概要

     前  次    目次     
ここから内容

プロダクション

図 6-1 に示すように、ポータル アプリケーションの構築、コンフィグレーション、テスト、およびデプロイが完了した後、プロダクションの段階に移ります。

図 6-1 ポータル ライフサイクルのプロダクション段階

ポータル ライフサイクルのプロダクション段階

プロダクションの段階は、ユーザがアプリケーションにアクセスする段階であり、実際のポータル アプリケーションを管理し、調整します。この段階の多くのタスク (ユーザの管理、コンテンツの管理、対話管理ルールの変更、訪問者資格と委任管理のコンフィグレーションなど) は、ステージングで実行するタスクと同じです。相違点は、ステージングのタスクが公開のポータルを実際に稼働させることを目的としているのに対して、プロダクションでは実際に実行中のアプリケーションを管理することを目的としていることです。ポータル ライフサイクルの一部には、アプリケーションの更新を実データと比較してテストするために実際のデータをプロダクションからステージングに戻すことも含まれています。

この段階で実行するタスクには、既存のポータル リソースの管理、デスクトップの作成、デスクトップとコミュニティ テンプレートの作成、ユーザの管理、委託管理と訪問者の資格ロールのリソースへの適用、コンテンツの追加と変更、対話管理ルールのリセットと変更などがあります。

プロダクションでは、エンド ユーザがコミュニティを作成し、WebLogic Portal 訪問者ツールを使用してポータル環境をカスタマイズすることもできます。

この段階で使用する主なツールは、WebLogic Portal Administration Console、WebLogic Portal プロダクション業務ツール (ステージング、開発、プロダクション間でデータベースと LDAP のデータをやり取りする)、および使用している外部のコンテンツ プロバイダとセキュリティ プロバイダです。

この章の内容は以下のとおりです。

 


サンプル

図 6-2 は、アクティブなページのヘッダ領域、複数のページ、複数のポートレットを含むポータル デスクトップのサンプルを示します。ポートレット内には、ニュース フィードやカレンダーなど、さまざまなタイプのコンテンツとプロセス フローがあります。

図 6-2 ポータル デスクトップ

ポータル デスクトップ

このポータル デスクトップの作成に使用されたと考えられるプロダクション タスクは次のとおりです。

 


プロダクション ツールとリソース

ポータル管理者が実際のプロダクション環境でポータル アプリケーションを管理する際に使用する主なツールは、WebLogic Portal Administration Console と WebLogic Portal プロダクション業務ツール (開発およびステージング段階のテスト環境間でデータをやり取りする) です。

WebLogic Portal の各機能ガイドの開発に関する節へのリンクを以下に示します。


ページの先頭       前  次