XML リポジトリの管理

XML リポジトリは、WebLogic Integration のビジネス プロセス コンポーネントに対し、データ ストレージ機能を提供します。

この章では、XML リポジトリの管理方法について説明します。内容は以下のとおりです。

• XML リポジトリ フォルダの管理

• XML リポジトリ エンティティの管理

• EJB 環境変数の値の取得

この章に記載する各メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。

 

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XML リポジトリ フォルダの管理

XML リポジトリのフォルダやサブフォルダの作成、更新、表示、および削除の方法について以下に説明します。

フォルダまたはサブフォルダの作成

XML リポジトリ内で新しいフォルダまたはサブフォルダを作成するには、次の com.bea.wlpi.eci.repository.ejb.XMLRepository メソッドを使用します。

public com.bea.wlpi.repository.helper.RepositoryFolderInfo createFolder (
  java.lang.String type,
  java.lang.String name, 
  java.lang.String desc,
  java.lang.String notes,
  com.bea.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo parent
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

createFolder() メソッドのパラメータを次の表に示します。パラメータには値を指定する必要があります。

表17-1 createFolder() メソッドのパラメータ

パラメータ	説明	有効な値
type	作成するフォルダのタイプ	com.bea.eci.repository.helper.Types から有効なタイプを指定する文字列。 現在有効な型は、ObjectFolder のみ。
name	作成するフォルダの名前	すべての ObjectFolder オブジェクトに対して、リポジトリ内でユニークなヌルでない文字列。
desc	作成するフォルダの説明	ヌルに設定可能な文字列。
notes	作成するフォルダのメモ	ヌルに設定可能な文字列。
parent	作成する子の親フォルダ	トップ レベルでフォルダを作成するために、既にあるフォルダまたはヌルを指定する RepositoryFolderInfo オブジェクト。

 

このメソッドは、com.bea.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo オブジェクトのリストを返します。各フォルダについての情報にアクセスするには、RepositoryFolderInfo オブジェクトで説明する RepositoryFolder オブジェクトのメソッドを使用します。

たとえば、次のコードでは、フォルダ factoryA 内に、inventory という名前の新しいフォルダが作成されます。このコード例では、xmlrepository は XMLRepository EJB への EJBObject 参照を表します。

RepositoryFolderInfo newFolder = xmlrepository.createFolder(
  ObjectFolder, inventory, ”Inventory of factory items.”,
”This is a note.”, “factoryA”);

createFolder() メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。

すべてのフォルダ名とサブフォルダ名の取得

XML リポジトリ内のすべてのフォルダおよびサブフォルダのリスト、または特定のフォルダに関連するサブフォルダのリストを取得するには、それぞれ以下の com.bea.wlpi.eci.repository.ejb.XMLRepository メソッドを使用します。

public java.util.List getAllFolders(
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

public java.util.List getChildFolders(
  com.bea.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo rfi
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

getChildFolders() メソッドのパラメータを次の表に示します。パラメータには値を指定する必要があります。

表17-2 getChildFolders() メソッドのパラメータ

パラメータ	説明	有効な値
rfi	すべてのサブフォルダを表示する場合のフォルダ	既にある RepositoryFolderInfo オブジェクト。 ヌルに設定した場合、サブフォルダでないすべてのフォルダ（つまり、フォルダの階層構造の最上位に存在するフォルダ）が取り出される。 フォルダ リストの取得については、すべてのフォルダ名とサブフォルダ名の取得を参照。

 

各メソッドは com.bea.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo オブジェクトを返しますが、何も定義していない場合は空のリストが返されます。各フォルダについての情報にアクセスするには、RepositoryFolderInfo オブジェクトで説明する RepositoryFolder オブジェクトのメソッドを使用します。

たとえば、次のコードでは、すべてのフォルダのリストが取得されます。このコード例では、xmlrepository は XMLRepository EJB への EJBObject 参照を表します。

List folders = xmlrepository.getAllFolders();

