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ポータル管理

WebLogic Portal 7.0 には、エンタープライズ Web サイトを開発、デプロイメント、管理するためのツール セットが用意されています。 これらのツールは、BEA E-Business Control Center および WebLogic Portal Administration Tools に含まれています。このマニュアルでは、WebLogic Portal Administration Tools の一部であるポータル管理ツールに関するツアーを提供します。この章には次のような情報が含まれます。

 


ポータル管理の概要

WebLogic Portal Administration Tools は、ブラウザ ベースで認可ユーザから容易にアクセスでき、またその操作を認可ユーザに委託することができます。通常、これらのツールで実行した作業は、稼働中のポータル インスタンスにただちに効果を及ぼします。WebLogic Portal Administration Tools のユーザ インタフェースは JavaServer Pages を使って実装されています。

ツアーの後半部分について このツアーの後半では、 ポータル管理機能をデモンストレーションします。ここでは「システム管理者」として WebLogic Portal Administration Tools にアクセスします。そのため、すべての管理機能を利用できます。ツアーのこれ以降の部分では、「訪問者オプション」のときのような厳密なステップごとの手順は示されません。自由に内容を調べ、このツアーに明示されていないような変更も行ってみてください。

 


WebLogic Portal Administration Tools の開始

このツアーの後半部を始めるまえに、ツアーの開始で説明したように、サンプルのポータルが起動されているかを確認します。

  1. WebLogic Portal が起動されている状態で、サンプル ポータルを次のように起動します。

    Windows の場合: [スタート] メニューから [プログラム|BEA WebLogic Platform 7.0|WebLogic Portal 7.0|Portal Examples|Portal Example|Start Portal Admin Tools] を選択する。

    UNIX の場合: サンプル ポータルのクライアントにログオンする。デフォルト設定で WebLogic Portal をインストールした場合には、サーバと同じマシン上で起動したブラウザで以下の URL を使うことができる。

    http://localhost:7501/sampleportalTools/index.jsp

    localhost は、サンプル ポータルが実行されているサーバの名前とする。

  2. [ネットワーク パスワードの入力] ダイアログ ボックスに次のように入力します。

    [ユーザー名]: 「administrator」

    [パスワード]:「password」

図 3-1に示すような WebLogic Portal Administration Tools のページが表示されます。

図3-1 WebLogic Portal Administration Tools

p
 

 


[ポータル管理ホーム]

[ポータル管理ホーム] ページは、ポータルの全機能にアクセスする出発点となります。以下のいくつかの段落に、このツアーでデモンストレーションされる機能を理解する助けとなる情報を示します。注意深くお読みください。

ポータルとグループ ポータルについて アプリケーションは複数のポータルを持つことができ、各ポータルは複数のグループ ポータルを持つことができます。個々のポータルおよびグループ ポータルは別々の管理者による管理が可能であり、それぞれが独自のルック アンド フィールを持ち、さまざまなページやポートレットを含んでいます。

たとえば、アプリケーションに 3 つのポータルを持たせることができます。 パートナ向けのポータル、小売客向けのポータル、そして企業ポータルです。企業ポータルには、管理者グループ ポータルと従業員グループ ポータルを含ませます。従業員グループ ポータルでは、「社内報」、「人事」、「社内店舗」といったポートレットを含んだホーム ページが用いられ、管理者グループ ポータルでは、これらのポートレットに加えて、「会議」、「管理」、「経費報告」といったポートレットが含まれるかもしれません。各ポータルで異なるページとスキンが用いられるでしょう。

グループ ポータル定義 グループ ポータルでは、1 つのポータルに対して種々のコンフィグレーションが行われます。各コンフィグレーション(グループ ポータル)では 1 つのユーザ グループが指定され、管理者とユーザ間で特権を委託することができます。

委託管理 WebLogic Portal には、 委託管理(分散管理と呼ばれることもある)の機能があります。委託管理により管理作業を割り当てることができ、管理者が他の管理者やユーザに管理権限のすべて、または一部を委ねられるようになります。たとえば、システム管理者からエンジニアリング グループ ポータルの完全な制御がR&D 部長に委託され、R&D 部長からR&D 管理者の各々に管理権限の一部が委託されるかもしれません。

