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トレーディング パートナのコンフィグレーション

ここでは、以下の内容を取り上げます。

 


トレーディング パートナのコンフィグレーションの概要

B2B 電子商取引の基本単位の 1 つが、トレーディング パートナです。トレーディング パートナの ID は、電子コミュニティのビジネス目的との関連で定義する必要があります。WebLogic Integration 環境では、トレーディング パートナは、他のエンティティとの間で、事前に定義された役割を果たすことにより、特定のビジネス上のやり取りまたは会話に参加することに同意しているエンティティとして理解されます。

WebLogic Integration B2B Console を使用すると、トレーディング パートナを作成、コンフィグレーション、および修正できます。ここでは、トレーディング パートナの基本的なコンフィグレーションを行う手順について説明します。トレーディング パートナの高度なコンフィグレーションを行う手順については、高度なトレーディング パートナのコンフィグレーション オプションの使用 に記載しています。

 


トレーディング パートナの作成

トレーディング パートナを作成するには、次の作業が必要です。

  1. ナビゲーション ツリーの [トレーディング パートナ] ノードをクリックします。[トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. リスト先頭の [新しいトレーディング パートナの作成] リンクをクリックします。表示が修正されて、新しいトレーディング パートナを定義できるようになります。

  3. フィールドに新しい値を入力するか、表示されているデフォルト値を修正します。必要な情報を入力するまで、他のタブはアクティブになりません。

    表3-1 [トレーディング パートナ] タブのフィールド

    フィールド

    説明

    [名前]

    作成または修正するトレーディング パートナの名前。インスタンスを作成後は、このフィールドは読み取り専用になる(上限は 254 文字)

    [説明]

    トレーディング パートナの簡単な説明(上限は 254 文字)(省略可)。

    [タイプ]

    ローカルかリモートかを選択する。トレーディング パートナがローカルである(つまり、B2B エンジンと同じマシン上で実行されている)か、リモートである(つまり、B2B エンジンのホスト マシンとは別のマシン上で実行されている)かの表示。

    [アドレス]

    トレーディング パートナの住所(上限は 254 文字)(省略可)。

    [電子メール]

    トレーディング パートナの電子メール アドレス(上限は 254 文字)(省略可)。

    [電話]

    トレーディング パートナの電話番号(上限は 254 文字)(省略可)。

    [ファックス]

    トレーディング パートナのファックス番号(上限は 254 文字)(省略可)。

    [WLS ユーザ名]

    トレーディング パートナによってメッセージが送信されるときに、そのトレーディング パートナの証明書のマッピング先となる WebLogic Server ユーザの名前。このフィールドにデータが入ると、WebLogic Server ユーザ アカウントが作成される。デフォルトのパスワードは、ユーザ名。

    この設定は、特にリモートのトレーディング パートナからの接続との関連で、クライアント側のセキュリティ設定に影響する。

    WebLogic Server で提供されているセキュリティ機能、および B2B Integration 機能に関する詳細は、『B2B Integration セキュリティの実装』の「セキュリティのコンフィグレーション」を参照。

    [エンコード]

    このトレーディング パートナとの通信に使用される自然言語。このトレーディング パートナによって送信されるメッセージは、ここで指定する言語にエンコードされる(省略可)。デフォルトは [UTF-8 (English)]。詳細については、『B2B Integration 管理ガイド』の「コンフィグレーション要件」の、「トレーディング パートナのエンコーディングに関する注意」を参照してください。

    [ステータス]

    トレーディング パートナをアクティブにするか非アクティブにするかを指定できるフィールド。

    [アクティブ]

    トレーディング パートナはアクティブであり、B2B Integration ユーザによって利用可能。

    [非アクティブ]

    トレーディング パートナは非アクティブであり、使用不可。


     

  4. [作成] をクリックします。トレーディング パートナ名が無効の場合は、エラー メッセージが表示されます。必須フィールドへの入力をすべて完了するまでは、新しいトレーディング パートナを作成できません。

新しいトレーディング パートナの作成後、[一般] タブが更新され、入力した情報が表示されます。他のコンフィグレーション タブもアクティブ化され、[作成] オプションは [適用] と [リセット] の 2 つのオプションに置換されます。これで、トレーディング パートナの追加要素をコンフィグレーションできます。新しいトレーディング パートナは、全トレーディング パートナのリストに表示されます。