次のコードでは、folderA という指定された親フォルダに対するすべてのサブフォルダのリストを取得します。

List subfolders = xmlrepository.getChildFolders(“folderA”);

getAllFolders() および getChildFolders() メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。

フォルダ ツリーの取得

XML リポジトリ内のすべてのフォルダのツリー構造を取得するには、次の com.bea.wlpi.eci.repository.ejb.XMLRepository メソッドを使用します。

public javax.swing.tree.DefaultMutableTreeNode getObjectFolderTree(
  javax.swing.tree.DefaultMutableTreeNode node
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

getObjectFolderTree() メソッドのパラメータを次の表に示します。パラメータには値を指定する必要があります。

表17-3 getObjectFolderTree() メソッドのパラメータ

パラメータ	説明	有効な値
node	XML リポジトリのルート ノード	XML リポジトリのルートを表す DefaultMutableTreeNode オブジェクト。

 

このメソッドは、ツリーの最上位の階層を表す javax.swing.tree.DefaultMutableTreeNode を返します。指定された node の子フォルダが、ツリー内で最上位のフォルダになります。これらのフォルダは、それぞれの子ノードによって再帰的に送出されます。各子ノードは、DefaultMutableTreeNode オブジェクトで構成されます。

たとえば、次のコードでは、root ノードからツリーが形成されます。root は、ツリーのルートとして表示する DefaultMutableTreeNode を表します。このコード例では、xmlrepository は XMLRepository EJB への EJBObject 参照を表します。

javax.swing.tree.DefaultMutableTreeNode node = 
   xmlrepository.getObjectFolderTree(root);

getObjectFolderTree メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。

フォルダ情報の取得する

XML リポジトリ内のフォルダの情報を取得するには、以下のいずれかの com.bea.wlpi.eci.repository.ejb.XMLRepository メソッドを使用します。

メソッド 1

public com.bea.wlpi.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo getFolderInfo(
  java.lang.String name
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

メソッド 2

public com.bea.wlpi.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo getFolderInfo(
  java.lang.String type,
  java.lang.String name
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

getFolderInfo() メソッドのパラメータを次の表に示します。パラメータには値を指定する必要があります。

表17-4 getFolderInfo() メソッドのパラメータ

パラメータ	説明	有効な値
type	情報を取得するフォルダのタイプ	com.bea.eci.repository.helper.Types から有効なタイプを指定する文字列。 現在有効な型は、ObjectFolder のみ。
name	情報を取得するフォルダの名前	既にある ObjectFolder オブジェクト。

 

各メソッドは、com.bea.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo オブジェクトを返し、指定されたフォルダが定義されていない場合は null を返します。フォルダについての情報にアクセスするには、RepositoryFolderInfo オブジェクトに記載の RepositoryFolder オブジェクトのメソッドを使用します。

たとえば、次のコードでは、folderA のフォルダの情報を取得します。このコード例では、xmlrepository は XMLRepository EJB への EJBObject 参照を表します。

com.bea.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo folderInfo =
  xmlrepository.getFolderInfo(“folderA”);

getFolderInfo() メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。

フォルダの再編

XML リポジトリ内のフォルダを再編するには、以下の com.bea.wlpi.eci.repository.ejb.XMLRepository メソッドを使用します。

public void addChildFolder(
  com.bea.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo child,
  com.bea.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo parent
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

public void removeChildFolder(
  com.bea.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo child,
  com.bea.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo parent
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

第 1 のメソッドでは、子フォルダが親フォルダに追加されます。第 2 のメソッドでは、子フォルダが親フォルダから削除されます。

注意: 親フォルダからフォルダを削除すると、XML リポジトリからも削除されます。

addChildFolder() と removeChildFolder() メソッドのパラメータを次の表に示します。パラメータには値を指定する必要があります。

表17-5 addChildFolder() および removeChildFolder() メソッドのパラメータ

パラメータ	説明	有効な値
child	指定された親フォルダに追加するフォルダ、またはその親フォルダから削除するフォルダ	既にある RepositoryFolderInfo オブジェクト。 フォルダ リストの取得については、すべてのフォルダ名とサブフォルダ名の取得を参照。
parent	親フォルダ	既にある RepositoryFolderInfo オブジェクト。 フォルダ リストの取得については、すべてのフォルダ名とサブフォルダ名の取得を参照。

