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B2B Integration RosettaNet の実装

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RosettaNet PIP テンプレート

WebLogic Integration は、2 つの PIP テンプレートを備えています。これらを使うと、RosettaNet ベースのソリューションを即座に実装できます。この章では、各 PIP テンプレートの内容と、PIP を実装するために必要な情報の双方について説明します。どちらの PIP についても RNIF 1.1 用のバージョンと RNIF 2.0 用のバージョンが提供されています。

 


RosettaNet テンプレートのインポート

次の XML テンプレート ファイルは、WLI_HOME/lib/templates/rosettanet ディレクトリに格納されています。

提供されているテンプレートの 1 つを使用する手順は、次のとおりです。

  1. WebLogic Integration の起動、停止およびカスタマイズ』の「WebLogic Integration 管理ツールと設計ツール」にある「Studio の起動」の説明に従って Studio を起動します。

  2. 右ペインで、[テンプレート] ノードを右クリックします。

  3. ショートカット メニューから [テンプレートを作成] を選択します。

  4. テンプレート名を入力します(これは通常、インポートされるテンプレート定義と同じ名前)。

  5. [OK] をクリックします。

    新しいテンプレートのツリーにエントリが追加されます。

  6. 新しいエントリを右クリックして、[テンプレート定義をインポート] を選択します。

  7. 必要な RosettaNet テンプレートを見つけて [開く] をクリックし、定義をインポートします。

    テンプレートが正常にインポートされると、次のようなメッセージが表示されます。

    図3-1 インポート完了メッセージ


     

 


RosettaNet ビジネス処理

テンプレートに加えて、WebLogic Integration は RNBusinessOP.jar ファイルを備えています。このファイルは、RosettaNet ワークフローで使用されるビジネス処理を含むワークフロー パッケージです。このパッケージは、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』の「ワークフローパッケージのインポートとエクスポート」の説明に従ってインポートする必要があります。

このパッケージには、Get RN timestamp ビジネス処理が含まれています。これは、RN 固有フォーマットでタイムスタンプを返す処理です。PIP0A1 メッセージのサービス コンテンツにデータを入れるために使用されます。詳細については、顧客ワークフローの Start Notification of Failure タスクを参照してください。

 


PIP0A1: 障害通知

この PIP は、すべての実装に必要なシステム レベルの RosettaNet PIP です。プロセス障害の発生時に情報を送信するために使用されます。通常は、大幅なカスタマイズをする必要はありません。むしろ、この PIP に呼び出し元の PIP ワークフローからデータが渡されます。このため、PIP0A1 ワークフローの呼び出し前に、呼び出し元ワークフローで適切なワークフロー変数が設定されている必要があります。特に、RosettaNet ワークフロー変数で説明した変数を設定して、PIP0A1_Admin テンプレートにインポートする必要があります。入力変数はすべて、ワークフロー呼び出し時に初期化する必要があります。

 


PIP3A2: 価格と在庫に関するクエリ

PIP3A2 は、PIP の実装方法の例としてテンプレートの形式で提供されています。この PIP には RNIF 1.1 用に実装されたものと RNIF 2.0 用に実装されたものの、2 つのバージョンがあり、各バ―ジョンは送信者用にも受信者用にもモデル化されています。ご使用の RosettaNet のバージョンに適したバージョンの PIP テンプレートを使用してください。

PIP3A2 を実装する場合は、必須の入力変数を設定する必要があります。これらの変数はすべて RosettaNet ワークフロー変数で説明しています。これらの変数は、PIP ワークフロー内から設定することも、呼び出し元ワークフローによって設定することも可能です。入力変数はすべて、ワークフロー呼び出し時に初期化する必要があります。

 


他の PIP のモデル化

PIP3A2 テンプレートは、WebLogic Integration において RosettaNet PIP がどのようにサポートされるかを例示するために提供されています。PIP は複雑なので、BEA は新しい PIP を作成する場合には PIP3A2 のソース ファイルをコピーし、このコピーを修正して新しい PIP を作成することをお勧めしています。

他の PIP をモデル化する際には、次の点に注意してください。

 

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