ビジネスプロトコルのコンフィグレーション

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B2B Integration Console ヘルプ

ビジネスプロトコルのコンフィグレーション

ここでは、以下の内容を取り上げます。

詳細については、『B2B Integration 管理ガイド』の「高度なコンフィグレーションタスク」を参照してください。

注意: XOCP および cXML ビジネスプロトコルは、WebLogic Integration の今回のリリースで非推奨になっています。これらのビジネスプロトコルに代わる機能についての詳細は、『WebLogic Integration リリースノート』を参照してください。

ビジネスプロトコルのコンフィグレーションの概要

電子商取引でビジネスプロトコルというと、企業間ネットワークでのビジネス情報の電子交換を制御する一連のルールを意味します。ビジネスプロトコルは、ビジネスメッセージの構造、メッセージの処理方法、およびそれらを適切な受信側にルーティングするための方法を規定します。B2B Integration のトレーディングパートナでは、ビジネスメッセージの送受信のためのプロトコルとして、XOCP、RosettaNet、および cXML を使用できます。

ビジネスプロトコルは、それを実装するロジックプラグインによって定義されます。新しいビジネスプロトコル定義を作成することはできません。これらは、B2B Integration リポジトリに格納されています。使用できるビジネスプロトコルを表示したり、ビジネスプロトコル定義をユーザが作成したロジックプラグインにマップしたりできます。

[ビジネスプロトコル定義] タブには、使用できるユーザ定義のフィルタ、ルータ、システムエンコーダ、およびシステムデコーダのリストが表示されます（読み取り専用）。リスト内の項目の順序は、アクティブ化されたシーケンスチェーンまたは順序によって変わります。

ビジネスプロトコル定義の表示

ビジネスプロトコル定義を修正するには、次の作業が必要です。

以下のいずれか 1 つを実行して、ビジネスプロトコルを選択します。
- ナビゲーションツリーの [ビジネスプロトコル] ノードをクリックします。右ペインにビジネスプロトコルのリストが表示されます。このページで、適切なビジネスプロトコルを選択します。
- ナビゲーションツリーで、ビジネスプロトコルを選択します。
注意: 2 つ目の方法は、ナビゲーションツリーでのエンティティの表示で説明しているとおり、B2B Console の [プリファレンス] タブでナビゲーションツリーオプションの [表示] エンティティがチェックされている場合のみ使用できます。

ビジネスプロトコルのコンフィグレーションタブが表示されます。

[一般] タブがアクティブでない場合は、これを選択します。次の表に示したビジネスプロトコルについての情報が表示されます（読み取り専用）。

表7-1 ビジネスプロトコル定義の [一般] タブのフィールド

フィールド	説明
[名前]	ビジネスプロトコル定義の名前。
[説明]	ビジネスプロトコル定義の説明（読み取り専用）。
[ビジネスプロトコル]	このビジネスプロトコル定義で使用されているプロトコルの名前とバージョン（読み取り専用）。本リリースでサポートされているプロトコルは以下のとおり。 XOCP 1.1 (非推奨) RosettaNet 1.1 RosettaNet 2.0 cXML 1.1 (非推奨) ebXML 1.0
[Java クラス名]	選択したビジネスプロトコル定義を実装する Java クラス（読み取り専用）。

これで、カスタムプラグインを修正できます。カスタムプラグインには、フィルタとして定義、使用される Java クラスと、ルータとして定義、使用される XPath 文の両方が含まれている場合もあります。

ユーザ定義のフィルタチェーンおよびルータチェーンの修正

デフォルトでは、組み込みのチェーンであるビジネスプロトコル固有のロジックプラグインは、ビジネスプロトコルのルーティング機能およびフィルタ機能と関連付けられています。カスタムロジックプラグインは、ルーティングまたはフィルタ処理のいずれかに対して必要に応じて定義および挿入できます。これらのカスタムプラグインを使用すると、ルーティング機能やフィルタ機能だけでなく、さまざまなサービスを実行できます。詳細については、ロジックプラグインの作成（非推奨）を参照してください。ロジックプラグインの詳しい説明は、『B2B Integration 管理ガイド』の「高度なコンフィグレーションタスク」を参照してください。