 

たとえば、次のコードでは、folderA を folderB 内に移動します。このコード例では、xmlrepository は XMLRepository EJB への EJBObject 参照を表します。

xmlrepository.addChildFolder(“folderA”, “folderB”);

同様に、次のコードでは、folderA を folderB から削除します。

xmlrepository.removeChildFolder(“folderA”, “folderB”);

addChildFolder() および removeChildFolder() メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。

フォルダ名の変更

XML リポジトリ内のフォルダ名を変更するには、次の com.bea.wlpi.eci.repository.ejb.XMLRepository メソッドを使用します。

public void renameFolder(
  java.lang.String curname,
  java.lang.String newName
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

renameFolder() メソッドのパラメータを次の表に示します。パラメータには値を指定する必要があります。

表17-6 renameFolder() メソッドのパラメータ

パラメータ	説明	有効な値
curName	フォルダの現在名	既にあるフォルダの名前を指定する文字列。
newName	フォルダの新しい名前	新しいフォルダの固有の名前を指定する文字列。

 

たとえば、次のコードでは、既にあるフォルダ名の folderA が folderB に変更されます。このコード例では、xmlrepository は XMLRepository EJB への EJBObject 参照を表します。

xmlrepository.renameFolder(folderA, folderB);

renameFolder() メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。

フォルダの更新

XML リポジトリ内のフォルダの説明やノート フィールドを更新するには、次の com.bea.wlpi.eci.repository.ejb.XMLRepository メソッドを使用します。

public void updateFolder(
  com.bea.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo rfi
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

updateFolder() メソッドのパラメータを示します。パラメータには値を指定する必要があります。

表17-7 updateFolder() メソッドのパラメータ

パラメータ	説明	有効な値
rfi	フォルダの名前とタイプ、および更新する情報	RepositoryFolderInfo オブジェクトは、name と type フィールドで、ユーザが更新する既にあるフォルダを識別し、description と notes フィールドで、新しい情報を設定する。

 

たとえば、次のコードでは、RepositoryFolderInfo オブジェクトの folderInfo で定義したように、既にあるフォルダの description と notes フィールドが更新されます。このコード例では、xmlrepository は XMLRepository EJB への EJBObject 参照を表します。

xmlrepository.updateFolder(folderInfo);

updateFolder() メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。

フォルダの削除

XML リポジトリからフォルダを削除するには、次の com.bea.wlpi.eci.repository.ejb.XMLRepository メソッドを使用します。

public void deleteFolder(
  com.bea.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo rfi
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

deleteFolder() メソッドのパラメータを次の表に示します。パラメータには値を指定する必要があります。

表17-8 deleteFolder() メソッドのパラメータ

パラメータ	説明	有効な値
rfi	削除するフォルダ	削除するフォルダに関連した既にある RepositoryFolderInfo オブジェクト。 指定するフォルダに、サブフォルダを含むことはできない。 フォルダ情報の取得については、フォルダ情報の取得するを参照。

 

削除するフォルダに含まれる XML エンティティは、XML リポジトリから削除されません。XML エンティティは、階層構造の最上位のエンティティになります。

たとえば、次のコードでは、RepositoryFolderInfo オブジェクトの folderInfo で定義されたフォルダが削除されます。このコード例では、xmlrepository は XMLRepository EJB への EJBObject 参照を表します。

xmlrepository.deleteFolder(folderInfo);

deleteFolder() メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。

 