ポータル管理

[ポータル管理ホーム] から、以下の機能にアクセスできます。

ポータル管理とポータル管理者について理解するには、以下の手順を実行します。

  1. [ポータル管理ホーム] ページにアクセスするには、WebLogic Portal Administration Tools ページの [ポータル管理] アイコンをクリックします。図 3-2 に示すような [ポータル管理ホーム] ページが表示されます。

    図3-2 [ポータル管理ホーム]-初期状態


     

    このページでは、デフォルトおよび既存のグループ ポータルへのアクセス、グループ ポータルの新規作成と削除、ポータル管理者の編集を行います。

  2. [ポータル管理ホーム] ページの右カラムで、[ポータル管理者を編集] をクリックします。図 3-3のような [ポータル管理者設定の編集] ページが開きます。

    図3-3 [ポータル管理者設定の編集]


     

    このページでは、新しい管理者を作成、またはユーザを選択し、そのユーザの管理者設定にアクセスします。

  3. [ 管理者を新規作成] ボタンをクリックします。図 3-4に示すような [ポータル管理者の新規作成] ページが開きます。

    図3-4 [ポータル管理者の新規作成]


     

    このページでは、ユーザまたは管理者を選択し、その人の特権にアクセスすることができます。[ 管理者資格のあるユーザ] リストには、ポータル管理者になることが許されているユーザが含まれます。[昇格可能なグループ管理者] リストには、既になんらかの管理権限を持っているユーザ、つまり既にグループ ポータル管理者であるユーザが含まれます。

    なぜ 2 つのリストが? これらのリストでは、ユーザが不注意にポータル管理者に昇格しないように後押しすることが意図されています。[ 管理者資格のあるユーザ] リストのユーザは、 WebLogic Portal Administration Tools ホーム ページからアクセスできるユーザ管理ツールを使用して、そこに入れられます。詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs70/admin/usrgrp.htm にある『管理者ガイド』の「ユーザとグループの管理」を参照してください。

  4. どちらかのリストの任意のユーザを選択してから [ユーザを選択] ボタンをクリックします。図 3-5に示すような [ポータル管理者設定の新規作成] ページが開きます。

    図3-5 [右記ポータル管理者設定の新規作成]


     

    このページでは、新しい管理者の特権を設定することができます。[管理可能] チェック ボックスを選択すると、選択できる特権のチェック ボックスが表示されます。各属性の意味を以下に列挙します。

  5. [ポータル管理ホーム] に戻るには、左カラムの [ポータル管理] をクリックします。[ポータル管理ホーム] ページが表示されます。

  6. [ポータル管理ホーム] ページの右カラムで、[グループ ポータルを新規作成] をクリックします。図 3-6のような [グループ ポータルの新規作成] ページが開きます。

    図3-6 [グループ ポータルの新規作成]


     

    このページでは、新しいグループ ポータルの名前の入力、ナビゲーション バーの向きの設定、ユーザ グループやテンプレートを割り当てるページへの移動を行うことができます。

  7. [ユーザ グループをブラウズ] ボタンをクリックします。図 3-7に示すような [ユーザ グループの選択] ページが開きます。

    図3-7 [ユーザ グループの選択]


     

    グループ ポータルは、必ず 1 つのユーザ グループに関連付けられます。ポータルが作成されると、デフォルトのユーザ グループとして「everyone」グループが自動的に生成されます。WebLogic Portal Administration Tools の一部であるユーザ管理ツールを使ってユーザ グループの管理を行います。ユーザ グループの詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs70/admin/usrgrp.htm にある『管理者ガイド』 の「ユーザとグループの管理」を参照してください。

  8. ユーザ グループのいずれかをクリックします。[グループ ポータルの新規作成] ページが開き、それの [ユーザ グループ] フィールドに選択したグループが表示されています。

  9. [グループ ポータルの新規作成] ページで、[テンプレートをブラウズ] ボタンをクリックします。図 3-8 に示すような [テンプレートのブラウズ] が開きます。

