チュートリアル : 初めてのビジネス プロセス設計

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手順 1 : ビジネス プロセス アプリケーションの作成

この手順では、チュートリアル ビジネス プロセス (RequestQuote.java) を設計していくアプリケーションを作成します。

この手順では、以下の作業を行います。

 


ビジネス プロセス チュートリアル アプリケーションの作成

  1. WorkSpace Studio のメニューから [ファイル|新規|その他] を選択します。
  2. [新規] ウィザードが開きます。

    図 2-1 [新規] ウィザード


    [新規] ウィザード

  3. [WebLogic Integration] を展開し、[チュートリアル : 見積り要求プロセス アプリケーション] を選択して [次へ] をクリックします。
  4. [プロセス アプリケーション] ダイアログ ボックスが表示されます。

    図 2-2 [プロセス アプリケーション] ダイアログ ボックス


    [プロセス アプリケーション] ダイアログ ボックス

  5. 以下を入力します。
    1. [EAR プロジェクト名] : Tutorial_Process_Application_Ear
    2. [Web プロジェクト名] : Tutorial_Process_Application_Web
    3. [ユーティリティ プロジェクト名] : Tutorial_Process_Application_Utility
  6. [Weblogic Integration システムおよびコントロール スキーマをユーティリティ プロジェクトに追加] チェック ボックスをオンにして、ユーティリティ プロジェクトの Schemas フォルダにシステム スキーマを追加します。
  7. [終了] をクリックします。
  8. [関連付けられたパースペクティブを開きますか?] ダイアログ ボックスが表示されます。

    図 2-3 [関連付けられたパースペクティブを開きますか?] ダイアログ ボックス


    [関連付けられたパースペクティブを開きますか?] ダイアログ ボックス

  9. [はい] をクリックして、プロセス パースペクティブに切り替えます。
  10. 注意 : パースペクティブは、ビューの初期セットとそれに関連する WorkSpace Studio のレイアウトを定義します。プロセス パースペクティブには、プロセス アプリケーションの作成に必要な [ノード パレット] や [データ パレット] などのビューがすべて含まれています。
    注意 : 同様に、XQuery トランスフォーメーション パースペクティブには、XQuery トランスフォーメーションに関連する [式の関数]、[式の変数]、[対象の式]、[制約] などのビューが含まれています。

    アプリケーションが作成され、[パッケージ・エクスプローラー] ビューに表示されます。

    図 2-4 [パッケージ・エクスプローラー] ビュー


    [パッケージ・エクスプローラー] ビュー

    [パッケージ・エクスプローラー] ビューには、アプリケーションで使用できるファイルやリソースが表示されます。

    • Tutorial_Process_Application_Web : WLI プロセス ファセットが追加されたプロジェクト。アプリケーションには必ず、1 つまたは複数のプロジェクトが含まれます。プロジェクトは、WebLogic Server (WLS) アプリケーションを表します。言い換えると、プロジェクトを作成するということは、Web アプリケーションを作成することです。プロジェクト名は、クライアントがアプリケーションへのアクセスに使用する URL に組み込まれます。
    • src/requestquote フォルダには、ビジネス プロセス、トランスフォーメーション、XQuery ファイルが格納されています。

      • FileQuote.java : RFQ プロセスがファイル システムに見積りを書き込むために使用するファイル コントロールです。
      • PriceAvailTransformations.java : RequestQuote.java で使用するデータ トランスフォーメーションが含まれています。
      • RequestQuote.java : 完成した RequestQuote ビジネス プロセスです。再構築を開始する前にこのビジネス プロセスを実行してテストすることができます。チュートリアルでは、このビジネス プロセスを再構築する手順について説明しています。
      • 注意 : アプリケーション フォルダに用意されている RequestQuote.java ビジネス プロセスを実行する方法については、「手順 12 : RequestQuote ビジネス プロセスの実行」を参照してください。
      • RequestQuoteTransformation.java および TutorialJoin.java : RequestQuote.java で使用するデータ トランスフォーメーションが含まれています。
      • XQ ファイル : トランスフォーメーション ファイルのトランスフォーメーション メソッドごとに、1 つの XQ ファイルが作成されます。XQ ファイルには、プロジェクト内のトランスフォーメーション ファイルによって呼び出された、XQuery 言語で記述されたクエリが含まれています。
      • requestquote.services フォルダには、プロセスが対話する Web サービス、Web サービス コントロール、プロセス、プロセス コントロールなどのサービスが含まれています。

        testxml フォルダには、完成したビジネス プロセスのテストに使用できる XML ファイルが格納されています。

    • Tutorial_Process_Application_Utility : アプリケーションで使用される XML スキーマを格納するプロジェクトです。
    • Web アプリケーションは、ビジネス プロセス、Web サービス、JSP、サーブレットなど、Web リソースの集合を定義する J2EE デプロイメント ユニットであり、EJB などの外部リソースへの参照を定義できます。

  11. このチュートリアルでは、RequestQuote.java ファイルを最初から作成します。
  12. 先に進むには、Tutorial_Process_Application_Web プロジェクトの src/requestquote フォルダから以下のファイルを削除します。

    • RequestQuote.java
    • RequestQuoteTransformation.java
    • RequestQuoteavailProcessor_avail.xq
    • RequestQuoteavailProcessorGetAvail.xq
    • RequestQuotepriceProcessor_returnPrice.xq
    • RequestQuotepriceProcessorGetPrice.xq
    • RequestQuotetaxCalculationRequestTaxRate.xq
    • 図 2-5 Web プロジェクト ファイル


      Web プロジェクト ファイル

      警告 : この手順に記載されているファイルだけを削除してください。他のファイルはすべて、ビジネス プロセスの作成に必要です。

      これらのファイルを削除するには、ファイルを選択してから〔Delete〕を押します (またはファイルを右クリックしてから [削除] をクリックします)。

      注意 : Ctrl〕を押しながらファイル名をクリックすると、複数のファイルを選択できます。

      選択したファイルはファイル システムのアプリケーション フォルダから削除され、[パッケージ・エクスプローラー] ビューに表示されなくなります。

 


プロセスの設計の開始

この手順では、RequestQuote.java ファイルの再作成のプロセスから開始します。

  1. [パッケージ・エクスプローラー] ビューで、Tutorial_Process_ApplicationWeb\src フォルダに移動し、requestquote フォルダを右クリックします。
  2. [新規|プロセス] を選択します。
  3. [新しいプロセス] ダイアログ ボックスが表示されます。

    図 2-6 [新しいプロセス] ダイアログ ボックス


    [新しいプロセス] ダイアログ ボックス

  4. [名前] フィールドに、RequestQuote と入力します。
  5. [終了] をクリックします。
  6. 新しい RequestQuote.java ファイルが作成され、[デザイン] ビューに表示されます。この時点でこのファイルに含まれているのは、開始ノードと完了ノードだけです。

    図 2-7 新しいプロセス


    新しいプロセス

注意 : WorkSpace Studio のビューの詳細については、「WorkSpace Studio のビュー、機能、ショートカット」を参照してください。

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