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XML リポジトリ エンティティの管理

XML リポジトリ エンティティの作成、更新、表示、および削除の方法について以下に説明します。

エンティティの作成

XML リポジトリ エンティティを作成するには、次の com.bea.wlpi.eci.repository.ejb.XMLRepository メソッドを使用します。

public com.bea.eci.repository.helper.XMLEntityInfo createEntity(
  int type,
  java.lang.String name,
  java.lang.String desc,
  java.lang.String notes,
  java.lang.String content,
  com.bea.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo parent
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

createEntity() メソッドのパラメータを次の表に示します。パラメータには値を指定する必要があります。

表17-9 createEntity() メソッドのパラメータ

パラメータ	説明	有効な値
type	作成するエンティティのタイプ	com.bea.eci.repository.helper.Types から有効なタイプを指定する整数。 有効な値は、以下のとおり。 NO_CONTENT −コンテンツなし（デフォルト） TEXT −テキスト DTD −文書型定義（DTD） XML_SCHEMA − XML スキーマ XML − XML XSLT − XML トランスフォーメーション文書（XML Transformation Document: XSLT） MFL −メッセージ フォーマット言語（Message Format Language: MFL）
name	作成するエンティティの名前	すべての XMLEntityInfo オブジェクトに対して、リポジトリ内でユニークなヌルでない文字列。
desc	作成するエンティティの説明	ヌルに設定可能な文字列。
notes	作成するエンティティのメモ	ヌルに設定可能な文字列。
parent	作成するエンティティの親フォルダ	RepositoryFolderInfo オブジェクト。 ヌルに設定した場合、エンティティは最上位に作成される。 フォルダ情報の取得については、フォルダ情報の取得するを参照。

 

このメソッドは、新しいエンティティに対応した com.bea.eci.repository.helper.XMLEntityInfo オブジェクトを返します。エンティティに関する情報にアクセスするには、XMLEntityInfo オブジェクトで説明する XMLEntityInfo オブジェクトのメソッドを使用します。

たとえば、次のコードでは、widgets という名前の新しい XML エンティティが、inventory フォルダ内に作成されます。このコード例では、xmlrepository は XMLRepository EJB への EJBObject 参照を表します。

XMLEntityInfo entity = xmlrepository.createEntity(Types.XML, “widgets”, “widgets inventory”, “This is a note.”, inventory);

createFolder() メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。

エンティティ名の取得

XML リポジトリ内のすべてのエンティティのリスト、または指定されたフォルダ内のエンティティのリストを取得するには、以下の com.bea.wlpi.eci.repository.ejb.XMLRepository メソッドをそれぞれ使用します。

public java.util.List getAllEntities(
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

public java.util.List getChildDocs(
  com.bea.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo rfi
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

getChildDocs() メソッドのパラメータを次の表に示します。パラメータには値を指定する必要があります。

表17-10 getChildDocs() メソッドのパラメータ

パラメータ	説明	有効な値
rfi	エンティティをリストするフォルダ	エンティティをリストするフォルダに関連した RepositoryFolderInfo オブジェクト。 この値をヌルに設定すると、フォルダに含まれないすべてのエンティティが取り出される。 フォルダ情報の取得については、フォルダ情報の取得するを参照。

 

各メソッドは com.bea.eci.repository.helper.XMLEntityInfo オブジェクトのリストを返しますが、エンティティを定義しなかった場合は空きリストが返されます。XMLEntityInfo オブジェクトには、エンティティのオブジェクトの内容は含まれず、名前、型およびメタデータのみが含まれます。各エンティティの情報にアクセスするには、XMLEntityInfo オブジェクトで説明する XMLEntityInfo オブジェクトのメソッドを使用します。

たとえば、次のコードでは、すべてのエンティティのリストを取得します。このコード例では、xmlrepository は XMLRepository EJB への EJBObject 参照を表します。

List entities = xmlrepository.getAllEntities();

次のコードでは、folderA 内のすべてのエンティティのリストを取得します。

List entities = xmlrepository.getChildDocs(“folderA”);

getAllEntities() と getChildDocs() メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。

エンティティ情報の取得

XML リポジトリ内のエンティティに関する情報を取得するには、以下のいずれかの com.bea.wlpi.eci.repository.ejb.XMLRepository メソッドを使用します。