    図3-8 [テンプレートのブラウズ]


     

    このページでは、新しいグループ ポータルのためにテンプレートとして使用する、グループ ポータルを選択することができます。このサンプル ポータルで選択できるのは、「Avitek Portal」(デフォルト) と「Avitek Users」の2 つだけです。

  10. 「Avitek Users (Avitek)」をクリックします。図 3-9に示すような [グループ ポータルの新規作成] ページが再び表示されます。

    図3-9 [グループ ポータルの新規作成]


     

    このページでは、テンプレートから管理者と資格をコピーできるようになっている点に注目してください。

  11. [ポータル管理ホーム] ページに戻るには、左カラムの [ポータル管理] をクリックします。[ポータル管理ホーム] ページ が表示されます。

以上でポータル管理機能の探索が終わりました。

グループ ポータル管理

グループ ポータルは、指定されたユーザ グループ用に定義されたポータルのコンフィグレーションです。このサンプル ポータルには 、2 つのグループ ポータルが用意されています。「everyone」グループ ポータルと「Avitek Users 」グループ ポータルです。「everyone」グループ ポータルはデフォルト グループ ポータルであり、グループ ポータル メンバーとしてログインする前、またはメンバーでない訪問者に対して表示されるポータルです。

「Avitek Users 」グループ ポータル を使って、グループ ポータルで利用できる機能を説明します。グループ ポータル管理を理解するには、以下の手順に従います。

  1. [ポータル管理ホーム] ページの右カラムで、「Avitek Users (Avitek)」をクリックします。図 3-10に示すような [グループ ポータル管理ホーム] ページが開きます。

    図3-10 [グループ ポータル管理ホーム]


     

    図 3-10を見ると分かるように、[グループ ポータル管理ホーム] ページには多数のグループ ポータル機能が用意されています。右カラムには、各ポータル機能へのリンクとそれぞれで実行できることについての簡単な説明が示されています。左側のメニュー カラムには、右側のカラムに並んでいるのと同じページへのリンクに加え、このグループ ポータルについての情報が表示されています。

    システム管理者としてアクセスしていれば、利用可能な機能をすべて見ることができます。委託管理者には、委託された特権に応じてこれらの機能の一部が表示されます。これ以降の節では、それぞれで実行できることについて説明します。

[外観およびコンテンツ] のカテゴリ

この名前が示すとおり、ポータルのコンテンツ、動作、外観を変更することができます。

[ページとポートレットを管理]

このカテゴリでは、以下を含んだ多様な機能を利用できます。

ページとポートレットの管理について理解するには、以下の手順を実行します。

  1. [グループ ポータル管理ホーム] ページで、右カラムの [ページとポートレットを管理] をクリックします。または、左側のメニュー カラムの [ページ & ポートレット] をクリックしてもよいです。図 3-11 に示すような [ページおよびポートレット] ページが表示されます。

    図3-11 [ページおよびポートレット]


     

  2. [ページの選択と順序設定] をクリックします。図 3-12に示すような [ページの選択と順序設定] ページが表示されます。

    図3-12 [ページの選択と順序設定]


     

    このページでは、以下のことを行います。

  3. [ページおよびポートレット] ページに戻るには、[戻る] をクリックします。[ページおよびポートレット] ページが表示されます。

  4. 複数のページの属性を設定するには、[複数ページ用属性の設定] をクリックします。図 3-13に示すような [ページ属性の設定] ページが表示されます。

    図3-13 [ページ属性の設定]-初期状態


     

注意: デフォルト ページ以外の複数のページの属性を設定することができます。図 3-13の例には、サンプル ポータルの最初の設定には含まれていなかったものが含まれています。アスタリスクはデフォルト ページを示しています。

  1. [Web] を選択してから [属性を設定] ボタンをクリックします。図 3-14に示すように、選択したページの [右記ページの属性の設定] が表示されます。

    図3-14 [右記ページの属性の設定]-選択したページ


     

    このページでは、1 つのページ、または複数ページの特定の属性を設定することができます。ここで表示されるのは、選択したページに共通している属性だけです。1 つのページだけが選択されている場合には、すべての属性が表示されます。各属性の意味を以下に列挙します。