 


トレーディング パートナの修正

既存のトレーディング パートナを修正するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行します。

    [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. トレーディング パートナを選択します。そのトレーディング パートナのページ上のコンフィグレーション フィールドにデータが入ります。

  3. 修正する情報が含まれるタブを選択します。詳細については、トレーディング パートナの作成 を参照してください。

  4. [追加/適用] をクリックします。[一般] タブが、入力した新規情報で更新されます。これで、必要に応じて他のコンフィグレーション タブの要素を修正できるようになりました。

 


トレーディング パートナの削除

注意: トレーディング パートナは、アクティブなコラボレーション アグリーメントがそのトレーディング パートナのパーティ ID を使用しているときには、リポジトリから削除できません。

リポジトリからトレーディング パートナを削除するには、次の作業が必要です。

  1. ナビゲーション ツリーの [トレーディング パートナ] ノードをクリックします。[トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. 1 つまたは複数のトレーディング パートナを選択します。

  3. ウィンドウ下部の [削除] を選択します。

 


トレーディング パートナ パーティ ID のコンフィグレーション

トレーディング パートナ パーティ ID を使用すると、ビジネス会話に参加するビジネス エンティティを指定できます。トレーディング パートナには、さまざまなコラボレーション アグリーメントにおけるパーティを識別する、いくつかのパーティ ID を使用できます。たとえば、会社 XYZ が XYZTradingPartner という名前のトレーディング パートナを作成したとします。このトレーディング パートナは、たとえば見積請求や発注書の要求など、いくつかの会話に参加できます。

新しいパーティ ID の作成

パーティ ID は、コラボレーション アグリーメントとの関連でトレーディング パートナを識別するために名前と共に使用される文字列です。パーティ ID を使用すると、ビジネスに対して一意の要素を定義できます。たとえば、特定のトレーディング パートナのパーティ ID として Dun and Bradstreet 社の DUNS (Dun and Bradstreet’s Universal Numbering System) 番号を入力することができます。

新しいパーティ ID を作成するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行します。

    [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブ、[パーティ ID] タブの順に選択します。[パーティ ID] タブには、以下のフィールドが表示されます。


     

  3. 必要に応じて、適切なフィールドを修正します。

  4. [追加/適用] をクリックします。新しいパーティ ID が、使用できるパーティ ID のリストに追加されます。

パーティ ID の修正

既存のパーティ ID を修正するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行します。

    [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブを選択し、次に [パーティ ID] タブがアクティブでない場合は、これを選択します。使用できる全パーティ ID のリストが表示されます。

  3. 修正するパーティ ID を選択します。その ID のコンフィグレーション フィールドにデータが入ります。

  4. 必要に応じてフィールドを修正します。

  5. [追加/適用] をクリックします。

パーティ ID の削除

パーティ ID を削除するには、以下の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行します。

    [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブを選択します。[パーティ ID] タブがアクティブでない場合は、これを選択します。使用できるパーティ ID のリストが表示されます。

  3. 削除するパーティ ID を選択します。

  4. [削除] をクリックします。

 


トレーディング パートナの証明書のコンフィグレーション

WebLogic Integration は、トレーディング パートナ間のトランザクションをセキュアにするデジタル証明書の使用をサポートします。これらの証明書は、プライベート キーと共に、さまざまな B2B Integration 機能に対して以下の 3 つのセキュリティ機能をサポートしています。

WebLogic Server で提供されているセキュリティ機能、および B2B Integration 機能に関する詳細は、『B2B Integration セキュリティの実装』の「セキュリティのコンフィグレーション」を参照してください。

証明書参照の追加、および証明書のキーストアへのインポート

アプリケーションで証明書を使用する場合、証明書に対する参照を WebLogic Integration リポジトリに作成する必要があります。また、その証明書を、証明書と関連付けられたプライベート キーと共にキーストアにインポートすることもできます。

リポジトリに証明書参照を作成し、その証明書をそのプライベート キーと共にキーストアにインポートするには、次の手順に従います。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行します。