カスタムロジックプラグインが挿入されているフィルタチェーンおよびルータチェーンを修正するには、次の作業が必要です。

以下のいずれか 1 つを実行して、ビジネスプロトコルを選択します。
- ナビゲーションツリーの [ビジネスプロトコル] ノードをクリックします。右ペインにビジネスプロトコルのリストが表示されます。このページで、適切なビジネスプロトコルを選択します。
- ナビゲーションツリーで、ビジネスプロトコルを選択します。
注意: 2 つ目の方法は、ナビゲーションツリーでのエンティティの表示で説明しているとおり、B2B Console の [プリファレンス] タブでナビゲーションツリーオプションの [表示] エンティティがチェックされている場合のみ使用できます。

ビジネスプロトコルのコンフィグレーションタブが表示されます。
[フィルタおよびルータ] タブがアクティブでない場合は、これを選択します。使用できるフィルタおよびルータのリストが表示されます。

適切なコンフィグレーションになるよう、必要に応じてフィルタおよびルータのリストを並べ替えます。タブ上でフィルタおよびルータの名前を移動するには矢印ボタンを使用します。次の表では、有効な値について説明します。

表7-2 ビジネスプロトコル定義プラグイン

フィールド	説明
[フィルタチェーン]	新しいフィルタロジックプラグインを作成できる。詳細については、ロジックプラグインの作成（非推奨）を参照してください。
	[使用できるフィルタロジックプラグイン]	使用できるフィルタタイプのロジックプラグインがすべてリストされる。
	[選択したフィルタ]	指定したビジネスプロトコル定義のアクティブなロジックプラグインがリストされる。
[ルータチェーン]	新しいルータロジックプラグインを作成できる。詳細については、ロジックプラグインの作成（非推奨）を参照してください。
	[使用できるルータロジックプラグイン]	使用できるルータタイプのロジックプラグインがすべてリストされる。
	[選択したルータ]	指定したビジネスプロトコル定義のアクティブなロジックプラグインがリストされる。

フィルタとルータのコンフィグレーションが完了したら [適用] をクリックします。

XOCP フィルタ式および XOCP ルータ式の修正（非推奨）

注意: XOCP ビジネスプロトコルは、WebLogic Integration の今回のリリースで非推奨になっています。XOCP ビジネスプロトコルに代わる機能についての詳細は、『WebLogic Integration リリースノート』を参照してください。

XPath は、XML ドキュメントの処理に使用する XML パターンマッチング言語です。XPath 式は、XPath 構文を使用しているビジネスメッセージの宛先を指定する文字列です。定義した XPath 式は、フィルタチェーンおよびルータチェーンと関連付ける必要があります。

フィルタ式を使用すると、メッセージコンテキストドキュメントの各部を調べて、そのメッセージを受信側のトレーディングパートナに転送するかどうかを決定できます。XPath フィルタ式は、さまざまな選択基準に基づいて true または false を返します。false が返されると、そのメッセージの評価が中止され、受信側には送信されません。

XOCP ルータロジックプラグインでは、XPath ルータ式によってメッセージコンテキストドキュメントの各部が調べられ、別の受信側トレーディングパートナのセットが選択されます。フィルタおよびルータは、前に生成された受信側トレーディングパートナのフィルタおよびルータのセットに上書きされるか、またはそのセットに追加されます。

修正できるのはユーザ定義のロジックプラグインのみです。詳細については、ロジックプラグインの作成（非推奨）を参照してください。ロジックプラグインの詳しい説明は、『B2B Integration 管理ガイド』の「高度なコンフィグレーションタスク」を参照してください。

XPath 式の作成

XPath 式を作成するには、次の作業が必要です。

以下のいずれか 1 つを実行して、ビジネスプロトコルを選択します。
- ナビゲーションツリーの [ビジネスプロトコル] ノードをクリックします。右ペインにビジネスプロトコルのリストが表示されます。このページで、適切なビジネスプロトコルを選択します。
- ナビゲーションツリーで、ビジネスプロトコルを選択します。
注意: 2 つ目の方法は、ナビゲーションツリーでのエンティティの表示で説明しているとおり、B2B Console の [プリファレンス] タブでナビゲーションツリーオプションの [表示] エンティティがチェックされている場合のみ使用できます。