  2. [ページおよびポートレット] ページに戻るには、左カラムの [ページ & ポートレット] をクリックします。[ページおよびポートレット] ページが表示されます。

  3. 利用可能な各種レイアウトの名前を変更するには、[レイアウト表示名の編集] をクリックします。図 3-15に示すような [レイアウト表示名の編集] ページが表示されます。

    図3-15 [レイアウト表示名の編集]


     

    このページでは、グループに表示されるレイアウト名を変更することができます。レイアウトの名前ではなく、グループに対して表示される名前が変わります。

  4. [ページおよびポートレット] ページに戻るには、[戻る] ボタンをクリックします。

  5. ページのレイアウト オプションを表示させるには、[レイアウト] ボタンの1 つをクリックします。図 3-16に示すような [右記ページのレイアウトの選択] ページが表示されます。

    図3-16 [右記ページのレイアウトの選択]


     

    このページでは、このグループで利用するレイアウトや、デフォルト レイアウトを設定できます。アスタリスクはデフォルト レイアウトを示しています。

  6. [ページおよびポートレット] ページに戻るには、[戻る] ボタンをクリックします。

  7. ページの属性を設定するには、そのページの [属性] ボタンをクリックします。図 3-17に示すような [右記ページの属性の設定] ページが表示されます。

    図3-17 [右記ページの属性の設定]


     

    このページでは、特定のページの属性を設定することができます。各属性の意味を以下に列挙します。

  1. [ページおよびポートレット] ページに戻るには、[戻る] ボタンをクリックします。[ページおよびポートレット] ページが表示されます。

  2. ページの資格を設定するには、そのページの [資格] ボタンをクリックします。図 3-18 に示すような [右記ページの資格の設定] ページが表示されます。

    図3-18 [右記ページの資格の設定]-EVERYONE

    このページでは、資格区分と呼ばれる訪問者グループに対して、ページの資格を設定することができます。ページの資格によって、訪問者がページにアクセスできるかや、訪問者が変更を行えるか否か(つまり、特権)が制御されます。

    このページには、「EVERYONE」の資格区分だけが表示されています。[資格区分を追加/削除] をクリックすると、別の資格区分を追加できます(図 3-20を参照)。

    資格区分について 資格区分は、共通の特徴を持ったユーザのグループです。Avitek ユーザ グループには(グループ ポータル名の「Avitek Users」ではありません)、「Approver」、「Investor」、「FinancialAdvisor」という3 つの資格区分があります(図 3-19を参照)。資格区分は E-Business Control Center で定義されます。左カラムに示されるように、各グループ ポータルが 1 つのユーザ グループと関連付けられることを思い出してください。

    注意: 資格区分の詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs70/admin/usrgrp.htm#1182407 にある『管理者ガイド』の「ページとポートレットへのアクセスを制御するためのグループの作成」、または、E-Business Control Center のオンライン ヘルプを参照してください。

  3. 資格区分を追加するには、[資格区分を追加/削除] をクリックします。図 3-19に示すような [右記ページの資格区分の追加/削除] ページが表示されます。

    図3-19 [右記ページの資格区分の追加/削除]


     

    このページでは、資格を設定したい区分を選択することができます。

  4. 区分の 1 つを選択し、[選択済み資格区分] リストに移動させてから [保存] ボタンをクリックします。図 3-20に示すような [右記ページの資格の設定] ページが表示されます。

    図3-20 [右記ページの資格の設定]-EVERYONE と Approver


     

    今度はこのページで、「Approver」 区分に対して独立に資格を設定できるようになりました。

    注意: [棄権] は、分散管理の機能です。他の資格区分が特定のページの資格を決定できるようにさせることができます。たとえば、「 Approver」の [削除可能] カラムの [棄権] を選択した場合には、この資格は「EVERYONE」の資格設定によって決定されるようになります。[棄権] では、特定の資格の設定を他の資格に影響を与えることなく行えるようになります。