    [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブを選択します。[証明書] タブがアクティブでない場合は、ここでこれを選択します。[証明書エントリの作成] リンクをクリックします。

    現在のトレーディング パートナがローカルの場合、ここで [証明書] タブに表示されるフィールドの説明は 表 3-3 に示されています。

    現在のトレーディング パートナがリモートの場合、ここで [証明書] タブに表示されるフィールドの説明は 表 3-4 に示されています。

    表3-3 ローカル トレーディング パートナに対する [証明書] タブのフィールド

    フィールド

    説明

    [証明書名]

    WebLogic Integration リポジトリの証明書の名前を指定する。指定した名前はキーストアのエリアスとしても使用される。

    [証明書のタイプ]

    WebLogic Integration トレーディング パートナ証明書のタイプを以下の中から指定する。

    [クライアント証明書]

    このリモート トレーディング パートナ用のデジタル証明書。相互認証の SSL プロトコル使用時には必須。

    [署名証明書]

    会話に対して否認防止性がコンフィグレーションされている場合に、各トレーディング パートナに必要。

    [暗号証明書]

    コラボレーションにビジネス メッセージの暗号化が使用される場合に、各トレーディング パートナに必要。暗号化のサポートは、RosettaNet プロトコルでのみ使用可能となる。

    [証明書の位置]

    WebLogic Server キーストアにインポートする証明書ファイルの場所(絶対パス名)。

    [プライベート キーの位置]

    プライベート キー ファイルの場所(絶対パス名)。プライベート キーは、プライベート キー パスワードが正しいと検証された後、プライベート キー ファイルから抽出される。抽出後、プライベート キーは、メッセージにデジタル署名してリモート トレーディング パートナに送信するとき、またはリモート トレーディング パートナから受信したメッセージを解読するときに、ローカル トレーディング パートナによって使用される。このフィールドは、SSL、デジタル署名、または暗号化のいずれかのセキュリティ機能を使用しているローカル トレーディング パートナの場合に限って必要となる。

    [プライベート キーのパスワード]

    プライベート キーのパスワードを入力する。プライベート キーがパスワード保護されていない場合は、キーストアのパスワードを入力する。正しいパスワードを入力しないと、プライベート キーをキーストアにインポートできない。このフィールドは、[プライベート キーの位置] フィールドに値が入力された場合必須となる。


     


     

  3. 証明書のコンフィグレーション情報を入力します。

    表 3-5 の説明を参考にしてローカル トレーディング パートナに対する該当フィールドを入力します。

    表 3-6 の説明を参考にしてリモート トレーディング パートナに対する該当フィールドを入力します。


     


     


     


     

  4. 証明書がまだキーストアにインポートされていない場合は、[キーストアへ証明書を保存] チェックボックスを選択します。


     


     


     


     

  5. [追加] をクリックします。

証明書参照の削除

WebLogic Integration リポジトリの証明書参照を削除するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行します。

    [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブを選択します。[証明書] タブがアクティブでない場合は、これを選択します。使用できる証明書のリストが表示されます。

  3. WebLogic Integration リポジトリから削除する証明書参照を選択します。証明書も併せてキーストアから削除したい場合は、[キーストアから証明書を削除] チェックボックスを選択します。

  4. [削除] をクリックします。

 


トレーディング パートナのドキュメント交換のコンフィグレーション

ドキュメント交換時にコラボレーション アグリーメントのパーティが使用するビジネス プロトコル バインディング情報を定義するには、指定したトレーディング パートナの [ドキュメント交換] タブを使用します。

トレーディング パートナのドキュメント交換を作成するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行します。

    [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブを選択します。[ドキュメント交換] タブがアクティブでない場合は、これを選択します。

  3. ビジネス プロトコル バインディングを選択します。これ以降の手順は、何を選択したかによって異なります。詳細については、以下の節を参照してください。

ドキュメント交換 ID による証明書の使用法に関する詳細は、『B2B Integration セキュリティの実装』の「セキュリティのコンフィグレーション」を参照してください。

ドキュメント交換のための cXML のコンフィグレーション(非推奨)

