|
ビジネス ロジックにより、ビジネスプロセス内にループ ロジックを作成するように要求されることが頻繁にあります。つまり、特定の条件が true の場合に、ループ内に含まれたアクティビティが繰り返し実行されるようなロジックを、ビジネス プロセスに設計する必要があります。
While Do、Do While、および For Each ノード グループは、そのようなビジネス プロセスのポイントを表します。この節では、ビジネス プロセスのループロジックの設計方法について説明します。内容は以下のとおりです。
While Do および Do While ノード グループでは、ループ ロジックをサポートしています。どちらのタイプのグループも、特定の状況が true である場合に、グループ内に含まれたアクティビティが繰り返し実行されるビジネス プロセスのあるポイントを示します。ただし、以下の節で説明するとおり、While Do および Do While グループは異なる実行ロジックを表します。
実行時には、ループで定義されたアクティビティが実行される前に、While Do グループの条件が評価されます。したがって、While Do グループ内のアクティビティは、条件評価の結果に応じて 0 回または複数回実行されます。
Do While グループの場合、ループの条件の前にビジネス プロセス アクティビティが追加されます。実行時には、Do While ループで定義されたアクティビティが実行されてから、条件が評価されます。したがって、Do While グループ内のアクティビティは、条件評価の結果に応じて 1 回または複数回実行されます。
ビジネス プロセスにおける While ノード グループの作成
デザイン ビューが更新されると、図 11-1 に示すように、選択したグループの画像表現が含まれます。
While グループのロジックを作成するには、次の手順を実行する必要があります。
条件ロジックを設計する While グループで、 をダブルクリックします。
ノード ビルダが表示されます。ノード ビルダを使用すると、ビジネス プロセスにより、実行時に評価される 1 つ以上の条件を作成できます。
注意 : | ループ条件を作成するノード ビルダと、分岐グループで条件を作成するノード ビルダは同じです。While グループの条件ロジックの設計方法については、「分岐条件の定義」の「条件のロジックを設計するには」を参照してください。 |
実行時に While ループで評価される条件を定義したら、ループのアクションを定義できるようになります。このためには、While ループにおいてパスに 1 つまたは複数のノードを追加します。この時点で、ビジネス プロセスに必要なビジネス ロジックに適したアクティビティを実行するノードを任意に追加できます。
グループにアクティビティを追加すると、ループ ロジックは、While ループの 1 つまたは複数の条件および一連のビジネス プロセス ノードによって表されます。
グループのアウトラインをクリックして選択することで、While グループのプロパティを表示および編集し、その後で、プロパティ ペインにグループ プロパティを表示できます。
While グループを含む、ビジネス プロセスの任意の group ノードでは、グループを折りたたんで、デザイン ビュー キャンバスのスペースを節約できます。次の図 11-2 のように、折りたたまれたグループがデザイン ビューに表示されます。