  5. [ページおよびポートレット] ページに戻るには、[戻る] ボタンをクリックします。[ページおよびポートレット] ページが表示されます。

  6. あるページのポートレットの属性と資格を変更には、[ポートレットの編集] ボタンをクリックします。図 3-21に示すような [右記ページのポートレットの資格と属性の編集] ページが表示されます。

    図3-21 [右記ページのポートレットの資格と属性の編集]


     

    このページでは、編集したいポートレットを選択することができます。これらのポートレットに対して行った変更は、選択したページ上のポートレットの特徴のみに影響を与えます。

  7. 任意の数のポートレットを選択して [属性を設定] ボタンをクリックします。図 3-22に示すような [ ポートレットの属性の設定] ページが表示されます。

    図3-22 2 つのポートレットの [ポートレットの属性の設定]


     

    これらのチェック ボックスの機能を以下に列挙します。

  8. [右記ページのポートレットの資格と属性の編集] ページに戻るには、[戻る] ボタンをクリックします。[右記ページのポートレットの資格と属性の編集] ページが表示されます。

  9. ポートレットの資格を設定するには、ポートレットを選択してから [資格を設定] ボタンをクリックします。図 3-23に示すような [ポートレットの資格の設定] ページが表示されます。

    図3-23 [ポートレットの資格の設定]


     

    既に述べたように、資格によって訪問者のページへのアクセスや、訪問者が変更できるものとできないものとが制御されます。[編集可能] カラムに見られるように、ポートレットは編集可能にもなります。

    [ページの資格の設定] ウィンドウで行ったのと同じ方法で資格区分を追加、または削除することができます。

  10. [ページおよびポートレット] ページに戻るには、[戻る] ボタンをクリックします。[ページおよびポートレット] ページが表示されます。

  11. ページ上でのポートレットの配置を変更するには、[Home] ページの [ポートレットを配置] ボタンをクリックします。図 3-24に示すように、[右記ページのポートレットの配置] ページが表示されます。

    図3-24 [右記ページのポートレットの配置: home]


     

    [デフォルト レイアウトでの表示対象ポートレットの位置] のセクションに3 つのポートレット リストが含まれていることに注目してください。このセクションは、このページでデフォルトとして初期設定されている [three-column] レイアウトを反映しています。また、ポートレットを選択すると、そのポートレットの属性が表示され、それを編集することができます。

    注意: デフォルト レイアウトを変更した場合には、このセクションはそのレイアウトの内容を反映するようになります。

  12. [戻る] ボタンをクリックしてから [Web] ページの [ポートレットを配置] ボタンをクリックします。図 3-25に示すような [右記ページのポートレットの配置] ページが表示されます。

    図3-25 [右記ページのポートレットの配置: web]


     

[デフォルト レイアウトでの表示対象ポートレットの位置] のセクションに今回は 2 つのポートレット グループが含まれていることに注目してください。ここでは、[Web] ページのデフォルトである [two-column] レイアウトの内容が反映されています。

注意: このページのレイアウトを変更した場合には、変更した先のレイアウトを反映するようになります。

  1. [戻る] ボタンをクリックします。[ページおよびポートレット] ページが表示されます。

  2. 左側のメニュー カラムの最上部付近にある [グループ ポータル管理] リンクをクリックして、[グループ ポータル管理ホーム] ページに戻ります。

[スキンを選択]

スキンは、ポータル全体の外観を定義したものです。スキンによってポータルおよびそれのページとポートレットで用いるフォント、色、画像が定義されます。サンプル ポータルには 5 つのスキンがサンプルとして用意されています。スキンは、カスケーディング スタイル シート (CSS) ファイルと画像ディレクトリから成ります。HTML ページ デザイナとグラフィック アーティストとで新しいスキンを設計できます。スキンを設計し適切なディレクトリに配置した後、E-Business Control Center を利用してそのスキンがポータル管理ツールで利用可能になるようにする必要があります。

グループ スキンの機能について理解するには、以下のことを実行します。

  1. [グループ ポータル管理ホーム] ページで、右カラムの [スキンを選択] をクリックします。または、左側のメニュー カラムの [スキン] をクリックしてもかまいません。図 3-26 に示すような [スキンの選択] ページが表示されます。