注意: cXML ビジネス プロトコルは、WebLogic Integration の今回のリリースで非推奨になっています。cXML ビジネス プロトコルに代わる機能についての詳細は、『WebLogic Integration リリース ノート』を参照してください。

cXML 1.1 バインディングを使用してトレーディング パートナのドキュメント交換 ID を作成するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行します。

    [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブ、[ドキュメント交換] タブの順で選択します。

  3. [ビジネス プロトコル バインディング] フィールドで、[cXML 1.1] を選択します。cXML 値は、次の表で示します。


     

  4. ドキュメント交換の追加または更新が終了したら、[追加/適用] をクリックします。

ドキュメント交換のための RosettaNet 1.1 のコンフィグレーション

RosettaNet 1.1 バインディングを使用してトレーディング パートナのドキュメント交換 ID を作成するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行します。

    [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブを選択します。[ドキュメント交換] タブがアクティブでない場合は、これを選択します。

  3. [ビジネス プロトコル バインディング] フィールドで、[RosettaNet 1.1] を選択します。[ドキュメント交換] タブの全フィールドのデフォルト値を、次の表で示します。

    表3-8 [ドキュメント交換] タブの RosettaNet 1.1 フィールド

    フィールド

    説明

    [ドキュメント交換名]

    ドキュメント交換 ID の一意の名前。この ID は、ビジネス プロトコル バインディング情報の関連付けに使用される。

    [ビジネス プロトコル バインディング]

    ドロップダウン リストから [RosettaNet 1.1] を選択する。各ドキュメント交換 ID には、1 つのビジネス プロトコルを関連付けることができる。選択したプロトコルは、[ドキュメント交換名] フィールドで指定したトレーディング パートナのドキュメント交換名にバインドされる。

    [ビジネス プロトコル定義]

    前のフィールドで指定したビジネス プロトコル バインディングと関連付けられるビジネス プロトコル。

    [デジタル署名(否認防止)]

    使用されるデジタル署名の種類は、署名証明書、否認防止性プロトコル、ハッシュ関数、または署名アルゴリズム。このフィールドのドロップダウン リストから目的の種類を選択する(必須)。

    [署名証明書]

    ドロップダウン リストから署名証明書を選択する。このフィールドは省略可能。このフィールドのリストは、[証明書] タブから生成される

    [否認防止プロトコル]

    署名証明書に関連付けられたビジネス プロトコル。[署名証明書] を選択した場合、このフィールドの値は「PKCS7」とする。そうでない場合は空にすること。否認防止の詳細については、『B2B Integration セキュリティの実装』の「否認防止性の実装」を参照(読み取り専用)。

    [ハッシュ関数]

    トレーディング パートナによって交換される暗号化パスワードに使用される関数。[署名証明書] を選択した場合、この値は「SHA1」とする。それ以外の場合は空にすること。B2B Integration において RosettaNet および XOCP の両プロトコルで使用されるハッシュ関数は SHA1 となる(読み取り専用)。

    [署名アルゴリズム]

    トレーディング パートナによって交換される署名証明書の暗号化に使用されるアルゴリズム。[署名証明書] を選択した場合、この値は「RSA」とする。それ以外の場合は空にすること。B2B Integration において RosettaNet および XOCP の両プロトコルで使用される署名アルゴリズムは RSA となる(読み取り専用)。

    [有効なドキュメント交換]

    使用できるドキュメント交換のリスト。


     

  4. [追加/適用] をクリックします。

ドキュメント交換のための RosettaNet 2.0 のコンフィグレーション

RosettaNet 2.0 バインディングを使用してトレーディング パートナのドキュメント交換 ID を作成するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行します。

    [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブ、[ドキュメント交換] タブの順で選択します。

  3. [ビジネス プロトコル バインディング] フィールドで、[RosettaNet 2.0] を選択します。[ドキュメント交換] タブの全フィールドのデフォルト値を、次の表で示します。

    表3-9 [ドキュメント交換] タブの RosettaNet 2.0 フィールド

    フィールド

    説明

    [ドキュメント交換名]

    ドキュメント交換 ID の一意の名前を入力する。この ID は、ビジネス プロトコル バインディング情報の関連付けに使用される。

    [ビジネス プロトコル バインディング]

