場合、次の形式で指定します。

USERID=username/password@aliasname

これは、Oracle データベースのリモート・インスタンスの設定時に定義した情報と同じです。

Oracle データベースのローカル・インスタンスを使用している場合は、次の形式で指定します。

USERID=username/password

ORACLE_SID

Oracle データベースのインスタンス ID。Windows 2000 の場合、ORACLE_SID は自動的に ORCL にデフォルト設定されるので、このパラメータの指定は不要です。

CCMPL

C コンパイラのディレクトリの場所。このパラメータは、通常のインストール先のディレクトリに設定します。インストール先の場所と指定したディレクトリの場所が一致していることを確認し、必要に応じて場所を変更してください。このパラメータの適用対象は、UNIX オペレーティング・システムのみです。

CPPCMPL

C++ コンパイラのディレクトリの場所。このパラメータは、通常のインストール先のディレクトリに設定します。インストール先の場所と指定したディレクトリの場所が一致していることを確認し、必要に応じて場所を変更してください。このパラメータの適用対象は、UNIX オペレーティング・システムのみです。

CPPINC

C++ インクルード・ディレクトリのディレクトリの場所。このパラメータは、通常のインストール先のディレクトリに設定します。インストール先の場所と指定したディレクトリの場所が一致していることを確認し、必要に応じて場所を変更してください。このパラメータの適用対象は、UNIX オペレーティング・システムのみです。

SHLIB_PATH、LD_LIBRARY_PATH、または

LIBPATH

共有ライブラリのディレクトリの場所。このパラメータは、通常のインストール先のディレクトリに設定します。インストール先の場所と指定したディレクトリの場所が一致していることを確認し、必要に応じて場所を変更してください。このパラメータの適用対象は、UNIX オペレーティング・システムのみです。

PROC

Oracle Programmer C/C++ SQL Precompiler のディレクトリの場所。このパラメータを指定する必要があるのは、Windows 2000 オペレーティング・システムを使用している場合のみです。

PRODIR

Oracle Programmer C/C++ SQL Precompiler のディレクトリの場所。このパラメータを指定する必要があるのは、Windows 2000 オペレーティング・システムを使用している場合のみです。


 

UBBCONFIG のパラメータの設定

表 0-3 では、UBBCONFIG ファイルで変更する必要があるパラメータの一覧を示しています。

表 0-3 UBBCONFIG ファイルのパラメータ

パラメータ

説明

MY_SERVER_MACHINE

このパラメータを削除して、サーバ・マシンの名前に置き換えます。

Windows 2000 の場合、サーバ・マシン名を取得するには、MS-DOS プロンプトで次のコマンドを入力します。

set COMPUTERNAME

UNIX の場合、サーバ・マシン名を取得するには、シェル・プロンプトで次のコマンドを入力します。

prompt>uname -n

サーバ・マシン名は、コマンドの出力表示と同じになるように、大文字と小文字を区別して正確に入力しなければなりません。

表示されたサーバ・マシン名を指定します。たとえば、BEANIE のように指定します。

マシンの完全名は、二重引用符で囲む必要があります。たとえば、次のように入力します。 "beanie.bea.com".

APPDIR

サンプル・アプリケーション・ファイルをコピーしたディレクトリの絶対パス。ディレクトリ・パスは、二重引用符で囲む必要があります。たとえば、次のように入力します。

Windows 2000

APPDIR="c:¥work¥university¥basic"

UNIX

APPDIR="/usr/work/university/basic"

このパラメータは、setenv ファイルの APPDIR パラメータと一致している必要があります。

TUXCONFIG

コンフィギュレーション・ファイルのディレクトリの絶対パス。これは、サンプル・アプリケーションのサブディレクトリです。ディレクトリ・パスは、二重引用符で囲む必要があります。たとえば、次のように入力します。

Windows 2000

TUXCONFIG="c:¥work¥university¥basic¥tuxconfig"

UNIX

TUXCONFIG="usr/work/university/basic/tuxconfig"

このパラメータは、setenv ファイルの TUXCONFIG パラメータと一致している必要があります。

TUXDIR

BEA Tuxedo ソフトウェアをインストールしたディレクトリの絶対パス。ディレクトリ・パスは、二重引用符で囲む必要があります。たとえば、次のように入力します。

Windows 2000

TUXDIR="c:¥Tux8"

UNIX

TUXDIR="/usr/local/Tux8"

このパラメータは、setenv ファイルの TUXDIR パラメータと一致している必要があります。

CLOPT (ISL プロセス用)

サーバ・アプリケーションがインストールされているマシンのホスト名とポート番号を入力します。たとえば、次のように入力します。

ISL

SRVGRP = SYS_GRP

SRVID =

CLOPT = "-A --n //BEANIE:2500"

OPENINFO

Transactions、Wrapper、または Production の各サンプル・アプリケーションを使用している場合、このパラメータを Oracle データベースに指定する必要があります。

Oracle データベースのリモート・インスタンスを使用している場合、OPENINFO パラメータは次のように指定します。

OPENINFO = "Oracle_XA:Oracle_XA+SqlNet=aliasname+Acc=P/account
/password+SesTM=100+LogDir=.+MaxCur=5"

たとえば、Windows 2000 の場合は次のように指定します。

OPENINFO = "Oracle_XA:Oracle_XA+SqlNet=ORCL+Acc=P/scott/
tiger+SesTM=100+LogDir=.+MaxCur=5"

Oracle データベースのローカル・インスタンスを使用している場合、OPENINFO パラメータは次のように指定します。

OPENINFO = "Oracle_XA:Oracle_XA+Acc=P
/
account/password+SesTM=100+LogDir=.+MaxCur=5"

たとえば、Windows 2000 の場合は次のように指定します。

OPENINFO = "Oracle_XA:Oracle_XA+Acc=P
/scott/tiger+SesTM=100+LogDir=.+MaxCur=5"


 

setenv コマンドの実行

University サンプル・アプリケーションを使用する前に、setenv スクリプトを実行して、Oracle データベース設定で加えた変更、およびコンフィギュレーションがすべてシステム環境変数に反映されていることを確認しておく必要があります。setenv コマンドを実行する手順については、各サンプル・アプリケーションのビルドに関する説明の中で記載されています。

注記 University サンプル・アプリケーションの makefile では、Microsoft Visual C++ が Windows 2000 の次の場所にインストールされていることを前提としています。

c:¥Progra~1¥Devstu~1¥VC

上記とは異なるディレクトリに Microsoft Visual C++ をインストールしている場合は、次のコマンドを実行して適切なシステム環境変数を設定します。

c:¥Progra~1¥Devstu~1¥VC¥Bin¥VCVARS32.bat

Oracle Pro*C/C++ コンパイラでは短縮名が使用されます。したがって、システム変数を正しく設定するために、ディレクトリ・パスでは「~」を使用する必要があります。

 

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