    図3-26 [スキンの選択]


     

    このページでは、 グループで利用可能にするスキンやデフォルト スキンを指定できます。このグループでは、 [未使用スキン] は見えません。また、スキンの名前を変更するページにアクセスすることができます。

  2. スキンの表示名を変更するには、[スキン表示名の編集] ボタンをクリックします。図 3-27に示すような [スキン表示名の編集] ページが表示されます。

    図3-27 [スキン表示名の編集]


     

    このページでは、スキンに対して表示される名前を変更することができます。変更されるのはスキンの実際の名前ではなく、このグループに表示される名前です。

  3. 左側のメニュー カラムの [グループ ポータル管理] をクリックし、[グループ ポータル管理ホーム] ページに戻ります。

[グループ ポータル属性]

このカテゴリでは、グループ ポータルに関連付けるユーザ グループを選択し、グループ ポータルに表示される名前を編集することができます。

ユーザ グループとは ユーザ グループは、WebLogic Portal Administration Tools の一部であるユーザ管理ツールで定義されたユーザから構成されます。あるいは、統合ユーザ ファイル(UUP)を使って、ユーザをサード パーティ製システムから WebLogic Portal に統合することもできます。

グループ ポータルとユーザ グループ グループ ポータルは必ず 1 つのユーザ グループに関連付けられます。ポータル管理での説明に従い、ポータル管理のセクションで、ユーザ グループをグループ ポータルに割り当てます。WebLogic Portal Administration Tools のユーザ 管理ツールの部分でユーザ グループの作成とユーザのグループへの追加を行い、E-Business Control Center でユーザ プロパティの作成を行います。ユーザ グループの詳細については、 http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs70/admin/usrgrp.htm にある『管理者ガイド』の「ユーザとグループの管理」、または、E-Business Control Center のオンライン ヘルプを参照してください。

グループ ポータル属性について理解するには、以下のことを実行します。

  1. [グループ ポータル管理ホーム] ページで、左右いずれかのカラムの [グループ ポータル属性] リンクをクリックします。図 3-28 に示すような [グループ ポータル属性] ページが開きます。

    図3-28 [グループ ポータル属性]


     

    このページでは、ナビゲーション バーの向きの変更、グループ ポータルに対して表示される名前の変更を行います。図 3-29は、垂直ナビゲーション バーの一例を示します。

    図3-29 垂直ナビゲーション バー


     

  2. [ユーザ グループをブラウズ] ボタンをクリックします。図 3-30に示すような [ユーザ グループの選択] ページが開きます。

    図3-30 [ユーザ グループの選択]


     

    このページでは、ユーザ グループの検索や、ユーザ グループをグループ ポータルに割り当てることができます。すべてのグループ ポータルに必ず 1 つのユーザ グループが付きます。

図 3-31に示すように、グループでの割り当てと名前で行った変更のすべてが表示されます。

図3-31 ユーザ グループを変更する


 

  1. 左側のメニュー カラムの [グループ ポータル管理] をクリックし、[グループ ポータル管理ホーム] ページに戻ります。

[ユーザおよびグループの管理]

このカテゴリでは、ユーザを管理したり、ユーザ グループのプロパティを設定できます。特に、以下のことを実行できます。

プロパティについて ユーザ グループ プロパティは、E-Business Control Center で定義しデフォルト値を設定します。グループ管理では、グループ ポータルに関連付けられているグループのプロパティを設定することができます。プロパティの定義に関する詳細については、E-Business Control Center のオンライン ヘルプを参照してください。

[ユーザ管理]

ユーザ管理では、ユーザ グループ内の訪問者の表示、編集、削除、作成を行います。

ユーザ管理について理解するには、以下のことを実行します。

  1. [グループ ポータル管理ホーム] ページで、 右カラムの [ユーザ管理] リンクをクリックします。図 3-32 に示すような [ユーザ 管理ホーム] ページが表示されます。

    図3-32 [ユーザ管理ホーム]


     

    図 3-32に表示されているユーザは、このページの機能を説明するために追加したものであり、このページの最初の状態ではユーザは 1 つも表示されません。このページのボタンとリンクには以下の機能があります。