    ドロップダウン リストから [RosettaNet 2.0] を選択する。各ドキュメント交換 ID には、1 つのビジネス プロトコルを関連付けることができる。選択したプロトコルは、[ドキュメント交換名] フィールドで指定したトレーディング パートナのドキュメント交換名にバインドされる。

    [ビジネス プロトコル 定義]

    前のフィールドで指定したビジネス プロトコル バインディングと関連付けられるビジネス プロトコル。

    [暗号]

    暗号化値。

    [暗号証明書]

    ビジネス メッセージの暗号化のコンフィグレーション時に各トレーディング パートナに必要となる証明書。暗号化のサポートは、RosettaNet プロトコルでのみ利用可能。

    [暗号化レベル]

    [暗号証明書] を選択した場合に、ビジネス メッセージの暗号化したい部分を指定できる。

    メッセージの XML ビジネス ドキュメント部分のみを暗号化する場合は、[PAYLOAD] を選択する。

    ビジネス ドキュメントとメッセージ内のすべての添付ファイルを暗号化する場合は、[ENTIRE_PAYLOAD] を選択する。

    [暗号アルゴリズム]

    ドロップダウン リストから使用できる暗号化の暗号アルゴリズムの種類。以下の暗号アルゴリズムがサポートされている。

    [デジタル署名(否認防止)]

    必要とされるデジタル署名の種類。否認防止の詳細については、『B2B Integration セキュリティの実装』の「否認防止性の実装」を参照。

    [署名証明書]

    ドロップダウン リストから選択される署名証明書の種類。このフィールドのリストは、[証明書] タブから生成される(省略可)。

    [否認防止プロトコル]

    署名証明書に関連付けられたビジネス プロトコル。[署名証明書] を選択した場合、この値は「PKCS7」とする。それ以外の場合は空の文字列とする(読み取り専用)。

    [ハッシュ関数]

    トレーディング パートナによって交換される暗号化パスワードに使用される関数。[署名証明書] を選択した場合、この値は「SHA1」とする。それ以外の場合の値は null とする。B2B Integration において RosettaNet および XOCP の両プロトコルで使用されるハッシュ関数は SHA1 となる(読み取り専用)。

    [署名アルゴリズム]

    トレーディング パートナによって交換される署名証明書の暗号化に使用されるアルゴリズム。[署名証明書] を選択した場合、この値は「RSA」とする。それ以外の場合の値は null とする。B2B Integration において RosettaNet および XOCP の両プロトコルで使用される署名アルゴリズムは RSA となる(読み取り専用)。

    [有効なドキュメント交換]

    既存のドキュメント交換のリスト。


     

  4. [追加/適用] をクリックします。

ドキュメント交換 ID による証明書の使用法に関する詳細は、『B2B Integration セキュリティの実装』の「セキュリティのコンフィグレーション」を参照してください。

ドキュメント交換のための XOCP 1.1 のコンフィグレーション(非推奨)

注意: XOCP ビジネス プロトコルは、WebLogic Integration の今回のリリースで非推奨になっています。XOCP ビジネス プロトコルに代わる機能についての詳細は、『WebLogic Integration リリース ノート』を参照してください。

XOCP バインディングを使用してトレーディング パートナのドキュメント交換 ID を作成するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行します。

    [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブを選択します。[ドキュメント交換] タブがアクティブでない場合は、これを選択します。

  3. [ビジネス プロトコル バインディング] フィールドで、[XOCP 1.1] を選択します。[ドキュメント交換] タブの全フィールドのデフォルト値を、次の表で示します。

    表3-10 [ドキュメント交換] タブの XOCP フィールド

    フィールド

    説明

    [ドキュメント交換名]

    ドキュメント交換 ID の一意の名前。この ID は、ビジネス プロトコル バインディング情報の関連付けに使用される。

    [ビジネス プロトコル バインディング]

    ドロップダウン リストから [XOCP 1.1] を選択する。各ドキュメント交換 ID には、1 つのビジネス プロトコルを関連付けることができる。選択したプロトコルは、[ドキュメント交換名] フィールドで指定したトレーディング パートナのドキュメント交換名にバインドされる。

    [ビジネス プロトコル 定義]

    前のフィールドで指定したビジネス プロトコル バインディングと関連付けられるビジネス プロトコル。

    [エンド ポイント のタイプ]

