以下では、WebLogic Integration ソリューションの可用性に関する重要な推奨事項について説明します。
アプリケーション開発時
プロジェクト JMS キューの再試行回数および再試行の遅延をコンフィグレーションして、JPD のトランザクション再試行のカウント (再試行回数 * 再試行の遅延) が、管理対象サーバの回復に必要な時間よりも長くなるようにします (プロジェクト JMS キューの再試行回数および再試行の遅延パラメータをコンフィグレーションすると、JPD の再試行回数および再試行の遅延パラメータが上書きされます)。プロジェクト JMS キューのこれらのプロパティをコンフィグレーションすることで、再試行パラメータを持たない特定の非同期コールバック (タイマー コントロール、プロセス コントロール) に関連する回復処理中の問題を防ぐことができます。
JMS キューの再試行回数および再試行の遅延のコンフィグレーションについては、『WebLogic JMS プログラマーズ ガイド』の「WebLogic JMS アプリケーションの開発」にある「ロールバック、回復、再配信、または期限切れメッセージの管理」を参照してください。
![bullet arrow bullet arrow](../images/arrow_blue.gif) XA 対応エンタープライズ情報システムで障害が発生した場合
通常、WebLogic Server TransactionManager から EIS リソース マネージャにトランザクション完了の命令 (コミットまたはロールバック) を出せるようになるまで、トランザクションはアクティブなままになります。以下の手順に従うことで、WebLogic Server のコネクタ コンテナおよび TransactionManager で EIS との通信が正常に再確立され、アクティブなトランザクションが回復されます。
- 使用不能な EIS のアダプタ インスタンスがサスペンドされていることを確認します。
- 依存アプリケーション ビューがすべてサスペンドされていることを確認します。
EIS インスタンスが再び使用可能になった時点で、以下の手順に従います。
- その EIS インスタンスのアダプタ インスタンスを再開して再デプロイします。
- 依存アプリケーション ビューをすべて再開します。
WebLogic Integration Administration Console でこれらのタスクを実行する方法については、『WebLogic Integration ソリューションの管理』の「Application Integration」を参照してください。
これらの手順を正しく実行しないと、EIS インスタンスが使用可能になった後も、EIS インスタンスに対してトランザクションがアクティブなままになります。EIS がデータベースの場合、行ロックまたはテーブル ロックが残ることもあります。EIS のタイプにかかわらず、不明なトランザクションが原因で、以前にサスペンドされたアプリケーション ビュー サービスと今後使用するアプリケーション ビュー サービスの実行で障害が発生する可能性があります。
JMS キューの再試行回数および再試行の遅延のコンフィグレーションについては、『WebLogic JMS プログラマーズ ガイド』の「WebLogic JMS アプリケーションの開発」にある「ロールバック、回復、再配信、または期限切れメッセージの管理」を参照してください。
以下のトピックも参照してください。
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