  2. [ユーザを新規作成] リンクをクリックします。図 3-33に示すような [ユーザの新規作成] ページが表示されます。

    図3-33 [ユーザの新規作成]


     

    新しいユーザの名前とパスワードが作成されると、[新規ユーザ] セクションの下にユーザ名が表示されます。

  3. 左側のメニュー カラムの最上部付近にある [グループ ポータル管理] リンクをクリックして、[グループ ポータル管理ホーム] ページに戻ります。

[ユーザ グループ管理]

ユーザ グループ管理では、グループ ポータルに関連付けられているユーザ グループのプロパティを表示し編集することができます。

ユーザ グループ管理について理解するには、以下のことを実行します。

  1. [グループ ポータル管理ホーム] ページで、 右カラムの [ ユーザ グループ管理] リンクをクリックします。図 3-34 に示すような [右記ユーザ グループ管理ホーム] ページが表示されます。

    図3-34 [右記ユーザ グループ管理ホーム]


     

    このページでは、ユーザ グループのプロパティが表示され、そのプロパティの値を入力することができます。グループのプロパティを定義したい場合には、 E-Business Control Center で行う必要があります。プロパティ定義の詳細については、E-Business Control Center のオンライン ヘルプを参照してください。

  2. プロパティ値を設定するには、右カラムのリンクの 1 つをクリックします。図 3-35 に示すような [プロパティ値の編集] ページが開きます。

    図3-35 [プロパティ値の編集]


     

  3. 左側のメニュー カラムの最上部付近にある [グループ ポータル管理] リンクをクリックして、[ グループ ポータル管理ホーム] ページに戻ります。

[委託管理]

このカテゴリでは、以下のことを実行できます。

委託管理 (delegated administration) について理解するには、以下のことを行います。

  1. [グループ ポータル管理ホーム] ページで、 右カラムの [ グループ管理者の委託管理設定を編集] リンクをクリックします。図 3-36 に示すような [グループ管理者設定の編集] ページが開きます。

    図3-36 [グループ管理者設定の編集]


     

    このページでは、委託設定の変更対象となる管理者を選択したり、新しい管理者を作成するページにアクセスすることができます。アルファベット ボタンを利用すれば、指定した文字で始まるユーザ名のリストをすばやく表示することができます。

  2. [グループ管理者] リストで名前を選択してから、[ユーザを選択] ボタンをクリックします。 図 3-37 に示すような、[右記グループ管理者設定の編集] ページが開きます。

    図3-37 [右記グループ管理者設定の編集] -管理を委託する


     

    このページでは、先に選択した管理者の特権を指定したり、その管理者を削除することができます。[ポータル ページ管理] または [ポートレット管理] の特権を付与する場合には、それの資格に関わるチェック ボックスを選択することで、ページやポートレットでの資格の設定を委託することもできます。

  3. [戻る] ボタンをクリックして [グループ管理者設定の編集] ウィンドウに戻ります。

[管理者を新規作成] ボタンをクリックすれば、図 3-36 に示したのとよく似たページが開き、そこで既存管理者のリストから選択することができます。 管理者特権を設定したい人物がリストにない場合には、まずその人物を管理者に任命する必要があります。ユーザを管理者に任命する方法の詳細については、http://edocs.bea.com/wlp/docs70/admin/usrgrp.htm#1189735 にある『管理者ガイド』の「管理ユーザの作成」を参照してください。

  1. 左側のメニュー カラムの最上部付近にある [グループ ポータル管理] リンクをクリックして、[ グループ ポータル管理ホーム] ページに戻ります。

 


この後の展開

以上で、ポータル サンプル - 訪問者および管理者ツアーを終わります。 WebLogic Portal の管理機能の詳細については、 http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs70/admin/index.htm の『管理者ガイド』 を参照してください。

WebLogic Portal 開発の詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs70/dev/index.htm の『開発者ガイド』 を参照してください。

ポートレットの機能については、 http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs70/samptour/index.htm の『ポータル サンプル−ポートレット機能』 を参照してください。

 

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