メソッド 1

public com.bea.wlpi.eci.repository.helper.XMLEntityInfo getEntity(
  java.lang.String name
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

メソッド 2

public com.bea.wlpi.eci.repository.helper.XMLEntityInfo getEntity(
  java.lang.String name, 
  int type
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

第 1 のメソッドでは、単一コンテンツのフィールドのエンティティがサポートされます。複数コンテンツのフィールドが存在する場合、このメソッドは検出した最初のタイプのコンテンツのみを返します。第 2 のメソッドでは、複数コンテンツのフィールドのエンティティがサポートされます。これにより、取り出すコンテンツのタイプが指定可能になります。

getEntity() メソッドのパラメータを次の表に示します。パラメータには値を指定する必要があります。

表17-11 getEntity() メソッドのパラメータ

パラメータ	説明	有効な値
name	情報を取得するエンティティの名前	有効な XMLEntityInfo オブジェクトの名前を指定する文字列。
type	情報を取得するエンティティのタイプ	com.bea.eci.repository.helper.Types から有効なタイプを指定する整数。 有効な値は、以下のとおり。 NO_CONTENT −コンテンツなし（デフォルト） TEXT −テキスト DTD −文書型定義（DTD） XML_SCHEMA − XML スキーマ XML − XML XSLT − XML トランスフォーメーション文書（XSLT） MFL −メッセージ フォーマット言語（MFL）

 

各メソッドは、com.bea.eci.repository.helper.XMLEntityInfo オブジェクトを返し、指定されたエンティティが定義されていない場合は null を返します。エンティティに関する情報にアクセスするには、XMLEntityInfo オブジェクトで説明する XMLEntityInfo オブジェクトのメソッドを使用します。

たとえば、以下のコードでは、entityA に関するエンティティの情報を取得します。このコード例では、xmlrepository は XMLRepository EJB への EJBObject 参照を表します。

com.bea.eci.repository.helper.XMLEntityInfo entityInfo =
  xmlrepository.getEntity("entityA");

getEntity() メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。

フォルダ内のエンティティの編成

フォルダ内のエンティティを XML リポジトリ内で編成するには、以下の com.bea.wlpi.eci.repository.ejb.XMLRepository メソッドを使用します。

public void addEntityToFolder(
  com.bea.eci.repository.helper.XMLEntityInfo xei,
  com.bea.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo rfi
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

public void removeEntityFromFolder(
  com.bea.eci.repository.helper.XMLEntityInfo xei,
  com.bea.eci.repository.helper.RepositoryFolderInfo rfi
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

第 1 のメソッドでは、エンティティがフォルダに追加されます。第 2 のメソッドでは、エンティティがフォルダから削除されます。

注意: あるエンティティをフォルダから削除すると、XML リポジトリからも削除されます。

addEntityToFolder() と removeEntityFromFolder() メソッドのパラメータを次の表に示します。パラメータには値を指定する必要があります。

表17-12 addEntityToFolder() および removeEntityFromFolder() メソッドのパラメータ

パラメータ	説明	有効な値
xei	指定された親フォルダに追加するエンティティ、またはその親フォルダから削除するエンティティ	既にある XMLEntityInfo オブジェクト。 エンティティ リストの取得については、エンティティ名の取得を参照。
rfi	親フォルダ	既にある RepositoryFolderInfo オブジェクト。 フォルダ リストの取得については、すべてのフォルダ名とサブフォルダ名の取得を参照。

 

たとえば、次のコードでは、entityA を folderA 内に移動します。このコード例では、xmlrepository は XMLRepository EJB への EJBObject 参照を表します。

xmlrepository.addEntityToFolder(“entityA”, “folderA”);

同様に、次のコードでは、 entityA を folderA から削除します。

xmlrepository.removeEntityFromFolder(“entityA”, “folderA”);

addEntityToFolder() と removeEntityFromFolder() メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。

