WLI アプリケーション ライフ サイクルのベスト プラクティス
はじめに
このドキュメントでは、アプリケーション アーキテクト、開発者、運用スタッフなどの WebLogic Integration ユーザが質の高い WebLogic Integration (WLI) アプリケーションを開発して実行する際に役に立つ、ベスト プラクティスや教訓、主な考慮事項について説明します。
注意 : |
このドキュメントを利用する前に、以下のドキュメントに目を通しておくことをお勧めします。 |
このドキュメントに目を通すときに、WLI 10.2 の関連ドキュメントや情報を参照する必要がある場合があります。関連ドキュメントは WebLogic Integration のドキュメントのページにあります。
このドキュメントの内容は以下のとおりです。
WebLogic Integration はエンタープライズ統合用に特別に設計されており、WebLogic Platform の一部です。BEA WebLogic Platform は、アプリケーションを構築、拡張、統合、デプロイ、および管理するための統合プラットフォームです。図 1-1 は WebLogic Platform のアーキテクチャを示しています。
WLI の機能
WebLogic Integration は統合中心のアプリケーションを設計、開発、デプロイ、および実行する機能を提供します。WebLogic Integration の主な機能は以下のとおりです。
Eclipse ベースの統合 IDE を使用して、システム中心 (Java プロセス定義) および人間中心 (タスク プラン) のビジネス プロセス アプリケーションを作成する。
JPD グラフィカル エディタを使用して、プロセスをきめ細かく制御する、システム中心のトランザクション対応プロセスを定義する。
タスク プラン グラフィカル エディタを使用して、人間中心、マルチステップ、タスク指向、および長期間のビジネス プロセスを定義する。
標準ベースの Beehive コントロールを使用して、EJB、JMS、Web サービスなどのエンタープライズ リソースに簡単にアクセス可能にする。ほとんどの WLI アプリケーションでは、全体的なビジネスの目的を実現するために、JPD、コントロール、およびタスク プランが互いに連携します。それぞれを簡単に統合して、緩やかな結合を保つことができます。
プロパティおよびアノテーション駆動型の JPD コントロールとタスク プランを使用する。プロパティとアノテーションには、静的なものも動的なものもあります。動的プロパティは実行時に変更できるため、WLI アプリケーションで実行されるビジネス プロセスの機動性や柔軟性が高まります。
トレーディング パートナ管理、Rosettanet、ebXML、EDI などを使用した企業間のビジネス プロセスに向けて、B2B (Business to Business) 機能を幅広くサポートする。
イベント ジェネレータ、メッセージ ブローカ、およびイベント ハンドラを使用して、緩やかに結合されたパブリッシュおよびサブスクライブ アーキテクチャ、スタイル ベースのプロセス統合を作成する。
アダプタや XQuery (2004) ベースのデータ トランスフォーメーションなど、幅広いエンタープライズ アプリケーション統合機能を提供する。サービス コントロールやプロセス コントロールなど多数の統合コントロールによって、エンタープライズ リソースの統合作業が容易になります。
トランザクション管理、クラスタ化、セキュリティ、J2EE コンテナ サービスなどの、エンタープライズ コンピューティング サービスをサポートする。
図 1-2 は、WLI の機能の概要を示しています。
WLI の機能の詳細については、『WebLogic Integration の概要』を参照してください。