    このトレーディング パートナと他の B2B Integration インスタンスの間で使用される接続の種類。詳細については、『B2B Integration 管理ガイド』の「コンフィグレーションの要件」を参照。

    [配信の確認]

    選択したメッセージ配信型(hub_receipthub_routed または destination)が確認されるたびにシステムから受信応答があるようにする場合に、このオプションを選択する。

    注意: この機能がアクティブであれば、B2B エンジンの実行時パフォーマンスに影響する。

    詳細については、『B2B Integration 管理ガイド』の「コンフィグレーションの要件」を参照。

    [HUB_RECEIPT]

    ハブがメッセージを受信すると、送信者が確認を受け取る。このオプションは、パフォーマンスの低下が最も小さい。

    [HUB_ROUTED]

    メッセージがハブにルーティングされると、送信者が確認を受け取る。このオプションは、パフォーマンスの低下が中程度。

    [DESTINATION]

    メッセージが指定した受信側に送信されると、送信者が確認を受け取る。このオプションは最も高コストでパフォーマンスの低下が最も大きい。

    [メッセージの履歴]

    WebLogic Integration によって内部リストに格納される送信者メッセージ ID の数。WebLogic Integration では、最後に送信されたメッセージのメッセージ ID の内部リストが保持される。リストの長さは、このフィールドに入力された数値によって決まる。このリストは、現在外部的には使用できない。このフィールドに指定する数値が大きいほど、パフォーマンスの低下も大きくなる。デフォルト値の 0 が指定された場合は、実行時パフォーマンスはまったく影響を受けない。

    [再試行]

    値をテキスト フィールドに入力して、任意の再試行値を指定する。詳細については、[プリファレンス] の設定 を参照。

    [再試行の回数]

    WebLogic Integration にメッセージ送信を試行させる回数。デフォルトは 3。

    [間隔]

    同一メッセージを再送信しようとするまでに経過させる時間の長さ。デフォルトは 5000 ミリ秒。

    [タイムアウト]

    トランザクションの有効期間の長さ(日数、時間数、分数、秒数で指定)。この期間が過ぎると、WebLogic Integration は未処理のメッセージが残っていてもトランザクションを終了する。デフォルトは 5000 ミリ秒(省略可)。

    [デジタル署名(否認防止)]

    デジタル署名の種類を選択する。詳細については、『B2B Integration セキュリティの実装』の「否認防止性の実装」を参照。

    [署名証明書]

    使用する署名証明書の種類。有効な種類の選択肢は、[証明書] タブから生成されるドロップダウン リスト上で提示される。どれも選択しなければ、関連のフィールド([否認防止プロトコル]、[ハッシュ関数] および [署名アルゴリズム])は表示されない(省略可)。

    [否認防止プロトコル]

    署名証明書に関連付けられたビジネス プロトコル(読み取り専用)。

    [ハッシュ関数]

    トレーディング パートナによって交換される暗号化パスワードに使用される関数。B2B Integration において RosettaNet および XOCP の両プロトコルで使用されるハッシュ関数は SHA1 である(読み取り専用)。

    [署名アルゴリズム]

    トレーディング パートナによって交換される署名証明書の暗号化に使用されるアルゴリズム。B2B Integration において RosettaNet および XOCP の両プロトコルで使用される署名アルゴリズムは RSA である(読み取り専用)。

    [有効なドキュメント交換]

    使用できるドキュメント交換のリスト。


     

  4. [追加/適用] をクリックします。

ドキュメント交換 ID による証明書の使用法に関する詳細は、『B2B Integration セキュリティの実装』の「セキュリティのコンフィグレーション」を参照してください。

ドキュメント交換のための ebXML 1.0 のコンフィグレーション

ebXML バインディングを使用してトレーディング パートナのドキュメント交換 ID を作成するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行します。

    [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブを選択します。[ドキュメント 交換] タブがアクティブでない場合は、これを選択します。

  3. [ビジネス プロトコル バインディング] フィールドで、[ebXML-1.0] を選択します。次の表は、ebXML に対する [ドキュメント交換] タブに表示されるフィールドを示しています。

    表3-11 [ドキュメント交換] タブの ebXML フィールド

    フィールド

    説明

    [ドキュメント交換名]