エンティティ名の変更

XML リポジトリ内のエンティティ名を変更するには、次の com.bea.wlpi.eci.repository.ejb.XMLRepository メソッドを使用します。

public void renameEntity(
  java.lang.String curname,
  java.lang.String newName
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

renameEntity() メソッドのパラメータを次の表に示します。パラメータには値を指定する必要があります。

表17-13 renameEntity() メソッドのパラメータ

パラメータ	説明	有効な値
curName	エンティティの現在名	既にあるエンティティの名前を指定する文字列。
newName	エンティティの新しい名前	新しいエンティティにユニークな名前を指定する文字列。

 

たとえば、次のコードでは、既にあるエンティティ名の entityA が entityB に変更されます。このコード例では、xmlrepository は XMLRepository EJB への EJBObject 参照を表します。

xmlrepository.renameEntity(entityA, entityB);

renameEntity() メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。

エンティティの更新

XML リポジトリ内のエンティティに対して、その説明、メモおよびコンテンツを更新するには、次の com.bea.wlpi.eci.repository.ejb.XMLRepository メソッドを使用します。

public void updateEntity(
  com.bea.eci.repository.helper.XMLEntityInfo xei
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

updateEntity() メソッドのパラメータを次の表に示します。パラメータには値を指定する必要があります。

表17-14 updateEntity() メソッドのパラメータ

パラメータ	説明	有効な値
xei	更新するエンティティと情報	XMLRepositoryInfo オブジェクトは、name と type フィールドで、ユーザが更新する既にあるエンティティを識別し、description、notes および contents フィールドで新しい情報を設定する。

 

エンティティが複数のコンテンツのタイプを持つかどうかに関係なく、ユーザは XMLRepositoryInfo オブジェクトの type フィールドで指定したタイプに対応する単一コンテンツのフィールドのみを更新できます。

たとえば、次のコードでは、XMLRepository オブジェクトの entityInfo で定義したように、既にあるエンティティの description、notes および contents フィールドが更新されます。このコード例では、xmlrepository は XMLRepository EJB への EJBObject 参照を表します。

xmlrepository.updateEntity(entityInfo);

updateEntity() メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。

エンティティの削除

XML リポジトリからエンティティを削除するには、次の com.bea.wlpi.eci.repository.ejb.XMLRepository メソッドを使用します。

public void deleteEntity(
  com.bea.eci.repository.helper.XMLEntityInfo xei
) throws com.bea.eci.repository.helper.RepositoryException,
  java.rmi.RemoteException

deleteEntity() メソッドのパラメータを次の表に示します。パラメータには値を指定する必要があります。

表17-15 deleteEntity() メソッドのパラメータ

パラメータ	説明	有効な値
xei	削除するエンティティ	削除するエンティティに関連した既にある XMLEntityInfo オブジェクト。エンティティ情報の取得については、エンティティ情報の取得を参照。 XMLEntityInfo オブジェクト内で唯一の必要なフィールドは、エンティティをユニークに識別する name フィールドである。

 

たとえば、次のコードでは、XMLEntityInfo オブジェクトの entityInfo で定義されたフォルダが削除されます。このコード例では、xmlrepository は XMLRepository EJB への EJBObject 参照を表します。

xmlrepository.deleteEntity(entityInfo);

deleteEntity() メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。

 

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EJB 環境変数の値の取得

XML リポジトリとの接続に用いられる EJB 環境変数のリストを取得するには、次の com.bea.wlpi.eci.repository.ejb.XMLRepository メソッドを使用します。

public java.util.List getEnvVars(
) throws java.rmi.RemoteException

このメソッドは、リポジトリへの接続に用いられる環境変数の値を、指定された順序に並べた以下のリストを返します。

• 接続

• トランザクション データ ソース名

• JDBC クラス

• JDBC URL

• JDBC サーバ

たとえば、以下のコードでは、使用している環境変数のリストが取得されます。このコード例では、xmlrepository は XMLRepository EJB への EJBObject 参照を表します。

List envVars = xmlrepository.getEnvVars();

getEnvVars() メソッドの詳細については、Javadoc の com.bea.eci.repository.ejb.XMLRepository を参照してください。