ビジネスプロトコルのコンフィグレーションタブが表示されます。
[XOCP フィルタおよびルータ] タブがアクティブでない場合は、これを選択します。

次の表に示す各フィールドに値を入力します。

表7-3 ビジネスプロトコル定義の XOCP フィルタと XOCP ルータ

フィールド	説明
[XPath 式]	XPath 式は、メッセージコンテキスト XML ドキュメントに対する実行時のシーケンスで評価される。ドキュメントには、メッセージに関するメタ情報（送受信するトレーディングパートナ、会話情報、バージョン情報など）と共に、メッセージコンテンツが含まれている。
[タイプ]	[追加]	[追加] を選択すると、新しい XPath 式の評価結果がそれ以前の評価結果に追加される。
[タイプ]	[置換]	[置換] を選択すると、XPath 式の以前の評価結果が上書きされる。
[XOCP フィルタチェーン]	このリストボックスには、XOCP フィルタチェーン用にアクティブになっている XOCP 式全体が表示される。フィルタチェーンとは、特定のシーケンスで接続された一連の XPath フィルタ文。
[XOCP ルータチェーン]	このリストボックスには、XOCP ルータチェーン用にアクティブになっている XOCP 式全体が表示される。ルータチェーンとは、特定のシーケンスで接続された一連の XPath ルータ文。

[設定] をクリックすると、新しい XPath フィルタチェーンが作成されます。チェーン内の文の順序を並べ替えるには、上矢印キーおよび下矢印キーを使用します。
[適用] をクリックします。

ロジックプラグインの詳しい説明は、『B2B Integration 管理ガイド』の「高度なコンフィグレーションタスク」を参照してください。

ビジネスプロトコル定義からの XPath 式の削除

ビジネスプロトコル定義から XPath フィルタチェーンまたは XPath ルータチェーンを削除するには、次の作業が必要です。

ナビゲーションツリーの [ビジネスプロトコル] ノードをクリックします。右ペインに [ビジネスプロトコル定義] ページが表示されます。
[ビジネスプロトコル定義] ページで、削除する XOCP フィルタまたは XOCP ルータが含まれているビジネスプロトコル定義を選択します。ビジネスプロトコルタブが表示されます。
[XOCP フィルタおよびルータ] タブがアクティブでない場合は、これを選択します。
削除する XOCP フィルタチェーンまたは XOCP ルータチェーンを選択します。[削除] をクリックします。

ロジックプラグインの詳しい説明は、『B2B Integration 管理ガイド』の「高度なコンフィグレーションタスク」を参照してください。

ビジネスプロトコル定義の詳細の表示

フィルタおよびルータのリストには、システムレベルのエンティティとユーザが作成したプラグインが含まれています。エンコーダおよびデコーダは、すべてシステムレベルのエンティティです。修正できるのはユーザ定義のロジックプラグインのみです。詳細については、ロジックプラグインの作成（非推奨）を参照してください。

ビジネスプロトコル定義についての詳細情報を表示するには、次の作業が必要です。

以下のいずれか 1 つを実行して、ビジネスプロトコルを選択します。
- ナビゲーションツリーの [ビジネスプロトコル] ノードをクリックします。右ペインにビジネスプロトコルのリストが表示されます。このページで、適切なビジネスプロトコルを選択します。
- ナビゲーションツリーで、ビジネスプロトコルを選択します。
注意: 2 つ目の方法は、ナビゲーションツリーでのエンティティの表示で説明しているとおり、B2B Console の [プリファレンス] タブでナビゲーションツリーオプションの [表示] エンティティがチェックされている場合のみ使用できます。

ビジネスプロトコルのコンフィグレーションタブが表示されます。
[詳細] タブがアクティブでない場合は、これを選択します。使用できるユーザ定義のフィルタおよびルータのリストが表示されます。システムエンコーダおよびシステムデコーダも含まれています。