    ドキュメント交換 ID の一意の名前。この ID は、ビジネス プロトコル バインディング情報の関連付けに使用される。

    [ビジネス プロトコル バインディング]

    ドロップダウン リストから [ebXML-1.0] を選択する。各ドキュメント交換 ID には、1 つのビジネス プロトコルを関連付けることができる。選択したプロトコルは、[ドキュメント交換名] フィールドで指定したトレーディング パートナのドキュメント交換名にバインドされる。

    [ビジネス プロトコル定義]

    ebXML ビジネス プロトコルでは、選択可能なビジネス プロトコル定義は 1 つだけ(ebXML)に限られる。このフィールドのドロップダウン リストで選択できるのは、この「ebXML」だけとなっている。

    [配信セマンティクス]

    メッセージが確実に配信される必要の有無を指定する。

    [BestEffort]

    メッセージ配信の確実性を必要としない場合は、ドロップダウン リストから [BestEffort] を選択する。[BestEffort] は、WebLogic Integration がメッセージの配信を試みるが、その配信は保証されない、ということを示す。

    [OnceAndOnlyOnce]

    メッセージ配信の確実性が必要な場合は、ドロップダウン リストから [OnceAndOnlyOnce] を選択する。[OnceAndOnlyOnce] は、メッセージが確実に 1 度だけ配信されることを WebLogic Integration が保証することを示す。このオプションがデフォルトとなっている。

    [再試行]

    値をテキスト フィールドに入力して、任意の再試行値を指定する。詳細については、[プリファレンス] の設定 を参照。

    [再試行の回数]

    WebLogic Integration にメッセージ送信を試行させる回数。デフォルトは 3。

    [間隔]

    同一メッセージを再送信しようとするまでに経過させる時間の長さ。デフォルトは 60000 ミリ秒(60 秒)。

    [生存時間]

    メッセージを受信者がその時間内に配信、処理することを定める秒単位の時間。このインターバルが過ぎると、メッセージ送信が停止される。デフォルトは 0 で、これは時間制限がないことを示している。

    [デジタル署名(否認防止)]

    このフィールドは無視する。ebXML ではデジタル署名(否認防止性)はサポートしていない。


    [有効なドキュメント交換]

    使用できるドキュメント交換のリスト。


     

  4. [追加/適用] をクリックします。

ドキュメント交換 ID による証明書の使用法に関する詳細は、『B2B Integration セキュリティの実装』の「セキュリティのコンフィグレーション」を参照してください。

ドキュメント交換の削除

トレーディング パートナのドキュメント交換を削除するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行します。

    注意: 2 つ目のオプションは、ナビゲーション ツリーでのエンティティの表示 で説明しているとおり、[プリファレンス] タブでナビゲーション ツリー オプションの [表示] エンティティが選択されている場合のみ使用できます。

    [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブを選択し、次に [ドキュメント交換] タブがアクティブでない場合は、これを選択します。使用できるドキュメント交換のリストが表示されます。

  3. 削除するドキュメント交換を選択します。[削除] をクリックします。

    注意: 複数のドキュメント交換を選択してから [削除] をクリックすると、複数のドキュメント交換を同時に削除できます。

 


トレーディング パートナ転送のコンフィグレーション

トレーディング パートナ転送は、コラボレーション アグリーメントに対するパーティがドキュメント交換を行うときに、これらのパーティによって使用される、ビジネス プロトコル バインディング情報を定義します。転送は、各トレーディング パートナの配信チャネルに含まれます。この情報には、関連するビジネス トランザクションの転送プロトコルおよびセキュリティ パラメータが含まれます。各転送には、一意の ID が割り当てられます。

詳細については、トレーディング パートナの配信チャネルのコンフィグレーション を参照してください。

新しい転送の作成

トレーディング パートナの転送方式をコンフィグレーションする場合は、トレーディング パートナの転送方式を転送セキュリティ プロトコルにバインドします。

新しい転送を作成するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行します。

    注意: 2 つ目の方法は、ナビゲーション ツリーでのエンティティの表示 で説明しているとおり、B2B Console の [プリファレンス] タブでナビゲーション ツリー オプションの [表示] エンティティが選択されている場合のみ使用できます。

    右ペインに [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブ、[転送] タブの順に選択します。

  3. [転送] タブで、次の表で指定されるように、必要に応じてフィールドにデータを入力します。


     

    ドキュメント交換 ID による証明書の使用法に関する詳細は、『B2B Integration セキュリティの実装』の「セキュリティのコンフィグレーション」を参照してください。

  4. 転送プロトコルのコンフィグレーションの修正が終了したら、[適用/追加] をクリックします。

転送の修正

既存の転送を修正するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行して、トレーディング パートナを選択します。

    注意: 2 つ目の方法は、ナビゲーション ツリーでのエンティティの表示 で説明しているとおり、B2B Console の [プリファレンス] タブでナビゲーション ツリー オプションの [表示] エンティティが選択されている場合のみ使用できます。

    右ペインに [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブを選択します。[転送] タブがアクティブでない場合は、これを選択します。使用できる転送のリストが表示されます。

  3. 修正する転送プロトコル ID を選択します。指定したプロトコルの ID のコンフィグレーション フィールドが表示され、ここにデータが入ります。

  4. 必要に応じてフィールドを修正し、[追加/適用] をクリックします。

転送の削除

転送を削除するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行して、トレーディング パートナを選択します。

    注意: 2 つ目の方法は、ナビゲーション ツリーでのエンティティの表示 で説明しているとおり、B2B Console の [プリファレンス] タブでナビゲーション ツリー オプションの [表示] エンティティが選択されている場合のみ使用できます。

    右ペインに [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブ、[転送] タブの順に選択します。使用できる転送のリストが表示されます。

  3. 削除する転送プロトコルを選択します。[削除] をクリックします。

    注意: 複数の転送プロトコルを選択してから [削除] をクリックすると、複数の転送プロトコルを同時に削除できます。

 


トレーディング パートナの配信チャネルのコンフィグレーション

配信チャネルは、トレーディング パートナがどのようにメッセージを送受信するかの定義です。転送およびドキュメント交換の要素を参照することによってコンフィグレーションします。詳細については、トレーディング パートナのドキュメント交換のコンフィグレーション およびトレーディング パートナ転送のコンフィグレーション を参照してください。

新しい配信チャネルを作成するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行して、トレーディング パートナを選択します。

    注意: 2 つ目の方法は、ナビゲーション ツリーでのエンティティの表示 で説明しているとおり、B2B Console の [プリファレンス] タブでナビゲーション ツリー オプションの [表示] エンティティが選択されている場合のみ使用できます。

    右ペインに [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブ、[配信チャネル] タブの順に選択します。

  3. [配信チャネル] タブで、次の表で指定されるように、必要に応じてフィールドにデータを入力します。


     

  4. [追加/適用] をクリックします。

配信チャネルの修正

既存の配信チャネルを修正するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行して、トレーディング パートナを選択します。

    注意: 2 つ目の方法は、ナビゲーション ツリーでのエンティティの表示 で説明しているとおり、B2B Console の [プリファレンス] タブでナビゲーション ツリー オプションの [表示] エンティティが選択されている場合のみ使用できます。

    右ペインに [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブ、[配信チャネル] タブの順に選択します。使用できる配信チャネルのリストが表示されます。

  3. 修正する配信チャネルを選択します。指定した ID と関連付けられたプロトコルのコンフィグレーション フィールドにデータが入ります。

  4. 必要に応じてフィールドを修正し、[追加/適用] をクリックします。

配信チャネルの削除

配信チャネルを削除するには、次の作業が必要です。

  1. 以下のいずれか 1 つを実行して、トレーディング パートナを選択します。

    注意: 2 つ目の方法は、ナビゲーション ツリーでのエンティティの表示 で説明しているとおり、B2B Console の [プリファレンス] タブでナビゲーション ツリー オプションの [表示] エンティティが選択されている場合のみ使用できます。

    右ペインに [トレーディング パートナ] ページが表示されます。

  2. [コンフィグレーション] タブ、[配信チャネル] タブの順に選択します。使用できる配信チャネルのリストが表示されます。

  3. 削除する配信チャネルの ID を選択します。[削除] をクリックします。

 

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